金縛りはなぜ仰向けだと起こりやすい?姿勢の記録と筋緊張低下を分ける

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重力を外すと、横隔膜の増え方が変わる

健康な人で、睡眠中の上気道抵抗が重力でどう変わるかを見ようとした記録がある。対象は宇宙飛行士1人で、地上と短期の宇宙飛行を、連続30時間の横隔膜筋電図で比べた。安静呼吸で覚醒しているときの平均を100と置いている。地上の覚醒は、仰向けである。特殊な環境での1人の比較なので、18〜39歳の女性の通常の睡眠にそのまま当てはめることはできない。[9]

地上では、どの睡眠段階でも、仰向けの覚醒より筋電図が有意に大きかった。ノンレム段階2は平均230、標準偏差23.2。徐波睡眠は233、標準偏差13.8。レム睡眠は233、標準偏差40.0。覚醒は100、標準偏差17.3。差の基準は0.001未満だった。[9]

宇宙では、覚醒とノンレムのあいだに統計的な差はなかった。覚醒は100、標準偏差20.5。ノンレム段階2は103、標準偏差16.9。徐波睡眠は100、標準偏差14.8。一方、宇宙でのレム睡眠は132、標準偏差28.3で、宇宙での覚醒および他の段階より大きかった。ここも差の基準は0.001未満である。重力がなくても、レム睡眠の筋電図だけは覚醒より上に残った。[9]

著者らの結論は、健康な人では、上気道筋の相対的な緊張低下よりも重力のほうが、睡眠中の上気道抵抗の増加にはるかに大きく関わる可能性がある、というものだ。これは、上気道の抵抗を考えるために横隔膜の活動を調べた研究である。[9]

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パーキンソン病の仰向け時間は、別の筋の記録と並ぶ

仰向けの時間そのものを終夜検査で数えた研究がある。対象はパーキンソン病である。後方視的な症例対照研究で、病気の人63人と対照30人を比べた。63人の内訳は、診断前にビデオ付きの終夜検査を受けた33人(レム睡眠行動障害ありが13人、なしが20人)と、診断後に検査を受けた30人である。疾患のある人を対象とした比較であり、18〜39歳の女性全般にそのまま当てはめることはできない。[5]

見ている筋の量は、体が動かない経験ではない。レム睡眠で通常起きる緊張低下が、どれだけ欠けるかである。病気の群と診断前の群では下位項目が対照より高く、総スコア、持続性のスコア、おとがいのスコアの重さは、両群を予測する有意な因子だった。診断前には、行動障害のある人とない人の両方が入る。[2][5]

同じ研究は、夜の仰向けの割合も、病気の群と診断前の群のすべてで高かった、と報告している。割合が最も高かったのは、すでに診断された群で、診断からの時間と正の相関があった。著者らは、緊張低下の欠けと、夜の仰向けとが、行動障害の有無とは独立に、診断前から見られることを示唆している。追加の前駆指標として価値があるかを確かめるには、前方視的な追跡が必要だ、とも書いている。相関の相手は、診断からの時間である。仰向けが病気を起こした、という因果の文にはなっていない。[5]

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橋の病変ではレムが見えず、仰向けは息の問題だった

15歳の少女の症例は、仰向けと眠りの関係を、別の形で示している。脳の画像では、海綿状血管腫が橋の背側から延髄まで広がっていた。体幹の運動失調、顔面神経の麻痺、眼球運動の失行があった。大きないびきを伴う睡眠時無呼吸のため、仰向けでは眠れなかった。脳に病変のある15歳の患者の症例であり、18〜39歳の女性全般にそのまま当てはめることはできない。[6]

閉塞性睡眠時無呼吸を調べる終夜検査では、重い無呼吸に加え、入眠後に覚醒したときのチェーン・ストークス様の呼吸が見られた。1回目の検査には、急速眼球運動を伴う区間がなかった。レム睡眠に特徴的な脳波もなく、その状態の筋緊張低下もなく、呼吸と心拍の変動もなかった。無呼吸に対する非侵襲的な陽圧換気のあと、2回目の検査でもレム段階は出なかった。[6]

著者らは、この血管腫がレム睡眠をオンにする系を乱した、と読んでいる。長期にレム睡眠を失った個人の最初の報告であり、その系の構造と、記憶の固定におけるレム睡眠の役割を考える症例だと位置づけている。この症例の仰向けは、無呼吸という空気の通り道の問題である。呼吸の苦しさや、大きないびきが続くときの判断は、医師の仕事である。[6]

