
洗い足す前に、洗浄の条件をひとつずつ見る
家で顔を洗った後、スタジオに着いてからも「これから汗をかくから」と洗う。帰宅してからの洗顔も頭に入る。こうした予定を考える際、洗う行為を重ねた研究は参考になる。健康な人15人の前腕を調べた比較試験では、石けんか水だけで洗う方法と、タオルや自然乾燥による乾かし方を組み合わせて評価した。健康な人の前腕で得た結果であり、18〜39歳の女性の顔の洗い方へそのまま当てはめるには部位の違いを考える必要がある。[17]
この試験では、洗浄後に経皮水分蒸散量が増え、繰り返すとさらに増加した。pHも各種の洗浄・乾燥方法で上がり、特に石けんを使った場合に変化が目立った。赤みも反復洗浄で増えている。前腕の実験から顔の最適回数は決められないが、追加の洗浄を肌への接触が増える出来事として数える視点は得られる。[17]
一方、顔の研究では洗浄後に経皮水分蒸散量が低下していた。前腕の研究では上昇している。この方向の違いを消して「洗顔すると必ず水分が逃げる」と決めつけるべきではない。測定する部位や条件によって結果が違う以上、自分の洗顔を考えるときも、pH、乾燥感、赤みをひとつの変化にまとめない方がよい。[13][17]
乾かし方にも単純な決めつけはできない。前腕の試験では、タオルで押さえる方法が、通常の穏やかなこすり方より有利とは示されなかった。押さえた後の肌に水分が残る点も問題として扱われている。この結果を「顔を強くこすってよい」という勧めに変えず、動作の名前だけで優しさを保証しないと受け止めたい。[17]
同じ洗浄料でも使い方が違えば、比較する条件は変わる。健康な人を各群15人に分けた非盲検の前腕比較試験では、異なる種類の洗浄料を少なくとも毎日4回、7日間使った。18〜39歳の女性の顔へそのまま当てはめるには、部位と反復使用の条件を分けて考える必要がある。最初の洗浄後には全群で経皮水分蒸散量が上がり、アルカリ性石けんでは測定した各時点でpHが開始前より上がった。[11]
この試験の頻度は、朝の顔を洗う人への推奨値ではない。反復使用という条件で製品の違いを見た試験である。出発前の支度で活かすなら、「回数だけなら同じ」「酸性なら何度使っても同じ」と考えず、何を、どの部位に、どのように使った結果かを確認する。研究条件をまねる必要はない。[11]
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
酸性という表示だけで、保湿の予定は決めない
運動前の保湿を考えるときも、洗顔の研究の時刻をそのまま指示にしない。顔の水分量が40分で元の値に戻った研究は、保湿を40分待つ群と、すぐ行う群を比べた試験ではない。待つほど保湿がよく効くという意味でも、皮脂が戻るまで何も塗らない方がよいという意味でもない。[13]
酸性度が違う洗浄料で、肌に現れる違いを調べることと、保湿をいつ行うべきかを調べることは別の問いだ。前腕の反復使用試験では、アルカリ性、クリーム状、グリセリンを含むもの、シンデットが比較され、配合によって洗浄の影響が変わりうると論じられた。pHだけを手順全体の答えにはできない。[11]
家庭での使い心地にも目を向けたい。健康な女性を25人ずつの群に分け、アルカリ性石けんとシンデットを10週間使った二重盲検比較では、通常の使用で測った多くの項目に有意な変化はなかった。一方、アルカリ性石けんの方を刺激的と感じる傾向はあった。本人の感覚と機器の結果を並べて扱う意味がある。[5]
同じ研究で、皮膚に一定の条件で接触させる試験では、石けん側の刺激性が有意に高かった。しかし、そうした試験の結果が、家庭で普通に使う際の刺激の予測には限界があると結論づけられている。試験の印象が強いほど、実際の使用場面との距離を確かめたい。[5]
運動前の支度では、いま使っている洗浄と保湿を分けて書き出すと考えやすい。洗ってからの時間、追加で洗ったか、保湿をしたか、つっぱりや赤みを感じたかを、同じ欄へ押し込まない。これは酸性を家で測る代わりではなく、異なる指標を混ぜないための整理である。比較試験でも、pHと自覚的な刺激は別に評価されている。[5]
汗をかく予定だからという理由だけで、酸性の製品へ急に切り替えたり、肌が元に戻るまで保湿を保留したりする手順は、ここまでの比較からは導けない。顔の回復試験の結論は各指標の時間経過についてのものだ。運動の開始、保湿の時刻、製品の切り替えは、研究の測定時刻とは別に考える。[13]

よくある誤解
「洗顔後は120分待てば肌の酸性が戻る」という理解は、測定項目の取り違えである。顔の試験で120分に戻ったのは皮脂量と経皮水分蒸散量だった。pHにはどの測定時点でも有意な差がなかった。時計の数字を覚える前に、その横に書かれた指標を確かめる必要がある。[13]
「酸性の洗浄料なら肌のpHは変わらない」という理解も、手の比較試験とは一致しない。酸性洗浄料でも洗浄後の肌のpHは上がり、上昇幅はアルカリ性石けんより小さかった。製品の酸性度と、洗浄後の肌の値は別の測定値である。[15]
「肌のpHが低ければ、細菌は必ず少なくなる」とも言い切れない。前腕の洗浄後に採取した角層を用いた研究では、低pH洗浄料側で特定の細菌が残りにくい結果だった。一方、集中治療室の成人患者43人を対象にした非ランダム化比較では、酸性洗浄料群で肌のpHは低かったが、細菌数に有意な群間差はなかった。集中治療室の成人患者での結果を、18〜39歳の健康な女性にそのまま当てはめることはできない。[8][14]
後者は入院患者の日常ケアを比べたもので、健康な人の運動前の顔とは状況が異なる。前者も、採取した角層に細菌を接種して評価する方法を含む。どちらも尊重するなら、酸性度、実験での抗菌的な性質、生活場面での細菌数を同じものとして読まないことになる。洗顔の時刻から感染予防の効果まで約束する根拠にはしない。[8][14]
「汗をかけば洗顔前の状態へ自動的に戻る」という前提も置かない。顔の回復を追った研究は、運動して汗をかく群との比較ではない。水分量や皮脂が元の値に戻ったことを、汗が回復を早めた証拠にすることはできない。洗顔と運動の話をつなぐ際には、調べた行為の違いを残す必要がある。[13]
今日からできること
- 洗顔後120分という数字を運動開始の条件にしない。顔の試験で戻ったのは皮脂量と経皮水分蒸散量であり、pHの回復完了を示す数字ではない。[13]
- 自分の支度を振り返るときは、洗った時刻と保湿の時刻を別に残す。水分量が40分で戻った結果を、保湿を待つ指示に変えない。[13]
- 出発前と到着後の洗い足しを、予定の中で確認する。前腕15人の試験では反復洗浄で経皮水分蒸散量がさらに増えたが、その頻度を顔の推奨回数として使わない。[17]
- 酸性表示を見ても、洗った後の肌の値と同一視しない。手の研究では酸性洗浄料でもpHは平均0.8上がっている。[15]
- 製品を使った際のつっぱりや刺激の感じ方を、酸性度の推測と分けて捉える。女性各群25人の家庭使用試験も、自覚的な評価と機器測定を別に行っている。続く肌の不調は医師に相談する。[5]

オンザショア立川店で、支度まで含めた予定を組む
