サイドプランクは利き腕側なら長く保てる?右と利き側を分ける記録の読み方

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

非利き側が伸びても、利き側に追いついたとは限らない

長く座る生活の成人を対象にした無作為化クロスオーバー試験も、左右の読み方を考える材料になる。クロスオーバーとは、参加者が期間を分けて異なる条件を経験する設計だ。この試験では、普段の椅子とボールに座る条件を比較した。参加者は18〜65歳で、日常的に座る時間が長い大学関係者だった。年齢幅の広い集団の結果なので、18〜39歳の女性へそのまま当てはめるには対象の違いを考える必要がある。[20]

ボールに座る介入期間は8週間で、週5日、座る時間を1日90分まで増やしていた。介入群の中では非利き側サイドプランクの持久力に有意な変化があった。しかし群間比較で有意差が報告されたのは体幹を曲げた姿勢の保持と背部の持久力である。非利き側の群内変化を、椅子より優れた効果としてそのまま読むのは早い。[20]

同じ試験では、痛みと生活上の支障には有意な差がなかった。測定課題の成績が変わることと、暮らしの困りごとが変わることも別である。非利き側の保持が伸びたという結果から、左右がそろった、腰痛が防げた、腕の使い方が変わった、と話をつなげることはできない。[20]

たとえばノートに「左が前回より長かった」と書けた場合でも、そこから「左が右に追いついた」まで言うには右の記録も必要だ。さらに左右の差が小さくなったとして、それを利き腕の影響が消えた証拠とするのは別の推論になる。自分の記録でも論文でも、何と何を比べた数字かを先に確かめると、期待だけが先走りにくい。[15][20]

研究の対象にも距離がある。ボールに座る生活介入と、床で両側を練習する場面は同じではない。ここで借りるべきものは座り方の処方ではなく、非利き側の結果を読む際の比較の順序だ。自分の習慣に近い話だからといって、測定結果の意味まで自由に広げないようにしたい。[20]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

利き側の保持時間は、運動の万能な成績表ではない

若い活動的な男性60人を対象にした無作為化試験では、ブリッジと対角の手足を使うバードドッグの運動を週2回、6週間行った。強度を重視する群と量を重視する群、対照群を比較し、利き側のサイドブリッジを含む体幹持久力や全身の動的バランスなどを評価した。活動的な男性の結果であり、18〜39歳の女性にも同じ結果になるかは、この試験だけでは判断できない。[7]

結果は、運動群が対照群より体幹機能やバランスを有意に改善した、とはならなかった。各群の介入前後では変化があっても、群間で有意な違いはなかったのである。研究者は運動量や参加者の特徴に触れ、運動への適応が課題に特有である点も指摘している。[7]

これは、サイドプランクの数字を見れば全身の調子が分かる、という期待に歯止めをかける。別の運動を続けても、利き側の保持や全身のバランスに同じように成果が表れるとは限らない。反対に、保持が長くなった時も、生活動作や別の課題まで一括して評価を上げることは避けたい。[7]

肩まわりに注目した研究もある。男子大学生20人を対象にした無作為化試験では、アーチェリーの動作に関連するサイドブリッジを検討した。体幹の傾きを変えて揺れを測り、揺れの少ない条件で4週間練習したところ、弓の揺れなどに変化が報告された。肩関節や肩甲帯を使う課題としてサイドブリッジを扱った研究である。男子大学生の競技動作に関する結果を、18〜39歳の女性の床での保持時間へ直接当てはめることはできない。[11]

ただし、弓の揺れを小さくする課題と、床で長く保持する課題は異なる。アーチェリーに似た姿勢での結果を、普段よく使う腕なら常に長く保てるという説明に転用してはいけない。腕が関係する運動であることと、利き腕が記録を決めることの間には、まだ比較すべき問いがある。[11]

中央線でつり革を握る手と、マットで体を支える側が同じでも、それだけで今日の記録を予告する材料にはならない。生活での使いやすさという実感は残してよい。その実感と、特定の姿勢を保つ測定値を別々に扱うことが、左右差を大げさな物語にしない入口になる。[7][11][15]

さらに、若い男性の試験では運動の強度をスマートフォンの加速度計で管理していた。体を支えた時間だけでなく、どの程度の強度で課題に取り組んだかにも注意を払った設計である。それでも群間の改善差は検出されなかった。強度を管理した若い男性の試験で群間差が出なかったという結果を、そのまま受け取りたい。[7]

一方、卓球選手の試験では持久力などに好ましい変化があった。両者を単純に矛盾と扱う必要はない。対象者、練習内容、介入期間、評価した課題が異なるからだ。「体幹トレーニング」という共通の呼び名だけで、同じ効果を前提にはできない。どちらか都合のよい研究を採用するより、自分が知りたいのは左右の比較か、練習前後の変化か、別の能力への広がりかを決めて読む方が役立つ。[5][7]

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

よくある誤解

「右側が改善した研究があるから、右利きは右が長く保てる」は読み違いである。男子バスケットボール選手の試験が報告した右側の改善率は、介入前後の比較だった。右利きと左利きの人を分けて、支える側との組み合わせを比較した数字とは異なる。右という単語だけでなく、比較した関係を確かめることが必要だ。[18]

