スクワットは片脚を終えてから反対を行う?左右の間の休みと疲れを研究で読む

片脚ずつのスクワットで、左右を続けるか間に休むか迷ったときの読み物。休憩時間と反復回数、交互に組む運動と疲労の研究を照合し、脚を使わない時間と全身を休める時間を分けて考える。左右の順番だけで優劣を決めず、自分の練習を比べるための記録と、研究結果を日常へ移す際の注意点を示す。

右脚側の練習が終わった。左脚に移ろうとすると、脚より先に息を整えたくなる。動画はもう反対側を始めているが、自分も続けてよいのか。片脚ずつのスクワットでは、回数の横に書かれていない休み方が気になる。

答えの芯は、左右を交互にするだけで疲れにくくなるとは決められない、ということだ。下半身の運動では休憩を長くすると反復回数に小さな利点があった一方、全身の運動を交互に並べても疲労が少なくなるとは限らなかった。左右の順番を考えるときも、同じ脚に戻るまでの時間と、その間に何をするかを分けたい。[1][14]

ここで扱うのは、その日の動きを続けるための休憩である。「スクワット 歩行 効果」「スクワット 効果 老人」と探してきた人も、まず対象と測定項目を確かめたい。若い人やトレーニング経験者の反復回数を調べた研究から、高齢者の歩行改善や片脚種目の最適な順番までを約束することはできない。[10][13]

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左右の順番より、何の間を休むかを決める

片脚種目のメニューには、右側を終えて左側へ移る境目と、左右を終えて次の組へ進む境目がある。「セット間は休む」とだけ書くと、どちらの境目なのかが曖昧になる。練習を記録するときは、右から左へ移る間と、左から次の右へ戻る間を別々に書くと、後で読み返しやすい。

これは順番の勝敗を決めるためではなく、比較の条件をそろえるための整理である。休憩の長さで反復回数が変わる研究と、運動の順序で疲れ方を調べる研究は、答えている問いが異なる。両方を「交互なら回復できる」という説明に押し込むと、何が効いたのかが見えなくなる。[1][14]

たとえば右側を続けて何組か行い、その後に左側へ移る場合と、右、左と行き来する場合では、同じ側を繰り返すまでの時間が違い得る。さらに間に立って待つのか、別の運動をするのかでもメニューは変わる。交互という言葉だけで比較せず、運動の並びと休憩を一緒に紙へ置きたい。

スクワットと脚を伸ばすマシン運動を比較した試験でも、種目と休憩の両方が不快感に影響した。つまり休み方を考える際は、時計の表示だけでなく、そもそも何の運動をしているかが前提になる。両脚のスクワットの結果を、片脚で行うすべての動きへ同じ大きさで当てはめないことも大切だ。[1]

腕の左右を交互に行う問いは、既存記事「女性のダンベル筋トレは左右交互で違う?腕の休む時間と反復する力を研究で読む」に譲る。こちらでは下半身の運動を中心に、別の部位を動かす時間まで休憩と呼んでよいかを考える。

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休憩を延ばすと回数は増えるが、増え方は同じではない

Rosaらの無作為化比較試験では、各参加者がスミスマシンのバックスクワットと脚を伸ばすレッグエクステンションを行い、休憩を1分、2分、3分に変えた。順番の偏りを抑えて比較したところ、長い休憩には反復回数を増やす小さな効果があった。[1]

差が大きかったのは1分と2〜3分の比較であり、2分と3分の差はごく小さかった。休憩を足しただけ同じ割合で回数が伸びるわけではない。この結果は「長く休むほど際限なくよい」という話ではなく、短すぎる条件を変えた際の違いと、すでに休めている条件を延ばした際の違いを分けている。[1]

主観的な不快感は、長い休憩で低くなった。また、スクワットの方がレッグエクステンションより不快感が大きかった。きつさを振り返る際、「脚の日」という大きな分類より、どの種目でどの休憩を使ったかを残す方が、この研究の比較に近い。[1]

一方、血中乳酸は長い休憩の方でやや高かった。スクワットではレッグエクステンションより増加が大きく、時間とともにその差が広がった。回数、不快感、血液の指標がすべて同じ向きに動くわけではない。楽に感じたことを、体内のあらゆる負担が小さかった証拠にはしない方がよい。[1]

