間食の年代別割合はそのまま比べてよい?アンケートで少なくなる食事の記録を読む

間食の年代別割合を見て、自分は食べすぎだと決める前に確かめたいのが調査の方法だ。子どもから成人までの研究を手がかりに、記憶から抜ける食品、記録期間による変化、写真にも残る誤差を読む。食べた量と答えた量を分け、数字を自分への採点にしないための確認点と、日常の記録の工夫を示す。

夕食の皿を片づけてから、食事のアンケートを開く。昼の定食は思い出せるが、会議の合間にもらった菓子と、台所で飲んだジュースは少し曖昧だ。検索した「間食の年代別割合」には整った棒グラフが並ぶ。自分の記憶のほうは、そこまで整っていない。

答えの芯は、アンケートに載る量と、口に入った量にはずれがあることだ。食べたものを少なく報告する「過少申告」は食事調査で確認され、間食や飲料の記録漏れも報告されている。したがって年代別の差を見る際は、食生活の差に加えて、答え方や測り方の差を考える必要がある。[2][7][13]

ただし、すべての調査が同じだけ少なくなるわけでも、年齢が上がるほど必ず正確になるわけでもない。年齢との関係が異なる研究もある。[2][7] 隣接する「運動習慣のアンケートは正確に答えられる?一週間の記憶と活動量計のずれを読む」は活動の測定に譲り、ここでは食事の回答から抜けるものに目を向ける。

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「食べた人の割合」と「食べた量」は別の数字だ

年代別のグラフを開いたら、見出しだけでなく縦軸を読む。「間食をした人」が対象なのか、「間食から取ったエネルギー」が対象なのかを確かめたい。どちらも間食の割合と呼べそうだが、同じ問いへの回答ではない。

たとえばドイツの食生活調査を論じたレビューでは、人口の約9%が、摂取エネルギーの20%超を間食から得ていたと報告されている。[1] この数字を「間食する人は約9%」と短くしてしまうと、量の条件が消える。少しでも間食した人の割合を示す数字にはならない。ドイツの人口集団を扱う数字なので、18〜39歳の女性に固有の割合としては使えない。[1]

また、米国の思春期の子ども2793人、平均年齢14.4歳を対象とした横断研究では、報告された間食は平均4.3回/日だった一方、エネルギー密度の高い菓子などは平均2.2サービング/日だった。[3] サービングとは食品の分量を数える単位であり、食べた機会の回数とは区別する必要がある。この研究でも両者は別々の指標として調べられている。[3] 対象は思春期の男女であり、18〜39歳の女性の回数や分量への適用には、成人女性での確認が必要だ。

だから、回数が多いという数字を、そのまま菓子の量が多いという意味に置き換えない。休憩ごとに何を口にしたかと、特定の食品をどれだけ食べたかは、別々に読む問いである。[3] 「間食の頻度は一口でも一回と数える?記録の区切りで変わる研究結果を読み解く」では回数の定義を扱うため、ここからは、そもそも回答に入らなかった食べ物の問題を追う。

自己申告と違う測り方の例もある。オーストラリアの11〜12歳1299人と保護者1274人を対象にした無作為化試験では、休憩中に出した間食の残りを量り、食べた量を求めた。子どもに提示する食品の数と種類を増やす条件では、摂取エネルギーが349kJ多く、95%信頼区間は282〜416kJだった。一方、容器の大きさを変えた影響は小さく、大人では食品の数や種類の影響も一貫しなかった。[9] 子どもとその保護者の試験であり、18〜39歳の女性だけに同じ差が出るかは別に確かめる必要がある。

この試験の子どもと大人の違いを、そのまま普段の年代別間食量の差とは読めない。決められた休憩の場面で、提示された食品を食べた結果だからだ。しかも大人では観察を意識した偏りの可能性が指摘されている。[9] 残りを量るという方法にも、普段どおりの食べ方が現れたかという別の問いが残る。アンケートの誤差を考えるときは、比較相手となる測定にも条件があることを忘れたくない。

その問題は、調査の数字を無意味にするものではない。何が測られたのかを正しく限定するための手がかりだ。グラフの高さを比べる前に、対象者、質問、回答の単位へ戻る。比較の土台が違えば、棒の長さだけをそろえても同じものを比べたことにはならない。

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年齢と記録の正確さの関係は研究で異なる

ラオスの中等学校に通う10〜18歳の405人について、7日間の食事記録を分析した横断研究がある。記録されたエネルギーと推定必要量の整合性を判定する方法で、61.2%が過少申告、0.3%が過大申告と分類された。[2] これは研究上の基準による分類であり、本人が意図的に隠した人数を数えたものではない。対象は中高生年代であり、この割合を18〜39歳の女性にそのまま当てはめることはできない。

