SNSと体型の悩み、スクロールのあと自分の体が嫌になる理由を論文で読む

コーヒーを飲みながらスマートフォンを使う女性を近くから撮影した写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

外見の比較は、運動の意欲とは別に見る

外見への注目を扱った58件の研究を整理するスコーピングレビューでは、外見中心のSNSへの関わりは、体への不満、自分の体を監視するような見方、痩せたいという志向、否定的な感情と一貫して関連していた。外見の比較や、外見の理想を自分の基準として取り込むことが、繰り返し登場する説明の仕組みだった。[7] 研究領域を広く整理した結果であり、すべてを因果として扱うことはできない。

このレビューの対象は10〜30歳の女性で、研究はオーストラリアと米国に集中していた。10〜17歳を扱ったものは9件にとどまり、若い成人に偏っていた。[7] 立川で暮らす女性全員、育児中の人、年齢の高い読者に、同じ程度の関連があるとまではいえない。対象の偏りも、結論と一緒に持っておきたい。

比較をしているかどうかは、投稿を褒めたかどうかとは別だ。「きれいだな」で終わることもあれば、「自分はどうして違うのか」に移ることもある。レビューが繰り返し挙げるのは、その外見の比較である。[7] 好きな投稿者を否定しなくても、比較が始まった時点で閲覧を区切る、という選択はできる。投稿者への好意と、自分の負担を切り離して考える提案だ。

運動の意欲も別に測る必要がある。女性の大学競技選手102人と非競技者95人、計197人を対象とした無作為化試験では、運動・体型の画像か旅行の画像を見せた。競技経験にかかわらず、前者で体への不満が増え、旅行の画像では減った。[20] 運動に熟練していることは、この実験では体への不満の増加を防ぐ条件にならなかった。大学の競技選手を含む集団の結果を、18〜39歳の女性全体にそのまま当てはめられるかは未検証だ。

運動意欲については、画像の条件にかかわらず、非競技者のほうが競技選手より増加した。[20] したがって、「理想の体を見せる投稿だから運動する気になった」とは切り分けられない。やる気の変化だけを見て投稿を評価すると、同時に体への不満が増えた可能性を見落とす。励まされたか、自分を責めたかを、別々に振り返る余地がある。

「ダイエットが続かない」という検索の言葉には、食事、生活、目標など別の問いも含まれる。この試験は継続率を測ったものではないため、SNSを変えれば続くとは約束できない。[20] ただ、体への不満を強くすることが、運動を促すために必要だという根拠にはなっていない。自分への厳しさを、運動の燃料として必ず補給しなくてもよい。

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肯定する投稿と、肯定の言葉を書かせる介入は違う

体の受容を促す内容は、美の基準となる体型を示す内容と分けて研究されている。[5] 見る側に外見の目標を与えるのか、今の体を受け入れる方向へ促すのかが、分類の軸である。肯定的な言葉が付いているかだけでなく、その投稿が何を肯定しているかを読む必要がある。

たとえば「この体型になれば自分を好きになれる」という投稿は、好きになる条件を特定の外見に置く。「今の体も受け入れてよい」という投稿は、外見の到達目標から受容を切り離す。これは投稿を読むための例であり、この文言そのものの効果を試した結果ではない。研究上の内容分類を日常に使うなら、写真の体を唯一の正解にしていないか、肯定が外見の達成を条件にしていないかを確かめる、という問いになる。[5]

外見に焦点を当てない内容にも、別の軸がある。体を高く評価するよう求める投稿と、そもそも外見の評価を中心に置かない投稿を区別することだ。介入の系統的レビューには、肯定的なボディイメージの内容と、外見に焦点を当てない内容の双方が含まれている。[3] 日常で後者を探す例としては、見た目の採点より動作の手順を知るために投稿を選ぶことが考えられる。ただし、その選び方自体の効果がこのレビューで検証された、とは書けない。

米国の大学生年代の女性250人を対象とした実験では、一般的な自己肯定、体に関する肯定、比較用の課題という書く作業に無作為に割り付け、そのあと理想化されたインフルエンサーか自然の投稿を10件見せた。肯定の課題を行った条件でも、理想化された画像のあとには体への満足度と肯定的な気分が低下した。[4] 事前に肯定の文章を書けば悪影響を防げる、という予測は、この実験では否定された。

体に関する肯定の課題は、むしろ有害だった可能性も報告された。[4] この結果が検証したのは、理想化された投稿の前に文章を書く課題である。何を、いつ、どのように行ったかが違う。受容を促す投稿を見る研究と、理想化された投稿を見る前に肯定文を書く研究を、同じ方法として扱わないことが大事である。[4][5]

よりまとまった介入にも研究はある。摂食障害の症状が高い女性157人を割り付けたオンラインの予備的な無作為化試験では、4週間の介入群と待機群を比較した。完了者は介入群38人、待機群46人だった。症状の高い女性を対象とするため、18〜39歳の女性一般にそのまま当てはめられるかは、この予備試験だけでは判断できない。介入群での開始前後の変化は、摂食障害症状でd=−0.72、フィットスピレーションへの反応でd=−0.58、体への不満でd=−0.40だった。[2]

待機群には同様の有意な変化がなく、比較の傾向や痩せた体の理想を取り込む程度も介入群で減った。一方、筋肉質や魅力的な外見の理想を取り込む程度には、両群とも前後の変化がなかった。[2] 変化した理想の種類と、変化がなかった種類が分かれた。また、これらのdは群内の前後の変化であり、介入群と待機群の差そのものの数字として引用しない。

完了者による結果では、途中で参加を終えた人の変化を同じように評価できない。[2] 普段の閲覧の合間に肯定文を読めば同じ効果がある、という話へ飛ぶことはできない。ここで示された可能性は、比較や理想の取り込みなどを扱う一定の介入のものだ。読者が自分で同じ治療を再現する手順として紹介するものではない。

