
塩の割合と、食べる塩の量を取り違えない
黄熟塩蔵タラの研究は、アイスランド産のタラを用い、水への浸漬と乾燥を組み合わせる加工を調べたものだ。対象は食品の加工工程であり、18〜39歳の女性への減塩の健康効果を直接示す研究ではない。浸漬の過程では塩分の割合が下がり、水分の割合が上がった。この結果は、塩抜きを「塩の減少」と「水の増加」が同時に進む作業として見る具体例になる。[11]
ここで気を付けたいのは、割合の分母である。食品に含まれる成分の割合は、食品全体に対する比率であり、全体には水も含まれる。塩が外に出るだけでなく水も入るなら、割合の変化を元の切り身から失われた塩の量と同じものとして読むことはできない。塩の流出と吸水を分けて測る脱塩研究は、その違いを考える手掛かりになる。[11][12]
さらに、実際に食べる量も別にある。薄くなったからと大きい切り身を選ぶ場面では、「食品の塩分の割合」と「皿に載せた魚の量」の両方を考える必要がある。薄味という感想だけで、食べた塩の総量に答えを出さないことだ。ここで示した加工研究の数字は、食卓の魚を測らずに計算できるようにする係数ではない。[11][12]
朝の和食なら、魚の横に汁物や味の付いたおかずが並ぶこともある。魚をどう処理したかと、朝食全体をどう組み立てたかは別々に記録してよい。これは特別な制限を始める話ではなく、塩抜きした魚という名前だけで食事全体の評価を終えないための工夫だ。処理した食品の組成が変わるという研究の結果を、食卓全体の結論へ飛躍させずに使いたい。[11][12]
運動へ出る朝も、魚の塩抜き具合だけから、その日の食事が運動に適していると判定しない。タラの研究で測定されたのは食品の加工中の変化であり、人が食べた後の運動能力ではない。台所の工程を整えることと、体への効果を判定することを分けると、焼き魚に余分な役割を背負わせずに済む。[11][12]
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
たんぱく質は、割合と残った総量を分けて読む
魚を朝食のたんぱく源にしようとすると、塩だけ減らして身の栄養は全部残したいと思う。その気持ちは自然だが、タラの脱塩研究では、移動する成分に可溶性たんぱく質も挙げられている。可溶性とは、水に溶ける性質のことである。塩だけが選ばれて移動すると決めてかかることはできない。[12]
一方、魚の加工研究には、処理後にたんぱく質の含有割合が増えたという結果もある。天日乾燥するティラピアを塩水と加熱で前処理した実験では、塩水の濃度と処理温度が高い条件で、たんぱく質、脂質、灰分の含有量が有意に高く、水分は反対の傾向を示した。灰分は、食品中の無機質に関わる分析項目である。対象は乾燥魚製品であり、18〜39歳の女性の栄養状態や筋肉への効果にはそのまま当てはめられない。[7]
この結果を「塩抜きすると魚のたんぱく質が増える」と読むのは誤りだ。ティラピアの研究は、塩水と加熱の前処理をしてから天日乾燥した製品を比較している。水へ浸して塩を抜くタラの工程とは、処理の向きも最終製品も違う。水分が少ない食品の成分割合が高いことと、切り身に新しくたんぱく質が加わることを同じ意味にしない。[7][12]
同研究では、処理したティラピアの必須アミノ酸の量は100g当たり7149.97〜8063.42mg、処理していない対照では7018.55mgだった。これは乾燥魚製品を比べた分析値である。アミノ酸はたんぱく質の構成に関わる成分だが、製品の分析値を、人が朝食で利用できる量や運動の成果にそのまま読み替えることはできない。[7]
塩蔵乾燥魚の別の実験は、脱塩だけでなく脱脂も扱っている。インドネシアの塩蔵乾燥魚をラットに与えて調べた研究では、魚の脂質酸化指標の低下や下痢からの保護で有意な効果が示されたのは脱脂処理だった。ラットでの結果を18〜39歳の女性にそのまま当てはめることはできない。脱塩という言葉が研究に含まれるからといって、脱脂の結果を塩抜きの利点として紹介するのも取り違えになる。[18]
加工の種類と、何を与えて何を測ったかを対応させて読む必要がある。塩、水分、脂質、たんぱく質のどこを変えた実験かで、持ち帰れる情報が変わる。[7][12][18]
ティラピアの実験には、水に戻る性質を調べた結果もある。10%の塩水と75°Cの前処理を組み合わせた試料で、再吸水能力が最も高く、66.63%だった。再吸水能力は、乾燥した製品が再び水を取り込む性質を見る指標である。栄養成分の割合だけでなく、乾燥後に水をどう取り込む製品になるかも、加工条件によって変わっていた。[7]
ここでも、数値の大きさだけで魚の優劣は決められない。乾燥魚を作る側にとっての性質と、焼き魚を朝食に出す側の目的は違うからだ。塩水に浸す、温度を変えるという操作が似ていても、作ろうとする食品を先に確認する。似た作業名を手掛かりにしつつ、目的が違う実験は区別することが、調理の情報を読み間違えない土台になる。[7][12]

よくある誤解
「長く浸せば、塩分だけを減らせる」は単純化しすぎである。タラの研究では、時間や温度、厚さが水と塩の移動に関わり、可溶性たんぱく質や身の構造もその過程に関係した。長さだけを最適化して、ほかの条件を無視することはできない。塩抜きの時間は、切り身から切り離された独立の答えではない。[12]
「塩が減った魚は、その後も同じように保存できる」も見直したい。黄熟塩蔵タラの工程では、浸漬で塩分が下がり水分が増えた際、変敗に関わる細菌に有利な条件が生じた。その後の乾燥工程でも、別の細菌群や非たんぱく態窒素の変化が観察されている。非たんぱく態窒素は、たんぱく質そのもの以外の形で存在する窒素成分を指す。[11]
