食欲をそそる色は飲み物の味も変える?薄茶色で変わった口当たりと変わらぬ甘さ

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ミルクの白さには、脂肪以外も関わっていた

薄茶色がクリーミーに感じられた実験を読むと、次は「白っぽい飲み物ほど脂肪が多いのか」と考えたくなる。だが、乳を使った飲料の色は脂肪だけの表示板ではない。脂肪、たんぱく質の濃度、たんぱく質の内訳、加熱処理などを組み合わせた実験では、それぞれが外観に関わっていた。[8]

この研究では脂肪を0.2%、1.0%、2.0%の条件にし、その中でたんぱく質の濃度や、たんぱく質に占めるカゼインの割合を変えている。カゼインは乳たんぱく質の一種である。飲料の組成を組み合わせ、機器による色と粘度、人が見た白さや黄色さなどを比較した。[8]

加熱前の飲料では、カゼインの割合の変化が、明るさ、人が感じる白さ、不透明さなどに大きく関わっていた。その割合を5%から80%へ高めると、明るさと白さ、不透明さが増し、色の強さや黄色さは低下した。脂肪濃度の変化とは、影響の出方が同じではなかった。[8]

つまり、白く見えたという感想だけから、その飲料の脂肪量を逆算するのは難しい。研究が示しているのは、組成と処理を変えると色の複数の性質が変化するということだ。店頭で隣に置かれた別々の乳飲料を見て、白さだけで栄養成分の順位を付ける読み方には無理がある。[8]

この実験では温度が上がると、機器で測った粘度は低下した。ここでの粘度は液体の流れにくさを測った値である。先ほどの仮想現実の試験におけるクリーミーさは、人が飲んで報告した評価だった。同じ口当たりの話に見えても、測っているものを確かめると、研究を混ぜずに読める。[4][8]

飲み物を作る原料の比率でも、色と口当たりが同時に動く例がある。ピーナッツ粉、砂糖、脱脂粉乳を組み合わせた飲料の開発研究では、ピーナッツ粉の比率を増やすと粘度が増し、液体は暗くなる方向だった。脱脂粉乳の比率を増やすと明るさが増すなど、配合が色にも関わった。[12]

この例で仮に「暗いほうが口当たりが重い」と感じても、色だけの働きとは決められない。原料が変わり、測定された液体の性質も違うからだ。日常の飲み比べは、むしろこちらの状況に近いことがある。目で見たことを消す必要はないが、中身まで同じだったかを先に確かめたい。[12]

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色を測る研究でも、温度をそろえる必要がある

外観は主観だけの話だと思うかもしれない。しかし機器で色を測る研究にも、条件の違いが入り込む。乳飲料を対象に色の測定方法を比べた研究では、60通りの組成を用い、測定時の温度や装置の方式によって結果がどう異なるかを調べている。[9]

この実験では、測定する角度を変えた影響は小さかった一方、4℃、20℃、50℃という飲料温度の違いが、どちらの測定方式でも大きく関わった。温度の影響は脱脂乳で最も大きく、脂肪2%の乳で最も小さかった。色を数値にしたからといって、温度の条件が不要になるわけではない。[9]

また、比較した測定方式では、白さの差に敏感なものと、黄色さの差により敏感なものが異なった。研究者は、乳飲料の色の仕様を決める際に、測定方式や温度、光の条件などを明示する必要性を示している。白さと黄色さも、同じように測れる単一の性質ではなかった。[9]

これは、家庭で専門の機器を用意すべきだという話ではない。飲み物を比べてみたいなら、冷蔵庫から出したばかりのものと、机に置いておいたものを同じ条件だと思わない、という読み方につながる。温度によって測定される色まで変わった乳飲料の実験は、見た目を比べる準備にも注意を向けさせる。[9]

一方で、乳飲料で得られた温度と色の関係を、すべての果汁や茶に広げてしまうのも行き過ぎだ。対象となった飲料の性質を離れないことが大切になる。水出しコーヒー、乳飲料、配合を変えたピーナッツ飲料は、それぞれ違う比較である。[6][9][12]

見た目、液体の性質、飲んだ感想。それらを別の言葉にする作業は地味だが、薄茶色の一杯をめぐる説明をかなり正確にする。「クリーミーに感じる」は感覚の報告で、「白さが増した」は外観の評価で、「粘度が高い」は測定された液体の性質である。これらが常に一緒に増減するとは、各研究からは扱えない。[4][8][12]

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よくある誤解

「色を変えると、甘く、おいしくなる」というひと続きの説明は、このコーヒーの試験に合わない。仮想現実で薄茶色にしたとき、クリーミーさは高く評価されたが、甘さと好みへの色の影響は認められなかった。どの評価項目が変わったのかを落とすと、部分的な効果を全体の効果に広げてしまう。[4]

