
血圧の試験を、コレステロールの保証に使わない
血圧試験では、こさない煮出しを飲んだ群の活動時の収縮期血圧が、紙でこした群より平均3.1mmHg高くなった。収縮期血圧は、血圧を上下で表したときの上の値である。この差は統計的に有意だった。一方、紙でこしたコーヒーをやめても、飲み続けた群に対して血圧と心拍数に有意な変化は認められなかった。[8]
この結果から、コーヒーの作用はカフェイン濃度だけでは説明し切れないと読むことはできる。ただし、血圧差の原因がカフェストールだけだったと決める試験ではない。こす工程に伴う飲料の違いを比べた結果と、特定の成分だけの作用を比べた結果は別である。いれ方の影響を示すことと、原因物質を特定することの距離を残しておきたい。[8]
女性では平均差が4.5mmHg、男性では1.7mmHgで、女性の方が大きい傾向があった。ただし試験全体の参加人数は女性31人、男性33人である。これを「女性なら必ず大きく反応する」という性別の決まりにしない。日常でいれ方を選ぶ判断と、個人の血圧を予測する判断は同じではない。[8]
また、コーヒーをやめた群と紙でこした群の差が有意ではなかったことは、どんな量でも、どんな人にも影響がないという意味にはならない。この試験で比較した期間と条件の中での結果だ。紙のコーヒーなら無制限に飲める、という許可証として使うのは試験の範囲を越えている。[8]
血圧はこの試験で測られた結果であり、コレステロールは別の指標である。血圧が変わらなければ脂質も変わらない、あるいは脂質への対処ができれば血圧も必ず落ち着く、とは結べない。コレステロールに関わるジテルペンのレビューと、血圧を比べた試験は、それぞれ別の窓からコーヒーを見ている。[5][8]
心血管系への影響を扱ったレビューも、煮出しやろ過しないコーヒーによる血中コレステロールと中性脂肪の増加を挙げている。一方で、コーヒー全体と心血管疾患に関わる結果を一律の害としては整理していない。成分、調理法、対象となる結果を分ける必要がある飲み物なのだ。[6]
そのレビューは、紙でこしたコーヒーで一部の炎症指標が上がった報告にも触れている。油性成分の飲料への移行と、炎症指標の変化は別々に評価する必要がある。炎症指標の変化と病気の発生も同一ではない。特定の測定値を、飲料全体への最終判定に広げない姿勢が要る。[6]
夕方の立川駅北口で、持ち帰りのカップを選ぶ場面を想像したい。メニューの濃そうな色から、血圧への影響まで見抜くことはできない。まず確認できるのは、紙でこす抽出かどうかである。その情報は油性成分を考える手掛かりにはなるが、カフェインの総量や個人の血圧をそれだけで決める情報にはならない。[5][8]
既存記事「汗をかく量はコーヒーでも増える?カフェインと運動中の体温を分けて読む」には、運動中の体温と発汗の問いを譲る。ここで比べるのは、間食に添える飲料が紙を通ることで成分の届き方をどう変えるかである。運動前の働きと抽出の仕組みを、同じ問いとして扱わない。
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
よくある誤解
「紙でこせばカフェインも減るはずだ」。この推測は、油性成分とカフェインをまとめて考えている。煮出しを比較した試験でカフェイン濃度は近く、紙でこした飲料の方がわずかに高かった。紙フィルターを使うことを、カフェインを減らした飲料を選ぶことの代わりにはできない。[8]
濃度の単位にも注意が要る。mg/Lは一定の体積にどれだけ含まれるかを表す。この試験の860mg/Lという数字を、そのまま家庭のカップに含まれる量として読むことはできない。飲む容器の大きさと液体の濃度を混同すると、研究の数字は大きく見えたり小さく見えたりする。試験の濃度は、ここでは群同士が近かったことを確かめるために使いたい。[8]
「紙がカフェストールのほぼ全部を取り除いた」。分析で最も多く残った場所は、紙ではなく抽出後の粉だった。粉に87.45%、紙に12.41%という内訳を見れば、飲料に少なかった理由を紙の働きだけに押し込められない。抽出されにくさも含めた工程全体の結果なのである。[15]
この違いは、言葉の細部だけの問題ではない。紙の性能を評価したいのか、最終的な飲料中の量を知りたいのかで、必要な比較が変わる。豆の段階からの分配を測った結果と、同じ液体を紙に通す前後の除去率は同じ指標ではない。何が減ったかを話す際は、どの段階との比較なのかまで言葉にしたい。[15]
「コレステロールを考えるなら、コーヒーは全部やめるべきだ」。ジテルペンのレビューが示したのは、いれ方による違いである。コーヒーという名称だけで一括りにするより、油性成分が入りやすい抽出か、紙でこした抽出かを区別する方が、レビューの結論に沿っている。検査値が気になる場合の個別の対応は医師に相談する。[5]
逆向きの「紙なら何杯でも心配ない」も、同じように広げ過ぎである。心血管系のレビューはコーヒーに多様な成分があることや、カフェイン代謝の個人差にも触れている。紙を通す工程に加え、飲む量や体の条件も判断に関わる。抽出法は判断材料の一つとして位置付けるのが適切だ。[6]