同じ研究では、15〜18歳は10〜14歳に比べて過少申告に分類される調整オッズ比が0.54、95%信頼区間は0.34〜0.88だった。[2] オッズ比は、ある状態への分類されやすさを比べる指標だ。この値から、年長の群で過少申告への分類が少なかったという関連は読めるが、年齢が上がれば記録力が改善するという因果関係までは決まらない。

一方、平均年齢10歳の子ども118人を対象とした別の横断研究では、年齢が上がるほど過少申告の傾向が強かった。保護者の助けを得て8日間の食事を記録し、平日の学校給食は栄養の専門職が記録した条件でも、報告エネルギーは消費エネルギーより17〜33%少なかった。[7] 年齢との関連の向きは、ラオスの研究と同じではない。[2][7] 子どもの男女を対象とした結果であり、18〜39歳の女性での誤差の大きさは成人女性のデータで検討する必要がある。

ここで都合のよい側だけを選び、「若い世代は正確」「子どもは不正確」と言い切ることはできない。年齢の幅、生活環境、記録の支援、誤差の判定方法が異なる研究である。[2][7] 年代別の食生活を知りたいときほど、年齢以外に違っている条件を確認したい。

さらにラオスの研究では、過少申告への分類は記録初日の51.4%から最終日の65.9%へ増えた。[2] 毎日書く方式なら記憶の問題がすべて片づく、とは考えにくい。同じ対象者の記録でも、調査期間のどこを見ているかが重要になる結果だ。

食べたものの取得や購入を記す米国の世帯調査でも、調査日が進むにつれて無回答と過少申告が増える傾向があった。食品を取得した出来事を報告するオッズは、調査が1日進むごとに6%低下していた。[5] ただし、これは口に入れた量ではなく食品の取得の記録である。食事記録の結果と合算する数字ではなく、記録を続ける負担を考える別の証拠として読む。対象は米国の世帯であり、18〜39歳の女性個人の食事記録に同じ低下率を当てはめることはできない。[5]

中央線の車内で、朝は丁寧だった入力を夜には後回しにする。そんな場面を思い浮かべると、記録の日数が長いほど必ず精密になるという期待には慎重になれる。研究でも継続参加や記録への関与が課題とされている。[2][5] 長い表が埋まっていることと、食べた出来事を取りこぼしていないことは、別々に確かめたい。

写真は記憶を助けるが、完全な物差しではない

中国の小学4年生52人を対象とした研究では、身につけたカメラの写真を見直して、思い出した食事内容を修正した。写真を使わない回答では食品項目の8%がまったく報告されず、1%は量が誤って報告されていた。推定エネルギーは写真で補った回答より平均149kcal/日、割合では8%少なかった。[13] 小学生の結果であり、18〜39歳の女性でも同じだけ記憶を補えるかは成人女性での検証が必要になる。

ここには、「食べたのに書かなかった」と「書いたが量が違った」という別の誤差がある。[13] 朝食の内容は合っていても途中の飲み物が抜ける場合と、飲み物は覚えていても量が違う場合を、同じ誤差の一語で片づけないほうがよい。前者には出来事を思い出す手がかり、後者には分量を振り返れる手がかりが必要になる、という読み分けができる。

この研究では、主な食事より間食の場面で食品が報告から抜けやすく、不正確に報告されやすい食品には飲料、果物、菓子やデザートが含まれた。[13] 果物も抜けるという点は大切だ。菓子への後ろめたさだけですべてを説明するより、食事の合間の出来事も確認するほうが研究結果に沿っている。

ただし、この研究は写真を加えた回答との比較である。写真を見れば、実際の摂取量が誤差なく分かると証明したものではない。[13] 写っているかどうかと、画像から摂取エネルギーをどれだけ正確に計算できるかは別の問題になる。

成人21〜65歳の男女45人を対象とした比較研究では、画像を用いた食事記録と、二重標識水法で測った消費エネルギーが比較された。二重標識水法は、体内での標識された水の変化を利用してエネルギー消費を推定する方法である。報告量と消費量の相関係数は0.58で、過少申告の平均割合として男性12%、女性10%が報告された。[4] 中高年や男性も含む比較なので、18〜39歳の女性だけでの精度は、この集団全体の値と区別して考える。

この研究では利用しやすさは良好で、系統的な偏りは見つからず、精度は従来の記録法などと同程度と評価されている。[4] 使いやすい道具であることと、各人の数字が完全に合うことを分けて受け取る。相関があることも、両者の値が同じことを意味しない。

数字で読む間食と記録のずれ

ラオスの10〜18歳405人では、7日間の食事記録で61.2%が過少申告に分類された。[2]

同研究の過少申告への分類は、初日51.4%から最終日65.9%へ増えている。[2]

平均年齢10歳の118人では、報告エネルギーが消費エネルギーより17〜33%少なかった。[7]

中国の小学4年生52人では、写真なしの回答と写真で補った回答の差は平均149kcal/日である。[13]

21〜65歳の成人男女45人の画像記録研究が示した、報告量と消費量の相関係数は0.58である。[4]

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