最新の体験料金は料金ページ、最新のスケジュールは体験予約ページでご確認ください。体験レッスンは、ヨガ・ピラティスが1,980円(税込/税抜1,800円)、キックボクササイズが4,980円(新規の方限定)です。
日曜日の午後三時。予定は何もない。ソファに座って、好きな映画を流している。それなのに、ふと気づくと肩が耳のほうへ上がっている。スマホは鳴っていないのに、三分おきに画面を確かめている。頭のどこかで、月曜の朝いちばんの会議の段取りを組み立てている。
休んでいるはずなのに、休めていない。体はソファの上にあるのに、神経だけがまだ会社の椅子に座っている。
在宅勤務の人なら、平日の夜にも同じ景色があるかもしれません。夜十一時、食卓でノートパソコンを閉じる。閉じたその場所で、そのまま夕飯の続きを食べる。パソコンは閉じても、頭の中のチャット欄は閉じていない。寝室までは歩いて五歩。仕事場から五歩の場所で「さあ休め」と言われても、体はなかなか言うことを聞きません。
この記事は、JR立川駅北口から徒歩1分の溶岩ホットヨガスタジオ、オンザショア立川店が書いています。先に言っておくと、私たちは「リラックスしましょう」とは言いません。うちの部屋は室温35〜40℃、湿度60〜70%。入ったら、まず心拍を上げにかかります。緊張が抜けない人に必要なのは、ゆるむことより先に、一度ちゃんと上がって、ちゃんと下がる経験だと考えているからです。

交感神経は悪者ではない ― 問題は「切り替え」にある
自律神経は、心臓の拍動や血圧、汗、消化といった、自分の意思では動かしにくい体の働きを調整している神経だと説明されます。大きく分けると、活動や緊張のときに働く交感神経と、休息や回復のときに働く副交感神経の二つ。車にたとえるなら、アクセルとブレーキのような関係だとよく言われます。
健康の話題になると、なぜか副交感神経が「善」、交感神経が「悪」のように語られがちです。ストレス社会で交感神経ばかりが働いている、だから副交感神経を高めよう、と。けれど、少し考えてみると、それはおかしな話です。
朝、布団から起き上がれるのは、体が活動の側へ切り替わるからです。締め切り前に集中できるのも、プレゼンの前に心臓がどきどきするのも、青信号が点滅しはじめた横断歩道を走って渡れるのも、交感神経の出番です。アクセルのない車は、どれだけブレーキの性能が良くても、ただの置物です。
困るのは、アクセルを踏むこと自体ではありません。駐車場に着いたのにアクセルから足が離れないこと、つまり、休むべき場面になっても緊張の側から戻ってこられないことです。逆に、ここぞという場面でアクセルが入らない、というのも別の困りごとです。どちらにしても、問題は「どちらが強いか」ではなく、「必要なときに、必要なほうへ切り替わるか」にあります。
そう考えると、「緊張が抜けない」という悩みの見え方が少し変わります。あなたの神経が弱いわけでも、性格に問題があるわけでもない。たぶん、切り替えの練習をする機会が、暮らしの中から消えているだけなのです。
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
境目が消えた暮らし ― 休日も、在宅勤務も「オン」のまま
昔の暮らしには、本人が意識しなくても、切り替えの合図があちこちにありました。
通勤電車はその代表です。家を出て駅まで歩き、電車に揺られ、会社の最寄り駅で降りる。この往復の時間は、好きか嫌いかは別にして、「これから仕事」「もう仕事は終わり」と頭を切り替える緩衝地帯になっていました。会社の入口をくぐると顔つきが変わり、帰りの改札を抜けると肩が少し下がる。そういう境目を、体は毎日くぐっていたのです。
在宅勤務になって、この境目がまるごとなくなった人は多いはずです。机と食卓が同じ。始業はパソコンを開いた瞬間で、終業はパソコンを閉じた瞬間。閉じたあとも、スマホには仕事の通知が届く。家という一つの場所が、職場と休憩室と寝室を兼ねるようになりました。
休日の緊張が抜けない、という人も同じ構造の中にいます。土曜日の朝はまだ平日の続きで、ようやく力が抜けてきたと思ったら、もう日曜の夕方。月曜のことが頭をよぎった瞬間に、また肩が上がる。旅行先でもメールの未読件数を確かめてしまう。休みの日に「休み方」が分からない、という感覚です。
こういう状態の人に「力を抜いてください」と言っても、たいてい抜けません。抜けと言われて抜ける人は、そもそも困っていないからです。力が入りっぱなしの人は、自分のどこに力が入っているのかが分からなくなっていることが多い。一日中、弱くもなく強くもない「中くらいの力」がずっと入っていて、それが当たり前になっている。当たり前になったものは、本人には見えません。
だから、抜こうとする前に、まず差をつける必要があります。思いきり入れる。そして、ほどく。その差の中で初めて、「さっきまで入っていたんだ」と体が気づきます。

力を入れて、抜く ― ヨガは切り替えの反復練習
