体脂肪率は女性ランナーなら低くなる?走行量と食事量を分けて研究を読む視点

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

走った後の食事と、長く続けた結果を混ぜない

「走るとお腹がすくから、結局は食べた分で戻るのではないか」。この問いも、ランナーに体脂肪が少ない理由を考えるときに登場する。だが、運動直後の食事量を調べる試験と、練習生活全体を調べる研究では答えられる範囲が違う。運動と食事の関係を扱ったレビューでも、食事の測り方や参加者の特徴、用意された食べ物などが結果に関わると整理されている。このレビューは動物実験に加え、鍛えられた競技者や肥満のある未訓練者などの人の研究を扱っており、18〜39歳の女性に共通する反応としてそのまま当てはめることはできない。[12]

ランニングと水泳を比較した無作為化クロスオーバー試験では、よく鍛えられた男性トライアスリート8人が、それぞれの運動を別の機会に行った。同じ参加者が両条件を経験する設計である。運動時間は45分で、強度は最大酸素摂取量の71.8±2.5%にそろえられた。その後、食べ物と飲み物を用意した部屋で2時間の摂取量を測った。男性競技者だけの試験なので、18〜39歳の女性の運動後の食事量にそのまま当てはめることはできない。[6]

結果は、ランニング後が1,095±146kcal、水泳後が1,047±116kcalで、摂取エネルギーにも空腹感にも有意差はなかった。この条件では運動の種類が回復期の食事量を有意に左右しなかったのである。「走るほうが食べなくなるから、泳ぐ人より必ず体脂肪が減る」という説明は、この試験には支えられない。[6]

ただし、有意差がなかったことを「どんな人でも完全に同じ」と訳すのも行きすぎだ。少人数の男性競技者が対象であり、比較したのは運動後の限られた時間である。女性が仕事帰りに走り、夕食を食べ、翌日も生活を続ける経過とは条件が違う。ここで得られた摂取量を、自分の運動後の食事の上限に使う理由もない。[6]

既存記事「ダイエットのランニング後は食事が増える?走る前から翌朝までの補償を読む」には、運動後に食べる量が増えるかという問いを譲る。本記事でこの試験を使う理由は、短い時間の食事量だけで、すでにランナーである集団の体脂肪率を説明しきらないためだ。何を比べ、どこまで測ったかをそろえて初めて、説明の範囲が決まる。[6][17]

坂道ランナーの研究では、試験日とは別の連続した3日間について、食事日誌と加速度計で生活中の摂取と消費を評価していた。平均は摂取2,273±550kcalに対し消費2,879±510kcalで、摂取が有意に少なかった。著者らは、この集団にエネルギー収支がマイナスになるリスクがあると指摘した。[17]

この数字も、差の分だけ食べなければ体脂肪が減るという処方ではない。自由に生活している人の食事日誌と活動の推定から得た集団の観測値である。大学選手の食事調査と併せると、ランナーという肩書きは、必要なエネルギーを十分摂れている証明にはならないと読める。走れることだけで食事の点検を終えない理由になる。[17][20]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

速い人の特徴を、脂肪を落とす処方に変えない

ランニングの体格と練習の特徴をまとめたレビューでは、体脂肪率や練習中の速度が走行成績と関わる一方、長い競技では経験や過去の自己記録がより重要になると整理されている。具体的には6時間を超える走行や100kmを超える距離で、完走経験などの重要性が大きかった。競技の長さが変われば、成績を説明する要素の重みも変わる。マラソンや超長距離を含むランナーを扱うレビューであり、18〜39歳の一般女性が走り始めた場合の変化へ、そのまま当てはめることはできない。[2]

ここで使われる「予測」は、体脂肪率を下げれば必ずタイムが縮むという約束ではない。参加者の特徴から成績との関連を調べることと、食事や練習を変えて改善を確かめることは違う。週の走行距離だけを増やす案も、食事だけを減らす案も、このレビューの関連から自動的に導かれるわけではない。[2]

一方、強弱を短く切り替える運動を扱ったレビューでは、練習量を大きく減らした条件でも体脂肪や体力に改善が報告されている。低強度30秒、中強度20秒、高強度10秒を組み合わせる方式で、走行または自転車運動を用いている。「量が多いほどしか変化しない」という単純な考えとは合わない結果だ。[1]

ただし、これを女性ランナー向けの最適な脂肪減少法と決めることもできない。レビューは未訓練者、訓練者、疾患のある人などを扱っており、18〜39歳の女性にそのまま当てはめられる効果として読むには対象が広い。ここから得るべき視点は、運動の内容まで見ずに距離の数字だけを成功の原因にしないことである。[1]

たとえば、中央線の帰宅中に走行記録を眺め、「今月は距離が少ない」と感じる日がある。その画面は予定の管理には使える。しかし体脂肪率との関係を考えるには、どんな強度で走り、食事をどう摂り、何を目標にしているかも別に置く必要がある。競技成績、体組成、食事の十分さを同じ点数にしないことが、研究の違いを生活に戻す方法だ。[1][2][20]

