ソイプロテインのイソフラボン含有量は何で変わる?洗浄・分離と測定値を読む

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

検査で取り出せた量は、存在する量と同じか

製造の「抽出」に続いて、検査の「抽出」が登場する。こちらの目的は、試料からイソフラボンを取り出して測ることだ。大豆飲料、大豆、分離大豆たんぱく質を使った分析実験では、酵素の種類、試料と溶媒の比率、たんぱく質の量と変性状態で、抽出効率が変わった。変性とは、たんぱく質の構造が変わることである。[6]

たんぱく質を分解する処理や、試料に対して溶媒を多くする操作は、イソフラボンの取り出しやすさを高めた。とくに変性したたんぱく質を含む試料で違いが目立った。研究では、高たんぱく質で複雑な大豆試料を通常の溶媒抽出で調べると、含有量をかなり低く見積もる問題が示された。[6]

つまり、検査値が低い理由には、実際に少ない場合だけでなく、十分に取り出せていない場合がある。「検出した量が少ない」から直ちに「製造で失われた」と言い切らないことが必要だ。たんぱく質の多さは、成分を持ち込む側の話だけでなく、検査で成分を取り出す難しさの側にも登場する。[6]

この点を具体的に示すのが、トウモロコシと大豆の押出加工を調べた実験である。押出加工は、材料を装置から押し出して加工する方法だ。大豆のみの試料と、大豆たんぱく質濃縮物20%、トウモロコシ粉80%の配合を扱い、装置内の温度や水分などの影響を調べた。[10]

加工後の試料を80%のメタノール水溶液で抽出すると、取り出せるイソフラボン量は減った。一方、先に水を含ませてから抽出すると、量はおおむね同じだった。加工後に減ったように見えるかどうかが、検査前の操作で変わったのである。[10]

ただし、水を含ませる前処理も中立な操作ではなかった。未加工の試料では、その操作に伴う酵素反応によってアグリコンが大きく増えた。測定のための準備が、測りたい成分の形を変える場合まである。「先に水を入れれば常に正しい」という教訓にするのではなく、方法ごとに何が起きたかを読む場面だ。[10]

分析方法を改良した別の研究では、大豆と大豆たんぱく質製品の総イソフラボン量が、比較対象の従来法より16.4%高く測定された。抽出条件や、その後に成分を分解して測定する前処理を見直した結果である。製品が栄養を増やしたのではなく、分析で捉えた量が変わったと理解したい。[3]

研究では測定のばらつきも評価している。数字の正確さを判断するには、桁の細かさより、何をどの方法で捉えた数字なのかが重要になる。異なる方法の値を、そのまま製品の優劣に結び付けない理由はここにある。小数点の細かさより、比較の条件がそろっているかを先に見る。[3][6]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

表示を比べるなら、数字の出どころをそろえる

売り場で知りたいのは「結局、どちらに多いのか」だろう。しかし、製造の途中で取り出した量、完成品に残った濃度、検査で抽出できた量は、同じ問いへの数字ではない。分離工程の研究と分析法の研究を合わせると、比べる対象をそろえる必要がよく分かる。[6][9]

たとえば、メーカーの説明が原料の工程紹介だけなら、その説明は工程として読む。アルコールで抽出した、特定のたんぱく質を分けた、といった情報は成分構成を考える手掛かりだが、それだけで完成品の含有量を計算する材料にはならない。どの部分を回収したかまで含めて、成分の行き先が変わるためである。[1][9]

含有量の値が示されている場合は、比較する値が同じ製品段階を指すか、同じ量の粉についての数字か、総量なのか特定の形なのかを確かめたい。これは摂取量の目標を増減するためではなく、同じ土俵の数字かを確認する作業だ。糖が付いた形とアグリコンの構成が変わる研究を、総量の増減だけで読むと判断がずれる。[4][5]

さらに、家庭で飲むために水を足す操作と、研究室で測定のために水を含ませる操作は分ける。研究の前処理には、その後の抽出や分析までが組み込まれている。シェーカーで薄くしたらイソフラボンが増える、という話にはならない。押出加工の実験で違ったのは、検査で得られる数字と成分の形だった。[10]

「多く取り出せた」と「体に多く吸収された」も同義ではない。ここで扱った分離・保存・分析の実験は、原料や製品、試料を調べている。それらを根拠に、女性の体調、ホルモン、運動後の回復まで一度に順位を付けることはできない。食品の成分値が答える問いを、その範囲で使うのがよい。[3][4][6][9]

立川駅の帰り道、スマホで工程の説明を眺めても、製造設備を見学したことにはならない。調べる項目を増やし続けるより、完成品のどの値を比較しているのかを短く確認するほうが、買い物の目的は明確になる。不明な条件はメーカーへの質問として残し、想像の数字で埋めない。

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

よくある誤解

「高たんぱくなら、イソフラボンも必ず多い」。この読み方は成り立たない。分離の実験では、植物由来成分を取り出す効率が上がっても、回収した製品部分の濃度増加には直結しなかった。加えて高たんぱく質の試料は、検査でイソフラボンを十分に抽出しにくい場合がある。たんぱく質の濃さと、別成分の濃さを同じ尺度にしない。[6][9]

