
チーズを後から食べても、結果は条件で変わる
食品単独で酸性化が小さいことと、別の食品の後に食べてpHの低下を戻せることも、同じ問いではない。白いチーズと無糖ヨーグルトを比較した研究では、チーズを1分間食べると歯垢pHが上がった。また、10%の砂糖液で口をすすいだ5分後にチーズを食べた場合も、pHは速やかに上昇した。[8]
しかし、そのヨーグルトでは違う経過だった。無糖ヨーグルトを食べた後の最低pHは砂糖の場合に近かったが、元の値への回復は砂糖の60分に対して30分だった。砂糖液の後に食べた場合には、最初にpHがさらに下がり、元へ戻るまでの時間は変わらなかった。[8] 同じ「無糖」「乳製品」でも、最低値と回復時間を分けて見る必要がある。
乳製品比較でヨーグルトを酸性化しにくい食品と捉えた研究がある一方、この試験では食べた直後の低下が観察されている。[5][8] 結果をどちらかだけ採用して、ヨーグルトは常に歯に良い、あるいは常に悪いと決めるのは粗い。対象や測定方法、食品を食べる順序が異なる試験を、一つの場面としてつなぎ合わせないことが大切だ。
さらに、11〜12歳の子ども17人を対象とした無作為化臨床試験では、甘味をつけた液体の鎮痛薬を飲んだ後に、水、ハルーミチーズ、糖を含まないガムを比較した。チーズを後に食べても、歯垢pHの回復に有意な効果は認められなかった。[7] 虫歯経験のある子どもが対象なので、18〜39歳の女性にそのまま当てはめられるかは別の検証を要する。 砂糖液の後に白いチーズを食べた試験とは違う結果である。
ここには、食べたものの違いだけでなく、対象の違いもある。鎮痛薬の試験は虫歯経験のある子どもを対象としており、虫歯のない大学生の唾液pHを追った試験とは条件が異なる。[4][7] 「前の試験では戻ったのに」と驚く前に、同じ人に同じものを試した比較ではない点を見ておきたい。
この違いから日常へ持ち帰れるのは、チーズを追加すれば何でも帳消しになると考えないことだ。夕食後の甘い食品、飲み物、夜食までを一括してチーズの結果で保証することはできない。[7][8] 研究を都合よく広げると、チーズが夜の後片づけを全部引き受ける食品になってしまう。冷蔵庫の中でも、そこまでの担当は決まっていない。
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
納豆にも同じ答えを出す前に、比較の形を確かめる
チーズと納豆を比べるなら、食品名を並べるだけでは足りない。まず、知りたいのは食品単独の反応なのか、夕食の後の反応なのか、寝る直前の反応なのかを分けたい。ここまでの試験では、チーズ単独、砂糖液の後、甘い液体薬の後で測定条件が異なり、結果も一様ではなかった。[1][7][8]
納豆についても、食べ方を含めて問いを作る必要がある。ここで使ったチーズの結果を根拠に、納豆の歯垢pHが同じ経過をたどるとは結論しない。これは納豆を避けるべきだという評価でもない。比較対象を調べた結果と、別の食品についての判断を区別しているのである。
たとえば納豆だけを想定した問いと、ご飯などを合わせた夜食を想定した問いは違う。チーズについても単独で食べる場合と、ほかの食品と一緒に食べる場合を分けていたように、納豆でも実際の一皿を言葉にする。「発酵食品だから」という説明を足す前に、まず何を食べたかを確かめるのである。
同じ食品を直接比べるなら、測定場所もそろえたい。片方の唾液pHと、もう片方の歯垢pHを並べて勝敗をつけるのは適切でない。唾液を調べた試験と歯垢を調べた試験は、それぞれ別の反応を観察している。[4][5] 数字の見た目が似ていても、同じ物差しで比較したことにはならない。
寝る前という言葉にも注意がいる。チーズの短時間の試験を、寝ている間ずっと同じ状態が続くという意味には広げない。[1][4][5] 「夜でも食べられるか」という食卓の問いには、短い測定だけで即答できない部分が残る。そこを埋めるために、納豆やチーズを良い食品、悪い食品に仕分ける必要はない。
夜の選択を考えるときは、どちらに軍配が上がったかより、どちらについて何を測ったかを先に見る。食卓で選ぶ目的と、研究で評価した項目をそろえるところから始めたい。比較されていない食品に順位をつけない姿勢は、迷いを増やすためのものではない。確かめられた範囲の答えを、使う場面に合わせて小さく保つためのものだ。

よくある誤解
「チーズなら必ず虫歯を防ぐ」は、短時間のpH試験から先へ進みすぎている。加工チーズで酸性化が小さかった結果はあるが、甘い液体薬の後に食べたハルーミチーズでは回復効果が認められなかった。[1][7] 食品名が同じ仲間でも、食べる順序と相手を外して結論だけを使わない。
「無糖なら口の中でpHは下がらない」という理解には反例がある。無糖ヨーグルトの試験では、食後にpHが下がった後、砂糖より早く元へ戻る経過が観察された。[8] 下がるかどうか、どこまで下がるか、どのくらいで戻るかは別々の観点である。表示の言葉で反応の時間経過まで読み終えないようにする。
「唾液さえ戻れば、歯垢も同じ時刻に戻っている」という理解も避けたい。大学生の試験で観察されたのは唾液pHの回復であり、歯垢pHを追った子どもの試験とは測定場所が違う。[4][5] 口の中という広い表現にまとめるほど、この違いは隠れやすい。
また、研究に参加した人の行動がすべて推奨になるわけではない。測定前に歯磨きを控えた条件や、砂糖液で口をすすいだ操作は、比較のために設定されたものだ。[4][5] 論文の方法を読んでいるのか、暮らしの助言を読んでいるのかを分ければ、実験をそのまま夜の習慣に移すことはなくなる。
