
乳酸菌の実験は、どこまで人の話に近づいたか
酵素を作る微生物を使えば、豆の糖が変わる可能性がある。だが、乳酸菌と書かれた食品なら何でも同じ働きをする、とは読めない。食品実験では、どの菌を使い、どんな環境で作用させたかまで指定して結果が出ている。[16]
大豆食品を対象にした研究では、アルファガラクトシダーゼを作る特定の乳酸菌が調べられた。選ばれた菌株を豆乳の発酵に使うと、18〜24時間で消化されにくいオリゴ糖が完全に加水分解された。同じ実験では、酵素の働きが温度や酸性度、周囲の糖にも影響されていた。[16]
このことは、菌名の大きな分類だけでなく、菌株と条件を見る必要があることを示す。食品の売り場では発酵という言葉が目立つが、研究が確認したのは指定された菌株による処理である。食べ物を選ぶ人がすべての菌株を覚える必要はない。ただ、「発酵なら同じ」という省略をしないことには意味がある。[16]
もう少し体内の過程に近づいた研究が、特定の菌を持たせたラットの実験である。大豆の糖を利用して水素を作る菌を持つラットでは、通常の豆乳で水素が排出され、対象のオリゴ糖を除いた豆乳では水素が出なかった。糖の有無とガスの関係を動物で調べる仕組みが作られた。[7]
そこで、アルファガラクトシダーゼを作る特定の乳酸菌を通常の豆乳と一緒に与えると、水素の排出が50%減った。人の腸内細菌叢を持たせたラットでも70%の減少が観察された。細菌叢とは、その場所にすむ微生物の集まりである。どちらもラットでの結果であり、人の張りが同じ割合で改善した試験ではない。18〜39歳の女性への効果は、女性本人を対象とした試験で確かめる必要がある。[7]
人由来の細菌を使った動物という説明は、人で確かめた結果に近く聞こえる。それでも、水素を測られた個体はラットである。日常の食事や製品選びに結び付ける時は、この違いを保ちたい。仕組みが働く可能性を示したことと、通勤中のお腹のつらさを減らすことの間には、なお比較すべき段階がある。[7]
酵素の話は、このように食品、動物、人を行き来する。人の大豆粉の試験は糖の少なさとガスを結び、豆粉や豆乳の実験は糖を減らす方法を示す。両方を合わせると筋の通った説明にはなるが、人が酵素製品を飲む効果までをひと続きに証明したことにはならない。[2][7][13][16]
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
えんどう豆由来の粉へ、そのまま答えを移さない
植物性プロテインの棚では、大豆とえんどう豆が並ぶ。ここで詳しく数字を見た人の試験は大豆粉であり、食品加工の酵素実験はピント豆粉だった。どちらも豆の糖を考える手掛かりではあるが、市販のえんどう豆由来プロテインを比較した結果として扱うことはできない。[2][13]
原料が似ているという理由だけで、「こちらの豆なら張らない」と順位を付けるのは急ぎすぎである。今回の問いに役立つのは、豆の名前で優劣を決めることより、糖の組成や加工された形に目を向けることだ。大豆粉の試験では、同じ大豆でもオリゴ糖の少ない条件でガスの結果が変わった。[2]
植物性食品の違いを広く調べた食品分析には、発酵性の短鎖糖質を測った研究がある。これは腸内で発酵する性質を持つ短い糖質の集まりで、オリゴ糖のほか、乳糖や一部の糖アルコールなどを含む。研究では35品の食品を測定し、20品を低い群に分類している。植物性という同じ棚でも、組成には幅がある。[11]
調理、発芽、漬け込み、発酵、缶詰化などの加工も調べられ、発酵性の短鎖糖質を特に減らしたのは漬け込みと缶詰化だった。この研究の意義は、食べられる候補を組成と加工の側から検討できることにある。植物性の食事をやめるか、張りを我慢するか、という選び方に急いで狭める必要はない。[11]
ただし、食品中の糖質を測定した研究は、市販のプロテインをお腹への優しさで順位付けした試験とは違う。分析による分類を、自分の体に必ず合うという保証として使わない。表示から分かる原料や加工と、飲んだ時に自分が困ったことを並べて整理するための知識として使う。[11]
たとえば買い替えを考える日は、現在の袋の原材料と、いつ飲んで何が気になったかを書き留めておくとよい。「張る」という言葉の中身も、おならが増えたのか、張る感じが続いたのかに分けておく。人の試験が別々に評価した指標を、自分の相談でも区別するための記録である。[2]
これは記録そのものに治療効果があるという提案ではない。ガスが減った試験結果を読む時に、自分が解決したい困り事と照らし合わせるための工夫だ。買い物の検索語が「おすすめ」でも、診察や相談に持っていく情報は、製品の人気より自分の具体的な経過でよい。

よくある誤解
「植物性で張るなら、たんぱく質を消化できていない」は結論を急いでいる。大豆粉を使った人の試験でガスの原因として扱われたのは、消化されにくいオリゴ糖だった。張りを感じたという事実だけから、たんぱく質の利用の良し悪しまで判断することはできない。[2]
「酵素入りなら、どんな張りにも使える」も広げすぎである。ピント豆粉の実験が示したのは、指定されたアルファガラクトシダーゼの処理による対象の糖の分解だった。酵素という総称だけでは、研究と同じ物質や作用を指しているかが分からない。ラットの水素排出の減少も、人のあらゆる腹部症状への効果を保証しない。[7][13]
「ガスを減らせば張りも同じだけ減る」という理解には、人の結果が歯止めをかける。大豆粉の試験では、呼気水素は通常の大豆より低オリゴ糖の大豆で有意に低かった。おならの回数は通常の大豆で米の食事より有意に多く、低オリゴ糖の大豆では米と同程度だった。一方、ほかのお腹の症状の強さには有意差がなかった。本人が楽になるかを知りたい時に、成分の分解率だけを答えとして渡さないことが大切である。[2]
甘さの好みと、張りに関わる組成は分けて確かめたい。大豆粉の比較で効いた条件は、味の評価ではなくオリゴ糖の組成の違いだった。味を選ぶ相談と、張りの原因を確かめる相談は、並べて進めてよい。両方を同じ表示に答えてもらおうとしない。[2]
今日からできること
