スクワットは疲れると膝の使い方が変わる?後半の回数と関節の分担を読む

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重さと構えを変えた分まで、疲労に数えない

仕事帰りの練習で「今日は後半が違う」と感じたら、前回との条件も思い返したい。重さを増やした日と、同じ重さで反復を増やした日は、比較の意味が異なる。大学競技者11人の実験を見よう。18〜39歳の女性一般に同じ負荷の分担を当てはめる際には、競技経験の違いを考慮する必要がある。この実験では、バーを背中側に担ぐ方法と前側に担ぐ方法を、前側に担ぐ方法の最大挙上重量に対する40%、60%、80%で比較した。[17]

同じ絶対重量、つまり持つ重さそのものをそろえた比較では、60%と80%の条件で背中側に担ぐ方が股関節を伸ばすモーメントが大きかった。80%では、前側に担ぐ方が膝を伸ばすモーメントが大きかった。どこに持つかと、どの重さで比較するかで、膝と股関節への要求の見え方が違ったのである。[17]

一方、それぞれの種目の最大挙上重量を基準にした最大負荷での予測では、膝の要求は近いとされた。これは実測した最大負荷の結果ではなく、回帰式による予測である。[17] 「同じ重さ」と「その人にとって同じ程度の重さ」を区別しなければ、負荷の分担について逆の印象を持ちかねない。

別の実験では、男性10人と女性8人が負荷の前後位置を変えたスクワットを行った。男女混合集団での結果なので、18〜39歳の女性だけでも同程度の違いになるかは別に確かめる必要がある。負荷を前に置く条件では上体の前傾と骨盤の前傾が小さくなり、その差の効果量は大きかった。一方、腰を伸ばすモーメントは中程度から大きい効果量で増えていた。膝、股関節、足首を伸ばすモーメントは、多くの条件間でおおむね似ていた。[16]

この結果は、上体を起こせば全身の負担が一律に下がるという理解を修正する。見た目が整ったようでも、違う部位の要求が増える場合がある。[16] 後半に姿勢が変わったからといって、その場で重りを別の場所に移し、負担が消えたと判断するのは早い。変えた条件を記録してから比較する方が、何に反応したかを見失いにくい。

足幅や器具の選び方を扱う隣の記事とは、ここで問いを分けたい。この記事の目的は最適な構えを選ぶことではなく、後半の動きの変化を疲労だけで説明しないことにある。負荷位置の実験は、姿勢と関節の要求が単純な対応ではないことを教えている。[16]

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きつさ、筋活動、膝の負荷を分けて考える

太ももが熱く感じる。立つのが遅くなる。膝が深く曲がる。これらをひとまとめに「効いている」と書くと、どの変化を話しているのか分からなくなる。筋活動と関節の力学を同時に測った研究は、両者を別々に評価する必要性を示している。[8]

日頃から筋力トレーニングをしている健康な成人9人を対象とした実験がある。18〜39歳の女性全体へ適用するには、対象人数の少なさとトレーニング経験の違いを踏まえる必要がある。この実験では、回転する装置の慣性を使うスクワットとレッグプレスを比較した実験がある。膝を伸ばす正味の関節モーメントはスクワットで大きかったが、大腿四頭筋の筋活動は似ていた。股関節を伸ばすモーメントはレッグプレスで大きかった。[8]

この特殊な装置での結果を、自宅のスクワットの負荷にそのまま置き換えることはできない。それでも、筋活動が似ているから膝の要求も同じ、という見方への反例にはなる。[8] 脚の感覚を聞くことには意味があるが、感覚だけから関節モーメントの増減や、将来の筋肉の成長まで読み切ろうとしない方がよい。

関節の仕事を数量で見ると、違いはさらに明確になる。男女28人の種目比較では、膝を伸ばすモーメントはスクワットで体重当たり2.14 Nm/kg、デッドリフトで1.18 Nm/kgだった。95%信頼区間はそれぞれ1.88〜2.40、0.99〜1.37で、条件間の差の効果量は1.44だった。[18] これは個人の痛みを判定する境界値ではなく、対象集団での比較結果である。

同じ実験で、股関節の正の仕事はデッドリフトが体重当たり3.22 J/kg、スクワットが2.37 J/kgだった。95%信頼区間はそれぞれ2.97〜3.47、2.21〜2.54で、効果量は1.30だった。[18] 正の仕事は、ここでは動作中に関節で行う力学的な仕事の指標だ。膝の瞬間的な要求と股関節が動作を通じて担う仕事は、分けて測定されている。

こうした数値は、回数表には載らない中身を示す。ただし、種目の違いを調べた数字を「疲れた後半ではこの割合で移る」と読み替えない。[18] 後半を観察するときの目的は、自分で関節の数値を計算することではない。回数、姿勢、感覚という別の情報を混ぜず、指導を受けるときに具体的に伝えることである。

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よくある誤解

「回数を増やせば、同じ場所に同じ刺激が積み上がる」。回数だけでは、負荷や最後の立ち上がりの違いを区別できない。異なる反復最大回数を比較した実験では、最後の動作の時間的特徴に違いがあった。[5] 回数が増えたという記録と、同じ条件の運動を続けられたという記録は、区別して残すとよい。

ここで必要なのは、回数を悪者にすることでもない。限界回数の研究は、低回数を全員に推奨したり、高回数を否定したりするものではない。[5] 予定の回数に届かなかった日も、どのあたりで胸の向きや立つ感覚が変わったかが分かれば、次に相談する材料になる。達成欄の丸だけでは見えない情報だ。

