ボクササイズの音楽は好きな曲なら楽になる?好みときつさを分けて読む研究の話

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同じきつさでも、心拍数の反応は違う

本人のきつさを手がかりに運動を比べた、別の女性対象の実験もある。18〜31歳の女性30人が、ある日は縄跳びをし、別の日は縄なしでその場で跳んだ。実施順序を調整した比較で、本人が「とてもきつい」と感じる水準に達すると止める方法だった。[4]

同じ主観的なきつさの水準でも、縄跳びの後の心拍数増加は縄なしより有意に大きかった。続けた時間の差は統計的な有意差に達せず、感情的な意味づけや好みにも有意差はなかった。体の反応、続いた時間、気持ちの評価を一緒に測っても、結果は揃わなかったのである。[4]

これも音楽を調べた試験ではない。持ち帰りたいのは、きつさが同じという感想だけで、体の反応まで同じと判断しない視点だ。好きな曲で気分よく終えた日も、その日の負担を振り返る余地はある。「楽しかったから軽い運動だった」と決めつけずに済む。[4]

具体的には、記録欄を「楽しさ」と「きつさ」に分け、そこへ行った動きを短く添える方法がある。心拍数を測っているなら、それも別の欄に置く。縄跳びの実験で主観と心拍数が同じようには動かなかったことから考えると、異なる種類の情報を最初から同じ採点欄に押し込まない方が読み返しやすい。[4]

ただし、自分の記録で曲の効果を断定するのも早い。別の日には別の動きをしているかもしれない。比較するなら、音楽の好みだけでなく、どの活動をどのような条件で行ったかを揃えて考えたい。作業の目的によってきつさに差があった試験は、曲以外の違いを省略しない理由にもなる。[3]

好きな曲なのに今日は重かった、と書ける余白も残しておく。音楽を好む気持ちと、その日に感じたきつさの両方を、そのまま記録してよい。記録を好みの曲の宣伝文にする必要はない。サビに罪はなくても、腕が疲れたという観察まで取り消す必要はないのである。

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選曲の正解より、自分が何を選びたいかを決める

「ボクササイズに合う曲」を探すとき、動作に合わせたいのか、始める前の気分を整えたいのか、終わった後の満足を大切にしたいのかで、選ぶ際の問いが変わる。直接の音楽実験は準備運動での聴取を扱い、競技課題の成績を測っていた。したがって、まず聴く場面と、得たい体験を具体的にすることが、研究との距離を見誤らない出発点となる。[9]

好きな音楽という分類も、世間で人気があることとは同じではない。音楽実験では好む条件と好まない条件を分けていたし、種目の実験では、事前に本人がどちらを好むかを尋ねていた。誰かのおすすめを、自分の好みの代用品にする前に、実際にどう感じるかを確かめる余地がある。[9][8]

自宅で選曲できるなら、まず普段から好きな曲を候補にし、動く前に何を確かめたいか決めておく。「始めやすかったか」と「途中のきつさはどうだったか」は別々に書ける。始めやすさが改善すると証明された方法としてではなく、判断したいことを先に定める工夫である。好みと運動の関係を見たいのに、翌日に曲名しか思い出せない、という事態を避けられる。

集団レッスンでは、用意された選曲で動く場面がある。その場合も、流れた音楽が好きだったか、動く時間をどう受け取ったかは、自分の感想として持てる。好きな曲がなかった回を失敗とする必要もない。作業の好みが成績を左右したとは認められなかった試験がある以上、好みだけを運動体験の合否判定に使うのは狭すぎる。[3]

音のテンポや音量そのものの問題は、既存記事「【連載】スタジオの環境を読む 第4回|音——音楽のテンポと音量は動きを変えるか」に譲る。ここで見たいのは、同じ音を聴いても自分がそれを好んでいるかという側面である。速い曲の一覧を作る前に、自分は何を楽と感じたいのかを言葉にしておきたい。

また、種目を好きだという分析から、音楽が長期間の継続を保証すると飛躍しないことも大切だ。成人の種目比較が調べたのは、その場で選ばれた強度と楽しさである。好きな曲だった日の満足はその日の成果として受け取り、次にも行けたかどうかは、別の出来事として確かめるのが自然である。[8]

夜の立川駅北口で、帰りの電車を待ちながら記録するなら、立派な評価表にする必要はない。「曲は好きだった。組み合わせは難しかった。終わった気分は良かった」といった短い文章でも、感想の中身は分かれる。この段階では音楽が何を変えたかの結論を急がず、その場で起きたことを残す。後から読む自分が、楽しいと楽を取り違えなければよい。

