運動習慣は引っ越すと崩れやすい?以前の合図と新生活での続け方を研究で読む

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

通勤で歩く量と、余暇の運動は分けて点検する

街の歩きやすさと活動の関係は、「運動をした気がするか」だけでは捉えきれない。転居した人への質問と聞き取りを組み合わせた研究では、移動のための歩行、移動のための自転車、身体活動全体の変化をそれぞれ調べている。結果を分けることで、何が増えて何が変わらなかったかが見えてくる。[19]

この研究では、以前よりかなり少ない状態から、かなり多い状態までを5段階で回答した。歩きやすさが改善した人の移動歩行の平均は3.29、悪化した人は2.96だった。ただし、その群間差の検定はp=0.053であり、通常の5%水準では統計学的に有意な差に届かなかった。「改善した群の平均が高かった」と「明確な差を確認した」は分ける必要がある。[19]

移動の自転車については、歩きやすさが悪化した人の平均は2.69で少し減った側、改善した人は3.02でほぼ変わらない側だった。この差は統計学的に有意だった。一方、歩きやすさの変化と、本人が感じた身体活動全体の変化には有意な関連がなかった。歩行の条件がよくなれば総活動量も必ず増える、という単純な結果ではない。[19]

聞き取りでは、近くの目的地へつながる安全な道が、移動の歩行や自転車を助けるという話が出ている。移動で歩く量などの変化を埋め合わせるように、余暇の身体活動を調整した人もいた。余暇の活動には、景観や、地域・家族とのつながりを作れる運動機会も関わっていた。[19]

この結果を新生活に当てはめるなら、まず以前と今の移動を別々に書いてみる。旧居では駅まで歩いていたが、新居ではバスに乗る。逆に、新居では買い物先へ歩いて行ける。ここで挙げるのは研究で効果が確定した処方ではなく、移動と余暇を区別して調べた研究から作る、自分の変化を見つけるための問いである。[19]

たとえば、レッスンへ行かなくなったことが気になっていても、通勤での歩行は増えているかもしれない。反対に、以前と同じ頻度で施設に通っていても、日常の移動は車中心に変わったかもしれない。移動と余暇を分けると、この違いを拾える。[19]

在宅勤務への移行も、新生活に伴う変化を考える補助線になる。感染症流行中の在宅勤務を扱った系統的レビューは、21件、計1,268人を対象に、座る行動の16%増加、身体活動の17%減少を報告した。軽い活動は26%、中高強度の活動は20%減っていた。対象は感染対策の規制下で在宅勤務をした人々である。18〜39歳の女性の転居後の変化に、そのまま当てはめることはできない。[2]

この数字を「家で働くと誰でも17%減る」と使うのは適切でない。レビューが対象とした状況を踏まえれば、仕事の場所や生活の条件が変わった際に、運動の予定だけでなく、日中の動きと座る時間も見直す理由になる。引っ越しと在宅勤務が重なったなら、どちらか片方だけを原因と決めず、失われた移動と現在の過ごし方を具体的に見たい。[2]

転居前にしていた運動をそのまま戻すことと、活動全体の変化を知ることは、別の作業である。旧居の駅前で通っていたレッスンを探し直す前に、今はどんな用事で外へ出ているかを眺めてみる。買い物への歩行と運動の予定は目的が違うが、どちらも暮らしの中の動きだ。片方だけを見て「全部失敗した」と決める必要はない。[19]

新居の地図を見る際にも、施設までの直線距離だけで判断しない。研究の聞き取りが挙げたのは、目的地につながる安全な経路や、活動できる機会である。駅から家までの帰り道で寄れるのか、家からいったん出直すのか。こうした確認は、その研究を生活の点検に使う例であり、近い施設なら継続できるという保証ではない。[19]

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よくある誤解

「以前続いていたのだから、新居でも同じ気持ちで続くはずだ」という見方は、行動を支えていた状況を落としている。習慣の理論では、準備や開始と結びついた合図が消えること自体が、途切れの説明になる。そこで確認したいのは、自分の性格の判定より、以前のどの場面が今は存在しないかである。[1]

ただし、すべてを合図だけで片づけるのも早い。新居で家事や仕事の負担が増えれば、それ自体が運動の準備と競合しうる。論考が挙げるのも、状況の変化だけでなく、責任や競合する活動の増加である。帰宅後に動こうとしていたのに新たな用事が入るなら、同じ時刻に同じ決心を重ねる前に、その時間の使われ方を見直す余地がある。[1]

「歩きやすい街に移れば、運動習慣も完成する」という期待も飛躍がある。大規模研究は歩数などの増加と持続を示したが、それをそのまま、運動を始める準備まで自動化した証拠にはできない。活動量が増えたことと、狙った運動を始める習慣が育ったことを、同じ意味で扱わないのがよい。[8][1]

街の評価では、歩数の増加と施設への出席を別の欄で考える。通勤で歩数が増えても、予約した運動へ行けるかは別に確認する必要がある。逆に、通う回数を保っていても、買い物や通勤の歩行が減ったなら、その変化を記録に残す。研究で測った活動の種類をそろえて比べると、生活のどこが変わったかが読み取りやすい。[8][19]

「引っ越し前の運動量をすぐ再現できなければ失敗だ」という採点にも、注意したい。転居研究では活動が増える人、減る人、全体では変化を感じない人の違いが扱われている。以前と同じ運動予定だけを取り戻そうとする前に、新しい移動と余暇がどう組み合わさっているかを調べるほうが、現状を正確に捉えられる。[19]

