運動のエネルギーは糖の作り直しにも使う?肝臓の酸素消費と乳酸再利用の見方

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糖を作る働きと、燃料として使う働きを分ける

乳酸を糖に戻す経路の存在だけから、運動全体の消費を計算することはできない。まず必要なのは、乳酸がどの経路へ向かったかの区別である。乳酸代謝の定量レビューは、組織間での出入り、酸化による利用、糖新生をそれぞれ取り上げている。回路図の矢印があることと、その矢印を通った量が分かることは違う。[5]

この区別を実験で追うには、物質に目印を付けるトレーサーという方法が使われる。Hattaの研究は、ラットとマウスにおける激しい運動後の乳酸の行方を、放射性の目印で調べた。血液や筋肉にあった乳酸の目印の多くが、二酸化炭素として呼気へ出た。研究者は、その条件では酸化が乳酸代謝の主要な行き先であると結論した。18〜39歳の女性でも酸化が同じ割合を占めるかは、この動物実験からは判断できない。[17]

この動物実験では、筋肉のグリコーゲン、つまり糖の貯蔵形態の再合成には、血糖が主要な材料になったとも報告されている。乳酸が減る現象と、筋肉に糖の蓄えが戻る現象を、途中の経路を省いて同一視しないための手掛かりである。マウスやラットでの結果を、ヨガ帰りの人の乳酸の配分比率に置き換えることはできない。[17]

さらに、物質の流れを測る方法にも注意が要る。Levittらのレビューは、乳酸とピルビン酸の交換が、標準的なトレーサー法による流量の推定を大きく見せる可能性を指摘した。健康時とショック状態を扱った整理であり、18〜39歳の女性の運動中の流量を直接示す値としては使えない。測定法の名前だけで推定値の正確さを決めず、測定対象と計算の前提を含めて読む必要がある。[5]

家庭の記録で「乳酸の処理が進んだから、その分も消費に加える」と考えると、経路の区別と測定の問題を飛び越える。肝臓を含む領域の酸素消費が増えたという観察は、運動中には筋肉以外にも代謝の変化があることを示す。一方で、それを乳酸再利用だけの上乗せカロリーとするには、別の情報が必要になる。[5][15]

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低強度の回復と強い運動では、同じ説明にならない

鍛錬された競技者を対象とする低強度運動のレビューでは、血糖と乳酸がともに下がる現象が取り上げられた。著者らは、筋肉から肝臓や腎臓への乳酸の移動、肝臓での糖の供給、脂肪酸の酸化との関係を論じている。コリ回路が回復時に重要な経路となる可能性も、その文脈で示されている。鍛錬された競技者の議論を、一般の18〜39歳の女性の回復の評価にそのまま当てはめることはできない。[4]

これは、先ほどの強い運動の実験と同じ問いではない。低い強度で回復に関わる動きを見る場面と、内臓領域の血流が大きく減る強い運動の場面では、条件が違う。コリ回路の寄与が大きい可能性を論じるレビューと、強い運動で寄与が下がる可能性を示す実験は、どちらかを消して整える必要はない。対象と場面を付けたまま並べる方が正確である。[4][15]

また、低強度運動のレビューは、血糖と乳酸の低下が、鍛錬された競技者の回復能力の指標になる可能性を述べたものだ。すべての運動初心者に共通する合格点を決めた話ではない。朝の軽い運動で体が楽だったという感覚を、そのまま肝臓の糖新生能力の点数にするのは難しい。[4]

動物で行われた運動後の実験では、軽い運動によって血液と筋肉の乳酸の酸化利用が促された。しかし、それは人で次の運動成績が必ずよくなると確認した結果とは別である。乳酸が減ること、糖の供給が維持されること、本人が回復したと感じることを、それぞれ異なる問いとして扱う方がよい。[17]

運動の記録には、数値が下がればよい、と考えたくなる場面がある。だが、乳酸と血糖がともに下がる現象を回復能力との関連で論じる研究がある一方で、強い運動では血糖を安静時近くに保ちながら乳酸が上がる実験もある。変化の向きだけを採点せず、運動の条件と何を評価したいかを先に決める。それが両方の研究を生活に持ち帰るための読み方である。[4][15]

このように研究を比べる際は、結果の大小より先に、測ったものがそろっているかを確認したい。動物の呼気に出た目印、男性の内臓領域の糖放出、競技者の血中濃度は、それぞれ別の観察だ。これらを順につなげて、人の糖の作り直しにかかった消費量を計算することはできない。一方、異なる方法から乳酸の複数の行き先や条件による違いを学ぶことには意味がある。数字を足す材料ではなく、説明を確かめる材料として並べるのである。[4][15][17]

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よくある誤解

「乳酸は肝臓へ運べば全部糖になる」という理解では、酸化による利用が抜ける。乳酸は糖新生の材料であると同時に、エネルギー産生にも使われる物質だ。筋肉の乳酸を整理したレビューも、代謝に加えて情報伝達など複数の役割を説明している。体の中で名前がよく聞かれる物質ほど、複数の仕事を持つ。[3][5]

