
実際の朝食では、好みが変わっても総量は変わらなかった
食品の選択が変わったとき、本当に摂取も増えるのか。模擬夜勤を使った別の実験では、平均年齢20.1歳の16人が夜勤を模した条件と対照条件を経験した。女性は8人含まれ、条件の順序の影響を偏らせないようにして比較されている。翌朝には、脂肪の多い食品と少ない食品を選べる朝食が用意された。男女を含む若い集団の結果なので、18〜39歳の女性全体にそのまま当てはめるには対象と生活条件の違いを考える必要がある。[9]
模擬夜勤の後には、脂肪の多い朝食用食品を食べた量が有意に増えた。脂肪の多い食品への好みが表れた人の割合も、対照条件の31%に対し、模擬夜勤後は81%だった。一方で、食べた食品の総量と総摂取エネルギーには、条件間の差がなかった。[9]
脂肪の多い物を選んだという言葉から、朝食全体のエネルギーも増えた姿を想像しやすい。しかし、この朝食ではその連想は当てはまらなかった。内訳が変わることと、合計が増えることは同じではない。買い物かごの中身を入れ替えても、袋の重さが同じこともあるのと似ている。[9]
この結果は、徹夜後に量を多く選んだ男性の試験を否定するものではない。片方は画面を使ったポーション選択、もう片方は模擬夜勤後の朝食での実際の摂取である。参加者、睡眠を失う状況、食品の出し方、測った結果が異なる。「選択に変化がある」という点は重なっても、総摂取が増えるかという問いには別の答えがありうる。[5][9]
女性を含んだ点は生活の場面を考える際に参考になるが、この結果を女性だけの効果として紹介することもできない。男女を含む集団の結果と、女性に特有の反応を調べた結果は区別が必要だ。また、夜勤の模擬実験は、通常の仕事の後に就寝が遅れた日の完全な再現でもない。どの試験も同じ「寝不足」の一語へ押し込まないことが、数字を正確に使う条件となる。[9]
朝食で脂肪の多い物を選んだだけで、その日の食事を失敗と決める必要はない。この研究が教えるのは、食品の好みから総摂取を即断しない読み方である。パンの種類が変わったのか、個数が変わったのか、食べ終わるまでに追加したのか。生活を振り返るなら、食材名だけで判断せず、選択と量を分けて言葉にすると実験との対応が見えやすい。[5][9]
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
ホルモンの説明だけでは、選択の違いを拾いきれない
徹夜をした男性の試験では、血中グレリンの増加と空腹、量の選択の増加が並んでいた。[5] ところが、50本の無作為化比較試験をまとめた系統的レビューは、全体として血中のレプチン、グレリン、コルチゾールは睡眠時間の影響を受けなかったと整理している。個別の試験の変化を、そのまま全研究の共通した反応とみなすことはできない。[2]
ここを「ホルモンが動かなければ食欲も動かない」と読んでもいけない。同じレビューでは、空腹や食欲、エネルギー摂取、ポーションサイズは増える方向だった。ホルモンの測定と食行動の測定は、結果が必ず同じ方向にそろうものではない。したがって、寝不足の朝に選び方が変わったとき、体内のホルモン変化を自分で断定する必要はない。[2]
食品の好みを測る方法自体を検討した小規模研究もある。軽い睡眠制限状態にある心理学の学生15人に、甘味と塩味、脂肪の多寡について食品の好みを調べる質問課題を実施した研究である。約1週間を隔てた測定で、食品カテゴリーや個別食品の選択頻度は同程度だった。研究の主眼は、この状態でも好みを調べる課題を実施できるかにあった。対象は心理学の学生であり、18〜39歳の女性全体の食品選択を代表する結果としては扱えない。[8]
この研究を「軽い寝不足では食品の好みが変わらない証拠」として使うのは早い。前夜の睡眠は研究側で操作されておらず、十分に眠った条件と睡眠制限条件を直接比べた実験ではない。繰り返して似た選択が得られたことと、睡眠を削ることで選択がどう変わるかは、別の問いなのである。[8]
研究の題名に食品選択と睡眠の両方が入っていても、効果の検証なのか、測る道具の検討なのかで役割が違う。空腹感を尋ねる、写真から量を選ぶ、朝食を食べる、好みの課題を繰り返す。それぞれの入口から得た結果を並べれば、睡眠不足の影響を単純な増減だけで語れない理由が見えてくる。[2][5][8][9]

よくある誤解
「空腹が強いなら、実際の摂取も必ず増える」という理解は、感覚と行動の測定を混ぜている。系統的レビューではどちらも増える傾向にあったが、特定の朝食では食品の好みが変わっても総摂取エネルギーに差はなかった。集団の平均的な傾向は、個人の毎食に対する判定ではない。[2][9]
「朝食を食べれば、寝不足による選択の差はすべて消える」という理解も、若い男性の試験とは合わない。朝食後も間食用食品で選択量の差が残った。ただし、食事用食品には確かな差がなかったため、食後なら食品の種類を問わず同じ反応になるとも言えない。満腹かどうかだけでなく、何を選ぶ課題だったかまで読む必要がある。[5]
「寝不足の人には、選ぶ量を一定割合減らせばよい」という使い方もできない。徹夜条件の14%は集団の選択課題の結果であり、個人の必要量を決める基準ではない。研究での平均的な変化と、自分に必要な食事の量には、別々の問いがある。少ししか眠れなかった日の食事をその割合で減らす指示へ置き換えると、対象と測定の両方を取り違える。眠気を食事制限の理由にするための試験ではないのである。[5]
