
受容体の上では、昆布のグルタミン酸がうま味の原型として並ぶ
うま味は他の味に比べて正当な味として認められたのが遅い、と Servant らは書く。うま味を起こす化合物は化学のクラスをまたいで何十もある。その原型がグルタミン酸、またはその塩のグルタミン酸ナトリウムで、食用の昆布、豆、しょうゆ、トマト、チーズ、きのこ、ある種の肉や魚に含まれる。グルタミン酸の誘導体、他のアミノ酸、ヌクレオチド、小さいペプチドも、うま味を起こしたり強めたりする。アミノ酸ともヌクレオチドとも似ない強い呈味物質も、合成され、あるいは植物などから見つかっている。[12]
この 20 年で、代謝型とイオンチャネル型のグルタミン酸受容体、そしてより新しくヘテロ二量体の G たんぱく質共役受容体 T1R1/T1R3 が、うま味を媒介する候補として挙げられてきた。いくつかの化学クラスから代表を選んで細胞で測ると、T1R1/T1R3 は予想された効力の順で活性化した。グルタミン酸のうま味を強めることで知られる 5′-リボヌクレオチドは、試験管内でグルタミン酸ナトリウムの T1R1/T1R3 への効果をかなり強めた。結合部位は T1R1/T1R3 の上の少なくとも 4 か所にあり、互いに影響して受容体の働きを変える。評価した既知のうま味物質がすべてこの受容体を活性化し、その薬理の性質は人間の基本的なうま味の経験を説明するのに足りる。したがって他の受容体が関わる可能性は低い、と著者らは結ぶ。[12]
候補が複数挙がった、という前半と、T1R1/T1R3 で基本の経験は説明でき他は要らない、という結語は、同じ総説の中にある。結語を落として「まだ受容体は分からない」だけにすると、著者の結論が消える。逆に、結語だけを袋の一口へ移すと、細胞の効力順位が、おしゃぶり昆布を噛んだ夜の強さに化ける。総説が昆布に付けているのは、グルタミン酸またはその塩が含まれる食品の一つ、という位置である。[12]
疑問の続きは、体で確かめるのがいちばん早い。
天日で乾かした葉から、マンニトールのほうが多く溶けた
アルギン酸のオリゴ糖にはさまざまな生物活性がある、と Li らは書き、従来の作り方は工程が多く汚染も大きい、と置く。彼らが作ったのは、Laminaria japonica から直接、短時間で取る方法である。天日乾燥した葉を、原料と水 1 対 7(重量対体積)で仕込み、セルラーゼを乾物の 3% 加えて前処理すると、発酵に使える糖としてグルコース 8.5 g/L とマンニトール 15.2 g/L が出た。[19]
その液で、アルギン酸リアーゼを持つように改変した酵母 Yarrowia lipolytica を育てた。72 時間後、グルコースとマンニトールはどちらも食い尽くされ、上清から 71.8 mM のアルギン酸オリゴ糖が取れた。重合度は 2 から 3、回収率は約 91.7%、純度は 92.6% だった。[19]
15.2 と 8.5 の並びは、浸す前の乾物あたりの成分表ではない。セルラーゼをかけたあとの液の濃度である。マンニトールのほうがグルコースより多い、と読めるのはこの前処理の液に限る。72 時間の発酵が終わったあとには、そのマンニトールは残っていない。酵母が食べ終わり、残った仕事はオリゴ糖の回収である。[19] 湯飲みに浸す家庭の手順へ、1 対 7 とセルラーゼ 3% を写すことはできない。写せるのは、天日乾燥の葉が、酵素の前処理のあと、グルコースより多くのマンニトールを液へ出せた、という順序だけである。
甘み、と呼びたくなる粉でも、私の読みでは、論文の語へ移す先は貯蔵炭素と、発酵に使える糖としての濃度である。[16][19][20] 移した先の 15.2 g/L 対 8.5 g/L は、セルラーゼのあとの液の比であって、舌の上の甘さの点数ではない。[19] うま味の主成分として昆布から同定されたグルタミン酸とは、列が違う。[4]
戻し汁を飲むかどうかのヨウ素は、先に譲った記事の仕事である。この 15.2 g/L はヨウ素の行ではない。マンニトールとグルコースの行である。[19]

貯まるのは葉の基部で、先端の壁の成分とは違う
Saccharina japonica では、アルギン酸は細胞壁の重要な成分で、マンニトールは溶ける貯蔵炭素である。含有は、発達の時期と収穫の時期で変わる。仕組みのネットワークは、長く不明だった、と Shao らは書く。[16]
30 試料のトランスクリプトームから、既知遺伝子 20940 と新規 4264 を扱い、アルギン酸の代謝に直接関わる遺伝子を 134、マンニトールの代謝に直接関わる遺伝子を 6 とした。先端側の葉でアルギン酸が多いことには、マンノース-6-リン酸イソメラーゼ(MPI2)、ホスホマンノムターゼ(PMM1)、GDP-マンノース 6-デヒドロゲナーゼ(GMD3)、マンヌロン酸 C5-エピメラーゼ(MC5E70 と MC5E122)が密に関係する、と彼らは置く。基部の葉にマンニトールが貯まることは、生合成の向きのマンニトール-1-リン酸デヒドロゲナーゼ(M1PDH1)とマンニトール-1-ホスファターゼ(M1Pase)の発現が高く、分解の向きのマンニトール-2-デヒドロゲナーゼ(M2DH)とフルクトキナーゼ(FK)の発現が低いことに起因するかもしれない。[16]
