プランクは体重の全部を腕で支える?手足に分かれる力とカロリーの読み方

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

長く保てた日は、支える力が増えた日なのか

同じプランクでも、何を聞きながら行うかで保持時間が変わる場合がある。身体活動を行う成人30人が、言葉による励ましの有無を無作為な順序で試した研究では、励ましありの方が実施時間は長かった。中央値は125.9秒と97.0秒で、効果量は中程度と報告されている。身体活動を行う成人の結果であり、18〜39歳の女性に同じ時間の延長を期待できるかは別に検証する必要がある。[4]

一方、筋電図の振幅や中央周波数には、励ましの有無による有意な差がなかった。中央周波数は筋電図の信号の周波数を表す指標である。自覚的なきつさは励ましありで高くなったが、その効果量は小さかった。長くできた、よりきつく感じた、筋電図が変わった、という結果はひとまとまりではなかった。[4]

この実験は、励ましを受ければ腕にかかる割合が減る、と示したものではない。また、その場で長く保持できたことを、腹筋が成長した証拠として扱うこともできない。比べたのは励ましの有無による、その場の実施時間と筋電図、自覚的なきつさである。測定結果に合った名前で変化を呼ぶことが大切だ。[4]

音楽については、結果がそろっていない。日常的に運動する若い成人12人を対象にした無作為化クロスオーバー試験では、全員が異なる条件を順に試した。運動中ずっと音楽を流す条件では、音楽なしと比べてプランクの限界までの時間と、疲れを感じ始めるまでの時間が長くなった。保持時間に対する効果量は0.76だった。日常的に運動する若い成人の結果を、18〜39歳の女性全般にそのまま当てはめることはできない。[17]

ただし、疲れを感じてから音楽を流した場合、プランクの保持時間には同じ有意な延長は示されなかった。音楽条件による心拍や血中乳酸の変化にも差はなかった。音楽があるかだけでなく、いつから聴くかも比較した実験であり、「音楽なら何でも同じ」とは読めない。[17]

これに対し、男子大学サッカー選手17人が、好きな音楽、仮想現実、外部刺激なしで前腕プランクをした無作為化試験では、保持時間にも平均心拍数にも有意な差はなかった。保持時間の平均は、音楽で200秒、仮想現実で173秒、刺激なしで177秒だった。平均値が並ぶと順位を付けたくなるが、この試験では差が確認されていない。対象は男性の競技選手であり、18〜39歳の女性に同じ結果が当てはまるかは、この比較とは分けて考える必要がある。[20]

平均値の大小と、統計的に差が確認されたかは分けて読む。参加者ごとのばらつきを踏まえた結果を読む必要がある。著者らも、音楽や仮想現実の利用は運動する人の好みに基づいてよいと結論している。好きな曲は使えるが、記録更新の保証書として再生するものではない。[20]

これらの研究には、対象や音楽の与え方などの違いがある。どちらかを捨てて、音楽は必ず効く、あるいはまったく意味がないと決める必要はない。短時間の保持記録には実施条件も関係し得る一方、対象と条件に応じて結果を読む必要がある。[17][20] 18〜39歳の女性に共通する効果として扱うには、女性を対象にした検証が必要である。[17][20]

自宅では無音、レッスンでは音楽と声掛けがある。その日に自己記録を超えたら、まずは「その条件で長く保てた」と記録すればよい。直ちに筋力の増加や荷重分配の変化を断定しなくても、達成した事実は残る。励ましの研究と音楽の研究は、成果を小さく扱うためではなく、成果の中身を取り違えないために役立つ。[4][17][20]

記録を読み比べる際には、平均と中央値の違いにも目を向けたい。励ましの研究が示した代表値は中央値で、選手の音楽の研究が示した値は平均とばらつきである。それぞれ別の集団、別の実験で得た数字を並べても、長い方が優れた練習だったという比較にはならない。同じ単位で書かれていることは、同じ条件で測られたことを意味しない。[4][20]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

よくある誤解

「腕が先につらいのは、お腹を使っていない証拠だ」という受け止め方は急ぎ過ぎである。プランクとV字保持の比較では、腹部の筋活動に有意な差がなくても、胸側の背中や広背筋の活動には差があった。肩への要求も含めて保持時間を考える必要がある。つらい場所の名前だけでは、ほかの筋肉が働いていないとは判断できない。[1]

逆に、「お腹を使っている感じが強ければ、腕の支えは無視できる」という考えも、評価の目的を狭めてしまう。研究では腹部だけでなく背中側の筋肉も測り、腰の姿勢も比較している。体の一部分の感覚を大切にしつつ、それだけで姿勢全体の測定を代表させない読み方が必要だ。[1]

「体重が同じなら、プランクのきつさも同じ」は、今回の比較研究からは導けない。姿勢や床から受ける力を解析した結果と、複数の筋肉の活動を合わせて、保持時間の違いを検討しているからである。体重という数字だけを見て、友人と同じ時間できるはずだと考える必要はない。比較する前に、姿勢と支えの条件を確かめたい。[1]

