冬の朝に起きられないのはなぜ?自然の光の冬に体の夜が長くなった研究と7,300万夜の記録

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アメリカの40万人の調査では、季節より場所の差が大きかった

季節の差がいつも同じ大きさで見えるわけではない。2026年の研究は、2022年のアメリカの大規模な健康調査(BRFSS)に答えた41万6,731人の大人の、自己申告の睡眠時間を、月、標準時の地域(タイムゾーン)、緯度の帯で比べた[2]。年齢と性別をそろえた解析で、全体の平均は7.96時間だった[2]。

月ごとの差は小さく、ほとんどが統計的に意味のある差ではなかった[2]。平均は4月の7.82時間から1月の8.13時間の間に収まった[2]。いちばん長いのが1月という並びは、冬に長く眠る記録と向きは合うが、差の大きさは控えめである。

はっきり出たのは場所の差だった。太平洋の標準時の地域の人の睡眠が最も長く8.37〜8.56時間、山岳部とハワイの時間帯の人が最も短く約7.0〜7.5時間だった[2]。南の州の人は北の州の人より一貫して長く眠っていたが、月と緯度の組み合わせの効果は意味のある差ではなかった[2]。どの解析でも効果の大きさは小さかった[2]。男性は女性より短く、年長の人はわずかに長く眠っていた[2]。

著者らは、アメリカの睡眠時間には、季節より、時間帯の地域や緯度といった土地のほうが一貫して効いていると結論している[2]。センサーで7,300万夜を測った研究が冬の15〜20分をとらえ[1]、自己申告の調査では月の差が小さく出た[2]。測り方(センサーと自己申告)も対象(男性が8割近い世界のセンサーの利用者と、アメリカの大人)も違う2本を並べると、いまの時点で言えるのは、季節の差はあっても大きくはなく、土地と測り方で見え方が変わる、ということになる。

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日本では、眠りの悩みは冬より春と夏に多かった

日本の数字もある。2026年の研究は、15〜89歳の地域の住民1,568人が、春、夏、秋、冬の4回答えた調査を詳しく解析し直した[9]。寝つきの悪さ、夜中や早朝に目が覚めること、昼の強い眠気の3つの悩みは、どれも秋と冬より春と夏に多かった[9]。

夜中や早朝に目が覚める悩みの季節の差は、若い人と中年の人には見られたが、高齢の人には見られなかった[9]。性別と住んでいる地域は、どの悩みの季節の差にも意味のある影響を与えていなかった[9]。著者らは以前の研究で、睡眠時間の季節の変化は性別、地域、年齢で違うことを見つけていた[9]。

ここに小さなずれがある。冬の朝は起きにくいのに、眠りの悩みとして多く挙がるのは春と夏だった[9]。冬に長く眠ることを、人は悩みとして数えていないのかもしれない。これは推測である。

フランスの農村に住む平均76.9歳の157人を、活動量の記録計(アクチグラフ)で調べた2025年の研究では、床にいた時間が秋と冬にはっきり長く、実際に眠った時間にも同じ傾向があった[7]。秋と冬は、日ごとの眠りと目覚めのリズムの安定度が高く、平均の活動量も多かった[7]。季節で動いたこれらの値は、外の気温が低いほど大きくなる関係にあった[7]。著者らは、温帯で眠りを記録するときは季節を考えに入れるべきで、高齢の人の眠りの問題への対応でも季節を考えるべきだとしている[7]。

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10代の眠りは季節で揺れ、寝る時刻には男女の差がある

10代の眠りも季節で動く。2026年の研究は、標高のやや高い地域に住む456人の生徒(男子216人、女子240人)の眠りを、3月、6月、9月、12月の4回、腕の記録計と質問票で調べた[6]。4回の時期の間で眠りの値に意味のある差があり、著者らは季節による揺れを示すとしている[6]。

この生徒たちの多くは、朝型でも夜型でもない型だった[6]。夜型の生徒は、眠りの質が低く、昼の眠気が強く、自分で評価した気分の落ち込みも強かった[6]。寝る時刻と起きる時刻は、男子で意味のある遅れが見られ、寝る時刻、起きる時刻、床にいた時間、眠り始めてからの目覚めに男女の差があった[6]。

アイスランドの研究では、寝る時刻と睡眠時間のばらつきの大半は年齢で説明され、住む場所、季節、調査の年とその組み合わせもかなりの部分を説明していた[8]。10代になると昼の眠気と昼寝が増え、夜の睡眠ははっきり短くなった[8]。10年の間に15歳までの子どもの起きる時刻が早い側へはっきり動き、そのぶん睡眠が短くなった[8]。11歳、13歳、15歳のアイスランドの10代は、ヨーロッパの同じ年頃より寝る時刻が遅く、夜の睡眠が短かった[8]。

よくある誤解

「冬に起きられないのは気合いが足りないから」。自然の光と闇の中で過ごした研究では、冬は夏より体の夜が長くなった[4]。北半球の11万人の記録でも、冬の睡眠は15〜20分長かった[1]。体の側の季節の変化として読める。

