
若者の観察研究は同じ答えだけではない
16〜18歳の795人を調べた研究では、酸っぱい菓子やスポーツ飲料の多い摂取と、歯の酸蝕による摩耗との間に有意な関連が認められた。日々の酸性飲料の摂取と摩耗の間には、摂取量に応じた関連も示された。[6] 食間に手に取る飲食を見直すうえで参考になるが、これは対象者の食習慣と歯の状態を調べた観察研究である。16〜18歳の青年の結果を、18〜39歳の女性全体へそのまま当てはめることはできない。[6]
同研究では、診査した歯の表面のうち3面以上に酸蝕がある人を、影響を受けている人として分類し、その割合は37%だった。[6] この数字には分類方法が伴っている。「若者の37%は朝昼の間隔が短いせいで歯が傷んだ」という意味ではない。集団の年齢、評価方法、何を関連づけた研究かを一緒に読む必要がある。
これに対し、19〜24歳の大学生150人を調べたマレーシアの横断研究では、酸性食品・飲料の摂取頻度や量と、歯の酸蝕リスクとの有意な関連は認められなかった。参加者の内訳は男性33人、女性117人で、酸蝕がみられたのは全体の68%だった。[7] 女性が多い集団でも年齢と地域が限られ、18〜39歳の女性全体への適用には慎重さが要る。酸蝕が多く見つかったことと、質問した食習慣でその違いを説明できたことは別である。[7]
この研究では牛乳や茶・コーヒーの摂取頻度と酸蝕の間に負の関連も報告されたが、飲み物を変更すれば予防できると証明した試験ではない。[7] ある飲料を歯のための対策として大量に足すより、観察された関連として扱うべき結果だ。関連があるという結果も、ないという結果も、朝の買い物に直結する処方箋にはしない。
研究が一致しないことは、食品の酸への接触を考えなくてよいという意味でも、どの結果も信用できないという意味でもない。青年の研究と大学生の研究では対象も診査の組み立ても異なる。[6][7] 生活上は、頻繁な摂取や長い接触に注意を向けるレビューを参考にしつつ、自分の歯の状態まで食事記録だけで判断しない、という線引きが役立つ。[11]
とくに今回の読者が知りたいのは、遅い朝食のあとに昼食をとってよいかという日常の迷いである。これらの観察結果を使って、短い食事間隔そのものを危険と断定するのは飛躍になる。記録の焦点は、時刻の近さから、酸性飲料や食品が食間にも続いているかへ移す。その際も、関連の強さがどの集団でも同じとは考えない。[6][7][11]
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
いつもの食事は、日によってどれほど変わるか
食習慣を「果物はよく食べる」「飲料には気をつけている」と答えるだけでは、時間帯ごとの姿が隠れることがある。歯学生91人を4年間追った研究は、酸性食品・飲料の頻度を質問し、日々の酸への接触機会を推定した。開始時の平均年齢は20.9歳である。[12] 歯がどれだけ削れたかという試験ではなく、食行動の変化と食事への意識の関係を扱う追跡である。歯学生という特定の集団の食行動を、18〜39歳の女性全体の習慣として扱うことはできない。[12]
集団全体では酸への接触や食事への意識はおおむね安定していた一方、個人の中では接触の変動が大きかった。接触が変動する人は45.1%、一貫して高い人は8.8%と報告された。[12] 平均的な食習慣があまり変わらなくても、同じ人の生活にも変動がある。平日の通勤と休日の運動では、飲み終わる場所が違うという記録にも意味がある。
この集団で酸への接触を主に構成していたのは、清涼飲料より果物や果汁に由来する食品だった。[12] これは清涼飲料なら心配がないという結果ではない。また、果物を食べること自体を否定する根拠でもない。何が主な接触源かは、自分が想像する「気をつける飲み物」と一致しない可能性がある、という読み方になる。[12]
食事への意識と実際の行動の関連は強いものではなく、摂取の特徴が長期間続く程度も中等度だった。[12] 「気をつけている」と答えた自分を疑うというより、その言葉とは別に日常の場面を残すとよい。朝食が遅かった日だけなのか、普段から移動中に果汁を飲むのかで、見直す場所は変わる。
具体的には、朝食の終了、食間の酸っぱい食品や飲料、昼食の開始を同じ欄に並べる。食品名だけでなく、食卓で終えたか、持ち歩いたか、少しずつ続けたかも添える。これは頻度、時間による変動、食品ごとの摂取パターンを分けて捉えるという追跡研究の視点を、生活の記録に移した案である。[12] 記録だけで酸蝕を診断するためのものではない。
運動前の予定を立てるときも、レッスン開始から逆算して食事をむやみに動かすより、実際の飲食の流れを書いてみる。朝食と昼食の間隔という大きな枠と、酸性飲料を口にする細かな場面を分けると、相談したい習慣が具体的になる。[11][12] 時計の数字が近い日ほど、間の出来事まで消してしまわないことが大切だ。
追跡研究で示された食品別の特徴も、朝の記録に使える。果物・果汁中心、ワイン・酢中心、清涼飲料中心などの摂取パターンは、単に総頻度が高いか低いかとは別の情報だった。[12] 朝食の果物と移動中の果汁を別々に書くのは、その食品を悪者にするためではない。何を替えたり、どの場面を相談したりできるのか、行動の候補を絞るためである。
レビューは、行動を変えることは難しいとしたうえで、対象を絞った具体的な働きかけや代替案が役立つ可能性を述べている。[11] 「食事に気をつける」より、「移動中に長く飲み続けている場面を確認する」の方が、振り返る対象は明確だ。すべての献立を一度に変えるより、実際に続いている習慣を見つけ、歯の状態と一緒に歯科医師へ伝える材料にしたい。

よくある誤解
「朝昼が近い日は、歯のために昼を抜くべきだ」という考えは、食間の酸への接触という論点から外れる。レビューが重視するのは酸性食品・飲料の頻度や飲み方である。[11] 昼食を省いて、その時間を酸性飲料の少量ずつの摂取で過ごすなら、見直したかった行動は残ってしまう。食事を抜くことを、この話の解決策として勧める理由にはならない。
