HIITは後半ほど同じ速さでも酸素を使う?遅い成分と疲れの関係を読み解く

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

遅い成分が小さければ疲れにくいのか

酸素の費用が増えるなら、その増加が大きい人ほど早く限界になる。そう予想したくなる。しかし、女性を対象とする試験では、その単純な関係が確認されなかった。研究の全体像を読むには、仕組みを説明するレビューと、特定の集団で測った関連を並べる必要がある。[1][15]

活動的な女性16人を対象にした研究では、最高酸素摂取量の85%に相当する一定負荷の自転車運動を限界まで行った。平均継続時間は16.8分だったが、遅い成分の大きさと継続時間に有意な相関はなかった。筋肉や血液の代謝指標の変化との関連も認められなかった。[15]

一方、酸素摂取の初期応答を表す時間の指標などには継続時間との関連があった。後半の追加分と、動き始めにどれくらい速く酸素摂取が増えるかは、分けて読むべき項目なのである。この試験で関係が出なかったものと、別の項目で関係が出たことを混ぜると、酸素摂取は全部同じという誤解が生まれる。[15]

もっと強い反例が食事条件の比較である。男性6人が、48時間の管理された高糖質食と低糖質食の後に強い運動を行った研究では、低糖質条件で限界までの時間が短く、主観的なきつさの上がり方が大きかった。それにもかかわらず、酸素摂取の遅い成分は小さかった。対象は男性であり、18〜39歳の女性でも同じ反応になるかは別に検証する必要がある。[7]

この試験での糖質の割合は、高糖質食が80%、低糖質食が10%と対照的である。これは実験条件であり、そのまま日々の食事の目標にする数字ではない。少人数の男性の結果から女性の食事を処方することもできない。しかし、「遅い成分を小さくすること」と「運動が楽に続くこと」が同義ではないと考えるには重要な結果である。[7]

レビューは、強い運動で遅い成分が最大酸素摂取へ向かわせ、急速な疲労と関わる状況を説明している。一方、女性の試験は個人間の継続時間との関連を見ており、食事試験は条件を変えたときの反応を見ている。問いが違うため、どれかを消して話を単純にするべきではない。疲労との関係はあるが、単独の万能な成績表ではないという読み方になる。[1][7][15]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

準備運動は後半の増え方も変えうる

準備運動をすると、その後の反応が変わる場合がある。先に行う運動で次の運動への応答を変えることは、プライミングと呼ばれる。レビューでは、事前の強い運動が、その後の高強度運動の有酸素的なエネルギー供給を増やし、遅い成分を小さくしうると整理されている。[6]

ただし、強く動いて体温を上げればすべて説明できるわけではない。同レビューでは、先行運動による筋温上昇が、その後の代謝やガス交換の変化に関わるとは考えにくいとされている。酸素の利用可能性、酵素や代謝に使う材料、筋肉を動かす単位の動員などが候補となり、最適な強度、時間、種目、回復期間は定まっていない。[6]

12人が参加した自転車の比較試験は、先に行う運動の外的な仕事量をそろえている。高強度を短く行う条件と、低強度を長く行う条件を比べ、その後の強い一定負荷運動で、開始3分から終わりまでの酸素摂取の差を測った。遅い成分は、事前の高強度運動の後で59%、低強度運動の後でも28%小さくなった。18〜39歳の女性の準備運動にこの減少率をそのまま使わず、先行運動が応答を変えたという範囲で読む。[8]

低強度条件でも変化があったことは、準備は激しいほどよいという思い込みを弱める。また、低強度条件では次の運動の開始時の血中乳酸濃度は変わっていなかった。研究者は、遅い成分を減らすために代謝性の酸性化が必須ではないと考えている。乳酸が増えたかだけで、準備の意味を決めることはできない。[8]

走る運動にも比較がある。男性のアマチュアフットサル選手13人では、事前に持続的な高強度走をする場合と、短いスプリントを繰り返す場合を比べた。その後の高強度走の遅い成分は、対照条件の0.50L/分から、それぞれ0.26、0.21L/分へ小さくなった。開始前の乳酸や心拍には差があっても、酸素摂取の応答には似た変化が見られた。男性選手を対象とした結果であり、18〜39歳の女性、とくに運動を始めたばかりの人に同じ変化を見込めるかは別の問いになる。[9]

これらは、準備運動を経た後半の反応が変わる可能性を示す試験である。一方、選手の実験を読んで、運動前に全力走を追加するという実践へ直結させるのは避けたい。レビュー自体が最適な組み合わせを確定していない。日々の記録では、準備の有無や内容も条件として残す、という使い方ができる。[6][8][9]

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

よくある誤解

「同じ速度で息が増えたら、心肺機能が落ちた証拠だ」という理解は成立しない。強い一定負荷運動でも酸素摂取が徐々に増える現象があり、筋肉の活動の増加がその一部に関わる。開始直後と後半を比べただけで、長期的に体力が下がったと判定することはできない。[1][11]

そもそも、一回の運動中の変化と、練習を続けた後の変化は時間の軸が違う。後半に酸素摂取が増えたという結果は、その運動の中で起きた応答である。そこから、翌月の心肺機能がどうなるか、どれだけ脂肪が減るかを答えることはできない。酸素の追加消費を見つけても、それを長期の成果の約束へ置き換えないことだ。[1][11]