「かもしれない」は残す。遺伝子の数 6 は、134 より小さいからマンニトールが食事として些細だ、という意味ではない。直接関わるとして同定された遺伝子の本数である。酸化的リン酸化と光合成がマンニトール代謝へ ATP と NADH を渡し、糖の回路とクエン酸回路がアルギン酸の生合成へ GTP を渡す、とも書いている。光に応答する反応、クリプトクロム(CRY-DASH)、キサントフィル回路、光合成、炭素固定が、中間体のフルクトース-6-リン酸の生成に影響し、基部のマンニトールの多さに寄与する、というところまで著者らはつなぐ。[16]
別のトランスクリプトームは、成長の形質とアルギン酸・マンニトールの含有から、胞子体の発達を 4 段階に分けうる、と示唆した。クリーンリードは 5 億 8900 万、新規遺伝子は 4514、差が出た遺伝子は 2542 で、炭素代謝と光合成、光合成のアンテナたんぱく質の経路に集中していた。細胞壁の炭水化物としてアルギン酸、フコイダン、セルロース、細胞質に貯める炭水化物としてマンニトール、ラミナラン、トレハロースを、遺伝子の側から整理している。[20]
貯蔵がマンニトール一つではない、という点がここにある。細胞質側にはラミナランとトレハロースも並ぶ。壁の側はアルギン酸だけでもない。乾いたおやつの一切れが、基部寄りか先端寄りかを袋が書いているわけではない。それでも、生きた葉の時点で「昆布の炭水化物」は一種類ではない、とこの二つの解析は置いている。[16][20] 中国でほぼ 1 世紀、商業的に育てられてきた原料としての S. japonica の話でもある。[20] 金曜に開ける国産の小袋の産地表示へ、その 1 世紀をそのまま貼らない。
白い粉を壁の成分だと思うと、アルギン酸やフコイダンの側へ寄る。貯蔵の溶けやすい炭素だと思うと、マンニトール、ラミナラン、トレハロースの側へ寄る。どちらの思い込みも、粉をこすって分けた実験の結果ではない。葉のどこで、どの遺伝子が、どの炭水化物の話をしていたか、という発生の地図である。[16][20]
酵母がマンニトールを食べると、においの割合が動く
海藻は食料として有望でも、脂質の酸化に由来する魚臭さで使いにくい、と Geng らは置く。酵母発酵は風味を動かす手段として広く使われるが、昆布(Saccharina japonica)のスラリーでは種や株で香りがどう変わるかが不明だった。彼らは酵素で分解したスラリーを、5 種の市販酵母で発酵させた。Saccharomyces cerevisiae、S. boulardii、Pichia kluyveri、Debaryomyces hansenii、Zygosaccharomyces rouxii である。[5]
増え方と、何を食べるかは株で違った。増殖がいちばん高かったのは P. kluyveri で、5.42 から 7.44 log CFU/mL。糖とマンニトールの消費が他より強かったのは D. hansenii で、糖は 1058.51 から 525.21 mg/L、マンニトールは 150.34 から 58.75 mg/L へ落ちた。代謝は窒素の経路へ傾き、γ-アミノ酪酸やオルニチンを含む複数の生物活性物質ができた。[5] これは酵素分解したスラリーの中の話で、乾いた棒昆布をそのまま机に置いた話ではない。生物活性物質ができた、という文を、間食の効能の文へは移さない。
揮発成分は 47 見つかった。半定量の応答を合計したときの相対的な分布では、アルデヒドが対照で 52.00%、発酵後は 17.58〜39.60% だった。草、脂肪、きのこ、海を思わせるにおいに関わる、1-オクテン-3-オンや不飽和アルデヒドは大きく減った。アルコールは対照の 32.98% に対し、発酵後は 44.09〜67.81% になった。イソアミルアルコールや 2-フェニルエチルアルコールが増え、これらは果実や花の香りと結びつけて語られることが多い。[5]
割合は、検出応答の合計に占めるシェアである。スラリーの重さに占める割合ではない。52.00% が 17.58% になったから、食品の半分が消えた、とは読めない。読めるのは、応答の内訳がアルデヒド側からアルコール側へ動いた、ということである。しかも幅がある。発酵後のアルデヒドは 17.58% から 39.60% まで開き、アルコールも 44.09% から 67.81% まで開く。一つの「昆布を発酵させると魚臭さが消える」で、5 種の酵母を代表させられない。マンニトールをよく食べた株と、よく増えた株は、同じ株ではない。[5]
著者らは、化学的な変化が香りの質や消費者の受け入れを良くするかどうかは、感覚の評価が必要だ、と書いている。[5] アルデヒドのシェアが下がったことと、人が嗅いで良くなったことは、この論文の中ではまだ一つになっていない。化学の列を先に信じ、感覚の列を後から足す、という留保が結語に付いている。
