筋力低下は両脚を一緒に測ってよい?片脚ずつの合計と違う力の読み方を知る

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筋力が伸びても、片脚の合計との差は生じる

若い女性43人を、対照群、片脚ずつのトレーニング群、両脚でのトレーニング群に分けた無作為化比較試験は、この問いに役立つ。膝を伸ばす筋肉を週2回、12週間鍛え、持ち上げられる最大の負荷、等尺性筋力、筋活動、筋肉の厚さを調べた研究だ。[4]

片脚群と両脚群では、片脚ずつ測った最大負荷がそれぞれ平均33.3%と24.6%増え、両脚で測った最大負荷は20.3%と28.5%増えた。これらの筋力の改善は、群間で同程度だったと報告されている。平均の増加率が違って見えることだけを根拠に、どちらかが優れていたと読んではならない。[4]

一方、片脚ずつの等尺性筋力の増加は、片脚群が21.4%、両脚群が10.3%で、片脚群のほうが大きかった。筋活動の増加も片脚群だけに認められた。つまり、両脚での力を伸ばす点では同程度でも、片脚で出す特定の力では練習方法の違いが現れたのである。[4]

重要なのは、介入前には最大負荷の測定で両側性機能低下を示さなかった両群が、介入後には異なる関係を示したことだ。片脚群では差が生じ、両脚群では、逆に同時に出す力が片脚ずつの合計を上回る両側性促通が認められた。片脚群の差を表す値は−6.5%、両脚群の促通を表す値は5.9%だった。[4]

この符号は、その研究の指標でどちら向きの差かを表している。筋力そのものが6.5%落ちたという意味ではない。片脚群も両脚の最大負荷を増やしている。差の指標だけを見れば悪化したように感じても、実際には測った力は伸びていた。記録用紙のマイナス記号は、比較した条件と一緒に読む必要がある。[4]

筋肉の厚さの増加は、トレーニング群間で同程度だった。したがって、同時に力を出したときの差から、筋肉が薄くなったとか、片脚のほうが必ず筋肉を大きくするとまでは判断できない。筋肉の形態、片脚で出す力、両脚で出す力を別々に測った研究だからこそ、同じ言葉にまとめない読み方ができる。[4]

閉経後女性の試験では、両脚群は7種目を2セットずつ、週3日行い、片脚群も同じ種目を片側ずつ行っている。単に検査のときだけ足を替えた比較ではなく、継続した練習の条件を変えた介入だった。下半身の除脂肪組織量は片脚群が対照群より多く増えたが、片脚群と両脚群の間には差がなかった。「対照群より増えた」と「別の運動群より増えた」は、比較相手の異なる結論である。[18]

これを読む際、若い女性の12週間の試験と、閉経後女性の26週間の試験の増加率を並べて、年齢別の伸びやすさを決めることはできない。対象者も期間も練習の内容も違う。それぞれの試験内で、片脚と両脚の練習がどの測定に反映されたかを見るのが筋である。自分の方法を選ぶ場面でも、差の比率を消すことを唯一の目的にせず、何の力を確認したいかを先に置きたい。[4][18]

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疲れたあとの比率を、元気な日の基準にしない

測定条件には疲れの状態も含まれる。男性20人の膝伸展実験では、一定の速さで関節を動かす等速性の測定を用い、疲労させる運動の前後で、両側性機能低下の大きさを比べた。角速度、つまり関節が回る速さは毎秒30度と毎秒150度だった。対象が男性なので、18〜39歳の女性での疲労後の変化量に、そのまま当てはめることはできない。[6]

疲労させる運動の後には、どちらの速度でも膝を伸ばす最大の力が低くなった。ただし、両側性機能低下の変化は同じではない。毎秒150度の条件では−14.0%から−12.5%となり、有意な変化はなかった。毎秒30度では−13.7%から−21.9%へと差が大きくなった。[6]

この実験は、疲れれば両脚と片脚の関係が必ず一定の方向に変わる、という単純な話ではない。最大の力が下がることと、その比率が変わることが別々に起き、速さによっても結果が違った。研究者は、この結果が特定の神経の働きだけを主な原因とする説明に合わないことも指摘している。[6]

日常の記録に引き寄せれば、レッスンや筋トレを終えたあとに測った数字と、運動前の数字を無条件に並べない、という注意になる。立川駅北口で待ち合わせる前の測定と、練習を終えた帰りの測定では、少なくとも「運動前」「運動後」という欄を残しておきたい。これは研究を家庭向けの検査に置き換える提案ではなく、比較条件を消さないための工夫である。[6]

同じ日の測定でも、速度や疲労の条件をそろえる必要がある。研究で疲労による変化が速度によって違った以上、速さの違う測定の比率を、共通の正解に照らして順位づけることも難しい。両脚と片脚の比較は、種目、角度、速さ、疲労の状態という背景を伴った結果として読む必要がある。[5][6][18]

