
満腹感、甘さ、色の好みを量と混ぜない
昼食の試験では、満腹感などを視覚的アナログ尺度で評価した。これは感じ方を尺度の上で示す方法である。平均の評価には皿の色による有意差がなかった。エネルギー摂取量には差があるのに、本人の満腹感の平均は明確には違わなかった、という組み合わせである。[1]
そのため、食後の感じ方が似ていたから食べた量も同じだった、と研究を読むことはできない。逆に、摂取量が多かったから満腹感も必ず強まった、と補うのも誤りである。この試験を食卓の振り返りに使うなら、料理の量について考える欄と、満足したかを言葉にする欄を別々に持つ、という発想が役に立つ。[1]
味の評価も別の軸である。成人が赤と黒の皿に載せたカカオ系、パッションフルーツ系のデザートを評価した無作為化クロスオーバー研究では、皿と食品の組み合わせによって甘味と苦味の評価が変わった。赤い皿はパッションフルーツ系デザートの甘味を強め、黒い皿はカカオ系デザートの苦味を強めた。成人を対象とする味覚評価なので、18〜39歳の女性の食事量にそのまま当てはめることはできない。[2]
甘味と苦味は100点の視覚的アナログ尺度で評価され、同じ参加者による繰り返しの評価と個人差を考慮する解析が行われた。ここで重要なのは、赤ならどの食品も甘くなる、という結果ではないことである。皿の色と製品との組み合わせが関わっていた。[2]
この味覚の研究を「甘く感じた分だけ砂糖を減らせる」「苦く感じれば食べなくなる」と読み替えてはいけない。報告された主な結果は、デザートの味の強さの評価である。味の感じ方の変化を、そのまま食事量や栄養成分の変化と扱わないことが、見本写真を見るときにも必要になる。[2]
見栄えのよいデザート写真を見て、自宅でも同じ皿にすれば同じ満足が得られる、と期待する場面はある。だが、甘さの評価、好ましさ、摂取量は、研究上も別の問いとして扱われている。見た目を楽しむ自由は残しながら、色の演出が食事全体を管理してくれるとまでは期待しないのがよい。[1][2][4]
色の好みに関する動物研究にも、対象の違いを考える手掛かりがある。アオウミガメのふ化幼体41匹に、餌を付けた青・黄・赤の皿を提示した行動実験では、全体として青い皿の餌を先に選ぶ傾向があった。ただし、飼育・実験用水槽の色によって選択は変わり、灰色の水槽では皿の色の好みが見られなかった。動物の餌の選択を調べた結果であり、18〜39歳の女性にそのまま当てはめることはできない。[3]
これは人の食欲を抑える青い皿の証拠ではない。対象はカメの幼体であり、測ったのは先に近づいて噛んだ餌の選択だった。食べた総量や、人の夕食の盛り付けを扱った研究とは区別する必要がある。同じ「餌と皿の色」の研究でも、誰の、どの行動を測ったかを外して引用しないための比較である。[3]
色と味の関係を調べたデザート研究では、食べ慣れない食品を避ける傾向が、皿の色の効果を有意に左右する結果にはならなかった。味の評価には食品ごとの違いが関わっていた一方、その傾向だけで色の作用を説明することもできなかったのである。好みの問題だ、とひと言で済ませず、何を比較した研究なのかを残して読む必要がある。[2]
家庭のワンプレートに戻るなら、見本の料理をそのまま作った日と、冷蔵庫にある別のおかずを載せた日を、同じ条件だと思わないことが出発点になる。昼食の試験はパスタと飲料、味覚の研究は異なるデザートを扱っている。料理の種類を外したまま、皿の色の結果だけを自宅へ持ち帰る読み方は避けたい。[1][2]
たとえば、写真ではソースが皿の中央にまとまり、自宅では付け合わせが周囲にあるとする。そこで「同じ余白にしよう」と料理を足す前に、写真を使う目的を思い出したい。量を決めるつもりだったのか、単に配置を楽しみたかったのか。見本と同じ外観になったことを、量の調整ができた証拠にはしない。これらの研究が比較したのは、写真への似方ではない。[1][2][4]
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
よくある誤解
「赤い皿なら、どんな食事でも少なく済む」という理解は成り立たない。一定量の食品を提示した実験では赤い皿で消費が減ったが、女性の昼食試験では白い皿より赤い皿で平均摂取エネルギーが多かった。実験の条件を落とした色の順位表は作れない。[1][4]
「料理が目立てば、それだけで盛り過ぎを防げる」という説明も慎重に扱いたい。明暗のコントラストが消費量を予測しなかった実験がある。皿と料理の見分けやすさを日常の好みとして選ぶことはできても、それを量の調整効果が確立した方法として勧めることはできない。[4]
「食後に同じくらい満腹なら、食べた量も同じ」という理解も昼食試験とは合わない。皿の色による平均の満腹感の評価に有意差がなくても、平均摂取エネルギーには差が出た。満腹感の評価と摂取量の記録は、相手の代用品にはならなかった。[1]
既存記事「食欲を抑える色は本当にある?赤い皿と青い皿を選ぶ前に読む食事量の研究」が扱う食欲を抑える色の問いから、ここでは少し離れたい。必要なのは、何色を買えばよいかという結論より、ワンプレートの見本が何を示しているかを確認する視点である。配置をまねる写真なのか、料理を選ぶための写真なのか。目的が決まれば、色だけに量の判断を委ねずに済む。