今日からできること
- 夜食を考える際は、チーズだけ、納豆だけ、ほかの食品と一緒、という食べ方を言葉にする。食品単独と砂糖の後では、問いの形が変わる。[1][8]
- 糖の表示だけで判断を終えず、食後の酸性化を測った対象と条件を見る。唾液分泌が少ない条件では、でんぷん質の間食後のpH低下が強まり、口に残る時間も延びた。[2]
- 「30分で戻る」という紹介を見たら、何が戻ったかを確かめる。大学生60人の試験で元の値に戻ったのは、唾液pHである。[4]
- 試験量を食べる目標にしない。10gはチーズを比較するために使った量であり、就寝前の必要量を定めた数字ではない。[1][4]
- チーズを追加して食事全体を帳消しにしようとしない。子ども17人の試験では、甘い液体薬の後のチーズで歯垢pHの有意な回復は認められなかった。[7]
今夜、冷蔵庫の前で迷ったら、発酵食品同士の勝負をつける前に、自分が比べているものを確かめたい。単独の食品か、一皿の夜食か。歯垢か、唾液か。短時間の変化か、長い期間の虫歯の予防か。チーズについて得られた結果を、この区別と一緒に使えば、納豆にも同じ答えを急いで付ける必要はなくなる。

オンザショア立川店を、生活の予定に組み込む
夜食を何にするかという判断と、運動を続ける予定は分けて組み立てたい。口の中の食品試験を、ヨガの歯への効果に置き換えることはできない。通える場所と時間は、運動の習慣を考えるために確かめておく。オンザショア立川店はJR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある溶岩ホットヨガスタジオだ。営業時間は全曜日8:00〜23:30で、年中無休である。
溶岩プレートを敷いたスタジオのホットヨガに加え、常温のヨガとピラティス、パーソナルトレーニングもある。ヨガだけで25種類以上のレッスンがあり、女性専用のキックボクササイズやボクササイズ、HIITも行っている。生活の中で運動を続ける場所として、時間帯と内容を照らし合わせられる。
参加条件も予定と一緒に確認したい。医師から運動を止められている方は利用できない。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガが用意されている。
ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。内容は店舗サイト、費用は料金案内、日程は体験予約で確認できる。
参考文献
[1] Comparison of the cariogenicity of some processed cheeses — Drummond BK, Chandler NP, Meldrum AM., 2002, European journal of paediatric dentistry. DOI: なし
[2] Plaque pH and oral retention after consumption of starchy snack products at normal and low salivary secretion rate — Lingström P, Birkhed D., 1993, Acta odontologica Scandinavica. DOI: 10.3109/00016359309040589
[4] Effect of Paneer and Cheese Consumption on Salivary Acidogenicity and Calcium Concentration: A Comparative Study — Somaraj V, Shenoy RP, Panchmal GS, Jodalli PS, Sonde L, Nagaraj K., 2018, Oral health & preventive dentistry. DOI: 10.3290/j.ohpd.a40308
[5] In vivo dental plaque pH after consumption of dairy products — Telgi RL, Yadav V, Telgi CR, Boppana N., 2013, General dentistry. DOI: なし
[7] Effect of dietary combinations on plaque pH recovery after the intake of pediatric liquid analgesics — Saeed S, Bshara N, Trak J, Mahmoud G., 2015, European journal of dentistry. DOI: 10.4103/1305-7456.163220
[8] Effect of white cheese and sugarless yoghurt on dental plaque acidogenicity — Sönmez IS, Aras S., 2007, Caries research. DOI: 10.1159/000099320
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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