ダイエット中の糖質は何グラムと記録する?朝から夜の合計と表示を読み直す

ダイエット中の糖質を何グラムと記録するか迷ったら、炭水化物・食物繊維・食べた量を別々に確認したい。同じ量でも食後の血糖反応が異なる試験と、食物繊維を加えても差が出なかった試験を比較する。一日の合計を減量効果と取り違えず、表示を食事記録と献立選びにつなげる読み方を考える。

朝のパンの袋を裏返す。炭水化物と食物繊維の欄は見つかったのに、記録したい糖質の数字がすぐには決まらない。夜には昼の麺の数字も足す予定である。食べる前から、帳簿の仕事が始まっている。

答えの芯は、何グラムかを決める前に、何を数えた数字かをそろえることだ。研究では利用可能炭水化物を総炭水化物から食物繊維を引いて求めることが多いが、その計算と実際の消化されやすさが一致しない例もある。さらに、同じ量でも食品によって食後の反応は異なる。[20][5]

ここでは万人共通の一日の上限を決めるのでなく、表示から食事の合計を作るときの読み方を考える。既存記事「糖質制限の糖質量は測り方でも違う?食物繊維の引き算と血糖試験の条件を読む」に分析法の詳しい問いを、「ダイエット中のえびは殻まで食べると食物繊維になる?キチンと栄養表示を読む」に殻の成分の問いを譲り、こちらは朝から夜まで同じ物差しを保つことに焦点を置く。

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

糖質の合計は、数字の名前をそろえてから作る

利用可能炭水化物とは、消化され利用される側の炭水化物を捉えるための言葉である。総炭水化物との差を食物繊維の測定値から計算する方法が用いられる一方、測定法によっては難消化性でんぷんが十分に含まれない。難消化性でんぷんは、人の消化酵素で消化されにくいでんぷんであり、食物繊維として研究されている。[20][16]

この違いを日々の記録に持ち込むなら、まず欄の名前をそのまま残すのがよい。炭水化物として書かれた量と、糖質として書かれた量を、名前を消して足さない。食物繊維が別に示されていれば、それも見える形で残す。これは新しい栄養基準の提案ではなく、違う対象を測った数字を混ぜないための記録上の工夫である。[20]

買い物では小さい数字が目を引く。しかし、その小ささが食べる量の小ささなのか、食物繊維を含む範囲の違いなのかを分けておきたい。比較の土台が動いたままでは、昨日より糖質を減らしたつもりでも、何が変わったかを振り返りにくい。袋にある数字と、自分の皿に載せた量を結び付ける作業を先に置く。包装を捨てる前に、欄名も一緒に控えておきたい。

表示の対象が袋全体なのか、区切られた量なのかも、記録の横に控えられる。途中で残した食べ物まで食べた扱いにせず、分けて食べたものを毎回袋全体として足さない。この算数そのものが血糖や体重を改善するという話ではない。あとで献立を見直すときに、計算の変更と食事の変更を区別するための準備だ。

合計を作るときに役立つのは、数字の横に比較の目的を書くことである。「朝食を別の食品に替えた日を比べたい」のか、「今日食べたものを漏れなく残したい」のか。前者なら替える前後で同じ欄を見る必要があり、後者なら包装の数字と実際の取り分けを対応させる必要がある。合計を小さくする目的が先に立つと、何のための記録だったかが途中で入れ替わりやすい。

例えば朝は炭水化物の欄を写し、昼は食物繊維を差し引いた値を使い、夜は糖質の欄を写したとする。そのまま足した数字には、食品の違いと数え方の違いが一緒に入る。まず商品ごとの欄名を残し、比較したい場面では同じ数え方でそろえる。研究でも利用可能炭水化物をそろえたかどうかが結果の解釈に関わるため、家庭でも比較の土台を先に決めるという発想は使える。[12][20]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

同じグラム数は、同じ食後を保証しない

量をそろえたうえでも、食品の違いは残る。食後に血糖を上げる性質を相対的に表す指標が血糖指数であり、その性質と食べた炭水化物量を組み合わせる考え方が血糖負荷である。炭水化物を単純な構造の違いだけで分類しても、食品としての反応を十分に比べられない、とレビューは整理している。[5]

健康な成人14人の無作為化クロスオーバー試験では、同じ参加者が別の日に異なるパンの食事を食べた。栗粉を配合したパンと小麦粉の対照パンは、どちらも利用可能炭水化物50gを含み、エネルギーもそろえられた。栗粉配合パンでは、食後の血糖上昇を時間に沿って合計した指標が対照より27%小さかった。健康な成人での比較であり、18〜39歳の女性にも同じ大きさの差が生じるかは別に確かめる必要がある。[1]