香りが好きで飲むことと、検査値への影響を考えることは両立する。「好物だから無関係」「健康の話が出たから禁止」という結論に急ぐ必要はない。今回の研究から具体的に見直せるのは、コーヒーの好悪よりも、油性成分が飲料に届く抽出の経路である。[5][15]

今日からできること
- 普段のいれ方を、紙を通すかどうかで確認する。コレステロールに関わるジテルペンを考えるなら、豆の銘柄だけでなく抽出法を選択肢に入れる。豆には重量で約1%のジテルペンが含まれるとレビューは整理している。[5]
- 紙でこしたからカフェインも少ないと決めない。比較試験の860mg/Lと887mg/Lは近い値だった。油性成分への対処と、カフェインを控えるための飲料選びを分ける。[8]
- 成分の数字を見るときは、分母を確かめる。飲料へ移った0.15%は、焙煎した豆に最初にあったカフェストールを基準とする値だ。どのカップにも当てはまる含有率としてメモしない。[15]
- 血中コレステロールが気になるときは、普段のコーヒーの抽出法と飲む量を書き留め、医師に相談する際に伝える。脂質を扱ったレビューでは、カフェストールとカーウェオールが総コレステロールとLDLコレステロールを上げる成分と整理されている。相談の論点を血中脂質と抽出法に絞れる。[5]
抽出法を変えるなら、まず普段使っている器具を見ればよい。粉を湯に浸しているのか、その後に紙を通しているのか。購入時の「すっきり」「深い」といった感想の言葉と、成分がどこに残るかの説明は分けて考えたい。研究が示しているのは、味の優劣よりも抽出過程の違いである。[5][15]
記録をする場合も、飲んだ後の感覚だけで成分量を推定しない。カフェストールを測った分析と、血圧を測った試験は、それぞれ測定するものを決めて結果を出している。家庭で選択を整理するなら、確認できるいれ方や飲む量を書き留めるところからでよい。検査で確かめる指標の判断は医師と行う。[8][15]
オンザショア立川店で、続ける時間を予定に置く
紙フィルターはコーヒーの抽出を変える道具だが、運動の効果を決める道具ではない。飲み物の成分の話と、レッスンの選択は分けて考えたい。オンザショア立川店では、溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガやピラティスを選べる。
参加できる条件も先に確認しておく。妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。ヨガだけで25種類以上のレッスンがあり、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングもある。店の案内で種目を確認できる。
所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分。営業時間は8:00〜23:30、年中無休だ。ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。料金を確認し、参加する種目と通える時間が決まったら体験の予約へ進める。

参考文献
[5] The cholesterol-raising factor from coffee beans — Urgert R, Katan MB., 1997, Annual review of nutrition. DOI: 10.1146/annurev.nutr.17.1.305
[6] Coffee: A Selected Overview of Beneficial or Harmful Effects on the Cardiovascular System? — Whayne TF., 2015, Current vascular pharmacology. DOI: 10.2174/1570161112666141002121429
[8] Boiled coffee and blood pressure. A 14-week controlled trial — van Dusseldorp M, Smits P, Lenders JW, Thien T, Katan MB., 1991, Hypertension (Dallas, Tex. : 1979). DOI: 10.1161/01.hyp.18.5.607
[15] Is cafestol retained on the paper filter in the preparation of filter coffee? — Rendón MY, Dos Santos Scholz MB, Bragagnolo N., 2017, Food research international (Ottawa, Ont.). DOI: 10.1016/j.foodres.2017.08.013
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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