ストレス解消の言葉は母語と外国語で違う?愚痴を書く距離と内容の分け方を読む

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

自分に関する反応が弱いことと、悩みが解けることを分ける

言語による距離を、別の角度から調べた実験もある。英語の習熟度が高いスペイン語母語話者が、円や四角、三角といった図形を、「自分」「友人」「他人」を表す語と結び付ける課題に取り組んだ。母語と外国語で、この知覚的な対応づけの処理を比べた研究である。18〜39歳の女性にも同じ差が生じると決めず、言語経験と課題が限定された結果として受け取る必要がある。[7]

この課題で注目したのは「自己バイアス」、つまり自分に関連する刺激が、そうでない刺激より記憶や反応の速さ、正確さで優先される現象である。中心となる2つの実験では、外国語より母語の文脈で自己バイアスが大きかった。追加の対照実験では、英語母語話者に同じ材料を用いると、スペイン語話者が母語で課題を行ったときと同程度の自己バイアスが得られた。[7]

この結果は、「英語の単語の見た目だから」という説明だけでは捉えにくい。研究者は、外国語の文脈に伴う感情的な距離が、言語間の違いを生んだ可能性を示している。ただし調べたのは図形と自己関連語の対応づけである。自分について悩む時間や、愚痴を書いた後の睡眠を測った研究として扱うことはできない。[7]

「自分」という言葉への自動的な反応が変わるという話には、直感的な面白さがある。だが、文章の中の自分が遠く感じられることと、相談すべき問題が解決することは別である。職場への確認、友人への説明、自分の予定の見直しなど、実際に何をするかは、言語の距離とは違う問いとして残る。研究の面白さを、そのまま生活上の保証にしない読み方が必要だ。[7]

ここで、入力する前、入力している間、入力した後を分けて考えてみる。入力する前には「この言語なら書けそうか」、途中では「言いたい内容を表現できるか」、後では「どう感じるか」という問いがある。恥ずかしい話題の研究は選択や予想を、画像の実験は作業中の感情の評価を扱っていた。違う段階を調べた研究を、全部「外国語ならストレスが減る」に畳み込まないことが大切である。[2][11]

愚痴アプリを探すときも、この区別を持ち込める。入力しやすい画面と、入力した後の自分の状態は別々に振り返れる。たくさん書けた夜には書けたことを記録し、書いた後に気分が変わらなければ、それも残す。「文字数が増えたから成功」「外国語を使えたから成功」という採点を先に置かず、何のために開いた画面かに戻るのである。

研究の対象になった人の言語経験にも目を向けたい。画像の研究では英語の習熟度が中程度から高く、自己バイアスの研究では英語の習熟度が高い人が対象だった。外国語を使うたびに辞書を引く段階の人に、同じ結果を当然のように期待する根拠にはならない。外国語を習うことの価値と、今日の気持ちを記録する道具としての使いやすさは、別々に判断できる。[7][11]

日本語の愚痴を別の言語へ翻訳してみる場合も、「同じ意味が残ったか」を見直す余地がある。たとえば「断れなかった」を「仕事が多かった」に置き換えると、話の焦点が変わる。距離ができたと感じても、それが言語の切り替えによるものか、内容を変えたためかは、自分の体験だけでは分けにくい。だからこそ、日々のメモは研究の再現と呼ばず、自分に合う書き方を探す記録として扱いたい。

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

よくある誤解

「外国語なら、嫌なものを見ても最初から平気になる」という理解は、画像を用いた実験とは合わない。そこで起こった感情反応の強さ自体は言語文脈に依存せず、差が現れたのは内容の分類という作業だった。刺激に対する最初の反応と、その後にどう言葉を使って働きかけるかを分ける必要がある。外国語は、不快な出来事を無効にするスイッチではない。[11]

「感情を外国語で名づければ、母語よりよく効く」という一般化もできない。同じ実験では、感情の名づけによる調整に言語間の差はなかった。一方、再評価は母語と第二言語のどちらでも最も効果的だった。特定の外国語表現を探すことに夢中になるより、自分が今行っているのが分類なのか、感情の名づけなのか、捉え直しなのかを区別するほうが、この結果を正確に読むことになる。[11]