また、脂肪の多い食品を選んだ結果だけで体重の変化まで予測するのも飛躍がある。模擬夜勤の朝食実験で確かめられたのは、その場の食品選択と摂取である。翌朝の皿の内訳から将来の体型を採点するより、どの場面で何が変わったかを確かめる方が、この研究の結果に忠実だ。[9]
今日からできること
- 寝不足の朝を振り返るなら、「空腹を感じた」「多く選んだ」「実際に食べた」を別々に言葉にする。16人の男性の試験が示した14%は、選んだ量の違いだった。[5]
- 朝食後に間食を選びたくなったときは、朝食前の空腹と同じものだと即断しない。徹夜条件では朝食後も間食の選択量が16%多かったが、食事用食品の差は有意ではなかった。[5]
- 食品の種類が変わった日には、総量も増えたと決めつけず、選んだ物と食べた量を分けて振り返る。女性8人を含む模擬夜勤の試験では、脂肪の多い食品への好みと総摂取の結果が分かれた。[9]
- 研究の増加率を自分の減量目標に転用しない。8時間の睡眠と徹夜を比べた試験の数値は、普段の朝食を減らす割合を定めたものではない。[5]
- 食事の工夫だけで翌朝を評価せず、眠る時間を含めて予定を見直す視点を持つ。50本の試験を整理したレビューも、食行動を考える際に睡眠時間へ注意を向ける必要性を示している。[2]
これらは「記録をすれば摂取が減る」という方法の保証ではなく、選択と摂取を取り違えないための観察の仕方である。食べ物に手が伸びた事実だけでは、空腹の程度も、一日の摂取も決まらない。試験が別々に扱った結果を、生活の中でも別々に受け止めるという使い方だ。[5][9]

オンザショア立川店で、食事と眠る時間も含めた予定を
運動を続ける場所は、食事や眠る時間も含めて生活の予定に置きたい。オンザショア立川店は、営業時間が8:00〜23:30で、曜日を問わず年中無休である。営業時間の長さは選択肢であり、遅い時間まで利用すること自体を目標にする必要はない。通う予定を考える際には、帰宅後に何をするかまで含めて自分の毎日の時間割に照らして考えたい。
所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分である。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガやピラティスがあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。続けるための候補を探すなら、店のトップと料金で内容を確認できる。
妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。体験の予約から予定を確認できる。通う日を決めるときも、レッスン前後を含めた無理のない予定を選びたい。
参考文献
[2] Effect of sleep duration on dietary intake, desire to eat, measures of food intake and metabolic hormones: A systematic review of clinical trials — Soltanieh S, Solgi S, Ansari M, Santos HO, Abbasi B., 2021, Clinical nutrition ESPEN. DOI: 10.1016/j.clnesp.2021.07.029
[5] Acute sleep deprivation increases portion size and affects food choice in young men — Hogenkamp PS, Nilsson E, Nilsson VC, Chapman CD, Vogel H, Lundberg LS, Zarei S, ほか, 2013, Psychoneuroendocrinology. DOI: 10.1016/j.psyneuen.2013.01.012
[8] The Leeds food preference questionnaire after mild sleep restriction – A small feasibility study — Leenaars CH, Zant JC, Aussems A, Faatz V, Snackers D, Kalsbeek A., 2016, Physiology & behavior. DOI: 10.1016/j.physbeh.2015.11.007
[9] Enhanced preference for high-fat foods following a simulated night shift — Cain SW, Filtness AJ, Phillips CL, Anderson C., 2015, Scandinavian journal of work, environment & health. DOI: 10.5271/sjweh.3486
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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