検索で「運動 習慣 週 1」と調べた場合も、ここで扱った転居研究から、週1回で健康に十分だとは判断できない。研究ごとに、歩数、定期的な歩行の開始、身体活動全体など、測っているものが違うためだ。健康への効果を回数だけで決めることと、新生活で出発の機会を作ることは、分けて考えたい。[3][8][20]

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

今日からできること

ここからは、準備・開始の習慣に関する提案と、転居研究の測定の仕方を、自分の暮らしの点検へ移した例である。効果が確定した再開手順ではない。できたかどうかだけでなく、どの段階で止まったかを見つけるために使う。[1][19]

  • 旧居での準備から出発までを文章にする。「帰り道で思い出した」「荷物は仕事のバッグに入っていた」など、以前の合図と、転居後に失われた部分を分けて書く。[1]
  • 新居で使える合図を選び、準備と開始を別々に決める。たとえば帰宅後に準備するのか、外出前に荷物をまとめるのかを、自分の現在の動線に合わせて検討する。[1]
  • 活動の変化は、移動の歩行、移動の自転車、余暇の運動に分けて振り返る。研究の5段階評価のように「以前より少ない・同じ・多い」を考えるところからでもよい。[19]
  • 新居から目的地までの道を、安全性とつながりで見る。行ける場所の名前を増やすだけでなく、日常の用事とどう結びつく経路なのかを確認する。[19]
  • 旧居と新居の駅や買い物先までの徒歩経路を地図で確かめ、手元に歩数の記録があれば移動日の歩数差も見る。記録がなければ、今の経路を実際に歩いて記録し、今後の比較の基準にする。環境と活動を対応させた研究を、日常の観察へ移す例である。[8][19]

記録の媒体を決めることより先に、何を確かめるかを決めたい。紙とスマートフォンの比較は隣の記事の問いである。ここでは「行こうと思ったのか」「準備に入れたのか」「出発できたのか」という流れと、移動の活動が以前より変わったかを押さえる。入口を細かく見ることで、単に「続かなかった」と書くより、次に変える場所が明確になるという実践上の提案だ。[1][19]

記録を見返す際は、準備を始めなかった日と、準備したが出発しなかった日を区別する。前者なら荷物をまとめる場面、後者ならその後に入った用事を確認できる。論考が提案する自己記録と計画づくりを、このように観察する項目へ落とす。変更した予定が実行できたかも記録すれば、次の見直しの材料が残る。[1]

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新生活の予定を考えるなら、通う場所の住所と利用できる時間を、自分の動線に重ねて確かめたい。オンザショア立川店はJR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある。営業時間は全曜日8:00〜23:30で、年中無休だ。通勤や買い物の予定と合わせて、利用を検討するための基本情報である。

参加条件も先に確認したい。医師から運動を止められている方は利用できない。妊娠中の方は溶岩ホットヨガに参加できないが、常温のマタニティヨガがある。

ヨガの体験レッスンは税込1,980円。60分のレッスンに、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。準備する物や移動を考え、続ける場所の候補として確かめる機会になる。料金と体験の予約で、検討に必要な情報へ進める。

溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングなどがあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。場所や種目の確認には店のトップも使える。

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

参考文献

[1] Maintaining habitual physical activity by overcoming disruptive competing actions: mechanisms and interventions — Kaushal N, Nemati D, Jekauc D, Luszczynska A, Hagger MS., 2025, Journal of behavioral medicine. DOI: 10.1007/s10865-024-00541-y

[2] The Impact of “Home Office” Work on Physical Activity and Sedentary Behavior during the COVID-19 Pandemic: A Systematic Review — Wilms P, Schröder J, Reer R, Scheit L., 2022, International journal of environmental research and public health. DOI: 10.3390/ijerph191912344

[3] Moving to an active lifestyle? A systematic review of the effects of residential relocation on walking, physical activity and travel behaviour — Ding D, Nguyen B, Learnihan V, Bauman AE, Davey R, Jalaludin B, Gebel K., 2018, British journal of sports medicine. DOI: 10.1136/bjsports-2017-098833

[8] Countrywide natural experiment links built environment to physical activity — Althoff T, Ivanovic B, King AC, Hicks JL, Delp SL, Leskovec J., 2025, Nature. DOI: 10.1038/s41586-025-09321-3

[15] Associations between neighborhood walkability and walking following residential relocation: Findings from Alberta’s Tomorrow Project — McCormack GR, Koohsari MJ, Vena JE, Oka K, Nakaya T, Chapman J, Martinson R, Mat, 2022, Frontiers in public health. DOI: 10.3389/fpubh.2022.1116691

[19] A Mixed Methods Study on the Barriers and Facilitators of Physical Activity Associated with Residential Relocation — Salvo G, Lashewicz BM, Doyle-Baker PK, McCormack GR., 2018, Journal of environmental and public health. DOI: 10.1155/2018/1094812

[20] Residential relocation trajectories and neighborhood density, mixed land use and access networks as predictors of walking and bicycling in the Northern Finland Birth Cohort 1966 — Kärmeniemi M, Lankila T, Ikäheimo T, Puhakka S, Niemelä M, Jämsä T, Koivumaa-Hon, 2019, The international journal of behavioral nutrition and physical activity. DOI: 10.1186/s12966-019-0856-8

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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