「好みへの影響がなかったなら、色は何もしていない」も逆方向の読み違いになる。同じ試験でクリーミーさには差が出ている。好き嫌いが変わることだけを、感覚が影響された証拠と考える必要はない。自分の好みが動かなかったという感想と、口当たりの印象が変わったという感想は、両立しうる。[4]

「白い飲み物なら脂肪が多く、濃い色なら成分も濃い」と決めるのも早い。乳飲料の白さにはたんぱく質の内訳や加熱が関わり、コーヒーでは濃度をそろえても焙煎と抽出温度によって色が異なった。色を見たことと、成分表を読んだことは同じにはならない。[6][8]

この違いは、果物らしい色の飲み物を選ぶときにも、問いの立て方として使える。「果物のように見える」「その香りがする」「飲んで好きだった」を、ひとつの感想に固めずに置いておくのである。ただし、コーヒーのクリーミーさの結果を、そのまま果物の香りへの効果と呼ぶことはできない。実験で変えたものと尋ねたものに沿って考える姿勢を借りる、という位置づけだ。[4]

今日からできること

  • 飲む前の色の印象と、飲んだ後の甘さ、クリーミーさ、好みを別々に書く。32人のコーヒーの試験でも、その評価項目は同じ反応をしなかった。正解を当てる遊びにせず、自分の感想を具体的にするために使う。[4]
  • 別々のコーヒーを比べる日は、焙煎と抽出方法も確認する。実験では4℃、22℃、92℃の抽出を比べ、同じ濃度でも色に違いが出た。色の違いを、そのまま目からの影響の証拠にしない。[6]
  • 乳飲料の白さから、脂肪量を推測して選ばない。脂肪0.2〜2.0%などの条件を組み合わせた実験では、たんぱく質の内訳も外観に関わった。中身が気になるときは表示と見た目を分けて確認する。[8]
  • 飲み比べの際は、冷たいままか、室内に置いた後かもメモする。乳飲料では4℃、20℃、50℃で測った色が異なった。家庭で温度を厳密に再現するより、条件が違う比較だったと分かる記録にする。[9]
  • 「クリーミーだったから好きなはず」と自分の感想を訂正しない。色でクリーミーさが変わっても好みへの影響はなかった試験を思い出し、好みは好みとして残す。[4]
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オンザショアで、通う時間を具体的にする

飲み物をどう感じるかという読み物から、毎日の予定へ戻るなら、運動も「何となくよさそう」という印象の先に、通える場所と時間を置きたい。オンザショア立川店はJR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある溶岩ホットヨガスタジオである。

妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。

営業時間は8:00〜23:30、年中無休だが、開店時刻とレッスン開始時刻は別である。8時開始の回は土曜と日曜だけで、平日の最初の回は月曜から木曜が10時、金曜が13時となる。年末年始の12/29〜1/3は通常レッスンを休み、会員向けの特別の有料講座になる。

ヨガは25種類以上で、溶岩プレートを敷いた室内のホットヨガのほか、常温ヨガやピラティスなどもある。ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンとタオル、ヨガマットのレンタルを含む。

続ける仕組みを考える際は、店の案内と料金を確認し、予定に合う回を体験予約で選ぶところから始められる。

参考文献

[2] Validation of the Coffee Cuality™ Method for the Expert Assessment of Coffee Sensory Quality — Guinard JX, Lim LX, Elliott B, Cotter A., 2026, Foods (Basel, Switzerland). DOI: 10.3390/foods15040678

[4] A Dash of Virtual Milk: Altering Product Color in Virtual Reality Influences Flavor Perception of Cold-Brew Coffee — Wang QJ, Meyer R, Waters S, Zendle D., 2020, Frontiers in psychology. DOI: 10.3389/fpsyg.2020.595788

[6] Roast level and brew temperature significantly affect the color of brewed coffee — Yeager SE, Batali ME, Lim LX, Liang J, Han J, Thompson AN, Guinard JX, Ristenpar, 2022, Journal of food science. DOI: 10.1111/1750-3841.16089

[8] Effect of pasteurization and fat, protein, casein to serum protein ratio, and milk temperature on milk beverage color and viscosity — Cheng N, Barbano DM, Drake MA., 2019, Journal of dairy science. DOI: 10.3168/jds.2018-15739

[9] Hunter versus CIE color measurement systems for analysis of milk-based beverages — Cheng N, Barbano DM, Drake MA., 2018, Journal of dairy science. DOI: 10.3168/jds.2017-14197

[12] Analysis of ingredient functionality and formulation optimization of an instant peanut beverage mix — Howard BM, Hung YC, McWatters SK., 2010, Journal of food science. DOI: 10.1111/j.1750-3841.2009.01380.x

この記事の情報は2026年11月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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