「母語だと恥ずかしいのは、その言語の文化のせいだ」という決めつけにも注意したい。恥ずかしい話題の実験では、英語とスペイン語の母語・外国語の組合せを入れ替えても、外国語を好む効果が見られた。どの国の言葉だから優れているかではなく、その人にとって母語なのか外国語なのかという関係が重要だったのである。[2]

これらは互いに矛盾する結論ではない。自動的な反応、言語を選ぶ好み、分類作業中の調整は、調べているものが違う。レビューで母語と第二言語の感情処理の差が整理されても、第二言語の利点が現れる作業は限られている。全体の傾向と、特定の作業の結果を並べることで、「距離は変わり得るが、使い方も問われる」という読み方になる。[1][2][11]

また、気持ちを遠くから見ることを、感情を消す目標にする必要はない。実験で評価されたのは、決められた課題に対する反応である。その結果から、自分の怒りに理由がないとか、悲しさを言葉にするべきではないと判断することはできない。母語でも外国語でも、書いた文の中に何が残り、何が抜けたかを見ることを、生活の側の問いとして持っておける。[7][11]

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

今日からできること

  • 入力前に、出来事の整理か、気持ちの記録かを決める。内容の分類と感情の名づけでは言語間の結果が異なったため、同じ作業として混ぜない。これは画像の実験を踏まえた記録の工夫であり、愚痴筆記の効果を保証する手順ではない。[11]
  • 外国語を使ってみるなら、表現できる内容を選ぶ。対象者が中程度から高い習熟度、または高い習熟度だった研究から、利点を考える際には、自分の習熟度も判断材料になる。言葉が出てこない日は、母語に戻してよい。[7][11]
  • 「書こうと思えた」と「書いた後に楽になった」を別々に振り返る。1083人の言語選択の研究で扱われた好みや予想を、自分の書いた後の結果と取り違えないためである。[2]
  • 書き方を比べるなら、言語だけでなく内容の変更もメモする。出来事を分類した文と感情を名づけた文を比べて、差のすべてを言語に帰さない。研究でこの作業の違いが結果を分けていたことを、振り返りの手掛かりにする。[11]
  • 強い苦痛が続くときは、外国語への切り替えを解決の条件にせず、医師に相談する。言語処理や課題中の感情調整の研究を、個別の健康状態への診断や治療の代わりにはできない。[1][11]

自分の記録を読み返すとき、外国語を使った日だけを成功例として集めないことも大切である。書けなかった日や、母語のほうが必要な説明を残せた日も、同じ記録の中に置ける。これは研究の効果量を自宅で計算する作業ではない。自分が続けられる形を選ぶために、好みと結果を混同しないという使い方である。[2][11]

オンザショア立川店で、画面を閉じた後の予定を持つ

言葉を選ぶ時間とは別に、体を動かす予定を生活に置きたいときは、通う時間と場所から考えられる。オンザショア立川店はJR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある。営業時間は全曜日8:00〜23:30で、年中無休である。仕事や用事の前後に、どの時間なら通い続けられるかを考えるための条件になる。

溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングもある。ヨガだけで25種類以上のレッスンがあり、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIITという選択肢もある。参加する内容を選び、予定として繰り返す場所として検討できる。

妊娠中は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。参加できる内容を確認したうえで、体験を検討する。ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンとバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。店の案内と料金で通う条件を確かめ、予定が決まったら体験の予約へ進める。

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

参考文献

[1] Affective processing in bilingual speakers: disembodied cognition? — Pavlenko A., 2012, International journal of psychology : Journal international de psychologie. DOI: 10.1080/00207594.2012.743665

[2] Embarrassment guides language choice — Lau BKY, Vazquez-Olivieri V, Guang C, Keysar B., 2026, Cognition. DOI: 10.1016/j.cognition.2025.106355

[7] The emotional impact of being myself: Emotions and foreign-language processing — Ivaz L, Costa A, Duñabeitia JA., 2016, Journal of experimental psychology. Learning, memory, and cognition. DOI: 10.1037/xlm0000179

[11] Second Language Use Facilitates Implicit Emotion Regulation via Content Labeling — Morawetz C, Oganian Y, Schlickeiser U, Jacobs AM, Heekeren HR., 2017, Frontiers in psychology. DOI: 10.3389/fpsyg.2017.00366

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ヨガとからだの小さな疑問のほかの記事

ヨガとからだの小さな疑問の一覧

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

author avatar
宮川涼 Founder
1

2

関連記事

ご体験予約