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よくある誤解

「両脚の力は片脚ずつの力を足せば分かる」は、そのままでは成り立たない。閉経後女性の研究では、差が出た種目と出なかった種目があった。片脚ずつの記録を残す意味はあるが、その合計を、実際に両脚で押して測った数字の代用にはできない。どちらを記録したかが分かることが先決である。[18]

「両側性機能低下があれば、弱い側の脚がある」も、比較の取り違えだ。この現象の定義は左右同時と片側ずつの合計との差であり、右脚と左脚のどちらが強いかとは別である。左右の記録が気になるなら、それぞれの片脚の値を確認する必要がある。合計と両脚の値だけでは、左右どちらの結果なのかを分けて読めない。[5]

「差が小さくなった方法ほど、筋肉も増える」という関係は、この研究では支持されていない。閉経後女性の研究では両脚トレーニングで差が小さくなったが、除脂肪組織量の変化に片脚群との違いはなかった。若い女性の試験でも、筋肉の厚さは両群で同程度に増加した。差の改善、筋力の改善、組織の変化を同じ成果として数えないことが大切だ。[4][18]

「差がなければ神経も同じように働いている」という読み方にも注意がいる。刺激を用いた実験では、最大筋力に差がなくても神経の活動評価には違いがあった。反対に、力の差だけで神経の状態を診断することもできない。測定値を体の故障箇所の名前に直結させず、まずはその検査が比べた条件を確認したい。[20]

今日からできること

  • 手元の記録に「両脚同時」「右脚」「左脚」「片脚ずつの合計」を区別して書く。両側性機能低下は同時と合計の比較であり、左右差そのものではない。[5]
  • 過去と比べる前に、測った種目を確認する。26週間の女性の研究でも、レッグプレスと膝伸展では差の有無が違った。[18]
  • 膝の位置や運動前後もメモに残す。男性10人の角度比較と男性20人の疲労実験は、角度や疲労・速さを消して比較できないことを示している。[5][6]
  • 練習後に差の指標だけが大きくなっても、実際の片脚と両脚の力を併せて見る。若い女性の12週間の試験では、筋力が伸びながら両者の関係が変化していた。[4]
  • 自己流の最大負荷テストに置き換えず、検査を受けるときに測定者へ比較相手を尋ねる。「片脚の合計との差か、以前の両脚との差か」という確認が出発点になる。[4][5]

日々の歩きにくさや痛みを、両脚と片脚の比率だけで説明しようとする必要はない。個別の健康状態の判断は医師に相談する。ここで扱った比率は、研究の条件の中で力の出し方を比べるためのものであり、自分で病名をつける道具にはしない。

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オンザショア立川店で、確かめたい力と運動の予定を考える

片脚と両脚の記録を読むときと同じように、運動を選ぶときも何を続けたいかを先に考えたい。オンザショア立川店は8:00〜23:30の営業で、全曜日同じ時間、年中無休である。JR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10エトロワビル3Fにある。

溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングを扱っている。ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。ホットヨガ以外の選択肢も含め、生活の中に運動の予定を置くための場所として検討できる。営業時間と所在地、参加する内容を合わせて確認しておきたい。選べる内容は店のトップから、利用に関わる費用は料金ページから確認できる。

ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。参加条件と希望する内容を確かめ、通える日時を体験予約で選ぶと、運動の予定を具体的に置ける。

参考文献

[1] Neuromuscular performance in voluntary bilateral and unilateral contraction and during electrical stimulation in men at different ages — Häkkinen K, Pastinen UM, Karsikas R, Linnamo V., 1995, European journal of applied physiology and occupational physiology. DOI: 10.1007/bf00634381

[4] Neuromuscular Adaptations to Unilateral vs. Bilateral Strength Training in Women — Botton CE, Radaelli R, Wilhelm EN, Rech A, Brown LE, Pinto RS., 2016, Journal of strength and conditioning research. DOI: 10.1519/jsc.0000000000001125

[5] Bilateral deficit phenomenon and the role of antagonist muscle activity during maximal isometric knee extensions in young, athletic men — Kuruganti U, Murphy T, Pardy T., 2011, European journal of applied physiology. DOI: 10.1007/s00421-010-1752-8

[6] Fatigue effects on the bilateral deficit are speed dependent — Owings TM, Grabiner MD., 1998, Medicine and science in sports and exercise. DOI: 10.1097/00005768-199808000-00012

[18] The effect of unilateral and bilateral strength training on the bilateral deficit and lean tissue mass in post-menopausal women — Janzen CL, Chilibeck PD, Davison KS., 2006, European journal of applied physiology. DOI: 10.1007/s00421-006-0165-1

[20] Reduced cortical voluntary activation during bilateral knee extension — Girompaire L, Morel B, Lapole T., 2017, Human movement science. DOI: 10.1016/j.humov.2017.01.005

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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