仕事帰りの練習なら、空いている時間を休憩で埋めるのが惜しくなることもある。ただ、待つ時間を消して回数まで落ちた場合、予定表では短縮できても、行った練習の中身は変わっている。研究が示す小さな回数の差をどう扱うかは、その日の目的と持ち時間を照らして考える問題だ。[1]

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別の運動を挟む時間は、座って待つ時間と同じか

脚を使わない運動を挟めば、脚は休んでいるように見える。この考え方を確かめる手掛かりに、下半身の筋力運動と跳躍を組み合わせた研究がある。ただし、これは右脚と左脚のスクワットを比べた試験ではない。別部位を使う休憩の読み方として参照する。[19][20]

Gutiérrez-Floresらは、日常的に運動する男性17人で、スクワットと垂直跳びの間に行う活動を比較した。何もせず休む条件、動きやすさを狙う運動をする条件、高強度のベンチプレスを行う条件である。測定した動作成績には条件間の有意差がなかったが、ベンチプレスを挟む条件は主観的に強い運動と感じられた。[19]

ここに、出力ときつさを分ける理由がある。ある動作の数値が保たれていても、本人にとっての負担まで同じとは限らない。左右を切り替える前に「脚はまだ動くが、もう少し休みたい」と感じる場面を考えるときも、回数だけですべてを採点しない視点が役立つ。[19]

別の比較実験では、アマチュアサッカー選手12人が、重いスクワットまたはヒップスラストと跳躍を組み合わせた。間にベンチプレスを行う条件と、座って休む条件があり、跳躍の変化に条件間の有意差はなかった。研究全体では跳躍の改善がみられたが、活動を挟む方が優れたという結果ではない。[20]

このような競技者の組み合わせ練習は、限られた時間に運動を配置する手掛かりにはなる。しかし、座る代わりに何でも行ってよいという許可証にはならない。自宅の片脚種目へ移すなら、「休憩中に何をしたか」を消さずに記録する、という部分から使いたい。[19][20]

同じ回数でも、まとめ方で出せる力が変わる

Pauloらは若い男性19人に、スクワットの回数と休憩の組み合わせを変えてもらった。3回ずつ12組を行い、組の間を27.3秒休む条件と60秒休む条件、6回ずつ6組を行って60秒休む条件である。どの条件も合計は36回だが、連続して動く長さと休む長さが違う。[13]

平均パワーは、3回ずつで60秒休む条件が601.88 Wで、3回ずつ27.3秒休む条件の581.86 W、6回ずつ60秒休む条件の578 Wより高かった。パワーはここでは動作中の仕事を行う速さを表す指標である。同じ合計回数というだけでは、動作中の出力までそろわなかった。[13]

ただし、仕事と休憩の比率をそろえた条件同士では、動作成績と代謝面の結果は似ていた。細かく区切ることそのものに特別な力がある、と読むのは早い。区切り方を変えると、休憩との関係も同時に変わる。その組み合わせが比較の中心である。[13]

片脚のメニューでも、左右の合計回数だけが同じなら同じ練習だ、と考えないための参考になる。「右をまとめた日」と「左右を行き来した日」を比べるなら、回数のほかに途中の休みも必要だ。ただし、この研究の平均パワーの差を、そのまま左右の順番による差として説明することはできない。[13]

平均パワーの数値は、全員がその値を出したという意味でもない。各条件には個人ごとのばらつきがあり、601.88 Wの条件では標準偏差が142.48 Wだった。標準偏差は測定値の散らばりを表す。平均の違いを見る際にも、参加者が同じ反応をしたと想像しないことが必要になる。[13]

また、この比較で高かったのは平均パワーである。翌日の歩きやすさや、長期間続けた際の筋肉の変化を測った数値ではない。自分のメモに「今日は同じ回数を保てた」と書くことと、「この順番なら歩行能力が改善する」と書くことの間には距離がある。測った項目の名前まで残すことが、数字を過大評価しない助けになる。[13]

数字で読む休憩と反復

1分・2分・3分:下半身の比較試験では、2分と3分の反復回数の差はごく小さかった。[1]

19人:回数のまとめ方と休憩を変えて、スクワットのパワーを調べた若い男性が参加した。[13]

601.88 W:3回ずつ12組、組の間に60秒休んだ条件の平均パワーを示す。[13]

15人:2分休む群と4分休む群に分かれ、スクワットの筋力変化を比べた経験者の男性である。[10]

17人:下半身の運動間に別の活動を挟み、動作成績と主観的な強さを調べた男性が参加した実験である。[19]

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