「疲れると膝は必ず内に入る」。疲労後の変化は課題に依存する。男性競技者の実験で示されたのは、着地での屈曲と、方向転換での内旋の変化だった。[20] 正面から見た膝の位置、膝の曲がる深さ、膝の回転は同じ指標ではない。異なる動作の結果をまとめて、すべてのスクワット後半に当てはめない。

「上体を起こせば膝も腰も楽になる」。負荷位置を変えた実験では、上体の前傾が減っても腰を伸ばすモーメントは増え、下肢のモーメントは多くの条件で似ていた。[16] 一見きれいな姿勢だけから負荷全体を評価できない。見た目を無理にそろえる前に、何を持ち、どの動作で困っているかを確かめたい。

また、競技者の結果から運動を始めたばかりの女性の適切な回数を決めるのも飛躍になる。最後の反復の比較は経験者、疲労後の着地の実験は男性競技者で行われている。[5][20] 自宅の練習に持ち帰るのは回数の処方ではなく、条件と変化を具体的に見る姿勢である。

今日からできること

  • 重りを使うなら、回数と一緒に持つ位置も記録する。負荷位置を変えた18人の実験では、体幹・骨盤の姿勢と腰のモーメントに違いがあった。[16]
  • 始めの動きと終わり近くの動きについて、胸の向き、しゃがむ深さ、立ち上がる流れを言葉で残す。限界反復を比べた26人の実験が示した動作の違いを、観察項目を選ぶ参考にする。[5]
  • 「膝に来る」と感じたら、スクワット中か、その後の着地や方向転換かを分けて伝える。32人の実験では、疲労後の変化は測定課題によって異なった。[20]
  • 前回より重さを変えた日は、その変更も添える。11人の負荷比較では、同じ絶対重量での比較と、種目ごとの最大負荷を基準にした予測で、膝への要求の読み方が違った。[17]
  • 1・3・6・10回という実験条件を、自分の達成ノルマにはしない。最後の動作を比較するための設定であり、日常の推奨回数を決めた試験ではない。[5] 痛みがある場合や個別の健康状態の判断は医師に相談する。

関節モーメントで整理すると、背中側と前側に重さを担ぐ比較では、同じ絶対重量でも股関節と膝への要求が異なる。[17] また、負荷位置を変えた実験では、膝・股関節・足関節のモーメントが多くの条件で似ている一方、体幹の姿勢と腰のモーメントには違いがあった。[16] 分担は「膝から股関節や足関節へ必ず移る」という一方向の図では表せない。

後半のフォームを相談するときは、使った重さと持つ位置をそろえた上で、胸の向きや深さが変わった場面を伝える。姿勢の変化を観察することと、膝・股関節・足関節の負荷配分を測定することは分けて考える。今回の研究が支えるのは条件によって関節の要求が異なるという点であり、疲労した本人の分担を外見だけで数値化する方法ではない。[5][16][17]

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショア立川店で、通う条件を決める

スクワットの後半が気になるなら、回数だけでなく動作について相談する機会も考えたい。続ける場所を選ぶ際には、運動の種類と通える時間を合わせて確かめる。オンザショア立川店の営業時間は8:00〜23:30で、年中無休である。全曜日で同じ時間帯の営業なので、仕事のある日と休日を含めて、通う予定を考える手掛かりになる。

所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分である。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングもある。ヨガだけで25種類以上のレッスンがあり、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIITも扱っている。

妊娠中は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。

ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。持ち物と予定を合わせて検討できる条件だ。

日常の動線に合うかを考えるために、店の案内と料金を確認できる。体験の予約も、続ける予定を具体化する入口になる。

参考文献

[1] Effect of fatigue on neuromuscular and biomechanical variables after anterior cruciate ligament reconstruction: a systematic review — Rostami KD, Thomas A, Naderi A., 2025, The Journal of sports medicine and physical fitness. DOI: 10.23736/s0022-4707.24.16210-x

[5] The Effect of Sex and Different Repetition Maximums on Kinematics and Surface Electromyography in the Last Repetition of the Barbell Back Squat — Hegdahl Gundersen A, Nygaard Falch H, Bao Fredriksen A, Tillaar RVD., 2024, Journal of functional morphology and kinesiology. DOI: 10.3390/jfmk9020075

[8] Comparison of Joint and Muscle Biomechanics in Maximal Flywheel Squat and Leg Press — Sjöberg M, Berg HE, Norrbrand L, Andersen MS, Gutierrez-Farewik EM, Sundblad P, , 2021, Frontiers in sports and active living. DOI: 10.3389/fspor.2021.686335

[16] Biomechanical comparisons of back and front squats with a straight bar and four squats with a transformer bar — Goršič M, Rochelle LE, Layer JS, Smith DT, Novak D, Dai B., 2024, Sports biomechanics. DOI: 10.1080/14763141.2020.1832563

[17] Load-dependent mechanical demands of the lower extremity during the back and front squat — Krzyszkowski J, Kipp K., 2020, Journal of sports sciences. DOI: 10.1080/02640414.2020.1766738

[18] Hip and Knee Kinetics During a Back Squat and Deadlift — Choe KH, Coburn JW, Costa PB, Pamukoff DN., 2021, Journal of strength and conditioning research. DOI: 10.1519/jsc.0000000000002908

[20] Effects of Subsensory Noise and Fatigue on Knee Landing and Cross-over Cutting Biomechanics in Male Athletes — Qu X, Jiang J, Hu X., 2018, Journal of applied biomechanics. DOI: 10.1123/jab.2017-0180

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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