「長くできた分だけ、腹筋の活動や消費カロリーも増えた」は、異なる指標を混ぜている。励ましの試験では時間が延びても筋電図に有意な差はなく、器具を使った運動の試験でも、実施時間の違いが多くの代謝指標の大きな差にはつながらなかった。時間の記録は有用でも、ほかの結果を自動的に代弁するものではない。[4][15]

特に、研究にある平均時間を自分の合格ラインとして使うのは避けたい。男子大学サッカー選手の記録は、その選手たちが試験条件下で行った結果である。家事や仕事のあとに始めた人が、その平均へ届くかどうかで運動の価値を決めるための数値ではない。対象と条件を伴って数字を読むことが、比較で疲れないための出発点になる。[20]

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

今日からできること

  • 記録には保持時間とともに、前腕で支えたか、器具を使ったかなど、実施した形を添える。床反力の姿勢比較[1]とサスペンションの試験[15]は、同じ条件の測定ではない。
  • 「腕側が先につらい」「腰の姿勢が保ちにくい」など、終了時に気になったことを言葉で残す。姿勢や肩への要求を含めて時間を読むという比較研究の考え方を、記録に取り入れる。[1]
  • 自分の記録を比べる日は、励ましや音楽の条件もできるだけそろえる。成人30人の励ましの試験では実施時間が変わった。時間だけで体の変化を決めつけないための工夫である。[4]
  • 音楽は好きなものを選び、記録が必ず延びるとは期待し過ぎない。12人の試験での延長[17]と、17人の選手の試験での有意差なし[20]を、両方覚えておく。
  • 消費カロリーを残すなら、何をどう推定した値なのかも確かめる。10人を対象とした器具での運動研究の数値を、床のプランク単独の消費量として書き写さない。[15]

ここで勧めている記録は、研究と同じ精密測定を家で再現するためのものではない。後から自分の練習を読み返したときに、同じ名前のプランクでも条件が違ったと気付けるようにするためである。床反力、筋電図、保持時間、生理的な反応を別々に測る研究の姿勢を、日常では記録の項目を分ける形で使える。[1][4][15]

スマホのタイマーは時間を測るが、肩と腰の状態までは書いてくれない。長さだけが残ると、短く終えた理由を後からすべて腹筋のせいにしやすい。条件と言葉を添えておけば、研究で問題になった姿勢や肩への要求、実施環境を振り返る入口になる。自分を採点する欄より、次回に確かめたいことを書く欄として使いたい。[1][4]

オンザショア立川店で、腕のきつさと運動の記録を分ける

腕のきつさをカロリーの点数にせず、どの運動を続けたかを記録する。その練習の場所を選ぶ際には、通える時間とレッスンの種類を照らし合わせたい。オンザショア立川店は、JR立川駅北口から徒歩1分の溶岩ホットヨガスタジオである。営業時間は全曜日8:00〜23:30、年中無休。所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fである。

溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガやピラティス、パーソナルトレーニングもある。ヨガだけで25種類以上のレッスンがあり、続ける運動を選ぶ場所として案内している。ほかに女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIITもある。ヨガを選ぶ日も別の種目を選ぶ日も、まずレッスンの種類と通える時間を照らし合わせるところから予定を立てられる。種目の情報は店のトップで、通い方に関わる料金は料金ページで確認できる。

参加条件も先に確かめたい。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。体験の予約から申し込める。

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

参考文献

[1] Biomechanical and Electromyographic Comparisons of Isometric Trunk Flexor Endurance Test Postures: Prone Plank Versus V-Sit — Musalem LL, Stankovic T, Glisic D, Cook GE, Beach TA., 2015, Journal of applied biomechanics. DOI: 10.1123/jab.2014-0197

[4] Effect of verbal reinforcement on electromyographic activity and performance in the traditional front plank exercise — Martins TB, Mochizuki L, do Nascimento IB, Okubo R, Santos GM., 2025, Human movement science. DOI: 10.1016/j.humov.2025.103386

[15] Evaluation of the Physiological Responses and Energy Expenditure Induced by Suspension Training Exercises — Chatzikamagianni E, Poulios A, Avloniti A, Rosvoglou A, Liakou C, Papanikolaou K, 2025, Journal of strength and conditioning research. DOI: 10.1519/jsc.0000000000005150

[17] Music Timing Differentiates Fatigue Perception and Performance during Isometric Strength Exercises: A Crossover Randomised Trial — Poon ET, Kwan WL, Chow CC, Chan DKC., 2024, Journal of sports science & medicine. DOI: 10.52082/jssm.2024.258

[20] The Effect of External Dissociative Stimuli on Plank Duration Performed by Male Collegiate Soccer Players — D’Agata MN, Staub JP, Scavone DJ, Kane GM., 2023, Journal of strength and conditioning research. DOI: 10.1519/jsc.0000000000004371

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ヨガとからだの小さな疑問のほかの記事

ヨガとからだの小さな疑問の一覧

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

1

2


Warning: Attempt to read property "show_author" on false in /home/c1531448/public_html/ontheshore.jp/wp-content/themes/heal_tcd077/single.php on line 165

関連記事

ご体験予約