「加熱したのだから、測定値の低下はすべて成分の破壊である」。押出加工の実験では、抽出前に水を含ませるかどうかで、加工後の量が減ったと見えるかが変わった。原料の保存実験でも、糖の付いた形が減る一方でアグリコンが増えている。成分の形、取り出しやすさ、全体の量は分けて読む必要がある。[4][10]

「取り除いたイソフラボンを足せば、材料は元に戻る」。レビューで扱われた多くの研究では、抽出物を加え直しても、調べた作用が回復しなかった。理由として構造や成分同士の組み合わせの変化が考えられている。ただし、この結果を人が飲む製品の健康効果の判定に広げず、加工前後を単純な引き算・足し算にしないための知見として受け止めたい。[1]

こうした誤解に共通するのは、工程を通る前と後で「同じものを、同じ方法で測った」と思ってしまうことだ。大豆から粉になる途中で成分が分かれ、検査の準備でも取り出し方が変わる。比較を読むときは、違った数字を急いで説明する前に、そもそもの比較条件をそろえる。[6][9][10]

今日からできること

  • たんぱく質の表示をイソフラボン量に置き換えない。分離条件45°C、10対1を扱った実験でも、抽出量と製品部分の濃度は同じ動きをしなかった。工程説明と完成品の成分値を分けて確認する。[9]
  • 「アグリコンが増えた」という説明は、総量や健康効果と区別して読む。40°C、12時間という結果は、製造前の大豆の水熱処理についての知見である。[5]
  • 保存の研究を家庭の粉へ直接当てはめない。12か月という期間を扱った実験の対象は原料大豆であり、その後に濃縮たんぱく質を製造して比較している。[4]
  • 含有量に差がある説明では、対象と分析条件を確かめる。前処理の改良だけで総量が16.4%高く測定された例があり、値の違いをすべて製品の違いに帰さない。[3]
  • 温度の数字を飲み方の指示にしない。110、130、150°Cは押出装置の研究条件であり、家庭で粉を調製する条件ではない。分からない表示は製品名と該当箇所を添えてメーカーに確認する。[10]
yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショア立川店で、予定として続ける

粉の表示を確かめる時間と、体を動かす予定を持つ時間。それぞれを生活の中で考えるなら、通う場所の営業時間や所在地も具体的な確認事項になる。オンザショア立川店の営業時間は8:00〜23:30で、全曜日共通、年中無休である。朝や仕事帰りなど、自分の予定と営業時間を照らし合わせられる。

所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。JR立川駅北口から徒歩1分の溶岩ホットヨガスタジオである。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガやピラティス、パーソナルトレーニングなどがあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。通う予定を考える入口は、ホットヨガだけに限らない。

参加できるレッスンも先に確認したい。妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンに、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。店の案内と料金を確認し、予定が合えば体験の予約へ進める。

参考文献

[1] Soy, isoflavones and atherosclerosis — Clair RS, Anthony M., 2005, Handbook of experimental pharmacology. DOI: 10.1007/3-540-27661-0_10

[3] Optimizing pre-treatment of alkaline hydrolysis RP-HPLC for enhancing accuracy of soy isoflavone determination — Yang H, Li T, Cao W., 2022, Journal of chromatography. B, Analytical technologies in the biomedical and life sciences. DOI: 10.1016/j.jchromb.2022.123382

[4] Effects of moisture and temperature during grain storage on the functional properties and isoflavone profile of soy protein concentrate — Ziegler V, Ferreira CD, Hoffmann JF, de Oliveira M, Elias MC., 2018, Food chemistry. DOI: 10.1016/j.foodchem.2017.09.034

[5] Isoflavone aglycone content and the thermal, functional, and structural properties of soy protein isolates prepared from hydrothermally treated soybeans — Wally-Vallim AP, Vanier NL, Zavareze Eda R, Zambiazi RC, de Castro LA, Schirmer , 2014, Journal of food science. DOI: 10.1111/1750-3841.12506

[6] Effect of protein content and denaturation on the extractability and stability of isoflavones in different soy systems — Malaypally SP, Ismail B., 2010, Journal of agricultural and food chemistry. DOI: 10.1021/jf1023774

[9] Improved fractionation of glycinin and beta-conglycinin and partitioning of phytochemicals — Rickert DA, Johnson LA, Murphy PA., 2004, Journal of agricultural and food chemistry. DOI: 10.1021/jf035248x

[10] Stability of isoflavones during extrusion processing of corn/soy mixture — Mahungu SM, Diaz-Mercado S, Li J, Schwenk M, Singletary K, Faller J., 1999, Journal of agricultural and food chemistry. DOI: 10.1021/jf980441q

[12] Chemical modification of isoflavones in soyfoods during cooking and processing — Coward L, Smith M, Kirk M, Barnes S., 1998, The American journal of clinical nutrition. DOI: 10.1093/ajcn/68.6.1486s

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ヨガとからだの小さな疑問のほかの記事

ヨガとからだの小さな疑問の一覧

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

author avatar
宮川涼 Founder
1

2

関連記事

ご体験予約