「甘くなければ歯への酸の影響もない」とも限らない。酸性で糖を含まない菓子は、レビューで隠れたリスク要因として取り上げられている。[11] 糖とむし歯を考える視点は必要だが、それだけで酸性食品による摩耗の話を終えることはできない。[3] 表示を見る際の疑問と、食間にどのように口にするかという疑問を並べておきたい。
「比較試験で倍以上なら、自分の歯も同じ速度で削れる」という受け取り方も正確ではない。倍以上という差は、装置に付けた試料を所定の条件で処理し、酸のみと酸の後に舌でなめる条件を比べた結果である。[1] 比較の意味は大きいが、日常の個人の予測値にはならない。しかも観察研究には酸性食品・飲料の量や頻度との有意な関連を認めなかった結果もある。[7]
今日からできること
- 朝昼の時刻だけでなく、その間の果汁や酸っぱい食品も記録する。食間の摂取頻度に注意を向けるための記録である。[11]
- 飲料をどこで飲み終わったかを書き添える。少しずつ飲み続けたり、口にためたりする習慣がないか振り返る。[11]
- 果物や果汁も記録から外さない。91人を4年間追った集団では、これらが酸への接触の主な構成源だった。[12]
- 普段の通勤日と運動へ出る日を分けて眺める。個人内の変動が大きかった追跡研究にならい、いつもの食事という一言で終えない。[12]
- 気になる歯の状態があるなら歯科医師に相談し、飲食の記録を伝える。酸への接触があっても摩耗の経過には個人差がある。[11]

オンザショアを、朝の予定に置くなら
朝の飲食をいつ終え、いつ運動へ出るか。食事や移動の流れを手帳に書く際に、続けられる運動の場所も一緒に考える。オンザショア立川店はJR立川駅北口から徒歩1分にあり、営業時間は8:00〜23:30、年中無休である。所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。朝の外出にも仕事帰りにも、通う場所と時間を具体的に確認できる。駅からの移動と営業時間を手帳に並べれば、どの予定の前後に通うかを考えやすい。生活の流れの中に、運動のための場所を決めるという使い方である。
レッスンには常温のヨガ、ピラティスのほか、溶岩プレートを敷いたスタジオで行うホットヨガがある。ヨガだけで25種類以上を用意している。運動を予定に組み込む際は、店のトップと料金で内容を確認し、自分の生活の中で続ける形を考えたい。
ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。体験の予約から予定を確認できる。妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。持ち物と参加条件を確かめ、通う予定を日々の手帳に置く場所として考えてほしい。
参考文献
[1] A randomised clinical trial to determine the abrasive effect of the tongue on human enamel loss with and without a prior erosive challenge — Seong J, Claydon N, Macdonald E, Garner S, Newcombe RG, West N., 2017, Journal of dentistry. DOI: 10.1016/j.jdent.2017.01.011
[3] Diet and general health: dietary counselling — Sanders TA., 2004, Caries research. DOI: 10.1159/000074356
[6] Sour sweets and acidic beverage consumption are risk indicators for dental erosion — Søvik JB, Skudutyte-Rysstad R, Tveit AB, Sandvik L, Mulic A., 2015, Caries research. DOI: 10.1159/000371896
[7] Relationship between food habits and tooth erosion occurrence in Malaysian University students — Manaf ZA, Lee MT, Ali NH, Samynathan S, Jie YP, Ismail NH, Bibiana Hui Ying Y, W, 2012, The Malaysian journal of medical sciences : MJMS. DOI: なし
[11] The role of the diet in tooth wear — O’Toole S, Mullan F., 2018, British dental journal. DOI: 10.1038/sj.bdj.2018.127
[12] Dietary acid exposure and intake phenotypes in young adults: a 4-year longitudinal study with implications for erosive tooth wear — Ganss C, Jung K, Schlenz MA., 2026, Journal of dentistry. DOI: 10.1016/j.jdent.2026.106843
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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