
配信動画では差がなかった試験も、そのまま読む
ゲームのライブ配信に食品の静止バナー広告を入れた無作為化試験では、若者91人を調べている。平均年齢は17.8歳で、参加者の69%が女性だった。食品以外の広告と比べ、宣伝された間食の摂取量にも、間食全体の量にも、直後の有意な差は認められなかった。注意の偏りや抑制制御についても有意な効果はなかった。女性が多い集団でも平均年齢は成人女性の読者より低く、18〜39歳の女性全体への適用には年齢と視聴条件の違いを考える必要がある。[3]
抑制制御とは、ここでは食品のブランド刺激に対して反応を抑える働きとして調べられたものだ。食品広告なら必ず反応を抑えにくくなり、必ず食べる量が増える、という一続きの説明は、この試験では支持されていない。増えた研究の横に、増えなかった研究も置く必要がある。[3]
この研究では、週あたりの配信利用が多いことと、宣伝された間食を多く食べることに関連があった。ただし、全体の統計モデルは有意ではなかった。日常で配信を見る時間が長いほど広告によって食べる量が増える、という因果の結論にはできない。長く見る人と短く見る人では、広告以外の条件も違う可能性がある。[3]
提示の仕方を比べると、ゲームの実験では食品の手がかりを含むゲームを操作し、配信の実験では映像を見ている間、静止バナーが表示され続けた。視聴の途中に別の広告映像へ切り替わる形とも異なる。参加者が操作する部分、広告が置かれる位置、表示が続く場面を分けると、同じデジタル広告という呼び方の内側にある条件差が見えてくる。[3][8]
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
注意書きを添えても、摂取増加は防げなかった
オランダ215人、スペイン382人の子どもを対象とした無作為化実験では、エネルギー密度の高い間食を宣伝するゲームに、広告への理解や警戒を促す保護メッセージを組み込んだ。食品以外を宣伝するゲームと比べると、食品のゲームで摂取エネルギーは増え、その結果は保護メッセージの有無にかかわらなかった。18〜39歳の女性へのメッセージでも同じ結果になるかは、子どもを対象としたこの比較では確かめられていない。[7]
エネルギー密度は、食べ物の量に対して含まれるエネルギーの多さを表す言葉だ。この試験が否定したのは、使われたメッセージを添えれば食品ゲームの摂取増加を防げる、という期待である。検証した対象は、ゲーム内に添えた特定のメッセージである。知っていることと、その場で食べる量が変わることは、同じ結果ではない。[7]
大人の場合も、広告だと見抜けるから無関係だ、と考えるより、知識と接触環境を別々に点検する方が現実的だろう。例えば、宣伝だと理解したうえで見続ける場面と、表示自体を避けられる場面を分けてみる。これは子どもの試験から考えた生活上の提案である。[7]
家族で考える場合も、食品広告を見た子どもに理解不足の責任を負わせる話にしない。試験では、注意を促す文面が存在していても増加は見られた。大人が説明を尽くすことと、宣伝に触れる機会をどう整えるかは、並行して考えられる課題である。[7]

大人の選び方を変える情報は、広告と同じではない
広告の研究を読んでいると、食べ物の情報は全部避けるべきだと思うかもしれない。しかし、食品を宣伝する情報と、選ぶ際の栄養情報は役割が違う。成人の間食選択を調べた対照付きの現場実験では、学会参加者739人が、ナッツ、クッキー、菓子バーから間食を選んだ。表示なし、カロリー表示、色を使う栄養評価表示を比較している。対象は学会参加者の成人であり、18〜39歳の女性の日常の買い物に同じ選択の変化が生じるかは別に確かめる課題である。[16]
カロリー表示では、ナッツを選ぶ方向への誘導は成功しなかった。一方、色を使う栄養評価表示では、菓子バーよりナッツを選ぶ確率が有意に高くなった。クッキーよりナッツを選ぶ方向の差は有意ではなかった。比べる相手によって結果が違うので、表示があればあらゆる選択が変わるとは読めない。[16]
この研究で調べたのは、何を選んだかである。間食を食べるかどうか、どれだけ食べたか、後の食事がどうなったかを、同じ結果として扱ってはいけない。特定の表示によって食品の選択が変わったことは、間食の総量が減った証明ではない。カロリーの数字を見るだけで自然に控えられる、という期待にも慎重さが必要だ。[16]
日常へ移すなら、宣伝で食べ物が気になった段階と、実際に選ぶ段階を分けてみる。帰り道で見た広告の品をそのまま買う前に、何を食べたいのか、どの情報を見て選ぶのかを考える時間を置く。表示の研究が教えるのは、情報の示し方で選択が変わる場合があることだ。数字を増やせば判断が必ず良くなる、という話ではない。[16]
学会の場で提供された間食から選ぶことと、夜の自宅で棚を開けることにも距離がある。選択肢や提示の仕方が決まった実験の結果を、買い置きや食事の予定が異なる暮らしへ移す際には、その条件差を意識したい。ナッツを選んだという結果を、特定の食品を誰にでも勧める根拠にする必要もない。[16]
そのうえで、食品に出会う場面を順にたどることはできる。広告を見た段階、買う品を決めた段階、食べた段階を別々に振り返れば、何を変えたいかが具体的になる。接触後の摂取を測った広告試験と、提示後の選択を測った表示実験を混ぜずに読む姿勢は、日常の振り返りにも使える。[1][16]
よくある誤解
「スマホに集中するから増えるだけで、食品広告の中身は関係ない」という説明では足りない。食品以外の広告を比べる相手にしても摂取量が増えた子どもの試験があり、内容の違いを検討する必要がある。この比較には広告による注意の引きつけ方の違いも含まれる。画面の有無と、画面で出会う内容の両方を見ることになる。[1][8]
「宣伝された商品だけを見ればよい」という理解では、総摂取量への影響を見落とす。視線を測った子どものゲーム試験では、宣伝された間食だけでなく総摂取量も調べられ、食品のゲームで総量が増えていた。家で点検する際も、広告の品を買ったかだけに絞らず、別のお菓子を探した場面まで視野に入れると、問いを狭めすぎずに済む。[8]
「少し多く食べても次の食事で必ず調整される」という見方も、子どもの試験では成り立たなかった。複数媒体の広告後に増えた間食は、昼食では埋め合わせられなかった。一方、これを理由に夕食を抜くことを勧める研究ではない。自動調整への期待が外れた結果と、食事を意図的に削る方法は分けて考える必要がある。[4]