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よくある誤解

「好きな音楽なら、必ず運動が楽になる」という見方には、楽の意味を先に尋ねたい。音楽の直接の実験は、若い競技者の準備運動と競技課題を扱ったものである。一方、成人の種目比較では、好みの種目で心拍数による強度が高かった。好みがあることを、いつも負担が小さくなるという意味にしてはいけない。[9][8]

「きつく感じなければ体も軽い負担だ」という理解も、女性の跳躍実験とは合わない。同じ主観的なきつさに達した時点で比べても、縄ありと縄なしでは心拍数の増加に差があった。感じたきつさは大切な情報だが、心拍数や動いた内容の代わりを全部務める値ではない。[4]

「好きなものを選ばせれば、いつでも良い結果になる」とも限らない。健康な女性の作業試験では、好みが成績を左右したとは認められず、目的の有無による違いがみられた。これは好きな音楽の価値を否定する結果ではなく、好み以外にも活動を形づくる条件があるという注意点である。[3]

「好きな曲が合わなかったら、自分は運動に向いていない」という採点はやめておきたい。ここで取り上げた音楽実験は特定の競技者と課題での比較であり、個人の適性を判定する試験ではない。曲への反応だけから、運動全体との相性まで決める根拠にはならない。[9]

今日からできること

  • レッスンで流れた音楽を好きと感じたか、終わってから振り返る。曲名が分からなくても「好みだった」「なじみがなかった」と書ける。20人の音楽実験で比べたのも、人気ではなく本人の好みである。[9]
  • 終わったら「楽しさ」と「きつさ」を別々に振り返る。21人の成人の種目比較では、楽しさの差と心拍数による強度の差は同じ結果ではなかった。[8]
  • よく動けたと感じた日は、負担が減ったと即断せず、行った動きも残す。好みのある17人の分析では、好みの種目で選んだ強度が高かった。[8]
  • 同じきつさだった日を比べる際も、運動の内容を確認する。30人の女性の実験では、縄の有無で心拍数の増加に差があった。[4]
  • 音楽と動きの条件をまとめて変えたときは、曲だけを理由にしない。20人の女性の作業試験では、好みよりも目的の有無による違いがみられた。[3]
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オンザショア立川店で、通う時間を選ぶ

音楽への好みと動いた後のきつさを分けて振り返るには、まず参加する運動の内容を確かめたい。オンザショア立川店には女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズがある。常温のヨガ、ピラティス、HIIT、パーソナルトレーニングもあり、溶岩プレートを敷いたスタジオではホットヨガを行う。ヨガだけで25種類以上のレッスンを用意している。

妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。参加できる内容を確かめたうえで、店舗トップと料金を見て、通う予定を考えたい。

所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分。営業時間は全曜日8:00〜23:30で、年中無休である。好きな曲に出会えたかという感想と、生活の中で通える時間かという判断を、それぞれ持っておける。

ヨガを試す場合の体験は税込1,980円。60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。ヨガ体験の予約で予定を具体化し、参加後は音楽の印象と動いた内容を分けて振り返りたい。

参考文献

  1. The effects of task preference on performance during purposeful and nonpurposeful activities — Bakshi R, Bhambhani Y, Madill H., 1991, The American journal of occupational therapy : official publication of the American Occupational Therapy Association. DOI: 10.5014/ajot.45.10.912
  2. Heart rate, activity, duration, and affect in added-purpose versus single-purpose jumping activities — Bloch MW, Smith DA, Nelson DL., 1989, The American journal of occupational therapy : official publication of the American Occupational Therapy Association. DOI: 10.5014/ajot.43.1.25
  3. Treadmill Exercise and Indoor Cycling: Self-selected Intensity, Perceived Enjoyment, and Importance of Preference for Activity Mode — Hansen EA, Ipsen JH, Schneider JV, Petersen SBB, Petersen AW, Lindahl M., 2025, International journal of exercise science. DOI: 10.70252/ncpi2090
  4. Listening to Preferred and Loud Music Enhances Taekwondo Physical Performances in Adolescent Athletes — Ouergui I, Jebabli E, Delleli S, Messaoudi H, Bridge CA, Chtourou H, Franchini E, 2023, Perceptual and motor skills. DOI: 10.1177/00315125231178067

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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