洗顔を済ませてから出かける日には、レッスンの開始時刻と移動を含めて予定を見ておきたい。オンザショア立川店はJR立川駅北口から徒歩1分、営業時間は8:00〜23:30で、年中無休である。朝の予定にも仕事帰りの予定にも、場所と営業時間を照らして通い方を考えられる。
所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。溶岩プレートを敷いたスタジオのホットヨガに加え、常温のヨガやピラティスもある。ヨガだけで25種類以上のレッスンがあり、続ける場所を探す際には、種目と通える時間を合わせて検討する材料になる。
妊娠中は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。参加条件を確認してから、通える時間と種目を選びたい。
ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスン、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。持ち物の予定も含めて、体験の日を組める。
通い方の確認には店舗トップ、料金、体験の予約を使える。洗顔後の時計だけを見るより、支度と移動を含めて続けられる予定を組む場所として考えたい。
参考文献
[5] A comparative study of the effects on the skin of a classical bar soap and a syndet cleansing bar in normal use conditions and in the soap chamber test — Barel AO, Lambrecht R, Clarys P, Morrison BM, Paye M., 2001, Skin research and technology : official journal of International Society for Bioengineering and the Skin (ISBS) [and] International Society for Digital Imaging of Skin (ISDIS) [and] International Society for Skin Imaging (ISSI). DOI: 10.1034/j.1600-0846.2001.70208.x
[6] The concept of the acid mantle of the skin: its relevance for the choice of skin cleansers — Schmid MH, Korting HC., 1995, Dermatology (Basel, Switzerland). DOI: 10.1159/000246568
[8] A controlled forearm washing ex vivo method for assessing the impact of personal cleansing products on skin’s acid mantle properties and antimicrobial defence against transient bacteria — Yue F, Yu B, Zhang L, Yu A, Wang C, Xu Z, Wei K., 2023, International journal of cosmetic science. DOI: 10.1111/ics.12840
[11] Skin biophysical assessments of four types of soaps by forearm in-use test — Khosrowpour Z, Ahmad Nasrollahi S, Samadi A, Ayatollahi A, Shamsipour M, Rajabi-, 2022, Journal of cosmetic dermatology. DOI: 10.1111/jocd.14589
[13] Facial skin physiology recovery kinetics during 180 min post-washing with a cleanser — Eo J, Seo YK, Baek JH, Choi AR, Shin MK, Koh JS., 2016, Skin research and technology : official journal of International Society for Bioengineering and the Skin (ISBS) [and] International Society for Digital Imaging of Skin (ISDIS) [and] International Society for Skin Imaging (ISSI). DOI: 10.1111/srt.12241
[14] The effect of an acidic cleanser versus soap on the skin pH and micro-flora of adult patients: a non-randomised two group crossover study in an intensive care unit — Duncan CN, Riley TV, Carson KC, Budgeon CA, Siffleet J., 2013, Intensive & critical care nursing. DOI: 10.1016/j.iccn.2013.03.005
[15] The pH of commercially available rinse-off products in Sri Lanka and their effect on skin pH — Gunathilake HM, Sirimanna GM, Schürer NY., 2007, The Ceylon medical journal. DOI: 10.4038/cmj.v52i4.913
[17] The effect of washing and drying practices on skin barrier function — Voegeli D., 2008, Journal of wound, ostomy, and continence nursing : official publication of The Wound, Ostomy and Continence Nurses Society. DOI: 10.1097/01.won.0000308623.68582.d7
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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