
学生の質問紙は、眠気とあくびをどう扱ったか
あくびの研究では、実際に姿勢を測る実験だけでなく、自分の行動を回答してもらう方法も使われる。2013年の研究は、大学の心理学の授業を受講する学生480人を対象に、他人の感情や動作をまねる傾向と悪夢の頻度を質問紙で調べた。男性は188人、平均年齢19.2歳、女性は292人、平均年齢19.0歳であった。男女の大学生を対象とする結果を、18〜39歳の女性全体にそのまま当てはめることはできない。[8]
ここで使われたのは16項目の質問紙であり、他人の声をまねること、見て技能を覚えることなども含む、幅のある行動の評価である。眠気や怒りの伝わりやすさを扱う因子もあった。因子とは、質問への回答のまとまりから捉える傾向のことであり、その名が付いたからといって、眠気や怒りの移動を身体で直接測ったことにはならない。[8]
結果では、女性の質問紙の総得点が男性より高かったが、その違いは悪夢の頻度が高い群でみられた。女性では自発的な模倣と非自発的な模倣が悪夢と関連し、男性では眠気や怒りの伝わりやすさを含む、脅威と関係する模倣の傾向が悪夢と関連した。性別だけで一律に説明するより、悪夢の頻度によって関連の現れ方が違った研究として読むべきである。[8]
女性の悪夢の頻度が高い群と中程度の群では、低い群に比べ、他人の声をまねる、見て新しい技能を学ぶなどの項目のほか、伝染性あくびや自分で評価した共感の項目も高かった。これは行動の傾向同士の関連であって、「あくびがうつると悪夢を見る」という因果関係ではない。質問紙で関連を見つけることと、原因を実験で確かめることを分けたい。[8]
運動仲間が「あくびがうつる人は共感力が高い」と話していても、この結果で自分の性格を採点することはできない。研究で扱われたのは大学生の集団であり、複数の模倣行動や悪夢との関連である。あくびがうつった場面だけを切り出して、年齢も生活も違う参加者の共感を判定する使い方は、研究の問いを越えている。[8]
姿勢の実験とこの質問紙研究を並べると、食い違って見える言葉の理由も分かる。前者は睡眠不足の顔を見た際の立位の安定性を測り、影響を認めなかった。後者は本人が回答した眠気や模倣の傾向と悪夢との関連を扱った。「うつる」という同じ日常語が出てきても、測ったものが違う以上、一方が他方を否定したとは扱えない。[8][10]
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
仲間との運動では、反応の順番を確かめる
中央線でうとうとしてから来た日と、元気に到着して隣の人につられた日。同じあくびでも、そこまでの経過は違う。あくびを眠気の専用の印としないためには、運動を始める前の自分の状態を残しておくと整理しやすい。睡眠・覚醒との関係も、社会的な要因との関係もあるからこそ、先にあった状態を省かないのである。[1][11]
たとえば「到着したときから眠かった」「説明中に仲間のあくびを見た」「その後に自分もあくびをした」と書けば、途中で見た動作がすべての始まりではないことが分かる。一方、「到着時は眠くなかった」「仲間につられて口が開いた」「眠さの実感は特に変わらなかった」なら、あくびと眠気が必ず一緒ではないという自分の観察になる。どちらも診断名を付ける記録ではなく、その日の経過を混ぜない記録だ。
記録に「運動が原因」と先に書かないことにも意味がある。運動中に起きた出来事が、すべて運動によって起こされたとは限らない。顔の映像と本人の睡眠状態を分けた実験は、見える周囲の刺激と身体の状態を分けて扱う例である。ただし、その実験からヨガや筋力トレーニングが眠気を増減させる量を計算することはできない。[10]
仲間の様子も、情報としては具体的に扱いたい。「みんな眠かった」では、あくびを見たのか、本人から眠いと聞いたのかが分からない。「あくびをしていた人がいた」と「眠いと話した人がいた」では、確認した事実が異なる。周囲の動作から気分まで読み取ったつもりになる前に、言葉で確かめられるものと、自分が見ただけのものを分けるのである。
これは、眠気を我慢して観察を続ける提案ではない。自分が眠いと感じているなら、その事実は仲間の顔の解釈より先に扱うべきだ。あくびの社会的な側面を知ることは、体調の訴えを小さく扱う理由にはならない。レビューはあくびの複雑な背景を整理しており、本人の状態を考える際には複数の背景を扱う必要がある。[1]
記録を人に伝えるときも、結論より経過のほうが相談しやすい。「運動で眠くなった気がする」だけでなく、到着時から眠かったのか、あくびだけが出たのかを書き添える。あくびに複数の背景があるという知識は、話を難しくするためではなく、相手が状況を取り違えないために使える。[1][11]
仲間同士で反応を比べる場合も、出なかった人を基準にしなくてよい。学生の質問紙でみられた関連には、悪夢の頻度や性別による違いがあった。集団で見つかった傾向を知ることと、その日の隣の人を自分の標準にすることは別の作業である。口が開いた回数の競争より、自分の眠さを自分の言葉で伝えられることを大切にしたい。[8]

よくある誤解
「隣の人のあくびがうつったなら、自分は本当は眠くない」。これは逆方向の決めつけだ。伝染性あくびという社会的な側面があることと、その人が同時に眠いことは両立しうる。あくびの背景には生理と社会の複数の要因があるため、見た直後に出たという理由だけで、本人の眠気を偽物にすることはできない。[1][11]