「遅い成分が小さいほど、運動は成功している」という採点も適切でない。活動的な女性の試験では継続時間と関連せず、男性の低糖質条件では小さくなったのに運動を続けられる時間は短くなった。測定値を小さくするために食事を減らすという発想には、ここで扱った結果からの支えがない。[7][15]

「乳酸が増えたから後半の酸素が増える」と、原因を一つに固定するのも難しい。走行と自転車では血中乳酸の増加に有意差がなくても遅い成分は異なり、事前の低強度運動では開始時の乳酸が変わらなくても遅い成分が小さくなった。乳酸の数字と酸素摂取は、関係を調べる対象ではあっても同じ量ではない。[8][13]

この区別は、誰かの運動記録を見るときにも役立つ。「今日は呼吸が落ち着いていた」という感想だけを見て、酸素の費用まで下がったと受け取らない。どの種目を、どの負荷で、準備をどうして行ったのかまでそろえて初めて、比較の意味がはっきりする。研究が条件を細かく設定するのは、その違いを混ぜないためである。[8][13]

今日からできること

  • 後半の変化をメモするときは、速度や自転車の出力も一緒に残す。16人の試験が捉えたのは、負荷を保った中での酸素と筋活動の変化である。負荷そのものを上げた日と混ぜないための記録になる。[11]
  • 種目を変えた日は別の条件として読む。健康な8人の比較では、遅い成分の平均割合が自転車10%、走行6%だった。自転車での感覚を、そのまま走行の基準にしない。[13]
  • 準備運動の内容も書き添える。12人の試験では先行する運動の条件で、その後の遅い成分が変わった。実験の強度をまねるより、比較する日の準備が同じだったか確認する材料にする。[8]
  • 息、脚のつらさ、運動を続けられた様子を別々の言葉で残す。女性16人の試験では遅い成分と継続時間は結びつかなかった。感覚のメモを、酸素摂取の検査結果のように扱わない。[15]
  • 酸素の増加を抑える目的で糖質を極端に減らさない。男性6人の食事比較では、小さい遅い成分と短い継続時間が同時に生じた。小さい数字を目標にすると、続けやすさを見失う可能性がある。[7]
立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショア立川店で、通う時間を組み立てる

後半の息の変化を考えたあと、通う場所では生活のどこに運動を置くかを確かめたい。オンザショア立川店は8:00〜23:30の営業で、全曜日同じ時間、年中無休である。朝に寄るか、仕事や講義のあとに寄るか、営業時間をもとに予定を組める。JR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある。

溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温ヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングを扱う。ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。種目と通える時間の両方から、続ける枠を考える場所である。

妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。

ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。店の案内で内容を確認し、料金と体験予約を予定づくりに使える。

参考文献

[1] Determinants of oxygen uptake. Implications for exercise testing — Poole DC, Richardson RS., 1997, Sports medicine (Auckland, N.Z.). DOI: 10.2165/00007256-199724050-00003

[2] Oxygen uptake kinetics during exercise — Xu F, Rhodes EC., 1999, Sports medicine (Auckland, N.Z.). DOI: 10.2165/00007256-199927050-00003

[6] Effects of prior exercise on metabolic and gas exchange responses to exercise — Jones AM, Koppo K, Burnley M., 2003, Sports medicine (Auckland, N.Z.). DOI: 10.2165/00007256-200333130-00002

[7] Low carbohydrate diet affects the oxygen uptake on-kinetics and rating of perceived exertion in high intensity exercise — Lima-Silva AE, Pires FO, Bertuzzi RC, Lira FS, Casarini D, Kiss MA., 2011, Psychophysiology. DOI: 10.1111/j.1469-8986.2010.01059.x

[8] In humans the oxygen uptake slow component is reduced by prior exercise of high as well as low intensity — Koppo K, Bouckaert J., 2000, European journal of applied physiology. DOI: 10.1007/s004210000295

[9] The effect of prior exercise intensity on oxygen uptake kinetics during high-intensity running exercise in trained subjects — do Nascimento PC, de Lucas RD, de Souza KM, de Aguiar RA, Denadai BS, Guglielmo , 2015, European journal of applied physiology. DOI: 10.1007/s00421-014-3000-0

[11] Muscle activation and the slow component rise in oxygen uptake during cycling — Saunders MJ, Evans EM, Arngrimsson SA, Allison JD, Warren GL, Cureton KJ., 2000, Medicine and science in sports and exercise. DOI: 10.1097/00005768-200012000-00012

[13] Effect of exercise modality on oxygen uptake kinetics during heavy exercise — Jones AM, McConnell AM., 1999, European journal of applied physiology and occupational physiology. DOI: 10.1007/s004210050584

[15] The relationship between the VO2 slow component, muscle metabolites and performance during very-heavy exhaustive exercise — Duffield R, Edge J, Bishop D, Goodman C., 2007, Journal of science and medicine in sport. DOI: 10.1016/j.jsams.2006.05.013

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ヨガとからだの小さな疑問のほかの記事

ヨガとからだの小さな疑問の一覧

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

author avatar
宮川涼 Founder
1

2

関連記事

ご体験予約