ハグで眠りやすくなる?寝つく時間と夜中の目覚めを分けて安心感の研究を読む

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

夜中の目覚めが少ない関連から、原因をどう考えるか

高齢者の研究で見られた「接触が多い人ほど、入眠後に起きている時間が短い」という関連は、日常のハグに関心を持つ理由になる。ただし、触れ合いを増やした結果として睡眠が変わったことを示す介入試験とは区別したい。この研究は、夫婦関係や孤独と睡眠の指標との関連を調べたものだ。[3]

因果関係を考えるなら、接触が睡眠を支えたという可能性のほかに、睡眠と接触の両方に関わる条件があるか、逆方向の関係はどうかという問いも必要になる。これは研究結果の代わりに別の原因を断定する話ではない。関連が見つかった後、何を確かめれば「変えると改善する」と言えるかを考える読み方である。

心身の健康などを考慮した分析で関連が見られたことには意味がある。一方、それによって自宅でのハグを追加すれば同じ結果が生じるかは、介入による検証を要する。対象がパートナーのいる高齢者であることも忘れたくない。18〜39歳の女性にそのまま当てはめられるかは未確定であり、ひとり暮らしの人や最近交際を始めた人にも対象の違いを踏まえて読む。[3]

例えば、翌朝の予定が気になる夜にハグをして、よく眠れたと感じたとする。その経験は本人にとって大事なものだ。ただ、同時に話し合いが終わったことや、予定が片付いたこともあったなら、何が関わったかはその夜だけでは切り分けられない。「ハグが自分に合う気がする」と「ハグだけの効果を確かめた」は、分けて言葉にできる。

また、睡眠の研究を読む際は、人数の大きさだけで優劣を決めないことだ。559人の調査には日常の関係を捉える良さがあるが、その人数を、ハグの有無を割り付けた試験の参加者数のように受け取ってはいけない。何人かを読む前に、何を比較した研究なのかを読む。それだけで数字の印象は変わる。[3]

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ホルモンの名前と、眠りへの道筋は別々に確かめる

ハグの話題には、オキシトシンというホルモンの名前がよく登場する。睡眠と社会的接触のレビューでも、オキシトシンは両者の関連を説明しうる神経生物学的な仕組みとして検討されている。安心できるという感覚など、関係や認知にまつわる仕組みも併せて論じられている。[1]

ただし、この論文は、触れ合いと睡眠をつなぐ仕組みの検証を今後の課題としている。したがって「ハグでホルモンが出るから、その夜は早く眠れる」と、経路全体を確定した説明にするのは強すぎる。接触と睡眠の関連があること、ホルモンが仕組みの候補であること、実際にその経路で睡眠が変わることは、それぞれ確かめるべき段階だ。[1]

成人の接触に関する理論モデルも、神経生物学的な変化だけで説明を閉じていない。関係に対する受け取り方の変化と併せて、ストレスを介する経路とそれ以外の経路を提案している。体の物質の名前だけを抜き出すと、モデルが考えている幅をかえって狭めてしまう。[15]

夜の生活に置き換えると、抱き合っている途中で「今、睡眠に良い物質が出ているはずだ」と確認する必要はない。今夜は触れられて心地よいか、気を遣って付き合っていないか、眠りたいのに会話を延ばしていないか。研究が提示する仕組みの候補を、その場の感覚に点数を付ける道具にしないようにしたい。

研究を紹介する側にも節度が要る。ホルモン名が付くと説明は完成したように聞こえるが、名前があることと、日常の睡眠への効果が確立していることは同じではない。睡眠のレビューが支持する関連を受け取りつつ、機序と条件の検証が必要という著者の結論も一緒に持ち帰る。それが、期待を捨てずに期待の形を整える読み方になる。[1]

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

よくある誤解

「ハグで何分早く寝つけるか、答えは決まっている」という受け取り方は避けたい。睡眠の質を扱うレビューは、特定の触れ合いの形や集団、仕組みや境界条件をさらに調べる必要があると結論している。高齢者の調査で接触と関連した客観的な指標も、寝つくまでの時間ではなく、入眠後の覚醒時間だった。現時点では、寝つきの短縮を数値で約束するより、どの睡眠指標を見た知見なのかを確かめるべきだ。[1][3]

「触れられれば、誰でも安心する」という理解も単純すぎる。睡眠のレビューでは、接触の不足と接触への嫌悪が、より悪い睡眠の質と関連すると整理されている。これは、触れることを増やせば全員の睡眠が改善するという意味ではない。接触の好き嫌いを飛び越えて、同じ量のハグを配る考え方にはしない。[1]

