ソイプロテインとエクオールの併用は有利?閉経後女性の同時摂取試験を読む

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

炎症の指標は、研究を束ねても同じ答えにならない

試験をまとめるメタ分析なら、答えはそろうのだろうか。炎症状態の評価に使う血液の指標、CRPを調べた研究を読むと、対象者によって違う結果が現れる。慢性炎症性疾患のある成人を対象とした解析では、イソフラボンを含む大豆たんぱく質に有意な低下が認められた。18〜39歳の女性全般へそのまま当てはめるには、慢性炎症性疾患のある成人という対象の違いを考える必要がある。[7]

この系統的レビューに入ったのは27報で、そのうちメタ分析に使われたのは22報、効果量は34個である。平均的な群間差は−0.49mg/L、95%信頼区間は−0.74〜−0.25mg/Lだった。著者らは炎症を低下させる効果を認めつつ、より大規模で質の高い介入研究が必要だとしている。[7]

一方、閉経後の女性のCRPを扱った別の系統的レビューは、23報を検討し、19報をメタ分析した。大豆たんぱく質とイソフラボンの組み合わせの群間差は−0.02mg/Lで、95%信頼区間は−0.12〜0.08mg/Lだった。統計学的に有意ではなく、有益な効果を強く支持する証拠は得られなかったという結論である。18〜39歳の女性にそのまま当てはめられるかは、この閉経後女性を対象とした解析だけでは判断できない。[19]

これらを「新しい論文が古い論文を否定した」と並べるのは適切ではない。慢性炎症性疾患のある成人と閉経後の女性という、異なる枠組みで研究をまとめているからだ。差の原因を対象者だけに断定はできないが、同じ成分名なら誰でも同じ結果になる、と読むことはできない。[7][19]

さらに、CRPだけを見て「炎症全般が改善する」と広げることにも注意が要る。成人を対象とする別のメタ分析では、イソフラボン入り大豆たんぱく質の摂取と、血中の細胞接着分子の変化に有意な関連はなかった。これは細胞が接着する働きに関わる分子を調べたもので、CRPとは測っている対象が異なる。成人全体を対象とした解析のため、18〜39歳の女性だけでも同じ結果になるかは分けて考える必要がある。[18]

その解析で採用されたのは8報で、介入期間は6〜24週、イソフラボンは1日30〜112mg、大豆たんぱく質は1日11.25〜52gという範囲だった。この範囲で複数の試験を束ねても、調べた分子すべてに一貫した変化が出たわけではない。量の幅を、そのまま「この範囲なら併用に適する」という推奨へ変えることはできない。[18]

検査値の話が長くなると、日常から遠く見えるかもしれない。だが、サプリメントを足す理由を「何となく体に良い」からもう少し具体的にするには役立つ。CRPを変えたいのか、肌の状態を考えているのか、単に食事のたんぱく質を補いたいのか。目的が違えば、参考にする研究の測定項目も違う。

疑問の続きは、体で確かめるのがいちばん早い。

空き枠を見て予約電話で予約 042-595-8039LINE

数値が動くことと、望んだ利益が得られることを分ける

大豆成分を組み合わせた研究には、レプチンという血中のホルモンを測ったものもある。成人を対象とした系統的レビューでは8報421人が検討され、そのうちメタ分析に入ったのは6報336人だった。人数は、レビュー全体の人数と数値統合の人数を分けて読む必要がある。18〜39歳の女性へそのまま当てはめられるかは、成人をまとめた結果だけでは判断できない。[15]

統合した群間差は−1.03ng/mlだったが、95%信頼区間は−2.11〜0.05ng/mlで、全体として有意な低下とはならなかった。一部の条件に分けた解析では低下が見られたものの、著者らの全体の結論は有意ではないというものだ。条件別の結果だけを切り出して、併用は有効と断定する読み方は避けたい。[15]

血液の数値なら、下がれば何でも望ましいとも限らない。成人の大豆たんぱく質とイソフラボンの組み合わせを調べた別のレビューでは、アディポネクチンとレジスチンという異なる血中指標を検討している。系統的レビューには6試験、メタ分析には5試験が選ばれた。成人を対象とした結果であり、18〜39歳の女性に同じ変化が起きるかは別に確かめる必要がある。[17]

アディポネクチンの群間差は0.36μg/ml、95%信頼区間は−0.26〜0.99μg/mlで、有意な変化ではなかった。一方、レジスチンは0.64ng/ml増加し、95%信頼区間は0.25〜1.04ng/mlで有意だった。組み合わせれば、すべての指標が期待する方向に整う、という単純な図にはならない。[17]

このレジスチンの増加だけで、日常の大豆食品や併用が有害と決めることもできない。測った血中指標の変化と、病気の発症や本人が感じる状態は、同じ結末ではないからだ。著者らも結果の確認には新たな介入研究と更新した解析が必要だとしている。良い話にも悪い話にも、検査値から生活全体へ飛び越える近道はない。[17]

エクオールを扱ったレビューでも、認知機能や血管に関する仕組み、観察研究、臨床研究を論じている。しかし観察された関連は、エクオールを追加すれば同じ結果が起きることを証明するものではない。仕組みへの期待と、追加摂取による利益の確認は区別すべきである。[16]

中央線の帰り道、検索結果には肌、血管、ホルモンと違う見出しが並ぶ。それを足し算して「全身に良い」と受け取る前に、各研究の目的語を戻したい。誰の、何を、何と比べた結果なのか。その問いを残すだけで、組み合わせへの期待はかなり具体的になる。

