運動習慣のアンケートは質問順でも変わる?先に考えた活動と回答のずれを研究で読む

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詳しく思い出す順番でも、過大評価は変わらなかった

ここまで読むと、詳しい活動を先に思い出させれば自分の評価が正確になる、と考えたくなる。ところが、それを確かめた実験の結果は単純ではなかった。521人を対象に、量として申告する質問と、本人が自分の活動をどう評価するかという質問の順番を入れ替えている。18〜39歳の女性を対象に限定した結果として扱わず、自分への評価と時間の申告を区別する手がかりとして読む。[3]

片方の質問票では詳しい活動の自己申告が先、主観的な評価が後だった。もう片方では主観的評価を先に置いた。たとえば、動いた量を積み上げて考える作業と、自分は十分に動いているかを判断する作業は別である。その順を操作し、主観的評価と自己認識のずれを調べた実験だ。[3]

研究の出発点には、詳細を先に答えると自分の行動をよく考えるので、後の主観的評価が正確になるのではないか、という予想があった。しかし結果として、主観的評価そのものと、身体活動を過大に評価することには、質問順による偏りが認められなかった。もっともらしい予想も、調べるとそのままは通らない。[3]

一方、詳しい申告を先に答えた群の一部の下位集団では、過小評価が多かった。つまり「どの評価にもまったく影響がない」でもない。研究者らは、身体活動が不十分なのに自分では十分または高いと評価する過大評価者については、質問順の影響は見られないと整理している。[3]

ここでの過大評価・過小評価は、量としての自己申告と主観的分類を組み合わせて判定されたものだ。詳しい自己申告の方を、身体の動きをすべて直接捉えた絶対的な正解だと置くのは避けたい。「自分はよく動く」という評価が何と比べられているかまで読むと、結果の意味がはっきりする。[3]

したがって、最初の調査で活動時間や十分な活動の分類が順序と関連したことと、この実験で過大評価の偏りがなかったことは、並べて扱える。測った結果が同じではないからだ。時間の申告、基準による分類、自分への評価をひとまとめにして「アンケートは順番次第」と片づけると、この違いが消えてしまう。[1][2][3]

この区別は、自分の回答を責めないためにも役に立つ。「運動していると思っていたが、時間を書いたら少なかった」という場面では、まず印象と量が別の問いだったと整理できる。詳しく聞けばいつでも自己認識を修正できるという期待は、この実験では過大評価について支持されなかった。問いを増やすことと、評価を正すことは同義ではない。[3]

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回答を比べる前に、何をそろえるかを決める

運動習慣の尺度を探すとき、項目数や集計結果だけでなく、何を測る道具なのかを確かめたい。活動の合計時間を捉えたいのか、十分な活動をしている人を分類したいのか、自分の活動への認識を知りたいのか。この違いによって、今回の研究でも順番に対する結果は分かれた。尺度という名前だけで、すべてを同じ物差しにしない方がよい。[1][2][3]

たとえば、ヨガなど予定に書かれた運動の記録と、通勤や買い物の歩行を含めた質問票の結果を、そのまま競わせる必要はない。後者では、余暇と移動の歩行をどう尋ねたかが集計値に関わっていた。数字が違ったときは、人の記憶力だけを問題にせず、そもそも同じ活動を同じ単位で尋ねたかを確かめる余地がある。[5]

日数なら「歩いた日」を、回数なら「歩いた機会」を、質問票の説明に沿って答える。日数を答える欄に、思い出した移動の回数を入れないための確認だ。研究では日数か回数かによって移動歩行の推定値が違ったので、単位を自己流で置き換えないことを実務上の工夫として勧めたい。これは正確さを保証する方法ではなく、比較条件を保つための提案である。[5]

調査結果を読むときにも、質問票の名前に加えて中身を見る。電話調査では、よく使われる質問票の順番を変えた条件で、十分に活動しているという分類との関連が見られた。見出しや名称が同じでも、設問の並びを確かめる意味がある。短縮版を作ったり、別の調査に挿入したりする際にも関係する視点だ。[2]

回答を増やしたいから、先にいろいろな活動を列挙する、という作り方にも慎重でありたい。多い答えを引き出すことと、目的に合った測定をすることは別だ。質問票の文脈を検証すべきだとする研究の提案は、答えを誘導する技術として使うためではない。前回との比較を守るために、配置変更を記録するという使い方が適切だろう。[1]

数字を見た後で質問を確認すると、都合のよい説明を選びたくなる。そこで、前後の結果を比較する前に、設問文、並び、日数か回数か、余暇か移動かを確認しておくとよい。これらは今回の研究で実際に扱われた条件である。記録の改善案を考えるなら、まず測定条件の確認から始めるという提案になる。[1][2][5]