写真と自分の食卓の違いを見つけても、それを失敗と呼ぶ必要はない。おかずが違う日、気に入った食器を使いたい日もある。研究の平均値は食器の合格基準ではなく、条件をそろえて比較した結果である。食事の楽しみまで色の規則に合わせる読み方は、これらの比較からは導けない。[1][2][4]

今日からできること
- 見本写真を見るときは、料理の組み合わせを参考にするのか、盛り付けの配置を参考にするのかを先に決める。色だけから食べる量を推定しない。昼食試験の54人という対象と、料理の条件も一緒に読む。[1]
- 自宅で皿を替えて比べたい場合は、料理や皿の大きさまで同時に変えず、何を変えたかが分かる形にする。同じ大きさで3色を比較した試験でも、結果は白と赤・黒で異なった。[1]
- 食後を振り返るなら、盛った料理と、食べ終えたあとの感じ方を別の言葉で残す。3色の皿で摂取量に差が出ても、満腹感の平均に有意差はなかった点を忘れない。[1]
- 赤い皿を使うか迷ったら、菓子の味見を含む3つの実験と、昼食の比較試験を読み合わせる。減らすために食器を買い替える前に、結果が逆向きだった条件を確認する。[1][4]
- デザートの見本をまねるときは、味の演出と量の調整を区別する。100点尺度で調べた甘味・苦味の変化は、摂取量が減ったという数字ではない。自分が楽しめる盛り付けを選ぶ参考にとどめる。[2]
ここに挙げたのは、特定の色で食事を制限する手順ではなく、研究の比較の仕方を日常へ移すための確認点である。家庭で皿を替えた日の印象を、研究と同じ確かさの効果と呼ぶ必要もない。気になった点があれば、料理の違いや食べた場面も含めて振り返ればよい。
中央線を降りて買い物をし、帰ってようやく盛り付けた夕食まで、写真と同じに仕上げる課題にしなくてよい。皿の色の研究から借りたいのは、見た目と行動がいつも同じ方向には動かないという視点である。[1][4] 見本に似せることより、自分が何を盛り、どう食べたかを確かめるところから始めたい。
オンザショア立川店で、通う時間を暮らしに置く
見本の皿に食事を合わせるより、自分の暮らしに合う予定を考える。その視点を運動にも持ち込むなら、通える時間と参加できる種目を先に確認したい。オンザショア立川店は8:00〜23:30に営業し、年中無休である。仕事や買い物の前後に時間を置くことも含め、続けられる予定を考える場所となる。
妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズなどがあり、ヨガだけでも25種類以上のレッスンから選べる。
ヨガの体験は税込1,980円。60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。費用は料金案内、内容は店舗のトップで確認できる。
所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分である。行き帰りの経路と時間を考えたうえで、体験の予約を日々の予定に運動を組み込む入口にできる。

参考文献
[1] Impact of three different plate colours on short-term satiety and energy intake: a randomized controlled trial — Akyol A, Ayaz A, Inan-Eroglu E, Cetin C, Samur G., 2018, Nutrition journal. DOI: 10.1186/s12937-018-0350-1
[2] Contextual Visual Cues in Dessert Evaluation: A Mixed-Effects Analysis of Plate Color Effects on Sweetness and Bitterness Perception — Valdés-Alarcón ME, Benalcázar-Carvajal LA, Sánchez-Rodríguez A, Martínez-Vivar R, 2026, Foods (Basel, Switzerland). DOI: 10.3390/foods15101629
[3] Colour vision of green turtle (Chelonia mydas) hatchlings: do they still prefer blue under water? — Hall RJ, Robson SKA, Ariel E., 2018, PeerJ. DOI: 10.7717/peerj.5572
[4] The effect of the color red on consuming food does not depend on achromatic (Michelson) contrast and extends to rubbing cream on the skin — Bruno N, Martani M, Corsini C, Oleari C., 2013, Appetite. DOI: 10.1016/j.appet.2013.08.012
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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