
大人の日記には、味と日常の都合が一緒に出てくる
子どもの調理実験を読んだあとに残るのは、「仕事帰りの自分にはどうか」という疑問だ。大人を対象にした食事介入の経験日記は、別の角度からその問いを照らす。健康な23〜69歳の参加者による79冊の日記を分析した質的研究では、動物性と植物性のたんぱく質の割合が異なる食事を12週間続けた経験を扱っている。質的研究とは、語られた経験や意味を整理して読む方法である。幅広い年齢の健康な成人の経験を扱っており、18〜39歳の女性だけの評価としてそのまま当てはめることはできない。[2]
食事は、動物性と植物性の割合が70%と30%、50%と50%、30%と70%の条件だった。日記の内容は、体に関する経験、日常生活上の実際的な事情、味や食感などの感覚的な特徴、社会的な場面、慣れと新しさ、健康、倫理、全般的な好みといったテーマに分けられた。食事への評価には、味以外の生活上の事情も含まれていた。[2]
植物性たんぱく質製品へのコメントは、肉たんぱく質製品より好意的なものが多かった。また、継続して触れる中で、認識の変化には否定的なものより肯定的なものが多く報告された。一方で、植物性製品の感覚的な品質や調理しやすさには、改善の余地があるとされた。慣れれば味や使い勝手の問題がすべて消える、という話ではない。[2]
この研究は、自分で作った食事と他人が作った食事を比べたものではない。肯定的な感想が多かったことも、食べた量や体重の効果量ではない。成人の経験として役立つのは、「続けて食べる経験」と「料理のしやすさ」の両方が評価に関わる論点として現れた点である。[2]
新しい食材を使ってみた日の感想を、「おいしい」「まずい」だけで終わらせない方法はある。味は好みに合ったが帰宅後には作りにくかったのか。手順は楽だったが、食感が好きではなかったのか。どこを変えたいかを分ければ、次に同じ料理を試すか、別の調理法を探すかを考えやすい。これは日記研究を踏まえた振り返りの提案であり、特定の方法の効果を保証するものではない。[2]
料理しない日にも、食事の評価は残せる。買った料理を食べて、次も選びたいかを考えることと、台所で手を動かすことは別の経験だ。自炊の有無を唯一の物差しにすると、味の好みと生活に合うかという、日記に現れた異なる側面を見失いやすい。手料理への敬意と、毎晩作れるかという予定表は、同じ欄に書かなくてよい。[2]
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
家庭の食事研究から「手作りだけが正解」とは言えない
家庭で作ることと食品の摂取には、観察研究もある。英国の2〜5歳の子どもの主な養育者434人に尋ねた横断研究では、親とおおむね同じものを食べることや、素材から調理することが、子どもの野菜摂取と正の関連を示した。既製ソースの使用には負の関連が見られた。横断研究は、ある時点での特徴同士の関係を調べるもので、原因の順番まで確定する方法ではない。幼児の食事についての結果であり、18〜39歳の女性自身の野菜摂取にそのまま当てはめることはできない。[5]
野菜の好みについては、親とおおむね同じものを食べることに正の関連があり、調理済み料理の使用に負の関連があった。一方、この集団では家族で食事する頻度と野菜の摂取・好みとの関連は見られなかった。家庭での食事という大きなくくりの中でも、どの特徴を見るかで結果は違っていた。[5]
ここで調べたのは、幼児の食事と家庭環境である。大人が買ってきた夕食を食べると野菜嫌いになる、という実験ではない。また、関連があることから、既製ソースをやめれば野菜摂取が増えるとも決められない。忙しい日の便利な食品を悪者にする根拠として使うと、対象も研究方法も飛び越えてしまう。[5]
家族の食事環境を変える支援では、無作為化比較試験も行われている。アフリカ系米国人の、8〜12歳の子どもがいる126家族を、オンライン介入と対照に分けた研究である。無作為化比較試験とは、条件への割り付けを無作為に行い、介入による違いを比べる研究だ。内容は全8回で、健康的な家庭の食環境を支えるものだった。子どものいる家族を対象とした支援であり、18〜39歳の女性全般に同じ変化を当てはめるには、家族構成や生活環境の違いを考える必要がある。[9]
介入後から4か月後の評価では、親の献立を計画する技能が介入群で高かった。一方、家庭での果物・野菜の入手しやすさ、調理の実践、健康的な外食先の選び方などには、両群で時間とともに改善した項目もあった。介入群の前後で良くなったことをすべて介入の効果に数えると、対照群でも起きた変化を見落とす。[9]
この試験が示すのは、一部の食環境や技能に関する指標の変化である。「料理支援を受けると必ず食べる量が減る」という結論ではない。食事への働きかけを評価する際には、作る技能、計画する技能、家庭にある食品、実際に食べた量を、それぞれの名前で確かめる必要がある。[9]

よくある誤解
「自分で作ったものなら、必ずおいしくなる」。子どもの調理参加実験で好みが高かったのは、おやつ全体や一部の食品である。調理群では未知の食品を試す意欲も高かったが、すべての食品の好みが一律に上がるという結果ではない。まして、大人の毎日の料理に同じ変化が必ず起こるとは言えない。[8]
好きになれなかった料理があっても、調理への参加が無意味だったと急いで採点する必要はない。研究でも、好みだけでなく、味見の意欲や選んだ食品を別々に評価していた。台所で扱ってみたが味は合わなかった、という経験と、最初から食卓の候補に入らなかった状態は区別できる。[8]
「自炊すると満足するので、食事量も自然に減る」。これは、好みと摂取量を一つの結果にしてしまう読み方だ。子どもの実験では、総摂取量と空腹・満腹の評価に群間差が認められなかった。おいしさの点数が上がったことから、量が減る、体重が変わると段階を飛ばしてはいけない。[8]