乳児の頭が胸へ倒れるとき

成人の枕に、乳児の首をそのまま使わない。口腔と首の論文は、未熟な時期の嚥下で舌の落ち込みが気道を混雑させる、と書く。顎が後退し、弛緩の強い子どもたちの臨床像である。乳児を扱った論文なので、18〜39歳の女性の寝姿勢にそのまま当てはめることはできない。[12]

その論文が睡眠の姿勢に触れる箇所は、はっきりしている。逆説睡眠のあいだ、首の筋の緊張低下の結果として、児の頭が胸のほうへ倒れる。首の柱で頭が十分に支えられないと、舌の領域が喉頭蓋のほうへ倒れて起きる窒息の仕組みが強まる、と書かれている。逆説睡眠は、先の総説がレム睡眠と並べて用いている、筋の緊張低下を伴う状態の呼び名でもある。[2][12]

支えが足りない頭、という点では、金属彫刻のなかで頭が前へ折れた成人の1例と現象が似る。重なるのは、緊張低下が頭の位置を変えるところまでである。[4][12]

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

猫の姿勢反射は、アトニーのあいだ消える

除脳した猫で、前肢の伸筋である上腕三頭筋の筋電図を、迷路と首の正弦波刺激に対して記録した実験がある。猫を対象にした動物実験であり、18〜39歳の女性の睡眠にそのまま当てはめることはできない。周波数は0.026〜0.15ヘルツ、振幅はプラスマイナス10度。この範囲では、応答は変位の速度ではなく位置に結びついていた。迷路刺激では、側方が下がる傾斜で活動が増え、上がる傾斜で減った。首の回転では、同じ方向に対して逆の変化だった。[10]

抗コリンエステラーゼ(エゼリン硫酸、体重1kgあたり0.10〜0.15mg)を静脈に入れると、姿勢の力が一気に落ち、急速眼球運動の突発を伴う状態になった。拘束されていない猫のレム睡眠に似ている。そのあいだ、上腕三頭筋の持続活動は下がり、迷路と首への筋電図の応答は消えた。消失はそのエピソードのあいだ続き、薬の量だけでなく動物の状態にも依存した。体性感覚や音を与えると、律動的な眼球運動は消え、除脳固縮と、迷路・首への応答がすぐに戻った。[10]

著者らは、この脱力と反射の抑制の少なくとも一部を、延髄の網様体脊髄路がコリン性に働き、伸筋の運動ニューロンをシナプス後に抑えることに帰している。同時に、その抑制性ニューロンは興奮性の前庭脊髄路と協働するため、網様体での閉塞も除外できない、と書いている。機構は一本に確定していない。[10]

青斑核複合体を見た別の除脳猫では、同じ薬で姿勢性の脱力と急速眼球運動を起こすと、安静時の発火が抑えられた。無傷の動物の脱同期睡眠に近い、と著者らは述べている。傾斜への応答率は、その脱力の割合ではない。0.15ヘルツ、プラスマイナス10度で全身を傾けると、141個のうち80個、56.7パーセントが迷路入力に応答した。頭を固定して体を回すと、99個のうち73個、73.7パーセントが首の入力に応答した。発火の山は、動物では側方が上がる傾斜、首では側方が下がる回転に多く、位相は平均で約17.9度、首では約34.2度進んでいた。著者らは、周波数を上げても位相が比較的安定したことから、卵形嚢の受容器に帰している。青斑核複合体は脳幹にある神経細胞群で、この実験はそこに首と平衡感覚の情報が届く様子を調べている。[3][10]

よくある誤解

第一の誤解は、「レム睡眠の筋緊張低下」と「筋緊張低下の欠如」を同じ現象と考えることだ。成人の睡眠を扱う総説では、レム睡眠の特徴として筋緊張低下を挙げている。パーキンソン病の研究のスコアは、その低下がどれほど欠けるかを表す。「低下」と「低下の欠如」では評価する方向が逆になる。[2][5]

第二の誤解は、レム睡眠ではすべての筋肉の活動が一様に消える、というものだ。宇宙飛行士の横隔膜の記録では、レム睡眠中も筋電図の活動があり、宇宙での値も覚醒時より大きかった。姿勢を保つ筋と呼吸に関わる筋、さらに睡眠の段階を分けて見る必要がある。[9]

