スクワットは上を見ながら行うべき?顔の向きと上体の傾きを研究で読み解く

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

鏡や画面を見るときは、何を追うかも違う

家の運動動画を見ながら行うスクワットでは、視線は単なる顔の向きではなくなる。画面の指示を読む、見本の動きを見る、点数を確認する。その違いを調べた探索的なパイロット研究がある。健康な若い成人8人、平均年齢20歳で、男性7人と女性1人が参加した。男性が大半の小規模研究であり、18〜39歳の女性全体にそのまま当てはめるには確認が必要だ。[2]

この研究は、スクワットを使う運動ゲームの通常条件、運動中に引き算をする条件、片脚スクワットをする条件を、同じ参加者の中で比べた。順番は無作為化された。目の動きを測り、指示、人物表示、点数など、画面のどこに注視が配分されたかも調べている。[2]

通常条件の実行時間は平均31.0秒で、引き算を加えた条件では38.2秒、片脚条件では34.3秒だった。指示を見る注視回数の割合は、通常条件の44.8%から、引き算条件では32.1%、片脚条件では36.2%へ変化していた。課題が変わると、動作の成績と見る場所の配分に違いが現れたのである。[2]

この数字を、画面を見ないほどフォームがよくなる証拠にはできない。研究は小規模な探索であり、顔を上げる角度の優劣を試したものでもない。動きながら別の課題を行うと、見る場所や遂行時間の組み合わせが変わる、という読み方が適切だ。ゲームの点数も、筋力や安全性そのものではない。[2]

立川駅北口の帰り道に覚えたフォームを、帰宅後に動画で確認する。画面の字幕、見本の膝、残り時間を追いかけていれば、ただ正面の目印を見る実験とは違う状況になる。動画を見ている自分を「正面を向けているから同じ」と扱わないことが、研究と日常をつなぐ出発点だ。[1][2]

鏡に映る姿を見る側にも限界がある。指導者20人が、運動者2人のベンチプレスとバックスクワットの動画から反復の減速を判定した研究では、条件全体の平均絶対誤差が2.6回だった。これは、基準となる減速に達した反復を、見た目でどれほど正確に捉えられたかを表す。対象は指導者と動画内の運動者であり、18〜39歳の女性が自分の鏡像を判断する場面にそのまま当てはめるには違いがある。[5]

バーを追って見る戦略では、追わない戦略より誤差が小さかった。一方、正面か横かという観察方向の影響は小さかった。この実験の視線は「観察する指導者の視線」であり、「運動する人がどこを向くか」とは役割が違う。どちらも見る話だが、答えている問いを入れ替えてはいけない。[5]

自分の鏡像を見ながら、「顔は正面だったから速さも姿勢も問題ない」と採点し切るのは難しい。減速の研究が示した誤差を、フォーム全般の誤差へ広げることはできないが、観察の目的を絞る大切さは考えられる。顔の向き、上体の傾き、動く速さを、それぞれ何として確かめるか決めておきたい。[1][5]

動画を見直す場合も、見た目の印象に合う説明を後から足すより、最初に問いを置くと整理しやすい。「上と正面で違ったか」を見る記録と、「終盤に立つ速さが落ちたか」を見る記録では、注目する場所が違う。研究でも、視線方向の比較と減速の観察は別の実験として組まれている。[1][5]

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画面の相手の視線と、自分の視線は役割が違う

自宅で画面に向かってしゃがむ場面には、もうひとつ「視線」の意味がある。画面の中の人物がこちらを見ているか、という表示だ。大学生40人を対象とした実験では、自重スクワット中の仮想の運動相手について、体の動き、視線、運動成績の表示を変えて比べた。対象は大学生であり、18〜39歳の女性全体に同じ反応が起こるかは、この結果だけでは判断できない。[6]

研究者は、運動への取り組みの指標に加え、楽しさ、仮想の相手と組むことへの態度、局所的な筋疲労も調べた。同じ参加者が表示の組み合わせを体験する実験である。結論では、相手の体の動きや視線を示すことは運動への取り組みや受け止め方を高め、運動成績の表示はそれらを損なう方向だった。表示の要素を増やせば一様によくなる、という結果ではなかった。[6]

ここでの視線は、運動する本人の頭を上へ向ける操作ではなく、仮想の相手が示す情報である。前を向いて運動する場面でも、鏡の自分の目を見る場合と、こちらを見る人物表示を眺める場合では、課題の内容が違う。直接の視線比較と画面の研究をつなぐなら、「前向き」という見た目だけで条件をひとまとめにしないことが大切になる。[1][6]

運動動画の中の相手がこちらを見ると、つい顔を上げて応じたくなる場面を想像してみる。その感想を記録するときは、「相手の表示があると取り組みやすい」と「上を見ると上体の動きが変わる」を別の欄に置くと整理しやすい。前者は画面との関わり、後者は体の動きという観察になる。実験も、取り組みや楽しさを調べたものと、角度や速さを調べたものに分かれている。[1][6]

画面を選ぶときに考えたいのも、頭を高く保てるかだけではなく、何を見せる画面なのかだ。指示、人物、点数のどこを見るかが変わった小規模研究と、相手の表示の仕方を変えた大学生の研究は、視覚情報を具体的に区別している。自分の困りごとも「画面を見るとフォームが乱れる」より、「字幕を追う間は鏡の確認ができない」と表すほうが、次に確かめたいことが定まる。[2][6]