ここで用いられた増分曲線下面積とは、食前から増えた血糖を時間全体で評価する指標である。瞬間の最高値だけを見る方法とは異なる。この試験では総インスリン曝露量には食事間の差がなかったため、血糖の指標が下がったことを、あらゆる代謝反応が同じ割合で変わったという意味に広げてはいけない。[1]

栗粉には食物繊維や難消化性でんぷんだけでなく、ポリフェノールも含まれ、食品全体の組成が異なる。したがって、差を食物繊維だけの働きと決める読み方は避ける。食物繊維を何グラム足せば同じ結果になるか、という配合表として使える試験ではない。[1]

夕方の立川駅北口でパンを選ぶ場面なら、読み取れるのは「糖質量だけでは食品の特徴を言い尽くせない」というところまでだ。栗粉の名前を探し回る必要はない。今食べようとしている量を記録しつつ、原料や食物繊維の違いも見る。同じ数字のパン同士にも、まだ比較する中身がある。[1][14]

血糖負荷の考え方を知ったからといって、外出先で料理の反応を正確に計算できるわけではない。レビューでは、研究間の効果の違いに、食事の評価方法、血糖指数の割り当て、食品の由来、比較相手の食事、実際に生じた血糖負荷の差などが関わるとされている。精密そうな指標にも、材料にする情報と比較条件の問題がある。[5]

したがって、食品の数字を写す段階と、体の反応を推測する段階を分けると読みやすい。表示は今食べるものを記録する手がかりになる。血糖反応は食品の構造や組み合わせなどを含む別の問いであり、合計欄だけで答えを出さない。この区別があれば、同じ糖質量の別の食品を選んだ日にも「数字は同じだから食事も同じだった」と片付けずに済む。[5][18]

食物繊維を増やす話は、置き換えと追加で違う

食物繊維を含む食品の試験を読むときは、何の代わりに使ったかを確認する。健康な成人を対象とした無作為化二重盲検試験では、精製小麦粉の代わりに難消化性でんぷんの一種を配合したスコーンが、配合しない対照品と比較された。ここで扱われたのは、加工によって消化されにくくした種類のでんぷんである。健康な成人の試験であり、18〜39歳の女性に同じ効果量を当てはめることはできない。[15]

この試験で、血糖の増分曲線下面積は43〜45%、インスリンの同じ指標は35〜40%小さかった。食後180分の空腹感と食べたい気持ちも小さくなった。ただし、食品の一部を置き換えた短時間の比較であり、いつもの食事に食物繊維を添えれば同じ割合で変わる、という結果ではない。[15]

別の試験は違う答えだった。健康な成人31人を対象とする無作為化クロスオーバー試験では、焼いた朝食用バーに特定の難消化性でんぷんを0g、10g、20g含め、エネルギー、利用可能炭水化物、糖の量をそろえた対照と比較した。食後の血糖とインスリンの増分曲線下面積に、有意な低下は認められなかった。対象は健康な成人であり、18〜39歳の女性だけでも同じ結果になるかは、この比較からは判断できない。[16]

この対照的な結果は、食物繊維の研究が全部無意味という意味でも、差が出た側だけが正しいという意味でもない。原料の種類、食品への組み込み方、比較する食事に残った利用可能炭水化物が違う。買い物で「食物繊維入り」の文字だけを共通点にしても、試験の条件までは同じにならないのである。[15][16][12]

家での判断にも置き換え先の記録が役立つ。パンを別のパンへ替えたのか、元の朝食に何かを追加したのか。どちらも食物繊維を取り入れた行動だが、食事全体の変化は異なる。減った欄だけを眺めず、皿に残ったものと増えたものを並べて見たい。炭水化物の質を比較する研究でも、エネルギーと食物繊維を合わせて考慮する必要が指摘されている。[12]

また、食欲と血糖も別々に記録された結果である。スコーン試験で空腹感が小さかったという結果は、その後の長い期間に食事量がどれだけ変わるかを直接示すものではない。小腹がすいた夕方の選択へ結び付けるなら、食物繊維の表示だけで満足感を先取りせず、その食品をどの食事と入れ替えたかを見ていく。研究者も短期の満腹感の結果について、長期の摂取試験でさらに調べる必要を述べている。[15]

数字で読む糖質量と比較条件

14人:健康な成人が異なるパンを食べたクロスオーバー試験の人数である。[1]

50g:そのパン試験でそろえた利用可能炭水化物量であり、一日の推奨量ではない。[1]

27%:栗粉配合パンで小さかった血糖の増分曲線下面積であり、体重の減少率ではない。[1]

31人:難消化性でんぷん入りの朝食用バーを比較した健康な成人の人数である。[16]

10g・20g:そのバー試験で使った配合量でも、血糖指標の有意な低下はなかった。[16]

31試験:難消化性でんぷんのレビューが比較した無作為化試験の数で、結果は期間や対象でも異なった。[12]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

author avatar
宮川涼 Founder

1

2

関連記事

ご体験予約