「料理への自信がつけば、健康的な食事は完成する」。親子向けプログラムで自信や家庭の野菜の入手しやすさが改善したことは、短期の成果として意味がある。ただし、調理、教育、食事を含む活動の前後評価だった。自信の改善だけを取り出し、それが食事全体の変化を起こしたとする因果の読み方はできない。[14]
手間をかけるほど偉いという採点にすると、食事を選ぶ話が家事の成績表に変わってしまう。大人の経験日記でも、感覚的な特徴と実際の生活の事情は別のテーマだった。料理を好きになることと、平日の予定に収まることを、両方確認する余地を残しておきたい。[2]
今日からできること
- 食べ慣れない食材を試すなら、完成品を評価するだけでなく、洗う、混ぜるなど準備に関わる場面を作ってみる。7〜11歳の実験で調理群の味見への意欲が高かったことを手がかりにする提案であり、大人で同じ変化を約束するものではない。[8]
- 食後には「好きだったか」と「食べた量」を分けて振り返る。137人の実験で好みや選択と総摂取量の結果が一致しなかった点を、評価を混ぜないための目印にする。[8]
- 新しい料理の感想は、味や食感と、作りやすさを分けて残す。79冊の日記の分析が扱った感覚的な特徴と日常生活上の事情を、次の献立を考える問いとして借りる。[2]
- 献立を考える作業も、調理とは別の技能として扱う。126家族の試験では、介入後から4か月後に親の計画技能が介入群で高かった。料理しない日の予定も含め、次に何を食べるかを考える余地を作る。[9]
- 食事の変化を見たいときは、料理の出来だけでなく、家に置く食品にも目を向ける。89組の親子の短期評価では、調理への自信と家庭の野菜の入手しやすさがともに改善していた。研究の種類数を、自分への達成ノルマに置き換えなくてよい。[14]

オンザショア立川店で、生活に収まる予定を考える
食事の準備も体を動かす時間も、生活の予定と並べて考えたい。オンザショア立川店は8:00〜23:30、年中無休で営業している。朝に動くか、仕事のあとに立ち寄るか。営業時間を見ながら、自分が続ける時間を検討するための場所である。店舗はJR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある。
溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガやピラティス、パーソナルトレーニングなどを扱う。ヨガだけで25種類以上のレッスンがあり、内容を確認して通う予定を考えられる。食事の準備と運動をそれぞれ予定に入れるなら、通える時間帯と参加したい内容を照らし合わせたい。
参加できるクラスを選ぶ際、妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。内容は店舗の案内で確認できる。ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。料金ページと予約ページを見て、生活の予定に収まる日程を検討できる。
参考文献
[2] Perceptions of three diets varying in animal- and plant-based protein contents: Analysis of participant experience diaries — Pellinen T, Jallinoja P, Erkkola M, Pajari AM., 2024, Appetite. DOI: 10.1016/j.appet.2024.107538
[5] Characteristics of family mealtimes affecting children’s vegetable consumption and liking — Sweetman C, McGowan L, Croker H, Cooke L., 2011, Journal of the American Dietetic Association. DOI: 10.1016/j.jada.2010.10.050
[8] Involving children in cooking activities: A potential strategy for directing food choices toward novel foods containing vegetables — Allirot X, da Quinta N, Chokupermal K, Urdaneta E., 2016, Appetite. DOI: 10.1016/j.appet.2016.04.031
[9] Outcome Evaluation of Family Eats — Cullen KW, Thompson D, Chen TA., 2017, Health education & behavior : the official publication of the Society for Public Health Education. DOI: 10.1177/1090198116643917
[14] Impacts of a Vegetable Cooking Skills Program Among Low-Income Parents and Children — Overcash F, Ritter A, Mann T, Mykerezi E, Redden J, Rendahl A, Vickers Z, Reicks, 2018, Journal of nutrition education and behavior. DOI: 10.1016/j.jneb.2017.10.016
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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