「眠そうな顔を見ると、自分も寝不足と同じ状態になる」。21人の実験では、昼夜の姿勢の安定性に違いがあっても、睡眠不足の顔の映像を見た影響は認められなかった。少なくともその測定では、顔を見たことが本人の睡眠不足の代わりにはならなかった。ただし、その結果は、気分の変化や対面での会話まで一括して否定するものでもない。[10]
「あくびがよくうつる女性ほど共感力が高く、運動仲間と相性がよい」。学生の研究では、伝染性あくびや自己評価の共感を含む項目と悪夢の頻度の関連が検討されたが、測ったのは運動仲間との相性ではなく、模倣行動と悪夢の関連である。レビューにも共感や社会的な結びつきとの関係は議論されているが、仮説を個人の性格の合否判定に変えてはいけない。あくびがうつらない日にも、仲間への配慮は行動で示せる。[1][8]
今日からできること
- 運動前の眠気と、仲間のあくびを見た後の反応を別の言葉で残す。21人の実験が本人の睡眠状態と顔の刺激を分けたように、最初から同じものとして扱わない。[10]
- 「あくびが出た」と「眠い」を分けて伝える。昨夜の睡眠時間を時間・分で、あくびや眠気に気づいた時点を運動開始からの経過分数で記録する。これは研究で効果を検証した対策ではなく、相談時に経過を伝えるための記録の工夫だ。睡眠時間に独自の合否基準を置かず、運動前から眠かったかも添える。あくびには眠気のほかに退屈、空腹、感情も関係するため、時間の数字と本人の感覚を並べておく。[11]
- 仲間の表情を、自分の睡眠不足の検査にしない。眠そうな顔の映像による姿勢の揺れへの影響は、21人の実験では認められなかった。[10]
- あくびのうつりやすさで性格を採点しない。480人の学生の質問紙で得られた関連を、目の前の人の共感力の診断に置き換えない。[8]
- 普段と違う過剰なあくびが気になる場合は、仲間につられただけと片づけず医師に相談する。レビューは過剰なあくびに医学的な検討が必要な場合があると整理している。[1]

オンザショア立川店で、自分の予定として通う
仲間と同じ場所で動く日も、通う時間とレッスンは自分の予定として選びたい。オンザショア立川店の営業時間は8:00〜23:30で、年中無休である。仕事帰りや休日など、生活の中に続ける場所を置くための選択肢になる。
所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分だ。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガやピラティスもあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。種目には女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングも含まれる。
妊娠中は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。ヨガの体験は税込1,980円。60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。店の案内と料金を確かめ、日程を決める際は体験の予約へ進める。周囲の予定に合わせる前に、自分が通う枠を選ぶところから始められる。
参考文献
[1] The science of yawning: Exploring its physiology, evolutionary role, and behavioral impact — Wani PD, Agarwal M., 2025, Journal of family medicine and primary care. DOI: 10.4103/jfmpc.jfmpc_1677_24
[8] Nightmare frequency is related to a propensity for mirror behaviors — Nielsen T, Powell RA, Kuiken D., 2013, Consciousness and cognition. DOI: 10.1016/j.concog.2013.08.012
[10] Nintendo Wii Fit-Based Sleepiness Testing is Not Impaired by Contagious Sleepiness — Tietäväinen A, Kuvaldina M, Hæggström E., 2018, Safety and health at work. DOI: 10.1016/j.shaw.2017.10.004
[11] [Yawning] — Muchnik S, Finkielman S, Semeniuk G, de Aguirre MI., 2003, Medicina. DOI: なし
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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