ヨガというと、静かでゆったりした、ひたすら伸びるものを想像する人が多いかもしれません。けれど実際のレッスンでは、意外なほど「力を入れる」時間があります。
片脚を大きく前に踏み出して腰を落とし、両腕を伸ばしたまま止まる。前の腿がじわじわ熱くなり、後ろの脚のふくらはぎが震えはじめる。床を押す足の裏で、体重の行き場を探す。ここで体は、はっきりと「頑張る」側にいます。
そして、ポーズをほどく。脚を戻し、腕を下ろし、ひと息つく。さっきまで震えていた腿から、熱がすっと引いていくのが分かる。この「ほどいた瞬間」が、実はいちばん大事なところです。
60分のレッスンの中で、これが何十回も繰り返されます。支えて、ほどく。踏ん張って、戻す。持ち上げて、下ろす。ひとつひとつは数十秒のことですが、そのたびに体は、緊張の側から休息の側へ、小さな坂道を下りています。ヨガのレッスンは、見方を変えれば、切り替えの反復練習なのです。
力をいったん入れてから抜くと、何もしないで「抜こう」とするよりも、抜けた感覚がつかみやすい。これはリラックスの方法として昔から知られている考え方です。緊張が強い人ほど、最初から「ゆるめましょう」と言われると、どこをどうゆるめればいいのか分からず、かえって固まってしまう。だから私たちは、ゆるいだけのヨガは、緊張の強い人にはかえって難しいと思っています。入れてから抜く。その順番が、遠回りに見えて近道です。
家でもすぐに試せる小さな練習があります。
- 両肩を耳に近づけるように、思いきりすくめて五つ数える。それから、ストンと落とす。落ちた肩の位置が、さっきより少し低いことに気づくはずです。
- 両手を強く握りしめて五つ数え、ぱっと開く。指先に血が戻ってくるような、じんわりした感覚を味わう。
- 椅子に座ったまま、両足で床を強く押して五つ数え、ふっと力を抜く。足の裏が床にのっているだけの状態を、しばらく感じる。
どれも三十秒もかかりません。ポイントは、抜いたあとの数秒を急いで終わらせないこと。「入っていた」と「抜けた」の差を、体にきちんと見せてあげることです。ただし、肩や手首、膝に痛みがある人は無理をしないでください。
暑い部屋で心拍が上がり、最後に下がっていく60分
ここからは、溶岩ホットヨガの部屋で起きることを、体の側から書いてみます。
オンザショアのスタジオでは、溶岩プレートの床の上でレッスンを行います。使っているのはイタリア産の天然溶岩石「バサルティーナ」。室温は35〜40℃、湿度は60〜70%。扉を開けると、むわっとした空気が顔に当たり、床からはじんわりと温かさが伝わってきます。
最初の数分で、額と首筋に汗がにじみはじめます。暑い環境では、体は熱を外へ逃がそうとして皮膚に多くの血液を回し、そのぶん心拍が上がりやすくなると言われます。まだたいして動いていないのに、胸のあたりがとくとくと速くなる。体がはっきりと、活動の側に入っていきます。
レッスンが進むと、汗は額からあごへ、腕から指先へと伝い、溶岩の床に落ちていきます。腿が震え、背中が熱い。このころになると、不思議なことが起きます。さっきまで頭の中を占領していた、月曜の会議のことや、返していないメールのことが、どこかへ行ってしまうのです。
理由は単純で、考える余地がなくなるからです。暑い、腿がきつい、汗が目に入る。体からの知らせがあまりに大きいので、仕事の考えごとが割り込む隙間がない。「何も考えないようにしよう」と努力して考えないのではなく、考えている場合ではなくなる。緊張が抜けない人にとって、この「考えごとが勝手に追い出される時間」は、案外めったに手に入らないものです。
そして終盤。動きはだんだんゆっくりになり、大きなポーズから、床に近い穏やかな姿勢へと移っていきます。少し前まで速かった心拍が、ゆっくりと落ち着いていくのが、胸に手を当てなくても分かる。上がりきったものが、下がっていく。この下り坂を体で通ることができるのが、暑い部屋で動く60分のいちばんの味わいだと私たちは思っています。
最初からずっと平らな道を歩いても、「下りる」感覚は味わえません。一度、坂の上まで登るから、下りる感覚がはっきりする。日頃、中くらいの緊張がずっと続いている人ほど、この上がって下がる落差が新鮮に感じられるはずです。
正直に書いておきます。ホットヨガで自律神経が整います、とは書きません。体のことはそんなに単純ではないし、感じ方にも個人差があるからです。ただ、上がって、下がる、という切り替えの一往復を、60分の中で一度通ることはできます。レッスンを終えてビルの外に出ると、立川駅北口の空気がやけに涼しく感じられる。その涼しさの中で、肩が自分でも驚くほど下がっていることに気づく人もいるでしょう。
暑い部屋は、そのぶん体への負担もあります。汗をたくさんかくので、レッスンの前後とレッスン中にこまめに水分をとってください。食事は直前を避け、気分が悪くなったらポーズの途中でも休んでかまいません。休むことも、切り替えの練習のうちです。

