
子どもが育てば戻るのかは、長い経過で見る
生まれた直後の生活だけから、将来の運動まで決めることはできない。フィンランドの成人761人を19年間追った研究では、末子が6歳未満の母親と父親は、子どものいない人より有酸素の身体活動の推奨に達する可能性が低かった。若年成人期から中年期に至る男女の追跡であり、18〜39歳の女性の産後の経過だけにそのまま当てはめることはできない。一方、末子が6歳以上の親では、子どものいない人との違いは認められなかった。[12]
また、末子の年齢が高いほど活動的である可能性が高く、中年期には親になる前と同じような活動水準に達していた。若年成人期から中年期までを追った男女の結果は、18〜39歳の女性の再開時期を直接予測するものではないが、長期的な回復が観察された点は見通しになる。[12]
違う見通しを示す研究もある。ドイツの社会経済パネルを用いた縦断分析は、身体活動、食事、喫煙、睡眠を合わせた健康的な生活の指標を調べた。出産後に指標が下がり、変化の中では身体活動の低下が最大だった。低下は女性でより大きく、観察した出産後5年以上の期間では出産前の水準に戻らなかった。[5]
この研究とフィンランドの研究を、単純に「戻る派」「戻らない派」に分けるのも適切ではない。片方は複数の生活行動をまとめた指標を含み、もう片方は有酸素の身体活動の推奨に達するかを調べている。国も追跡期間も評価対象も違うため、同じ結末を測った研究ではない。[5][12]
長い経過を読む意義は、楽観か悲観かを選ぶことではない。今の運動の少なさを一生の性格にしないこと、同時に「そのうち戻る」と予定を白紙のままにしないことである。入園、働き方の変化、家族の役割の見直しなど、自分の暮らしに区切りが来たら、運動に使える条件を書き直す機会にできる。これは研究が保証した回復法ではなく、経過に個人差があることを踏まえた予定の考え方だ。
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
割合や体重だけでは、親の運動を説明できない
検索窓で「運動習慣のある女性の割合」を探すと、自分がどちら側にいるかを知りたくなる。しかし、ここまでの研究は、日本の女性全体を同じ基準で数えた割合を示すものではない。身体活動の参加頻度を調べた研究、加速度計で強さ別に測った研究、推奨に達するかを調べた研究では、答えている問いが異なる。[7][12][16]
同じ理由で、「運動習慣が少ない年代」という順位だけでは、親になる時期の生活を説明しにくい。英国の研究は同じ30歳から34歳という期間で、親になる経験の有無を比べた。その中でも男性と女性で関連が異なった。[16] 年齢が近くても、生活上の出来事まで同じではないのである。
体重に関しても、親になったことだけで変化のすべてを説明しない。系統的レビューの女性の分析では、母親になることは、子どもがいないままの場合に比べてBMIがさらに0.47増えることと関連していた。だが子どもがいない女性にも、追跡中のBMIの増加があった。[2] 親になった女性だけを、変化する体の例外として扱う読み方ではない。
オーストラリアの研究でも、初めて子どもを持った女性は、子どもがいないままの女性より体重が1.4kg多く増え、95%信頼区間は0.1〜2.7kgだった。一方で、座る時間はより少なくなっていた。[20] 増えた体重から「座ってばかりいた」と生活を逆算することはできない。体重の数字を見て、本人の忙しさや努力の量まで推測しないという、身近な読み方にもつながる。
運動を考える目的も、必ずしも出産前の体型を再現することではない。以前好きだった動きを再び選びたい、外へ出る予定を持ちたいという目標でもよい。ここでの研究は、親になる前後の活動の変化を示したものであり、誰もが体重を減らすべきだという目標を示したものではない。[2][7][20]

よくある誤解
「母親になれば、全員の運動量が落ちる」は強すぎる。系統的レビューでは女性の身体活動の結果はそろわず、英国の縦断研究では女性に有意な関連を認めなかった。一方、親の活動が少ないというレビューの傾向はある。[2][4][16] 平均的な課題を知ることと、目の前の人の生活を決めつけることを分けたい。
「家の中で動き続けているから、中高強度の運動も確保できている」は、活動の強さを混同している。加速度計を使った研究では、男性で軽い活動が増えながら、中高強度の活動は減っていた。男性の観察結果なので、18〜39歳の女性にも同じ変化が起きるとそのまま当てはめず、活動を分ける視点として使う。[7] 日常の動きを数えることと、余暇の運動を別に確かめることは両方できる。片方の価値を認めるために、もう片方をなかったことにする必要はない。
「子どもが大きくなるまで運動は戻らず、親になった影響はずっと続く」という見方には、追跡期間の違う研究を照らし合わせたい。フィンランドでは長期的な回復を示す結果があり、ドイツでは観察期間中に生活の指標が元に戻らなかった。[5][12] 将来を決めつけるより、現在の生活条件と、前に測ったときからの変化を見て判断するほうがよい。
ここまでの研究の限界は、対象と測定方法が異なること、観察研究では育児だけの因果効果を切り分けられないことにある。働き方やもとの活動など、家族の生活に関わる条件も含めて解釈する必要がある。[4][16][20] 研究を家族内の責任追及に使っても、運動の予定表は埋まらない。
今日からできること
- 記録に「軽い活動」と「自分で選ぶ運動」の欄を作る。産後6か月に両者が違う方向へ変化した研究を手がかりに、忙しい日の動きも書き残す。[7]
- 座る時間も別に振り返る。約5年間の追跡では、初めて親になった女性で座る時間が減っていた。運動に行けなかった日を、そのまま座り続けた日として扱わない。[20]
- 家族で、それぞれの出産前の余暇と現在の余暇を比べる。918組の研究では、多くの活動の変化はカップル内で連動していなかった。同じ運動を一緒に行う案だけに絞らず、別々に動ける予定も話題にする。[8]
- 見直す時期を生活の節目に置く。19年間の追跡研究では子どもの年齢と親の活動に関連があったが、自分の再開日を年齢だけで決めず、今変えられる予定を探す。[12]
- 運動の再開時期や体調への適否に迷う場合は医師に相談する。活動の観察研究が示す産後6週や6か月という測定時点は、そのまま個人の運動開始日ではない。[7]
ここで挙げた記録や話し合いは、研究で効果が確定した運動処方ではない。活動の種類や家族内の変化を混ぜずに捉えるための工夫である。[7][8][20] たとえば、外へ出られなかった理由を書いたとき、「気力がなかった」で終えず、支度をする間に誰が子どもを見る予定だったかまで書いてみる。次に話すべきことが、種目選びなのか時間の相談なのかが具体的になる。