今日からできること
- 食べ物を探したくなった場面で、直前に食品やブランドの広告があったかを振り返る。英国の240人の試験ではブランドだけの広告も対象だった。食品の映像だけに絞らず接点を知る工夫である。[1]
- 動画とゲームを行き来するなら、どちらで広告に触れたかを分けて見てみる。160人の子どもの試験が媒体の組み合わせを比較したように、画面時間だけでひとまとめにしない。[4]
- 避けられる広告表示は閉じるなど、接触を減らす工夫を試す。子どもの試験の58.73 kcalは比較の結果として読み、日常では表示の種類と食べ始めた場面を確認する。[1]
- 広告を見抜けたかだけを成功基準にしない。オランダ215人、スペイン382人の実験では、保護メッセージの有無で摂取増加は防げなかった。表示の理解と食べる場面を別々に振り返る。[7]
- 買う段階では、宣伝の印象と栄養情報を区別する。成人739人の現場実験でも、カロリー表示だけでは選択の誘導に成功しなかった。数字を読めば必ず控えられると、自分に約束しすぎない。[16]
オンザショア立川店で、予定に置ける運動の時間
食品広告と食べ始める場面を振り返るなら、運動の時間も、食べた量の帳尻合わせではなく生活の予定として選びたい。オンザショア立川店には、溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングなどがある。ヨガだけで25種類以上のレッスンから、続けたい内容を検討できる。
妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。種目と参加条件は店のトップで確認し、食事の見直しとは別に、自分が体を動かす機会を考える材料にしたい。
所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分。全曜日8:00〜23:30の営業で、年中無休である。体験のヨガは税込1,980円で、60分のレッスン、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。料金ページで内容と持ち物を確かめ、生活の中に置ける時間を選んで体験の予約を検討できる。
参考文献
[1] The impact of food advertising on children’s daily energy intake: does it differ by advertising content, format, or participant characteristics? A cross-over randomised controlled trial. — Boyland E, Coates AE, Green M, Kelly B, Russell S, Savani R, Viner R, Evans R, Burbridge B, Jones A., 2026, Appetite. DOI: 10.1016/j.appet.2026.108566
[3] The impact of food marketing via video game live streaming on snack intake in adolescents: a randomised controlled trial. — Evans R, Christiansen P, Jones A, Finney J, Boyland E., 2025, Public health nutrition. DOI: 10.1017/s1368980025100487
[4] Sustained impact of energy-dense TV and online food advertising on children’s dietary intake: a within-subject, randomised, crossover, counter-balanced trial. — Norman J, Kelly B, McMahon AT, Boyland E, Baur LA, Chapman K, King L, Hughes C, Bauman A., 2018, The international journal of behavioral nutrition and physical activity. DOI: 10.1186/s12966-018-0672-6
[7] Does a ‘protective’ message reduce the impact of an advergame promoting unhealthy foods to children? An experimental study in Spain and The Netherlands. — Folkvord F, Lupiáñez-Villanueva F, Codagnone C, Bogliacino F, Veltri G, Gaskell G., 2017, Appetite. DOI: 10.1016/j.appet.2017.01.026
[8] The role of attentional bias in the effect of food advertising on actual food intake among children. — Folkvord F, Anschütz DJ, Wiers RW, Buijzen M., 2015, Appetite. DOI: 10.1016/j.appet.2014.10.016
[16] The impact of nutritional labeling on adult snack choices: A controlled field experiment in a non-commercial professional setting. — Godden E, Cutello CA, Dens N., 2024, Appetite. DOI: 10.1016/j.appet.2023.107167
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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