寝る前の空腹は胃が鳴れば分かる?音と食べたい感覚を消化管の周期から考える

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

発酵が増えることと、空腹が強まることも違う

お腹がぐるぐるすると、「腸がよく動いている」「発酵している」「だから空腹だ」と、ひと続きの説明にしたくなる。しかし、腸内の発酵と上部消化管の周期、さらに空腹感は、分けて測ると違う結果になることがある。[6]

健康な13人を対象にした単盲検の無作為化クロスオーバー試験では、腸内で発酵する難消化性の食品成分、アラビノキシロオリゴ糖を用いた。摂取量は9.4gで、比較条件にはマルトデキストリンなどを使い、呼気による発酵の指標、胃と十二指腸の運動、空腹感を調べた。[6] 健康な少人数での試験なので、18〜39歳の女性全体でも同じ反応になるかは、別に確かめる必要がある。

この試験では発酵の指標が有意に増えた。それでも第Ⅲ相が起こるかどうか、始まる場所、続く時間に有意な影響はなく、第Ⅲ相前後の空腹感や食欲の評点にも有意な影響はなかった。[6] 発酵の変化から空腹感の変化までを、自動的につなげることはできなかったのである。

この試験では、食後に呼気の指標を繰り返し集め、空腹と食欲は質問票で評価し、胃と十二指腸の運動は内圧測定で調べている。[6] つまり、発酵が起きたかを知る方法と、本人が空腹を感じたかを知る方法は別だった。お腹が鳴ったというひとつの出来事から、発酵と収縮と空腹の全部を推定する手順とは異なる。

これは「腸内発酵は何にも影響しない」という結論ではない。健康な少人数に特定の成分を与えた、急性の反応を調べる試験である。[6] 長く食べ続けた場合や、ほかの食品にまで広げず、その条件で発酵と空腹が同じ方向には変わらなかった、と受け取るのが適切だ。

ここには、先ほどの胃の収縮の試験と矛盾しない部分がある。胃から始まる特定の収縮に空腹の信号としての役割があっても、消化管で起こる変化がすべて空腹を強めるわけではない。[4][6] 胃腸をひとつの袋として扱わず、場所と測定対象を分けると理解しやすい。

たとえば夜の記録に「お腹が動いた」とだけ書くと、聞こえた音、張る感覚、食べたい気持ちが混ざる。そこで「音は聞こえた」「張りが気になった」「食事をしたいと感じた」と、別の言葉で残してみる。これは病名を見つけるためでも、消化管の段階を自分で推測するためでもない。自分が何を経験したかを、後から取り違えないための整理だ。

研究でも発酵、運動、感覚を別々に調べたからこそ、「発酵は増えたが空腹感は変わらない」という結果を捉えられた。[6] 日常のメモにも、測ったものを混ぜないという姿勢だけは持ち込める。音を止める方法の競争にする前に、その音と一緒に何が起きていたかを確かめたい。

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

食後の満足感から、次の空腹までを分ける

食欲を考える際には、食べている途中の満足感、食後に満足が続く感覚、次の食事に向かう空腹感を、同じものとして扱わないことも大切だ。胃の運動に関するレビューは、食事中から食後、その先の空腹期まで、胃が果たす役割を区別している。[10]

食べている間には、食物を受け入れるために胃が適応する働きや、胃が広がることが、食べ終える感覚の調節に関わる。食後、胃から食物が徐々に移動するにつれて、胃の広がりだけでなく、胃から出ていく速さや、腸に栄養が届くことの役割に焦点が移る。[10]

その後の空腹期には、空の胃とMMCが空腹の信号の調節に関わる。[10] 夕食を食べ終えたときの感覚と、寝る前の食べたい感覚が違っていても、それを即座に「夕食が失敗だった」と採点する必要はない。食事の前後で、研究が着目する胃の働き自体が変わるのである。

モチリンについてのレビューでも、カロリーを含む食物がモチリンに及ぼす影響は、その組成によって異なるとされる。[1] 「何かを食べれば必ず同じ反応になる」という単純な説明も避けたい。ただし、この知見だけで寝る前に選ぶ食品や量の順位を決めることはできない。

記録するなら、音がした場面だけを切り取らず、夕食をどう食べたかも文章にしておくとよい。たとえば、立川駅北口から帰宅して慌ただしく食べた日なのか、家で落ち着いて食卓についた日なのか。これは、慌ただしさがモチリンを変えると決める話ではない。同じ「寝る前」という言葉の中に、違う食事の経過が含まれていることを見えるようにする工夫である。

また、音がした後に何かを食べたとして、音が静かになったことと、その食事が自分に必要だったことを同じ判定にしない。研究では胃腸の運動、主観的な空腹、摂取量を分けて評価している。[3][6] 日常でどれかひとつが変わったことを、残りすべての答えにしないほうがよい。

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

よくある誤解

「お腹が鳴れば、空腹だと確定する」。胃から始まる第Ⅲ相と空腹感の関連は確認されているが、そこで比較したのは消化管の運動の段階と本人の評点である。[4] 音を聞いただけで、その収縮が胃から始まったものか、小腸から始まったものかまで決めることはできない。聞こえたという事実と、体内で何が起きたかという解釈を分けたい。