切り替えを暮らしに持ち帰る ― 境目をつくる小さな儀式
スタジオで一度切り替えを体験したら、その感覚を家に持ち帰る工夫もしてみてください。在宅勤務の人に特にすすめたいのは、なくなった通勤の代わりに、自分で「境目の儀式」をつくることです。
- 仕事の道具を視界から消す。 パソコンを閉じるだけでなく、箱や引き出しにしまう。食卓が職場を兼ねている人ほど、終業後に仕事の道具が目に入らないようにするだけで、気分の切り替わり方が違ってきます。
- 終業の合図を決める。 終わりの時刻にアラームをかける、部屋の照明を少し暗い色に変える、仕事用の上着を脱ぐ。何でもいいので、毎日同じ合図を繰り返すと、体のほうがその合図を覚えていきます。
- 終業後に一度、力を入れて抜く。 先ほどの肩をすくめて落とす練習を、パソコンを閉じた直後に三回。たった三十秒ですが、「ここから先はオフ」という区切りを体に刻むことができます。
- 仕事の通知を時間で区切る。 全部切るのが難しければ、夜のある時刻からは仕事のアプリの通知を止める設定にするだけでも、画面を確かめる回数は減ります。
そしてもう一つ、週に一度くらいは、家の外に「強制的にオフになる場所」を持っておくことをすすめます。家の中だけで切り替えを完結させようとすると、どうしても仕事が追いかけてきます。汗だくの手でスマホを触る気にはなかなかなれないので、暑い部屋の60分は、結果としていちばん確実な「通知の届かない時間」になります。
オンザショアは年中無休で、毎日8:00〜23:30まで開いています。休日の緊張が抜けない人なら、月曜のことを考えはじめる日曜の夕方に、あえて予定を入れてしまうのもひとつの手です。在宅勤務の人なら、終業後にパソコンを閉じて、そのまま家を出る。家とスタジオの往復を、なくなった通勤の代わりにしてしまうわけです。
気をつけてほしいこと
ここまで書いてきたのは、あくまで運動の場から見た、緊張と切り替えの話です。医療の代わりにはなりません。
動悸がおさまらない、めまいが続く、眠れない日が長く続く、気分の落ち込みがひどい。こうした状態が続く場合や持病・怪我がある場合は、運動を始める前に医師に相談してください。自律神経の乱れのように感じる症状の裏に、別の病気が隠れていることもあると言われます。
また、医師から運動を止められている方は、スタジオを利用できません。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できませんが、常温のマタニティヨガがあります。
まとめ
緊張が抜けないのは、交感神経が悪いからではありません。アクセルとブレーキはどちらも必要で、困るのは、休むべき場面でアクセルから足が離れないこと。問題は「どちらが強いか」ではなく、「切り替えられるか」です。
通勤という境目が消え、休日にも仕事が追いかけてくる暮らしの中で、私たちは切り替えの練習をする機会を失いがちです。「力を抜いて」と言われても抜けないのは、そのせいかもしれません。
ヨガは、力を入れて、抜く、を何十回も繰り返す、切り替えの反復練習です。暑い部屋で心拍が上がり、終盤にゆっくり下がっていく60分は、上がって下がる一往復を体で通る時間になります。家では肩をすくめて落とす小さな練習と、終業の儀式を。週に一度は家の外で、強制的にオフになる時間を。
感じ方には個人差があります。汗をかいたあとの感覚を、自分の体で確かめてみてください。
立川で体験してみる
オンザショア立川店では、ヨガ・ピラティスの体験レッスンを、期間限定で税込1,980円(税抜1,800円)で受けられます。体験は事前決済です。60分のレッスンに、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれているので、着替えと飲み物だけ持ってくれば大丈夫です。男性もヨガのクラスに通えます。
力を入れてほどく時間を試すなら、まずヨガから。ヨガだけで25種類以上あり、溶岩ホットヨガやピラティス、キックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングなど、店全体では数十種類を用意しています。クラス選びに迷ったら、今の運動経験を公式LINEで教えてください。
夜、仕事を閉じたあとでも、Webなら24時間予約を受け付けています。公式LINEでも予約や質問ができます。電話はレッスン中に出られないことが多いため、聞きたいことはLINEに残してください。
場所はJR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。年中無休、毎日8:00〜23:30。肩が上がったままの日曜日を、一度、汗で上書きしに来てください。上げるところまではこちらで引き受けます。下りる道は、体が自分で見つけます。
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