「肝臓周辺の酸素消費が増えた分は、コリ回路の消費である」という読み方も正しくない。男性の実験では酸素摂取と糖放出が増加したが、同時にコリ回路の寄与が低下した可能性が指摘された。酸素消費、糖放出、乳酸取り込みは別々の測定項目である。単位の違う数字を並べて、ひとつの反応の成果と決めることはできない。[15]

「乳酸が低くなれば運動の成果も大きい」という採点にも注意したい。低強度運動のレビューで論じられたのは、鍛錬された競技者における回復能力の指標の可能性だ。乳酸の値を下げること自体が、一般の人の運動の目的として証明されたという結論にはならない。乳酸の再利用を知ることと、毎回その数値を追いかけることは、つながり方を慎重に考える必要がある。[4]

乳酸が役立つと聞いて、今度は多いほどよいと反転させるのも早い。乳酸の役割を扱うレビューは、生理的な燃料としての働きと、病的な状態で問題になる蓄積を分けている。運動の燃料の話を、病気の診断や治療の判断へそのまま移してはいけない。個別の健康状態に関わる数値は、医師と確認する対象である。[2]

今日からできること

  • 運動記録を見るときは、強い運動中か、低強度で動いている場面かを書き添える。男性8人の強い運動実験と、鍛錬された競技者の低強度運動レビューは条件を分けて読む。[4][15]
  • 乳酸の低下を見たら、糖への再利用と酸化利用を区別する。毎分1.0±0.05 mmolという内臓領域の取り込み値も、全量が糖に変わった量ではない。[5][15]
  • 「肝臓も消費する」という説明に数字が付いていたら、測定範囲を確かめる。毎分67±3 mLから93±13 mLという酸素摂取の変化は、肝臓を含む内臓領域の値である。[15]
  • 回復法の紹介では対象を確認する。2〜3分の激しい運動後の乳酸の酸化を調べた研究はラットとマウスの実験であり、人の次の運動成績を直接測った結果として使わない。[17]
  • 消費の記録には、乳酸が減った分を独自のカロリーとして足さない。血流が毎分0.7±0.1 Lへ減っても糖放出が増えた実験のように、供給と利用の関係を先に読む。[15]

運動後の画面に表示されない働きがあると分かっても、新しい達成ノルマを増やす必要はない。乳酸の再利用は、体内で燃料が受け渡される仕組みを知るための視点である。血糖が維持される裏側に糖の供給があり、乳酸が減る裏側には複数の経路がある。その区別を保つだけでも、運動の広告や数値の説明を落ち着いて選別しやすくなる。[3][5][15]

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オンザショア立川店で、通う予定を具体的にする

乳酸の再利用を知っても、運動の予定に「肝臓の消費分」を足す必要はない。通う場所を選ぶ際には、実際に続けられる時間と種目を確かめたい。オンザショア立川店は8:00〜23:30、全曜日同じ営業時間で年中無休である。

妊娠中は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガやピラティスなどを扱い、ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。種目の選択肢と利用条件を一緒に確認しておきたい。ほかに女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングもある。仕事帰りか休日か、自分が通う場面に照らして時間と種目を検討できる。

所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分である。店のトップと料金で案内を確認できる。ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスン、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。予定と場所が合うかを確かめたうえで、体験の予約へ進める。

参考文献

[2] Dual role of lactate in human health and disease — Kumar S, Sahu N, Jawaid T, Jayasingh Chellammal HS, Upadhyay P., 2025, Frontiers in physiology. DOI: 10.3389/fphys.2025.1621358

[3] The Multiple Roles of Lactate in the Skeletal Muscle — Bartoloni B, Mannelli M, Gamberi T, Fiaschi T., 2024, Cells. DOI: 10.3390/cells13141177

[4] Decreased Blood Glucose and Lactate: Is a Useful Indicator of Recovery Ability in Athletes? — Yang WH, Park H, Grau M, Heine O., 2020, International journal of environmental research and public health. DOI: 10.3390/ijerph17155470

[5] Quantitative Assessment of Blood Lactate in Shock: Measure of Hypoxia or Beneficial Energy Source — Levitt DG, Levitt JE, Levitt MD., 2020, BioMed research international. DOI: 10.1155/2020/2608318

[15] Attenuated hepatosplanchnic uptake of lactate during intense exercise in humans — Nielsen HB, Clemmesen JO, Skak C, Ott P, Secher NH., 2002, Journal of applied physiology (Bethesda, Md. : 1985). DOI: 10.1152/japplphysiol.00028.2001

[17] Oxidative removal of lactate after strenuous exercise — Hatta H., 1990, The Annals of physiological anthropology = Seiri Jinruigaku Kenkyukai kaishi. DOI: 10.2114/ahs1983.9.213

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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