「胃腸が強く動くほど、食べたいはずだ」。小腸の第Ⅲ相を誘導しても空腹評点が上がらなかった実験や、発酵が増えても空腹感が変わらなかった試験がある。[4][6] 動いているかどうかだけでは足りず、どの場所のどの現象を指すかが重要である。体の内側をひとつの強弱つまみで表すことはできない。

「空腹を感じるのは意志が弱いからだ」。胃から始まる収縮と空腹のピークの関連、薬理学的な介入による空腹感や脳反応の変化が示されている。[3][5] 感覚に生理的な仕組みがある以上、その出現だけで自分の性格を評価する必要はない。一方、生理的な信号があることと、食べる量が自動的に決まることも別である。

「空腹感が弱い日は、胃腸も静かなはずだ」という逆向きの推測にも注意したい。収縮の始まる場所によって空腹感との関係が異なったことを思い出したい。[4] 自分の感覚が強くないというだけで、体内の運動全体を判定しない。感じたものを記録することと、測っていない働きまで言い当てることには距離がある。

今日からできること

  • 音と空腹感を別の欄に書く。研究でも運動と空腹評点は別に評価している。[4] 「鳴ったから空腹」と一文で閉じず、何を感じたかを自分の言葉で残す。
  • 食事を終えた場面から就寝前までの経過を書く。胃の役割は食事中、食後、空腹期で異なる。[10] 食べ終えた直後の満足と、後で感じた空腹を同じ欄に押し込まない。
  • 研究の人数を見てから結果を受け取る。14人で調べた空腹のピークや、13人が完了した女性の脳反応の試験を、そのまま自分の夜食量の計算に使わない。[3][5]
  • 発酵の強さを食欲の代わりにしない。13人の試験では発酵の増加と空腹感の変化は一致しなかった。[6] 張りや音を気にした日も、食べたい感覚は別に確かめる。
  • 困る症状が続く場合は医師に相談し、音だけでなく、痛みや食事との関係、生活で困る場面を伝える。ホルモンや収縮の名前を、自分で病名を決めるために使わない。
立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショアで、通う時刻から予定を組む

夜の食事や就寝の予定まで含め、生活の中に置ける運動の時間を選びたい。オンザショア立川店の営業時間は8:00〜23:30で、年中無休である。遅い時間まで営業していることを、必ず夜に通う理由にする必要はない。自分が続ける時間を考えるための選択肢として使える。

予定を組む前に、参加できる種目も確認しておきたい。妊娠中は溶岩ホットヨガの対象外で、常温のマタニティヨガが選択肢になる。医師から運動を止められている方は利用できない。

場所は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガやピラティス、パーソナルトレーニングもある。ヨガだけで25種類以上のレッスンがあり、続ける種目を検討できる。

ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンに、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。持ち物と移動の予定も合わせて考えやすい内容だ。

通う仕組みを検討する際は、店舗の案内と料金を確認し、体験の予約へ進める。

参考文献

[1] Physiological functions and potential clinical applications of motilin — Mori H, Verbeure W, Tanemoto R, Sosoranga ER, Jan Tack, 2023, Peptides. DOI: 10.1016/j.peptides.2022.170905

[2] Redefining the functional roles of the gastrointestinal migrating motor complex and motilin in small bacterial overgrowth and hunger signaling — Deloose E, Tack J, 2016, American journal of physiology. Gastrointestinal and liver physiology. DOI: 10.1152/ajpgi.00212.2015

[3] The motilin receptor agonist erythromycin stimulates hunger and food intake through a cholinergic pathway — Deloose E ほか, 2016, The American journal of clinical nutrition. DOI: 10.3945/ajcn.115.113456

[4] Motilin-induced gastric contractions signal hunger in man — Tack J ほか, 2016, Gut. DOI: 10.1136/gutjnl-2014-308472

[5] The motilin agonist erythromycin increases hunger by modulating homeostatic and hedonic brain circuits in healthy women: a randomized, placebo-controlled study — Zhao D ほか, 2018, Scientific reports. DOI: 10.1038/s41598-018-19444-5

[6] The effect of arabinoxylooligosaccharides on upper gastroduodenal motility and hunger ratings in humans — Scarpellini E ほか, 2018, Neurogastroenterology and motility. DOI: 10.1111/nmo.13306

[8] The hungry stomach: physiology, disease, and drug development opportunities — Sanger GJ, Hellström PM, Näslund E, 2010, Frontiers in pharmacology. DOI: 10.3389/fphar.2010.00145

[10] Review article: the role of gastric motility in the control of food intake — Janssen P ほか, 2011, Alimentary pharmacology & therapeutics. DOI: 10.1111/j.1365-2036.2011.04609.x

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ヨガとからだの小さな疑問のほかの記事

ヨガとからだの小さな疑問の一覧

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

author avatar
宮川涼 Founder
1

2

関連記事

ご体験予約