ただし、この観察から家庭の魚の可否を外見だけで判定できるわけでもない。研究が示したのは、塩蔵魚の製造工程に伴う微生物と成分の変化である。水に浸した後の魚を、買ったときの塩蔵品と同じ条件のまま考えないことに意味がある。製品表示を確認し、処理から調理までの段取りを組むという行動へつなげたい。[11]
「加工後にたんぱく質の割合が高ければ、筋肉づくりにも有利」という判断には飛躍がある。ティラピアの研究は乾燥製品の成分分析であり、タラの研究は脱塩中の物質移動である。いずれも、人がその朝食を食べて運動した結果を比較した試験ではない。朝食の選択に研究を役立てるなら、食品の数字と体の結果の間を省略しない。[7][12]
今日からできること
- 買った魚が塩蔵品か、塩抜きの指示がある製品かを確認する。17%から8%という変化は特定のタラの工程の結果として読み、自分の切り身の計算には使わない。[11]
- 同じ方法を試す際は、身の厚さ、処理温度、浸した時間を一緒にメモする。5°C・10°C・15°Cの比較で移動の進み方が異なったことは、温度を家庭で上げる指示ではなく、条件を区別する理由にする。[12]
- 浸した後の魚を、処理前と同じ保存状態だと考えない。28尾のタラを調べた加工研究でも、水分、塩分、細菌群を一緒に追っていた。製品の表示と調理までの順序を先に確かめる。[11]
- 栄養の数字を見るときは、水分と製品の状態も確認する。10〜30%の塩水を使ったティラピアの前処理は、乾燥魚を作る実験である。家庭の塩抜き方法として配合をまねる対象にはしない。[7]
- 朝食の記録には、魚をどれだけ皿に載せ、何と一緒に食べたかも書く。塩の流出と水の取り込みを別に測ったタラの研究にならい、魚の変化と食べた量を混同しない。[12]

オンザショア立川店へ出る朝は、予定から支度を組む
朝食の支度と外出の予定を、同じ手帳に置いて考える。オンザショア立川店は8:00〜23:30、年中無休で営業している。朝に動きたい日も、仕事や用事を終えてから通いたい日も、生活の予定の中で続ける時間を考える場所である。魚をどう調理するかと、どのレッスンへ出るかは、それぞれの予定として組み立てたい。
店舗はJR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングなどがあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンを扱う。選べる内容を確認し、生活に置ける通い方を考えられる。
参加できる条件も、予定を決める前に確認したい。妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。レッスン内容は店舗トップで確認できる。ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスン、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。料金と体験の予約を確認し、朝食の支度と合わせて予定を組みたい。
参考文献
[7] Effects of thermal and salt water soaking pre-treatment on the physicochemical and nutritional properties of sundried tilapia fish (Oreocromis niloticus) products — Basak P, Ali MS, Isra L, Rahman MH, Haq M., 2023, Heliyon. DOI: 10.1016/j.heliyon.2023.e21749
[11] Microbial Characterization of Yellow Curing Process of Codfish — Dias S, Chambel L, Tenreiro R, Nunes L, Loureiro V., 2021, International journal of food science. DOI: 10.1155/2021/6072731
[12] Influence of temperature and fish thickness on the mass transfer kinetics during the cod (Gadus morhua) desalting process — Oliveira H, Gonçalves A, Nunes ML, Vaz-Pires P, Costa R., 2016, Journal of the science of food and agriculture. DOI: 10.1002/jsfa.7657
[18] Defatting and desalting treatment of indonesian dried-salted fish: dietary effects on alpha-tocopherol and peroxide levels in the serum and liver of rats — Astawan M, Wahyuni M, Tadokoro T, Maekawa A., 1995, Bioscience, biotechnology, and biochemistry. DOI: 10.1271/bbb.59.1450
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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