左利きの特徴は親から受け継ぐのか?双子でも一致しない手の好みを研究で読む

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

女性の双子の差を、性格や今のホルモンへつなげない

「左利きの女性には何か共通点があるのか」と調べるとき、集団の割合と個人の特徴を混ぜないことが大切だ。2010年のフィンランドの研究は、男性と組になる女性の双子と、女性同士の双子で、左利きの頻度を比較した。研究全体は4,736人を含み、この人数は男女を合わせた全体の人数である。対象は1983〜1987年生まれのフィンランドの双子であり、18〜39歳の女性全般へ同じ割合を広げることはできない。[16]

女性の左利きの割合は、異性の双子で5.3%、同性の双子で8.6%となり、差は統計的に有意だった。著者らはこの観察を、胎内で男性側からテストステロンの影響が及ぶという仮説を示唆する結果と解釈した。ただし、割合の差を見つけたことと、その移行の仕組みを直接確かめたことは分けて読む必要がある。[16]

さらに研究では、14歳時点の血中テストステロンとエストラジオールについても一部の参加者で測定している。14歳時点の結果であり、18〜39歳の女性の現在のホルモン濃度との関係をそのまま示すものではない。これらの濃度は男女いずれでも利き手と関連せず、女性では双子の相手が同性か異性かによる濃度差もなかった。「左利きなら現在のホルモンがこうである」という読み方は、この結果とは合わない。[16]

出生や妊娠に関して調べられた要因も、この研究では利き手と関連しなかった。著者らは出生後の要因だけでは結果を十分に説明しにくいとして、出生前の影響という解釈を示している。だからといって、左利きの女性の性格や行動まで説明する研究にはならない。測ったのは利き手の割合と関連要因である。[16]

検索窓に「女」と添えた先で欲しいのは、自分に当てはまる説明かもしれない。それでも、同性か異性かという双子の比較で得た結果は、左利きの女性全員を分類する札にはならない。研究の対象と、知りたい相手との距離を残しておくほうが、数字を正確に使える。[16]

疑問の続きは、体で確かめるのがいちばん早い。

空き枠を見て予約電話で予約 042-595-8039LINE

研究で推定が違うのは、問い方も違うからだ

遺伝率25%というレビューの整理だけを読むと、どの双子研究でも同じ結論だったように思える。しかし個別研究はもっと入り組んでいる。台湾の学校を通じて集めた12〜16歳の調査は、双子321組、同性のきょうだい36組、双子ではない1,020人を対象に、手の好みの方向と一貫性を検討した。対象は思春期の生徒であり、18〜39歳の女性に同じ寄与率をそのまま当てはめることはできない。[19]

この調査では、双子と双子ではない人で、利き手の方向や一貫性に差はなかった。遺伝と個人ごとの環境を含むモデル、共有環境と個人ごとの環境を含むモデルは、どちらも同程度にデータに適合した。連続的な指標での遺伝の寄与の推定は、方向で16%、一貫性で13%だったが、別の説明モデルも成り立っていた。[19]

著者らは、利き手は双子であることに影響されず、遺伝性も大きくはなく、とりわけきょうだい間で共有しない環境が個人差の説明に重要だと結論している。フィンランドの成人調査で双子に左利きが多かった結果とは、そろわない。年齢も集団も違う調査を並べるときは、どちらかを消して話を単純にしないほうがよい。[2][19]

また、2001年の子どもの双子研究でも、利き手の好みと指をたたく課題の双方で、共有しない環境が最大の影響を示した。親子の似方を文化的な伝達だけで説明するモデルが最も簡潔で、著者は安定した手の好みの個人差を遺伝が決める証拠は得られなかったとした。これは遺伝の関与を支持する現在のレビューと、結論の強さが異なる結果である。子どもを対象にした研究なので、18〜39歳の女性の利き手の個人差へそのまま一般化することはできない。[6][7]

この研究は、言語の困難を持つ子を含む双子の調査と、一般集団の双子の調査を用いていた。前者は一卵性58組と二卵性26組で、すべての組に言語の困難を持つ子が少なくとも含まれていた。後者は7〜13歳の一卵性48組と二卵性44組だった。[6]対象の選び方や測定課題まで見れば、「双子を調べた」という共通点だけで結果を交換できないことが分かる。利き手を答える質問と、指を動かす課題は同じ測定ではない。[6]

研究の数字を平均して、自分なりの遺伝率を作る必要はない。現在のレビューでは複数の関連遺伝子と遺伝の寄与が支持される一方、個別の双子研究には、遺伝と環境の説明を明瞭に分けられない結果もある。今言えるのは「遺伝は関わるが、親子や双子の手の好みを一意に決める答えではない」というところである。[7][8][19]

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

遺伝子と環境の間をつなぐ仕組みも研究されている

昔のモデルには、利き手を単独の遺伝子で説明しようとするものがあった。2017年のレビューは、分子遺伝学で見つかった特定の遺伝子が説明できる個人差は一部にとどまる一方、家族研究ではより高い遺伝率が報告されるという隔たりを取り上げている。その間を考える候補が、エピジェネティックな調節である。[3]

これは、遺伝子の働き方を調節する仕組みとして紹介されている。レビューは、DNAメチル化の左右差が遺伝子の発現の左右差に関わり、利き手の形成へつながる可能性を論じた。環境と遺伝子の働きを結びつける説明の提案であって、家庭での特定の行動が子どもの利き手を変えると実証したものではない。[3]