関係の安全性に関するレビューでは、他者を信頼する慢性的な傾向が、安全を知らせる手掛かりへの感受性や反応に関わると論じられている。同じ動作に対する受け取り方の違いを考える視点になる。ただし、触れられたくないと話す相手に「信頼の問題だ」と説明を押し付ける材料にしてはならない。[12]

「パートナーがいないと良い睡眠は望めない」という読み方にもならない。睡眠のレビューが扱った接触の形は幅広く、動物や社会的接触を模した物との接触にも予備的な証拠を認めている。人とのハグと同じ役割を果たすかは、さらに比較を要する。恋人の有無を、眠りの合否判定へ変える必要はない。[1]

なお、親子の抱っこや乳児の落ち着きは別の問いである。大人の就寝前の触れ合いについて読むこの記事から、乳児の寝かせ方や安全な睡眠環境の方法を導くことはしない。隣接する話題でも、誰を対象とした何の研究かを保つことが、暮らしへ持ち帰る際の基本になる。

今日からできること

  • 「寝つき」「途中の目覚め」「眠れた実感」を分けて振り返る。559人の調査でも、主観的な症状と入眠後の覚醒時間は異なる関連を示している。自分の感想を書くときにも、この区別を使える。[3]
  • 寝る前に触れ合うなら、まず今夜それを望むかを相手と確かめる。2024年のレビューが示す、接触だけでなく相手の応答や関係の安全性も見る視点を、日常のやり取りに借りる提案だ。[12]
  • ハグが合わない夜は、感謝を伝える、相手の言葉を受け止めるといった関わり方を考える。2023年のレビューが挙げた5つの手掛かりには感謝や受容も含まれる。これらを睡眠の治療法として勧めるものではない。[10]
  • 「何分抱けばよいか」より、何を期待しているのかを言葉にする。2024年の睡眠レビューは、接触の種類ごとの関係や境界条件の検証を課題としている。寝つきの速さを必ず変える手順として取り入れず、心地よさを確かめる機会として考えたい。[1]

翌朝に「昨日のハグは効いたか」と相手へ採点を求めなくてよい。寝る前に望んだことと、朝にどう感じたかを、それぞれ言葉にできればよい。「触れてほしかった」「今日は静かに寝たかった」のどちらも、次のやり取りを考える材料になる。眠れない状態が続いて生活に支障がある場合は、触れ合いだけで解決しようとせず、医師に相談する。

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショア立川店で、自分に合う予定を組む

夜の過ごし方を考えるなら、運動の予定も、店が開いている時間と実際に参加できるレッスンを分けて組みたい。オンザショア立川店の営業時間は8:00〜23:30で、年中無休である。ただし営業時間とレッスン開始時刻は異なる。夜の遅い回は水曜と金曜の21時開始だ。年末年始の12/29〜1/3は通常のレッスンを休み、会員向けの特別の有料講座となる。

溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温ヨガやピラティスもある。ヨガだけで25種類以上のレッスンがあり、自分の予定に入れる種目を選ぶ場所として考えられる。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。

所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分。続ける予定を具体的にする入口として、ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンとタオル類、マットのレンタルが含まれる。店の案内と料金を確認し、体験の予約へ進める。

参考文献

[1] A narrative review of research linking non-sexual social touch to sleep quality — Xie Y, Feeney BC., 2024, Journal of sleep research. DOI: 10.1111/jsr.14174

[3] Loneliness and Marital Quality as Predictors of Older Adults’ Insomnia Symptoms — Lawrence C, Marini CM., 2024, International journal of aging & human development. DOI: 10.1177/00914150231208013

[10] Regulating relationship risk: Partner responsiveness as a safety signal — Murray SL., 2023, Current opinion in psychology. DOI: 10.1016/j.copsyc.2023.101582

[12] Pursuing Safety in Social Connection: A Flexibly Fluid Perspective on Risk Regulation in Relationships — Murray SL, Pascuzzi GS., 2024, Annual review of psychology. DOI: 10.1146/annurev-psych-011123-024815

[15] Affectionate Touch to Promote Relational, Psychological, and Physical Well-Being in Adulthood: A Theoretical Model and Review of the Research — Jakubiak BK, Feeney BC., 2017, Personality and social psychology review : an official journal of the Society for Personality and Social Psychology, Inc. DOI: 10.1177/1088868316650307

この記事の情報は2026年11月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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宮川涼 Founder
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