姿勢の科学 第3回 ピラティスで姿勢改善、マットと器具はどちらを選ぶか

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

動きやすくなっても、背骨の角度が変わらない研究がある

非特異的腰痛の患者22人を調べた研究は、肯定的な結果と異なる面を示す。対象は20〜65歳で、男性7人、女性15人。指導を受けるピラティスを6週間、1回60分、週に最大2回行い、質問票と画像による腰・骨盤の並びなどを評価した。[12]

結果は、日常機能を尋ねる質問票の改善があっても、運動後の腰と骨盤の並びには有意な変化がなかった。腰全体の動かせる範囲は、分類された群のうち伸展パターン群で有意な変化があり、屈曲パターン群では有意ではなかった。質問票と画像による並び、可動域との間にも有意な相関が見られなかった。[12]

この研究は無作為化された運動群と無運動群の比較ではなく、患者を動作のパターンで分類して経過を調べたものだ。[12] 改善の全てを運動の効果と断定することはできない。それでも、本人の機能評価と画像上の姿勢を別々に確認した点は、レッスンの成果を考える上で役立つ。

著者らは、患者の状態が比較的軽く、測定した並びが正常範囲内にあった可能性を、角度に変化が出なかった理由として挙げている。ただし、それを確かめるには追加研究が必要とも記している。[12] 説明の候補と、証明された原因を分けておきたい。

運動を続ける人にとって、この結果は目標を増やす材料になる。「背骨の角度が変わったか」に加え、「以前気になっていた動作をどう感じるか」を記録する。逆に、動作が楽に感じられたからといって、画像で調べるような骨格の変化まで起きたと判断することも避ける。この研究が示すのは、評価の種類によって結果が分かれるという具体例である。[12]

家庭で記録するなら、動きにくかった場面を短く書き留める方法がある。この記録は、指導者に動作の様子を相談するときの材料になる。鏡の印象だけを合否にすると、機能面の変化を見落とすおそれがあることは、質問票と画像の結果が一致しなかった研究から読み取れる。[12]

年齢や背骨の状態が違えば、選ぶ運動も変わる

健康な高齢者34人を追った前後比較研究は、60歳を超える人を対象に、指導付きのピラティスを週2回、10週間行った。運動前の測定を複数回設け、立位と座位で横から見た背骨の角度を調べている。運動直後には立位で胸部の曲がりがやや減り、座位で腰の伸展がやや増えたが、もともとの測定値の変動を考慮すると、改善は立位の胸部に小さく観察されたという結論だった。[13]

短期の追跡期間には有意差が見られず、長期の効果はさらに調べる必要があるとされた。一方で、個別に組み立てた運動は実施可能で、出席率の高さは継続に適したプログラムであることを支えると著者らは述べている。[13] 姿勢の角度だけでなく、参加し続けられる設計も検討した研究として読める。

これは20代の女性のマット試験とは対象も設計も異なる。[10][13] 家族と同じ運動をしたい場合でも、その人の体の状態と、指導を受けられる条件を確認したい。研究にあった回数をそのまま共有するより、何を無理なく行えるかから相談を始めるほうが、自分の計画を具体にできる。

背骨が左右に曲がる側弯については、患者を対象にした10件の無作為化比較試験、合計359人をまとめたメタ分析がある。コブ角、体幹の回旋、痛み、体幹の可動域、生活の質に改善を示す結果が得られたが、著者らは根拠の質が低いため慎重な解釈を求めている。[6] 姿勢の悩み一般と、診断を受けた背骨の状態を同じ扱いにしないための重要な区別だ。

さらに姿勢のずれのメタ分析では、側弯に対してシュロス法という別の運動法がピラティスより優れるという結果もあった。ただし、この比較の根拠の確実性は非常に低いとされている。[1] 運動法を比較した結果と、その確かさを一緒に読むことで、診断を受けた人が医療側へ相談する際の選択肢を整理できる。

診断を受けた背骨の状態については、一般の姿勢練習と医療での運動計画を分けて考える。診断を受けている場合は、運動を選ぶ前に医療側の指示と参加条件を確認する。

腰痛の研究は、運動直後だけでなく、6か月と12か月にも評価している。[12] こうした追跡があることで、その場での感想と時間がたった後の自己評価を分けて考えられる。体験当日の心地よさを記録することは構わないが、それを長期の姿勢改善の証拠として紹介しない。続けた期間と、確認した時点を添えておくことが、自分の経過を相談する助けになる。

高齢者の研究が運動前の測定を繰り返した点も参考になる。運動前から座位の腰の角度に変動があり、その変動を考慮して結論を絞っている。[13] 家庭の鏡や写真は研究用の測定とは異なるが、自分の記録を見比べるなら、立位と座位を混ぜず、同じ場面を記録するという工夫はできる。その日の印象を、変化の全体像として扱わないための整理だ。

側弯のメタ分析では、含まれた試験の質を評価する点数は3〜10、平均は5.3だった。著者らは研究の質を十分に高いものとは評価せず、結果への注意を求めている。[6] 改善を示す数字が大きく見えても、それだけで方法の優劣を決めない。診断のある人の計画は、一般向けの姿勢レッスンの紹介と切り分け、医療側の判断を踏まえて立てるべきである。