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

よくある誤解

「イソフラボン入り大豆たんぱく質で結果が出たなら、エクオールを追加しても同じ」という誤解がある。エクオールはイソフラボンの一種であるダイゼインから生じる代謝物であり、元の成分を含む配合と同じ介入ではない。肌の試験が評価した配合を、エクオールの追加試験として紹介することはできない。[13][16]

「数字が下がった群があれば、併用が優れている」という読み方も危うい。血中脂質の試験では、大豆群同士に差があっても、乳たんぱく質群との差は有意でなかった。開始前との比較、別の群との比較、追加成分だけを変えた比較は、それぞれ答えられる問いが違う。[5]

「メタ分析で有意差がないなら、誰にも何も起きない」という結論も強すぎる。レプチンの解析では平均的な効果の推定に幅があり、条件別の結果も異なった。有意差がないとは、検討した条件で差を明確に確認できなかったということであり、全員の反応が同一であるという宣言ではない。同時に、差が不明確な結果を成功例として扱う理由にもならない。[15]

今日からできること

  • 追加したい理由を、肌、検査値、食事の補助などの言葉で書く。肌を参考にするなら、閉経後の女性44人を6か月比較した試験の対象と、自分の条件を分けて考える。[13]
  • 成分名を並べて確認する。1日42gのたんぱく質と80mgのイソフラボンを使った試験は、エクオールの推奨量を示すものではない。[5]
  • 数字には比較相手を添える。24週でしわ重症度が7.1%低下した値は開始時との比較であり、他群との差の大きさとして使わない。[13]
  • 一つの肯定的な結果で決めず、差の出なかった結果も読む。閉経後の女性のCRPでは、組み合わせの群間差は−0.02mg/Lで有意ではなかった。[19]
  • 健康上の悩みで追加摂取を考えているなら、現在使う食品やサプリメントの表示をまとめ、医師に相談する。6〜24週の配合試験を、個別の治療の代わりにはしない。[18]
yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショアで、足す前に続ける予定を置く

体のために何かを追加したいとき、通う日時を予定に置くという選択もある。オンザショア立川店は、JR立川駅北口から徒歩1分の溶岩ホットヨガスタジオだ。所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。立川で続ける場所を考える際は、移動とレッスンの予定を一緒に確かめたい。

営業時間は8:00〜23:30、年中無休だが、開閉の時刻とレッスンの開始時刻は別である。年末年始の12/29〜1/3は通常のレッスンを休み、会員向けの特別の有料講座になる。予定に入れる前に、参加したい回を確認することが出発点だ。

溶岩プレートを敷いたスタジオのホットヨガのほか、常温のヨガやピラティスもある。妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。場所は店のトップ、費用は料金、参加の入口は体験の予約から確かめられる。

参考文献

[5] The effect of soy protein with or without isoflavones relative to milk protein on plasma lipids in hypercholesterolemic postmenopausal women — Gardner CD, Newell KA, Cherin R, Haskell WL., 2001, The American journal of clinical nutrition. DOI: 10.1093/ajcn/73.4.728

[7] Can soy isoflavones in combination with soy protein change serum levels of C-reactive protein among patients with chronic inflammatory diseases? A systematic review and meta-analysis on randomized controlled trials — Gholami A, Amirkalali B, Hariri M., 2025, Journal of health, population, and nutrition. DOI: 10.1186/s41043-025-00902-6

[13] Soy Protein Containing Isoflavones Improves Facial Signs of Photoaging and Skin Hydration in Postmenopausal Women: Results of a Prospective Randomized Double-Blind Controlled Trial — Rizzo J, Min M, Adnan S, Afzal N, Maloh J, Chambers CJ, Fam V, Sivamani RK., 2023, Nutrients. DOI: 10.3390/nu15194113

[15] Soy isoflavones plus soy protein effects on serum concentration of leptin in adults: A systematic review and meta-analysis of randomized clinical trials — Gholami A, Baradaran HR, Hariri M., 2022, Clinical nutrition ESPEN. DOI: 10.1016/j.clnesp.2022.03.015

[16] Potential Protective Mechanisms of S-equol, a Metabolite of Soy Isoflavone by the Gut Microbiome, on Cognitive Decline and Dementia — Sekikawa A, Wharton W, Butts B, Veliky CV, Garfein J, Li J, Goon S, Fort A, Li M, 2022, International journal of molecular sciences. DOI: 10.3390/ijms231911921

[17] Can soy isoflavones in combination with soy protein change serum concentration of adiponectin and resistin? A systematic review and meta-analysis on randomized clinical trials — Hariri M, Amirkalali B, Mollanoroozy E, Gholami A., 2022, Food science & nutrition. DOI: 10.1002/fsn3.3038

[18] The effect of soy protein containing soy isoflavones on serum concentration of cell adhesion molecules: A systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials — Hariri M, Baradaran HR, Gholami A., 2021, Complementary therapies in medicine. DOI: 10.1016/j.ctim.2021.102764

[19] Beneficial effect of soy isoflavones and soy isoflavones plus soy protein on serum concentration of C-reactive protein among postmenopausal women: An updated systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials — Hariri M, Ghasemi A, Baradaran HR, Mollanoroozy E, Gholami A., 2021, Complementary therapies in medicine. DOI: 10.1016/j.ctim.2021.102715

この記事の情報は2026年11月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ヨガとからだの小さな疑問のほかの記事

ヨガとからだの小さな疑問の一覧

疑問の続きは、体で確かめるのがいちばん早い。

空き枠を見て予約電話で予約 042-595-8039LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

author avatar
宮川涼 Founder
1

2

関連記事

ご体験予約