天日乾燥の葉から溶けたマンニトールを、別の酵母が 72 時間で食い尽くす実験もあった。[19] スラリーの D. hansenii が 150.34 を 58.75 mg/L まで下げた実験と、食べ尽くすまで進んだ実験は、酵母も目的も違う。前者はにおいの成分の分布、後者はオリゴ糖の回収である。マンニトールは、どちらの系でも「置いておけば形が残る粉」としては扱われていない。微生物が食べる基質として減る。[5][19]

よくある誤解
「白い粉を払えば塩だけが落ち、味の成分は葉に残る」という払い方は、これらの試験の動作ではない。表面で働く成分として単独に試されたのは、生きた L. digitata の滲出物のマンニトールで、一つのバイオフィルム株に増加が見られた。[1] 乾いた葉がマンニトールに富むと書かれたのは、40℃・日射 400 W/m2 超・3 時間の S-HP で乾かした葉全体である。[2] 昆布のうま味として同定され、のちに工業生産されたのはグルタミン酸ナトリウムである。[4] 袖で払った粉の重さは、そのどれとも同じ単位ではない。
「マンニトールが残る乾燥は、ダイエットに向く乾燥だ」という読みも、数字の種類が違う。45.2% 低いのは乾燥機の消費エネルギーで、COP 6.810 と SMER 3.725 kg/kWh も機械の成績である。保たれたと書かれた質は、緑色、強い風味、マンニトールの豊かさである。体重が何キロ動いたかは、この乾燥の実験には出てこない。[2] おやつを選ぶ理由が体型であっても、論文の 45.2% を体の 45.2% として使わない。
「昆布にグルタミン酸があるなら、噛んだ強さが受容体の話のまま出る」も飛躍である。T1R1/T1R3 が細胞で効力の順に活性化し、5′-リボヌクレオチドが試験管内でグルタミン酸ナトリウムの効果をかなり強めた、というところまでが測定である。少なくとも 4 か所の結合部位が互いに影響する、という薬理もそこにある。著者らは、これで基本的なうま味の経験は説明でき、他の受容体は要らない、と結ぶ。[12] 結語は残す。ただしそれは細胞と薬理の結語で、一袋の白い粉を舐めた官能の点数ではない。世界生産の年 200 万トンも、その一袋の中身のグラム数ではない。[4]
「発酵させればアルデヒドの割合が半分を下回り、においは必ず良くなる」も、二つの留保を落とす。17.58〜39.60% は半定量の応答シェアの幅で、対照の 52.00% との比較である。重さの半分ではない。そして著者らは、感覚の評価がなければ受け入れが良くなったとは言えない、と書いている。[5] マンニトールを 150.34 から 58.75 mg/L へ下げたのも、乾いたおやつではなく、酵素分解したスラリーの D. hansenii である。
今日からできること
研究から家庭の手順へ移せるのは、昆布の成分に目を向けて味わうところまでである。ここからは商品を手元で確かめるための提案だ。保存は袋の指示に従い、食べる量は商品の表示と普段の食事に合わせて決める。研究用の乾燥温度や発酵時間を家庭の保存条件には使わない。
- 開封前に袋を裏返し、原材料名と栄養成分表示を見る。食塩などの調味料の表示と、昆布そのものに含まれる成分の話を照らし合わせる。昆布にはグルタミン酸またはその塩が含まれるが、それだけで商品の配合は決まらない。[12]
- 袋から食べる分を小皿へ出し、残りは袋に書かれた方法で保管する。皿の上で表面と切り口を見比べれば、白く見える場所を確かめやすい。マンニトールに富む乾燥葉を得た研究は葉全体の実験であり、この観察で粉の成分を同定することはできない。[2]
- 口に入れたら、噛む前と噛んだ後の味の印象を比べる。塩味だけで言い表せるか、うま味として感じる部分があるかを自分の言葉で確かめる。昆布のうま味成分の同定は、この身近な味への問いから始まった歴史を持つ。[4]
- 次に買うときのために、好みだった商品の原材料表示と味の印象を並べて残す。粉の白さだけで選ぶより、自分が好きな味を探す手がかりになる。受容体の総説が扱ううま味と、実際に食べた商品の好みは区別して記録する。[12]
数字を知ったあとに机へ出すのは、ふだんの間食のままでよい。変わるのは、白い粉を塩一つに決めて払う速さである。表面のマンニトール、乾燥後の葉のマンニトール、うま味としてのグルタミン酸は、試料も単位も別の列に置いたままにしておく。[1][2][4]
オンザショア立川店では、粉の名前を効果にしない
親指の白さをマンニトールやグルタミン酸と呼んでも、溶岩の部屋で何が起きるかの証拠にはならない。食べ物の成分を知る時間とは別に、体を動かす予定も日常に置く。オンザショア立川店は、週に 1 回か 2 回、決めた時刻に運動を続ける場所として選べる。
場所を先に固定する。JR 立川駅北口から徒歩 1 分、東京都立川市曙町 2-14-10 エトロワビル 3F である。12 月 29 日から 1 月 3 日は、ふだんのレッスンを止めて、会員向けの特別の有料講座に替わる。
遅い回から予定を切るなら、21 時開始は水曜と金曜だ。8 時の回は土曜と日曜だけで、月曜から木曜のいちばん早い回は 10 時、金曜は 13 時からになる。扉が開くのは 8:00 から 23:30 で年中無休だが、これは開閉の時刻で、レッスンが始まる時刻ではない。