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

よくある誤解

「器具を使えば、マットより姿勢が良くなる」という思い込みを確かめるなら、初心者の比較試験が手掛かりになる。両群に改善があっても群間の有意差はなかった。[5] 好みや参加しやすさで器具を選ぶことはできるが、姿勢を目的にした選択では、運動内容と自分が参加できる条件を軸にできる。

「見た目の角度が変わらなければ、運動は失敗」という判断より、機能面の記録も合わせて見るほうが成果を捉えやすい。腰痛の患者の研究では、質問票で感じた機能の改善が、画像による並びの有意な変化と一致しなかった。[12] 目標を見た目だけに置くと、このような成果の分かれ方を拾えなくなる。自分が変えたい場面を記録し、姿勢と動作を別々に評価する視点を持ちたい。

「レビューが肯定的なら、誰にでも同じ方法が最適」という読み方にも注意が要る。体の姿勢のレビューには設計上の制約があり、姿勢のずれのメタ分析では成人の根拠の確実性が低かった。[1][3] 初心者、若い女性、高齢者、腰痛の患者という対象を見分けることで、自分に近い研究から計画の手掛かりを得られる。[5][10][12][13]

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

今日からできること

  • 姿勢のために始めたい初心者は、申し込む前にマットとリフォーマーの体幹運動を候補にし、1回60分、週3回、8週間という試験条件と通える日程を指導者と照らし合わせる。[5]
  • 初回の相談では、初心者の試験で組み合わせた10種類の運動を参考に、自分が練習する内容を確認する。気になる肩や骨盤の左右差も伝え、目的に合う動作を選ぶ。[5]
  • 姿勢の並びを気にする20代の女性は、週3回、12週間のマット試験を参考に参加計画を立てる。開始前と期間の終わりに、気になる並びと動作を別々に記録して指導者に伝える。[10]
  • 動きやすさも確かめたい人は、開始前と継続後に、気になる動作の感覚を記録する。腰痛患者の研究で使われた6週間の区切りも参考に、見た目の記録と分けて相談の材料にする。[12]
  • 痛みが出たときはその動作を止め、指導者に伝える。妊娠中・産後すぐ・持病・服薬中・けががある人は、始める前に医師に、産後は産科の医師や助産師に相談する。

マットの姿勢練習を続ける時間を、オンザショアで考える

マットで姿勢の練習を始めたい人は、仕事や生活の予定を見ながら、続けられる曜日と時間を先に考えたい。ピラティスを扱うオンザショア立川店の営業時間は8:00〜23:30、年中無休で、仕事の後など生活に合わせて通う時間を検討できる。

所在地は東京都立川市曙町2-14-10エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分だ。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングを扱う。HIITは短い高強度運動と休みを繰り返す方法である。ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。

ヨガ・ピラティスの体験は税込1,980円、60分で、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタル込みだ。店の案内、料金、ピラティス体験を確認し、自分の生活で続けられる通い方を考える。暑さが苦手な方・持病のある方・妊娠中の方は常温のレッスンか医師への相談を検討したい。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できない。医師から運動を止められている方は利用できない。

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

参考文献

  1. Are Pilates Exercises Effective in Improving Postural Misalignment? Systematic Review and Metanalysis — Graziella Cristina Roque et al., 2024, Musculoskeletal Care. DOI: 10.1002/msc.70009
  2. Effects of Pilates exercises on spine deformities and posture: a systematic review — Fangyi Li et al., 2024, BMC Sports Science, Medicine and Rehabilitation. DOI: 10.1186/s13102-024-00843-3
  3. Effects of Pilates on Body Posture: A Systematic Review — Fangyi Li et al., 2024, Archives of Rehabilitation Research and Clinical Translation. DOI: 10.1016/j.arrct.2024.100345
  4. Effects of Pilates Reformer Core and Mat Core Exercises on Standing Posture Alignment — G. Sim et al., 2022, Physical Therapy Korea. DOI: 10.12674/ptk.2022.29.4.282
  5. The effect of Pilates exercise training for scoliosis on improving spinal deformity and quality of life — Yan-Yun Gou et al., 2021, Medicine. DOI: 10.1097/md.0000000000027254
  6. The Effects of the Mat Pilates Exercise on Postural Alignment, Muscle Strength, and Balance Ability in Women with Malalignment Syndrome — K. Koo et al., 2022, Journal of Sport and Leisure Studies. DOI: 10.51979/kssls.2022.01.87.329
  7. Effects of pilates exercises on radiographic lumbo-pelvic alignment and range of motion in non-specific low back pain patients. — Ching Huang et al., 2024, Journal of bodywork and movement therapies. DOI: 10.1016/j.jbmt.2023.10.004
  8. Sagittal Spinal Posture After Pilates-Based Exercise in Healthy Older Adults — Yi-Liang Kuo et al., 2009, Spine. DOI: 10.1097/brs.0b013e31819c11f8

この記事の情報は2026年10月時点のものです。妊娠中・産後の方、持病のある方・服薬中の方は、運動を始める前に医師にご相談ください。

二の腕・お腹・太もも・姿勢の科学特集(全20回)のほかの記事

二の腕・お腹・太もも・姿勢の科学特集の一覧

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

1

2


Warning: Attempt to read property "show_author" on false in /home/c1531448/public_html/ontheshore.jp/wp-content/themes/heal_tcd077/single.php on line 165

関連記事

ご体験予約