夕方の立川駅北口で、運動着の入った袋を持つ人を見ても、その人の家庭の段取りまでは見えない。自分の予定表と比べるなら、見えている運動の時間だけでなく、そこへ出かけるまでの条件も並べたい。以前の生活をそっくり取り戻すことより、今の生活に自分の運動をどこへ置くかを考える。そのために、まず失った活動と残っている活動の名前を分けるのである。

オンザショア立川店で、出かける時間を考える
自分の運動の枠を考えるとき、移動と準備も含めて予定に置きたい。オンザショア立川店はJR立川駅北口から徒歩1分、営業時間は全曜日8:00〜23:30で、年中無休である。駅からの距離と営業時間を、生活の中で通う条件として確認できる。
妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。ホットの環境か常温かも、参加前に確認したい事実だ。
店には溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガやピラティスがあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。ヨガの体験は税込1,980円、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。持ち物と外出に使う時間を考える手がかりになる。所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fで、出発から帰宅までの予定を考える際に確認したい。
継続して通う場所を検討する際は、店のトップと料金で内容を確認できる。体験の予約も、家族の予定と照らして、自分で選ぶ運動の枠を具体的にする入口である。
参考文献
[2] Becoming a parent: A systematic review and meta-analysis of changes in BMI, diet, and physical activity. — Corder K, Winpenny EM, Foubister C, Guagliano JM, Hartwig XM, Love R, Clifford Astbury C, van Sluijs EMF., 2020, Obesity reviews : an official journal of the International Association for the Study of Obesity. DOI: 10.1111/obr.12959
[4] A birth of inactivity? A review of physical activity and parenthood. — Bellows-Riecken KH, Rhodes RE., 2008, Preventive medicine. DOI: 10.1016/j.ypmed.2007.08.003
[5] The Effect of Parenthood on Health Lifestyles: A Longitudinal Analysis Using Data from the German Socio-Economic Panel. — Großbach M, Linden P, Reibling N., 2026, International journal of environmental research and public health. DOI: 10.3390/ijerph23070926
[7] Dietary intake, physical activity and sedentary behavior and association with BMI during the transition to parenthood: a prospective dyadic study. — Versele V, Stas L, Aerenhouts D, Deliens T, Matthys C, Gucciardo L, Devlieger R, Clarys P, Bogaerts A., 2023, Frontiers in public health. DOI: 10.3389/fpubh.2023.1092843
[8] A Longitudinal Dyadic Study of Six Leisure Activities in Swedish Couples During the Transition to Parenthood. — Zheng LR, Naurin E, Markstedt E, Olander P, Elden H, Linden K., 2023, Sex roles. DOI: 10.1007/s11199-023-01351-3
[12] Parenthood and changes in physical activity from early adulthood to mid-life among Finnish adults. — Palomäki S, Kukko T, Kaseva K, Salin K, Lounassalo I, Yang X, Rovio S, Pahkala K, Lehtimäki T, Hirvensalo M, Raitakari O, Tammelin TH., 2023, Scandinavian journal of medicine & science in sports. DOI: 10.1111/sms.14293
[16] Cohabiting and becoming a parent: associations with changes in physical activity in the 1970 British cohort study. — Werneck AO, Winpenny EM, van Sluijs EMF, Corder K., 2020, BMC public health. DOI: 10.1186/s12889-020-09187-2
[20] Partnering and parenting transitions in Australian men and women: associations with changes in weight, domain-specific physical activity and sedentary behaviours. — Tian J, Smith KJ, Cleland V, Gall S, Dwyer T, Venn AJ., 2020, The international journal of behavioral nutrition and physical activity. DOI: 10.1186/s12966-020-00989-6
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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