研究を読み終えた後に残すメモも、結論だけでなく問いの形にすると整理しやすい。「ランナーは低かった」では対象の違いが消える。「どの集団で、走行量をそろえたのか、食事を変えたのか」と書けば、比較研究と介入の区別が残る。女性ランナーの比較、大学選手の食事調査、男性の運動後の試験は、互いに代わりを務める研究ではない。[14][20][6]

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

よくある誤解

「ランナーの体脂肪率は女性も男性と同じくらいを目指すもの」という思い込みがある。練習量や走行成績をそろえた比較でも、女性の体脂肪率は男性より高かった。差が残ることを練習不足の印にしない。そもそも比較研究が示した値は、読者が達成すべき基準として設定されたものではない。[14]

「たんぱく質を摂っているから食事は十分」という理解も修正したい。大学選手の調査では、女性の75%がたんぱく質の推奨量を満たしていた一方、集団全体では炭水化物や総摂取量の不足が問題になった。特定の栄養素だけが合格でも、食事全体の点検を省くことはできない。[20]

「運動後に多く食べなかった日なら、脂肪は確実に減る」という読み方も飛躍する。男性競技者の試験で測ったのは2時間の摂取量であり、長期の体脂肪率の変化ではない。短い時間の測定を、暮らし全体の結論まで延長しない。食べなかったことを成果の代わりに数えるより、何を測った研究なのかを確かめたい。[6]

今日からできること

  • 走行記録と食事の記録を別に残す。坂道ランナーの研究が連続3日間の生活を見たように、走った直後だけでなく食べる機会全体を見る。ただし、その日数で自分の必要量を判定できるという意味ではない。[17]
  • 比較したい数字の横に対象を書く。女性20人の大学選手の値なのか、男女28人の坂道ランナーの値なのかを区別し、男女合算の中央値を女性の標準にしない。[20][17]
  • 食事を見直すときは、たんぱく質だけで完了させない。大学選手の73%で炭水化物が推奨量未満だった結果を、主食も含めて食事全体を振り返るきっかけにする。[20]
  • 距離を増やす前に、記録で答えたい問いを決める。週56.6kmほど走る女性の比較研究も減量の処方ではない。競技の記録を伸ばしたいのか、運動を生活に置きたいのかを言葉にし、他人の体脂肪率だけで予定を決めない。[14]
  • 食事不足が心配なときや健康状態に不安があるときは医師に相談する。大学長距離選手の女性50%でカルシウムの推奨量に届かなかったという結果は、自分で病気を診断する材料ではなく、食事と体調を伝える必要性を考える材料である。[20]
yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショア立川店で、運動を予定に置く

走行距離の目標とは別に、通える時間と場所から運動の予定を考える選び方もある。オンザショア立川店はJR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある溶岩ホットヨガスタジオだ。営業時間は全曜日8:00〜23:30、年中無休である。仕事帰りか休日か、生活の予定と照らして通う場面を考えられる。

妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングなどがある。ヨガだけでも25種類以上のレッスンを用意している。ここで選ぶのは、誰かの体脂肪率に近づくための約束ではなく、続ける運動をどの時間に置くかである。

ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。店の案内と料金を確認し、通う時間が見えたら体験予約で予定につなげられる。

参考文献

[1] 10-20-30 exercise training improves fitness and health — Bangsbo J., 2024, European journal of sport science. DOI: 10.1002/ejsc.12163

[2] Running and the association with anthropometric and training characteristics — Knechtle B, Stiefel M, Rosemann T, Rüst C, Zingg M., 2015, Therapeutische Umschau. Revue therapeutique. DOI: 10.1024/0040-5930/a000685

[6] The effects of swimming and running on energy intake during 2 hours of recovery — Lambert CP, Flynn MG, Braun WA, Boardley DJ., 1999, The Journal of sports medicine and physical fitness. DOI: なし

[12] Exercise and food intake. What is the relationship? — Titchenal CA., 1988, Sports medicine (Auckland, N.Z.). DOI: 10.2165/00007256-198806030-00002

[14] Physiological and muscle histochemical assessment of men and women 10 km runners matched for race performance or training volume — Engelbrecht L, Rawlins M, Kohn TA, Wilson RL, Eksteen GJ, Myburgh KH., 2024, Journal of applied physiology (Bethesda, Md. : 1985). DOI: 10.1152/japplphysiol.00707.2023

[17] Hill Runner’s Physiology, Performance and Nutrition: A Descriptive Study — Lember LM, Di Virgilio TG, Brown EM, Rodriguez-Sanchez N., 2021, Frontiers in sports and active living. DOI: 10.3389/fspor.2021.676212

[20] Nutritional Intake and Energy Availability of Collegiate Distance Runners — Beermann BL, Lee DG, Almstedt HC, McCormack WP., 2020, Journal of the American College of Nutrition. DOI: 10.1080/07315724.2020.1735570

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ヨガとからだの小さな疑問のほかの記事

ヨガとからだの小さな疑問の一覧

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

author avatar
宮川涼 Founder
1

2

関連記事

ご体験予約