「冬は眠りの悩みが増える季節」。日本の1,568人の調査では、寝つきの悪さ、夜中や早朝の目覚め、昼の強い眠気は、どれも秋と冬より春と夏に多かった[9]。

「夜型は生まれつきで、変えられない」。自然の光だけで過ごすと、夜型の人ほど体内時計が大きく前へ動いた[5]。一方で、1人の睡眠の長さは10年たっても人ごとの差がよく保たれ、相関は0.73だった[8]。動きやすいのは時刻のほうで、長さには人ごとの個性が強く残る、と読める。

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

今日からできること

  • 冬は眠りが長くなりうる前提で、寝る時刻を少し早めに置く。センサーの記録では、北半球の冬の睡眠は15〜20分長かった[1]。
  • 週末の起きる時刻を、平日から大きくずらさない。週末は60〜80分遅く起きていた[1]。不規則な眠りは健康の大きな危険の要因とされる[1]。
  • 日没のあとの明かりを控え、昼は外の光を浴びる。電気の明かりの暮らしでは、昼の日光が少なく、日没後の光が多く、時計が遅れていた[5]。
  • 夏の週末に外で過ごせる日があれば使う。週末のキャンプで、1週間分の時計の動きの約69%に届いた[4]。
  • 睡眠の記録を比べるときは、同じ季節どうしで比べる。季節で床にいる時間が変わる研究がある[7]。
  • 眠れない日や昼の強い眠気が長く続くなら、季節のせいと決めずに医師に相談する。

冬の朝を責めない予定として、オンザショア立川店の時刻を読む

自然の光と闇の中では、体の夜は冬に長くなった[4]。一方、店の時刻表は季節で動かない。冬は無理に朝へ寄せず、自分の体の夜とぶつからない時刻を選んで、週の予定に置いておくほうが続く。これは研究の結論ではなく、時刻表の使い方の提案である。当店の運動で冬の朝に起きやすくなるとは書かない。

平日の朝いちばんの回は、月曜から木曜が10時、金曜が13時。8時の回は土曜と日曜だけにある。夜は水曜と金曜の21時に始まる回がある。店の営業は8:00〜23:30で、レッスンの開始は時刻表のとおりになる。年末年始(12/29〜1/3)は通常のレッスンを休み、会員向けの特別の有料講座になる。

最初の1回は体験レッスン(ヨガ)で、税込1,980円。60分のレッスンと、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる(料金・体験の予約)。

溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングがある。ヨガだけで25種類以上。

場所は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分(店のトップ)。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。

参考文献

[1] Variations in sleep duration and timing: weekday and seasonal variations in sleep are common in an analysis of 73 million nights from an objective sleep tracker — Scott H, Lechat B, Sansom K, Pinilla L, Manners J, Phillips AJK, Nguyen DP, Bail, 2025, Sleep. DOI: 10.1093/sleep/zsaf099

[2] Seasonal and geographic variation in sleep duration among U.S. adults: Evidence from the 2022 BRFSS — DelRosso LM, Vodapally M., 2026, Chronobiology international. DOI: 10.1080/07420528.2025.2611866

[3] Natural sleep and its seasonal variations in three pre-industrial societies — Yetish G, Kaplan H, Gurven M, Wood B, Pontzer H, Manger PR, Wilson C, McGregor R, 2015, Current biology : CB. DOI: 10.1016/j.cub.2015.09.046

[4] Circadian Entrainment to the Natural Light-Dark Cycle across Seasons and the Weekend — Stothard ER, McHill AW, Depner CM, Birks BR, Moehlman TM, Ritchie HK, Guzzetti J, 2017, Current biology : CB. DOI: 10.1016/j.cub.2016.12.041

[5] Entrainment of the human circadian clock to the natural light-dark cycle — Wright KP, McHill AW, Birks BR, Griffin BR, Rusterholz T, Chinoy ED., 2013, Current biology : CB. DOI: 10.1016/j.cub.2013.06.039

[6] Daily and seasonal sleep patterns among school students — Jongte L, Trivedi AK., 2026, Chronobiology international. DOI: 10.1080/07420528.2026.2732183

[7] Impact of seasons and temperatures on the sleep-wake cycle in a French elderly rural population — Jouvencel A, Altena E, Pérès K, Dartigues JF, Amieva H, Mayo W, Catheline G., 2025, Sleep medicine. DOI: 10.1016/j.sleep.2025.106510

[8] Sleep and sleep habits from childhood to young adulthood over a 10-year period — Thorleifsdottir B, Björnsson JK, Benediktsdottir B, Gislason T, Kristbjarnarson , 2002, Journal of psychosomatic research. DOI: 10.1016/s0022-3999(02)00444-0

[9] Effects of sex, residential area, and age on the seasonality of insomnia-related symptoms: a detailed re-analysis of the longitudinal data of Japanese community residents — Kizuki J, Kaneko Y, Taniguchi T, Furihata R, Yoshita K, Arai Y, Yoshiike N, Uchi, 2026, Sleep and biological rhythms. DOI: 10.1007/s41105-025-00621-9

この記事の情報は2026年11月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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