2025年のレビューはさらに、大規模な遺伝子解析で複数の関連遺伝子が見つかり、チューブリンに関わる遺伝子が注目されていると述べる。チューブリンは微小管を構成するもので、その関連遺伝子は脳の発達における神経の伸長や誘導などに関わる。手の選び方の背景を、発達の仕組みから探る研究が進んでいる。[7]

この話の面白さは、「母の左利きをそのままコピーした」という日常の説明より、受け継がれるものと育つ過程の関係が複雑な点にある。遺伝子の関連が見つかることと、親が子どもの将来の利き手を言い当てられることは同じではない。研究は家族の会話を打ち消すより、その説明にもう少し奥行きを足してくれる。[3][7]

よくある誤解

「一卵性で利き手が違えば、遺伝は関係ない」は飛躍である。双子の左右の不一致と、集団として遺伝の寄与が認められることは両立する。2023年のレビューが示す一致の複雑さと、2025年のレビューが整理した遺伝率は、違う観点から読む必要がある。[7][8]

「遺伝で全部決まらないなら、育て方で好きに選べる」も逆方向への飛躍だ。個人ごとの環境の寄与が大きいという統計結果は、特定の育て方の効果を試した結果ではない。右手への変更を強制された経験が推定に影響した調査も、変更を勧める実験ではないのである。[2][19]

「左利きの女性ならホルモンの特徴が分かる」とも言えない。女性の双子で利き手の割合に差があった研究でも、14歳時点の血中ホルモン濃度と利き手には関連がなかった。出生前をめぐる著者の仮説を、今の体の検査結果の予測へ広げないことが肝心だ。[16]

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

今日からできること

  • 家族の利き手を聞くなら、現在だけでなく幼い頃の手や、右手へ直すよう言われた経験も話題にする。30,161人の調査でも、その経験が推定に影響した。[2]
  • ペンを持つ手を確かめたら、右手と左手でそれぞれペンを取り、好んで使う側と動かしやすさを分けて言葉にする。415組の利き手の一致を調べた論文でも、別の分析では方向、好みの強さ、左右それぞれの速さを区別している。家庭での観察は、遺伝率を測る検査ではない。[8]
  • 「25%」を見たら、子どもが左利きになる確率と読み替えない。レビューが整理しているのは集団の個人差に関する遺伝率である。[7]
  • 女性の双子の5.3%と8.6%を、一般の女性を分類する目安にしない。相手が異性か同性かを比較した集団の数字として読む。[16]
  • 親子で手が違っても、その場で原因を決めない。双子の組の約20%で左右が分かれるというレビューの紹介を、家族の違いを受け止める材料にする。[8]

オンザショア立川店で、自分の予定に合う続け方を選ぶ

家族と同じかどうかを考える時間とは別に、体を動かす予定は自分の生活に合わせて組みたい。オンザショア立川店は、JR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある溶岩ホットヨガスタジオである。通う場所と予定を決め、運動を続ける仕組みとして利用できる。

ヨガには25種類以上のレッスンがあり、溶岩プレートを敷いた部屋のホットヨガのほか、常温のヨガやピラティスもある。開店は8:00、閉店は23:30で、レッスンの開始時刻とは別である。8時開始の回は土曜と日曜だけなので、生活に組み込む際はレッスンの時刻を確かめたい。年末年始の12月29日〜1月3日は通常レッスンを休み、会員向けの特別の有料講座となる。

参加する種目は体の状態に合わせて選ぶ。妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンとバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。店の案内と料金を確認し、体験予約から予定を選べる。

参考文献

[2] Origins of handedness: a nationwide study of 30,161 adults. — Vuoksimaa E, Koskenvuo M, Rose RJ, Kaprio J., 2009, Neuropsychologia. DOI: 10.1016/j.neuropsychologia.2009.01.007

[3] Beyond the genome-Towards an epigenetic understanding of handedness ontogenesis. — Schmitz J, Metz GAS, Güntürkün O, Ocklenburg S., 2017, Progress in neurobiology. DOI: 10.1016/j.pneurobio.2017.10.005

[6] Individual differences in handedness and specific speech and language impairment: evidence against a genetic link. — Bishop DV., 2001, Behavior genetics. DOI: 10.1023/a:1012239617367

[7] Genetics of human handedness: microtubules and beyond. — Ocklenburg S, Mundorf A, Peterburs J, Paracchini S., 2025, Trends in genetics : TIG. DOI: 10.1016/j.tig.2025.01.006

[8] Handedness in twins reared apart: A review of the literature and new data. — Richards G, Segal NL., 2023, Neuropsychologia. DOI: 10.1016/j.neuropsychologia.2023.108523

[16] Decreased prevalence of left-handedness among females with male co-twins: evidence suggesting prenatal testosterone transfer in humans? — Vuoksimaa E, Eriksson CJ, Pulkkinen L, Rose RJ, Kaprio J., 2010, Psychoneuroendocrinology. DOI: 10.1016/j.psyneuen.2010.04.013

[19] A school-based twin study of handedness among adolescents in Taiwan. — Su CH, Kuo PH, Lin CC, Chen WJ., 2005, Behavior genetics. DOI: 10.1007/s10519-005-6189-1

この記事の情報は2026年11月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ヨガとからだの小さな疑問のほかの記事

ヨガとからだの小さな疑問の一覧

疑問の続きは、体で確かめるのがいちばん早い。

空き枠を見て予約電話で予約 042-595-8039LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

author avatar
宮川涼 Founder
1

2

関連記事

ご体験予約