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よくある誤解

「質問順が違うと、回答者はうそをつく」。この理解は飛躍している。研究が示したのは、質問票の文脈や順序と、自己申告された時間・分類との関係である。意図的な虚偽を確かめた結果ではない。運動量の数字に違いが出たことを、回答する人の誠実さの点数に変えない方がよい。[1][2]

「詳しい質問を先に置けば、運動の過大評価はなくせる」。521人の実験では、詳しい自己申告と主観的評価の順番は過大評価を左右しなかった。考える材料を先に増やしても、過大評価を減らすという予想は支持されなかった。一部の下位集団で見られた過小評価の違いも含め、影響が出た結果と出なかった結果を分ける必要がある。[3]

「日数と回数の違いは、掛け算で直せる」。移動のための歩行では単位によって週の推定時間が異なり、どちらを先に聞くかによる影響もあった。一方、余暇の歩行は安定していた。計算式だけを同じにしても、数える対象までそろったことにはならない。歩行全般を同じ補正で処理できる、という話でもない。[5]

もう少し丁寧に読めば、「順序の影響がある」という結果は、質問票が役に立たないという判定でもない。研究が促すのは、質問の表現や配置を測定の条件として扱うことだ。大きな数字ほど正しい、小さな数字ほど慎重、と見た目で決めるより、条件が分かる回答同士を比べる方が筋が通る。[1][2][5]

今日からできること

  • 歩き終えたら、出発と到着の時刻、歩いた目的を手帳などに残す。後から「よく歩いた」という印象だけで時間を埋めず、実際の時刻から歩行分数を計算するためだ。移動と余暇で質問への反応が違った研究を踏まえた記録の工夫である。[5]
  • 過去7日間の記録を、買い物や通勤の移動歩行と、散歩など余暇の歩行に分けて合計する。途中で座って休んだ時間などは歩行時間と区別する。研究で扱われた活動区分を参考にした提案であり、この記録法の正確さを検証した結果ではない。[5]
  • 歩いた日付と歩いた機会を別の欄に残す。同じ日に往復した移動は、日付の記録と機会の記録を混ぜない。アンケートにはその設問の定義に合わせて転記する。日数と回数で移動歩行の推定値が異なったことが、単位を分ける理由になる。[5]
  • ヨガなどのレッスンは、予約した予定と実際に参加した記録を分け、参加した日付・回数・時間を週ごとに確認する。予定だけで「十分動いた」と判断せず、実行した活動を見直すための提案だ。自分への評価と活動量の申告を別に測った実験の区別を、生活にも使う。[3]
  • 次の週に比べるときも、活動の分け方と集計の仕方をそろえる。質問票を使ったなら質問文と順番も残す。増えた歩行分数や参加回数は実行記録で確かめ、アンケートの分類の変化と分けて読む。質問順と活動の分類が関連した調査を踏まえた工夫である。[2]
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オンザショアでは、回答の点数より通う条件を確かめる

続ける場所を選ぶときは、アンケートの答えとは別に、自分の予定に入る条件を具体的に並べたい。オンザショア立川店は、営業時間が8:00〜23:30で、全曜日同じ、年中無休である。所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分だ。

妊娠中は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。まず参加できる条件を確かめてから、記録に残せる予定を考えたい。

溶岩プレートを敷いたスタジオのホットヨガに加え、常温のヨガやピラティス、パーソナルトレーニングもある。ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。店の案内で種目を見比べ、自分が通う場面を具体的に考えられる。

体験のヨガは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。料金と持ち物の条件を予定と照らし合わせ、体験の予約へ進める。参加した後は、予約の予定を実行した記録へ移すところまでを区切りにしたい。

参考文献

[1] Importance of questionnaire context for a physical activity question — Jørgensen ME, Sørensen MR, Ekholm O, Rasmussen NK., 2013, Scandinavian journal of medicine & science in sports. DOI: 10.1111/j.1600-0838.2011.01433.x

[2] The effect of changes to question order on the prevalence of ‘sufficient’ physical activity in an Australian population survey — Hanley C, Duncan MJ, Mummery WK., 2013, Journal of physical activity & health. DOI: 10.1123/jpah.10.3.390

[3] Question order in the assessment of misperception of physical activity — Bolman C, Lechner L, van Dijke M., 2007, The international journal of behavioral nutrition and physical activity. DOI: 10.1186/1479-5868-4-42

[5] Effect of temporal domain on self-reported walking behaviors in the California Health Interview Survey — McClain JJ, Grant D, Willis G, Berrigan D., 2012, Journal of physical activity & health. DOI: 10.1123/jpah.9.3.344

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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