視覚的なSNSを使った介入の系統的レビューは、13〜35歳、計4,975人の8件の研究をまとめている。参加者は主に女性だが女性だけではなく、18歳未満も含むため、18〜39歳の女性にそのまま当てはめられるかは別に確かめる必要がある。短い動画や対話的な方法、外見に焦点を当てない内容などに一定の利益が示されたが、形式も期間も大きく異なり、研究同士の比較は難しかった。[3] 受容を支える内容の可能性は残しながら、「これさえ見れば解決」という万能の投稿は作らない。それが、肯定する側の情報にも必要な読み方だ。

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よくある誤解

「動画は写真より必ず悪い」。統合分析で示されたのは、理想の体を扱う動画中心の条件と画像中心の条件の平均の差である。一方、受容を促す内容では両形式の効果量が近かった。[5] 内容の分類を外して、形式だけで全投稿を順位づけすると、この違いが消える。研究の比較単位を、一つの投稿の合否にすり替えないことが大切だ。

「運動意欲が上がったなら、運動の投稿が効いた」。競技選手と非競技者を比べた試験では、非競技者の運動意欲の増加は画像条件にかかわらず見られた。[20] 旅行の画像を見る条件でも同じ傾向があるなら、運動・体型の画像だけに成果を帰せない。運動意欲という指標を使うときも、何と比較して得られた結果かを残して読む。

「体を肯定する言葉を足せば、理想化された画像を見続けても大丈夫だ」。肯定の文章を書く課題は、画像のあとに満足度が下がることを防げなかった。[4] 受容を促す内容に平均的な利益があった分析とは、方法も比較条件も違う。[5] お守りの言葉を画面の横に置くことと、見る内容を選び直すことは同じではない。前者に効果がなかった試験を、後者の可能性まで否定する材料にはしない。

今日からできること

  • 保存する前に、投稿の中心が外見の理想か、体の受容かを言葉にする。20件の実験を統合した分析は、この内容の違いを分けている。肯定的な見出しだけで分類せず、画像と文章が求めている基準を読む。[5]
  • 見終わったとき、外見の比較と気分を別々に振り返る。120人の動画実験では、この両方が増えた一方、体への不満の直接増加はなかった。体が嫌かどうかだけで負担を判定しない。[14]
  • 短時間だから平気とは決めつけない。5分の動画でも心理反応の違いがあった。これは安全な時間の上限ではない。途中で自分への採点が始まったと感じたら、閉じる判断の手がかりにする。[1]
  • 運動をしたくなったかと、自分の体を責めたくなったかを分ける。197人の試験は両者を別に測っている。次の運動の目的を、写真の体に近づくこと以外の言葉でも考えてみる。[20]
  • 肯定文だけを万能な対処法にしない。250人の試験では悪影響を防げなかった。体への悩みが食事や生活を圧迫しているなら、閲覧の工夫だけで抱えず医師に相談する。4週間の予備試験も、症状のある人を対象にした介入であり、自力の対処と同じではない。[4][2]
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オンザショアで、画面の採点から予定の運動へ

運動の予定を、誰かの写真への反応だけで決めない。続ける場所を選ぶときには、通える時間や利用条件という具体的な情報から考えたい。オンザショア立川店は8:00〜23:30、年中無休で営業している。JR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある。生活の予定の中に、通う時間を置けるかを確認するところから始められる。

溶岩プレートを敷いたスタジオのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングがある。ヨガだけでも25種類以上のレッスンがあるため、種目も選ぶ材料になる。妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。

ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。店のトップと料金、体験の予約を確認し、自分の予定と利用条件に合う選択を考えたい。

参考文献

[1] The effects of fitspiration TikTok content on body image and mood among young adult women in the U.S — Patel TA et al., 2026, Body image. DOI: 10.1016/j.bodyim.2026.102165

[2] Addressing the Negative Impact of Social Media on Body Image: An Online Randomized Controlled Pilot Trial — Ladwig G et al., 2026, The International journal of eating disorders. DOI: 10.1002/eat.24584

[3] Interventions That Use Highly Visual Social Media Platforms to Tackle Unhealthy Body Image in Adolescents and Young Adults: Systematic Review of Randomized Controlled Trials and Quasi-Experimental Studies — Copez-Lonzoy A et al., 2026, Journal of medical Internet research. DOI: 10.2196/80141

[4] The harmful effects of idealized Instagram content: Self-affirmation interventions do not mitigate decreased body satisfaction and less positive affect — Couture Bue AC et al., 2026, Body image. DOI: 10.1016/j.bodyim.2025.102005

[5] Social media and body image in young women: A meta-analysis of experimental studies on video- versus image-based platforms — Zhang Y et al., 2025, Body image. DOI: 10.1016/j.bodyim.2025.101991

[7] Bodies on Display: A Scoping Review of Appearance-Focused Social Media, Body Image, Self-Esteem, and Psychological Wellbeing in Adolescent Girls and Young Women — Marano G et al., 2026, European journal of investigation in health, psychology and education. DOI: 10.3390/ejihpe16080108

[14] TikTok on the clock but the #fitspo don’t stop: The impact of TikTok fitspiration videos on women’s body image concerns — Pryde S et al., 2022, Body image. DOI: 10.1016/j.bodyim.2022.09.004

[20] The effect of fitspiration on body dissatisfaction and exercise motivation in female NCAA Division I athletes and non-athletes — Simms EC et al., 2025, Journal of American college health : J of ACH. DOI: 10.1080/07448481.2025.2472177

冒頭の写真: コーヒーを飲みながらスマートフォンを使う女性を近くから撮影した写真(写真: Nenad Stojkovic / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons)

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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