- 今の製品の原料と加工表示を確認する。大豆粉34 gと80 gを使った試験の数字は、市販の粉の推奨量ではなく、材料と量を指定した比較条件として読む。[2]
- 「張り」を具体化して記録する。12時間のおならの回数と、ほかのお腹の症状で結果がそろわなかった試験を手掛かりに、自分が困っている感覚を言葉にする。[2]
- 酵素の表示を見る時は何を分解する酵素かを確かめる。豆粉への2時間の処理結果を、そのまま飲用後の効果や待つ時間には置き換えない。[13]
- 加工食品を一括して避ける前に内容を見る。35品を分析した研究では食品と加工で糖質の組成に違いがあり、植物性という名前だけでは分類できなかった。[11]
- 張りが続く、痛みを伴う、食事を選ぶことが難しくなる場合は医師に相談する。研究では12時間のおならの回数と腹部症状を分けて評価していたことを参考に、回数と感じ方を分けて経過を伝える。この12時間は受診を待つ目安ではない。[2]

オンザショア立川店で、予定に合う運動の場所を探す
飲んだものと体の様子を振り返る日にも、運動の予定は通える時間と選べる内容から考えたい。オンザショア立川店は、生活の中に体を動かす時間を置くための選択肢である。営業時間は8:00〜23:30、年中無休で、全曜日共通である。朝の予定や仕事の帰りなど、生活の中のどこに時間を置くかから検討できる。
店舗は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分にある。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングがあり、ヨガだけでも25種類以上のレッスンを用意している。内容は店舗サイトで確認できる。
ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。料金と体験の予約を見比べて予定を考えたい。妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。
参考文献
[2] Gas production in human ingesting a soybean flour derived from beans naturally low in oligosaccharides — Suarez FL, Springfield J, Furne JK, Lohrmann TT, Kerr PS, Levitt MD., 1999, The American journal of clinical nutrition. DOI: 10.1093/ajcn/69.1.135
[6] Effect of Germination and Fermentation on Carbohydrate Composition of Australian Sweet Lupin and Soybean Seeds and Flours — Kaczmarska KT, Chandra-Hioe MV, Zabaras D, Frank D, Arcot J., 2017, Journal of agricultural and food chemistry. DOI: 10.1021/acs.jafc.7b02986
[7] Ability of Lactobacillus fermentum to overcome host alpha-galactosidase deficiency, as evidenced by reduction of hydrogen excretion in rats consuming soya alpha-galacto-oligosaccharides — LeBlanc JG, Ledue-Clier F, Bensaada M, de Giori GS, Guerekobaya T, Sesma F, Juil, 2008, BMC microbiology. DOI: 10.1186/1471-2180-8-22
[11] Fermentable short chain carbohydrate (FODMAP) content of common plant-based foods and processed foods suitable for vegetarian- and vegan-based eating patterns — Tuck C, Ly E, Bogatyrev A, Costetsou I, Gibson P, Barrett J, Muir J., 2018, Journal of human nutrition and dietetics : the official journal of the British Dietetic Association. DOI: 10.1111/jhn.12546
[13] Enzymatic degradation of oligosaccharides in pinto bean flour — Song D, Chang SK., 2006, Journal of agricultural and food chemistry. DOI: 10.1021/jf0517041
[16] Reduction of soybean oligosaccharides and properties of alpha-D-galactosidase from Lactobacillus curvatus R08 and Leuconostoc mesenteroides [corrected] JK55 — Yoon MY, Hwang HJ., 2008, Food microbiology. DOI: 10.1016/j.fm.2008.04.008
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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