第三の誤解は、深い睡眠とレム睡眠を同じものとして扱うことだ。金属彫刻の症例では、深い徐波睡眠が100.4分保たれる一方、レム睡眠は15.4分だった。合計の睡眠時間だけでは、この内訳の違いは見えない。著者らは頭の支えに加え、本人の瞑想的な技法の影響も検討している。[4]

今日からできること

ここからは研究で効果を確かめた予防法ではなく、姿勢と症状を区別して伝えるための記録の提案である。調べた研究でも、体位、筋活動、呼吸は別々の項目として評価されている。[1][5][9]

  • 朝、覚えているうちに、目覚めたときの向きと動けなかった様子を別欄に書く。向きを覚えていなければ、そのまま「不明」と残す。体位の記録と体験の記述を並べておく。[5]
  • 寝床か椅子か、頭の支えがあったかを添える。頭の支えがない座位で眠りが分断された症例のように、向き以外の環境も言葉にしておく。[4]
  • いびきや呼吸の苦しさがあったときは、その内容を別欄に残す。繰り返す場合は、記録を持って医師に相談する。呼吸の評価には、体位のほか筋や気道の状態も関わる。[1][6]
  • 医師に相談する際は、覚えている体験と、同居者から聞いた様子を分けて伝える。終夜検査が必要か、どの項目を調べるかは医師に判断を仰ぐ。[1]

オンザショア立川店で、夜の回を別の予定に置く

夜の体験を振り返ることと合わせて、日中に体を動かす予定も生活の中に置いておきたい。オンザショア立川店の夜の遅い回は、水曜と金曜の21時開始である。営業時間は8:00〜23:30で年中無休だが、開店の時刻とレッスンの開始は違う。平日の朝いちばんは月曜から木曜が10時、金曜が13時、8時の回は土曜と日曜だけである。

研究が測っているのは、睡眠中の筋と体位と呼吸の条件である。当店は、日常の運動を決まった時間に続ける場所として選んでほしい。溶岩プレートを敷いたスタジオのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングがあり、ヨガだけで25種類以上ある。

妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できない。常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。ヨガの体験は税込1,980円、60分。バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。年末年始の12/29〜1/3は通常のレッスンを休み、会員向けの特別の有料講座になる。場所は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分。料金と店のトップを見て、回は体験の予約から選ぶ。

参考文献

[1] Sleep-Disordered Breathing in Neuromuscular Disease: Diagnostic and Therapeutic Challenges — Aboussouan LS, Mireles-Cabodevila E., 2017, Chest. DOI: 10.1016/j.chest.2017.03.023

[2] Sleep: regulation and phenomenology — Vecchierini MF., 2013, Revue des maladies respiratoires. DOI: 10.1016/j.rmr.2013.10.009

[3] Responses of locus coeruleus neurons to labyrinth and neck stimulation — Pompeiano O, Manzoni D, Barnes CD., 1991, Progress in brain research. DOI: 10.1016/s0079-6123(08)63826-1

[4] Sleep in a performance artist: Eight days and seven nights sitting inside a metal sculpture — Royant-Parola S, Hartley S, Reynaud E, Brion A, Crouigneau B, Rabeyron T, Batiss, 2024, L’Encephale. DOI: 10.1016/j.encep.2023.05.005

[5] REM sleep without atonia and nocturnal body position in prediagnostic Parkinson’s disease — Dijkstra F, Reyn N, de Bruyn B, van den Bossche K, de Volder I, Willemen M, Viae, 2021, Sleep medicine. DOI: 10.1016/j.sleep.2021.06.011

[6] Deficiency of REM sleep in a patient with pontine cavernous hemangioma — Kagitani-Shimono K, Kato-Nishimura K, Kitai Y, Araya K, Tominaga K, Okinaga T, M, 2009, No to hattatsu = Brain and development. DOI: なし

[9] Changes in diaphragmatic EMG activity during sleep in space — Takasaki Y, Kamio K, Okamoto M, Ohta Y, Yamabayashi H., 1993, The American review of respiratory disease. DOI: 10.1164/ajrccm/148.3.612

[10] Inhibition of vestibular and neck reflexes in forelimb extensor muscles during the episodes of postural atonia induced by an anticholinesterase in decerebrate cat — Manzoni D, Pompeiano O, Srivastava UC, Stampacchia G., 1983, Archives italiennes de biologie. DOI: なし

[12] Abnormalities in behavior in the oral and cervical area: reassurance breast-feeding. Considerations on sudden infant death — Gudin RG, Khalef M., 1993, Revue de laryngologie – otologie – rhinologie. DOI: なし

この記事の情報は2026年11月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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