妊娠中の人は溶岩ホットヨガには参加できない。常温のマタニティヨガはある。医師から運動を止められている人は利用できない。床に溶岩プレートを敷いたホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングがあり、ヨガは 25 種類を超える。
体験のヨガは 60 分、税込 1,980 円で、バスタオル 2 枚、フェイスタオル 1 枚、ヨガマットのレンタルが付く。店の案内は https://ontheshore.jp/ 、料金は https://ontheshore.jp/price/ 、予約は https://site.locaop.jp/C0aVK?_src=hp から入る。
参考文献
[1] Influence of exudates of the kelp Laminaria digitata on biofilm formation of associated and exogenous bacterial epiphytes — Salaün S, La Barre S, Dos Santos-Goncalvez M, Potin P, Haras D, Bazire A., 2012, Microbial ecology. DOI: 10.1007/s00248-012-0048-4
[2] Design of a Greenhouse Solar-Assisted Heat Pump Dryer for Kelp (Laminaria japonica): System Performance and Drying Kinetics — Kang H, Zhang G, Mu G, Zhao C, Huang H, Kang C, Li X, Zhang Q., 2022, Foods (Basel, Switzerland). DOI: 10.3390/foods11213509
[4] History of glutamate production — Sano C., 2009, The American journal of clinical nutrition. DOI: 10.3945/ajcn.2009.27462f
[5] Yeast Fermentation Modulates Aroma-Active Volatile Profiles and Bioactive Metabolites in Enzymatically Hydrolyzed Kombu (Saccharina japonica) Slurry — Geng C, Liu SQ, Lu Y., 2026, Journal of food science. DOI: 10.1111/1750-3841.71499
[12] Pharmacology of the Umami Taste Receptor — Servant G, Frerot E., 2022, Handbook of experimental pharmacology. DOI: 10.1007/164_2021_439
[16] Transcriptome sequencing of Saccharina japonica sporophytes during whole developmental periods reveals regulatory networks underlying alginate and mannitol biosynthesis — Shao Z, Zhang P, Lu C, Li S, Chen Z, Wang X, Duan D., 2019, BMC genomics. DOI: 10.1186/s12864-019-6366-x
[19] Combined enzymatic hydrolysis and selective fermentation for green production of alginate oligosaccharides from Laminaria japonica — Li SY, Wang ZP, Wang LN, Peng JX, Wang YN, Han YT, Zhao SF., 2019, Bioresource technology. DOI: 10.1016/j.biortech.2019.02.056
[20] Comparative Transcriptome Analysis Reveals Candidate Genes Related to Structural and Storage Carbohydrate Biosynthesis in Kelp Saccharina japonica (Laminariales, Phaeophyceae) — Zhang L, Cao Z, Liang G, Li X, Wu H, Yang G., 2020, Journal of phycology. DOI: 10.1111/jpy.13016
この記事の情報は2026年11月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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