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

よくある誤解

「上を見るほどスクワットの効果が高い」という理解は、直接の比較実験と合わない。上向きと正面向きの運動学的な差は区別されず、長期的な筋力の伸びを比べた実験でもなかった。目印を高くすることと、運動の成果を高くすることを、同じ意味で使わないほうがよい。[1]

「下を見たら、腰を痛めると証明されている」も言い過ぎである。視線の実験で明確だったのは股関節の曲がりの差であり、上体の屈曲の差は明確ではなかった。けがの発生率を比較した結果ではない。研究者の実践上の注意を尊重することと、危険を数量で断定することは両立しない話ではなく、判断の段階が異なる。[1]

「画面の人物と目が合うから、自分の首の角度もよい」という理解にも、見る側と見られる側の混同がある。仮想の運動相手の視線表示を変える研究と、自分が見る方向を変える研究は、操作したものが違う。画面に励まされて運動に取り組むことと、頭・上体の動きを評価することは、それぞれの問いとして扱いたい。[1][6]

研究の限界はここにまとめておく。直接比較は男性経験者の小規模な動作実験、運動ゲームの研究も小規模な探索である。これらから判断できる中心は、その場の動きや注視配分であり、若い女性の長期的な筋力の伸び、首や腰のけがの予防、個人に適した首の角度までを決めることはできない。痛みがある場合は、目印の工夫だけで解決しようとせず医師に相談したい。[1][2]

今日からできること

  • 見る場所を言葉で残す。「前」だけでなく、鏡の自分の目か、画面か、床の境目かを区別する。視線の比較実験は3条件を具体的な目印で分けていた。日常での観察にも、その区別を借りる。[1]
  • 正面の目印を確認する。経験者の男性10人の実験で、上向きと正面向きに明確な差はなかった。まず、何を見て動いていたかを確かめる材料にする。[1]
  • 頭と上体を別々の観察項目にする。男性10人の直接比較でも、頭・上体・股関節・膝は分けて測定された。しゃがみ始めか途中か、気になる場面も添えて質問する。[1]
  • 動画やゲームを使うなら、字幕を追う場面と動きを確認する場面を区別する。8人の探索的研究では、課題の追加に伴い、注視の配分と遂行時間に異なる変化があった。画面の点数を首の角度の評価に使わない。[2]
  • 指導を受けるときは、目印と気になる部位を一緒に伝える。「鏡の目を見ているが上体の傾きが気になる」のように、見る条件と観察項目を対応させる。3条件を分けた実験の考え方が参考になる。[1]

研究の回数や時間は、その実験を成り立たせた条件である。30回行ったから正しい視線が身につく、画面を見る時間を31秒にそろえればよい、という目標にはならない。日常で持ち帰りたいのは数値の再現より、見る場所、画面の課題、観察した動きを区別する手順だ。[1][2]

たとえば次に相談するとき、「下を向いてしまう」だけで終えず、「鏡の目を見ている間も上体が傾くのが気になる」と伝える。見る方向と体の動きを分けた言葉なら、確認したい点が伝わる。視線の実験も頭、上体、股関節、膝を分けて測っており、その分け方は自分の疑問を整理する手がかりになる。[1]

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショア立川店で、確かめる時間を日常へ

顔の向きの疑問を、通える場所で運動を続けるきっかけにする。オンザショア立川店は、JR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある溶岩ホットヨガスタジオだ。営業時間は8:00〜23:30で、年中無休である。朝と仕事帰りのどちらを日常に置きやすいか、場所と時間から考えられる。駅からの移動と営業時間を生活の予定に照らし合わせることも、運動の機会を続けるための検討になる。

溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングもある。ヨガだけで25種類以上のレッスンがあるため、続ける場を検討する際には、店舗サイトで内容を確認したい。種目名を、視線の悩みへの効果の約束に置き換えるものではない。

妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている場合は利用できない。

ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。料金と体験予約を確認し、通い方を考える入口にできる。

参考文献

[1] The effect of the direction of gaze on the kinematics of the squat exercise — Donnelly DV, Berg WP, Fiske DM., 2006, Journal of strength and conditioning research. DOI: 10.1519/r-16434.1

[2] Gaze Allocation and Performance Across Task-Demand Conditions During Squat-Based Exergaming: Pilot Study Using Eye Tracking — Takei K., 2026, JMIR rehabilitation and assistive technologies. DOI: 10.2196/81667

[5] The Coach’s Eye: A Randomized Repeated-Measure Observational Study Assessing Coaches’ Perception of Velocity Loss During Resistance Training Exercises — Dello Iacono A, Henry S, Ben-Ari A, Halperin I, Carey L., 2025, Sports medicine – open. DOI: 10.1186/s40798-025-00890-1

[6] Effects of the Interactive Features of Virtual Partner on Individual Exercise Level and Exercise Perception — Wang Y, Zhang M, Wu J, Zhang H, Yang H, Guo S, Lin Z, Lu C., 2023, Behavioral sciences (Basel, Switzerland). DOI: 10.3390/bs13050434

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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