「片側だけ有意なら、そちらだけ効果がある」も慎重に扱いたい。ボール座位の試験では、非利き側の群内変化と、群間比較で差が出た項目は一致しなかった。さらに卓球選手の試験では両側に変化が報告されている。有意という言葉だけを左右の勝敗へ変えず、群内か群間か、左右を直接比較したのかを確認したい。[5][20]

「左右を完全にそろえれば、けがを防げる」とする目標も、保持テストから飛躍している。成人男性サッカー選手を対象にした系統的レビューは、プランクとサイドプランクを含む予防プログラムの7研究、計2491人を検討した。研究間で方法や介入が大きく異なり、体幹運動は常にほかの予防要素と組み合わされていた。成人男性の競技者を対象とするため、18〜39歳の女性のけが予防へそのまま一般化することもできない。[14]

そのレビューは予防プログラムに好ましい傾向を認めつつ、体幹運動単独の傷害率への効果には確定した答えを出せないとした。まして、保持時間を左右で等しくすることを、けが予防の合格条件にする根拠にはならない。左右差は記録できる特徴であって、それだけで危険の判定札にはならないのである。[14]

今日からできること

  • 記録には「右を下」「左を下」と支えた側を書き、日常の利き手は別欄にする。研究でも右左と利き側・非利き側は異なる分類として扱われるためだ。[5][7][20]
  • 両側の経過を見る時は、秒数の横に姿勢や終えた理由を言葉で残す。中程度の信頼性という評価を踏まえ、小さな差へ原因を即決しないための記録にする。[15]
  • 前回からの伸びと左右差を別に読む。「左が前回より長い」と「左が右より長い」は別の比較であり、非利き側の改善という研究結果もその区別で読む。[20]
  • 研究の23.0%を自分の目標にしない。これは8週間のロープトレーニングを行った男子大学バスケットボール選手の群内改善であり、一般の読者の基準値ではない。[18]
  • 記録を運動全体の合否にしない。6週間の試験でも、特定の運動の実施と、利き側の持久力や全身のバランスの群間改善は同じ結果にならなかった。続け方を振り返る際には、どの課題を練習したかも見る。[7]
立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショア立川店で、記録を持ち帰る習慣を

左右の記録を見直す時間も、運動を続ける生活の中に置きたい。オンザショア立川店はJR立川駅北口から徒歩1分、営業時間は8:00〜23:30で、年中無休である。朝の予定の前か、仕事帰りか。利用できる時間帯を生活の予定と照らし合わせ、運動に通う場所を考える際の情報にしてほしい。

ヨガ以外には女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIITもある。通う時間とともに、取り組む種目の選択肢を確かめておきたい。

所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングもある。ヨガだけで25種類以上のレッスンがあり、選択肢は店のトップから確認できる。研究の保持時間を当店で再現するという約束ではなく、通う場所を選ぶための事実である。ホットヨガだけを前提にせず、常温のヨガやピラティスも含めて予定を考えられる。種目と営業時間を確かめ、通う時間を生活の中に置くために使ってほしい。

ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。料金と体験の予約も参照できる。妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。

参考文献

[5] Effects of Periodization Core Training on Physical Fitness in College Table Tennis Players — Dong K, Jeong G, Tian J, Chun B., 2025, PloS one. DOI: 10.1371/journal.pone.0323430

[7] Short-term bridging and bird-dog exercise programs did not enhance trunk performance and whole-body dynamic balance in young physically active males: A double-blind randomized trial — Prat-Luri A, Vera-Garcia FJ, Moreno-Navarro P, Juan-Recio C, de Los Ríos-Calonge, 2025, PloS one. DOI: 10.1371/journal.pone.0325040

[11] Effect of exercise devised to reduce arm tremor in the sighting phase of archery — Shinohara H, Hosomi R, Sakamoto R, Urushihata T, Yamamoto S, Higa C, Oyama S., 2023, PloS one. DOI: 10.1371/journal.pone.0285223

[14] [Effect of Core Muscle Strengthening Exercises (Including Plank and Side Plank) on Injury Rate in Male Adult Soccer Players: A Systematic Review] — Blasimann A, Eberle S, Scuderi MM., 2018, Sportverletzung Sportschaden : Organ der Gesellschaft fur Orthopadisch-Traumatologische Sportmedizin. DOI: 10.1055/a-0575-2324

[15] Reliability of Field-Based Fitness Tests in Adults: A Systematic Review — Cuenca-Garcia M, Marin-Jimenez N, Perez-Bey A, Sánchez-Oliva D, Camiletti-Moiron, 2022, Sports medicine (Auckland, N.Z.). DOI: 10.1007/s40279-021-01635-2

[18] Eight-Week Battle Rope Training Improves Multiple Physical Fitness Dimensions and Shooting Accuracy in Collegiate Basketball Players — Chen WH, Wu HJ, Lo SL, Chen H, Yang WW, Huang CF, Liu C., 2018, Journal of strength and conditioning research. DOI: 10.1519/jsc.0000000000002601

[20] The Effect of Sitting on Stability Balls on Nonspecific Lower Back Pain, Disability, and Core Endurance: A Randomized Controlled Crossover Study — Elliott TLP, Marshall KS, Lake DA, Wofford NH, Davies GJ., 2016, Spine. DOI: 10.1097/brs.0000000000001576

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ヨガとからだの小さな疑問のほかの記事

ヨガとからだの小さな疑問の一覧

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

author avatar
宮川涼 Founder
1

2

関連記事

ご体験予約