インナーマッスルで体重は増える?見た目と筋肉量の数字がずれる理由を研究で読む

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運動を再開した女性の変化は、運動歴とともに読む

成人女性の体重と体組成を考える軸は、成人女性をまとめた研究である。約540人のメタ分析では、BMIに改善があっても除脂肪量には有意な統合効果がなかった。体幹を使う運動だから筋肉量が増え、その分だけ体重も増える、という順序を一般的な説明にはできない。[2]

体重増加を報告した15歳の野球選手8人の予備的事例研究もあるが、対象は成長期の競技者である。小規模な前後比較であり、18〜39歳の女性にそのまま当てはめられる結果ではない。この研究は成人女性の体重増加の理由を判断する根拠から外し、成人女性の試験で何が測られたかを見ていこう。[13]

一方、平均年齢40.21歳の成人女性28人の予備的な準実験では、運動を休んだあとに16週間のリフォーマーピラティスを行い、脂肪量の減少と筋肉量の増加が観察された。対象はすでにリフォーマーの経験を持つ女性で、運動再開の場面を調べた研究である。18〜39歳の女性にそのまま当てはめるには、年齢と運動歴の違いを考える必要がある。[14]

成人女性の研究では、皮下脂肪の厚さ、補正した腕やふくらはぎの周径など、体重以外の形態も評価されている。外から見た形と全身の重量を別々に測る理由が、ここにある。筋肉量の増加と脂肪量の減少が同じ研究で観察されるなら、体の変化を単に「増えた」「減った」のひと言で終わらせるのは粗すぎる。[14]

器具を使った練習を続けている女性と、休んだあとに再開した女性では、スタート地点が違う。写真の横に研究の数字を置くときは、まず対象者の説明を読む。自分と似た服を着ているかより、運動歴や研究の条件が近いかのほうが、結果を考える手がかりになる。[3][14]

運動を休んだ期間の条件も見落とせない。成人女性の準実験では、夏休みに4週間運動を休んだあと、週2回、各1時間の練習を再開していた。参加者はリフォーマーの経験が1〜3年ある人たちだったため、「運動を覚える最初の時期」より、「経験のある運動に戻る時期」の問いに近い。長く休んでいた人が読むなら、対象の運動歴まで含めて自分との距離を考えたい。[14]

この研究では、腕や足首の周径が減った項目と、補正した腕やふくらはぎの周径が増えた項目がある。周径という言葉が共通でも、測る部位や補正の有無で同じ結果にはならない。「全体に細くなった」とひとまとめにするより、どこをどう測った結果なのかを残すほうが正確である。見た目のひと言に押し込めず、体の形態を項目に分ける研究の姿勢は参考になる。[14]

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見た目と持久力は、体重とは別の記録にする

過体重・肥満の人を対象に、ピラティスと有酸素運動を比較した臨床試験では、8週間、週3回、各60分の練習を行った。ピラティス群では除脂肪量と脂肪量が改善し、その効果量はいずれも0.19だった。腹部の持久力テストの効果量は1.69で、同じ運動でも評価項目によって変化の大きさが異なっていた。対象は過体重・肥満の人であり、18〜39歳の女性全体にそのまま当てはめられる数字ではない。[12]

効果量は変化の大きさを表す統計的な指標であり、kgそのものではない。したがって、腹部テストの数字を体重変化と足し引きすることはできない。この試験では体幹を伸ばす筋の持久力、柔軟性、椅子や階段を使う機能テストにも改善があった。体重計に表示されない結果を、研究は別のテストで確かめていたのである。[12]

ただし、この試験の非運動対照群は、仕事の時間と運動日程が重なった人から構成されている。全員を同じ条件で無作為に非運動群へ振り分けた比較とは違う。日常の制約が研究の組み方にも入っていると知れば、結果を万能の証明として扱わずに済む。臨床試験という名前だけで判断せず、群の作り方まで見る意味がある。[12]

普段の記録なら、体重の欄と、服の着心地や練習の様子を書く欄を分けておく方法が考えられる。これは体型を毎日採点するためではない。「前より同じ練習を続けやすい」と「体重が下がった」を混同しないためだ。研究で体幹持久力を専用のテストで評価したのと同様に、知りたいことに合った項目を選ぶ発想である。[3][12]

立川駅の階段で脚が動かしやすかった日も、鏡の前で何も変わらないと感じた日も、体重の欄にすべてを書き込まなくてよい。機能テストでの改善と体組成の変化が別々に報告されている以上、日常でも両者を別の話として残すほうが整理しやすい。体重計に、階段の感想まで提出させる必要はない。[12]

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よくある誤解

「体重が増えたら、インナーマッスルが育った証拠」という判断は、体重だけではできない。成人女性のメタ分析では除脂肪量の明確な増加は確認されていない。年齢、運動歴、測定項目の違いを省いて、「筋肉だから大丈夫」と理由を決めてしまうのは早い。[2]

「見た目が変われば腹囲も必ず減る」も、研究の結果とは合わない。過体重・肥満の成人のメタ分析では、体重と体脂肪率に差が出ても、腹囲には有意差がなかった。鏡での印象、周径、体重は、それぞれ違う問いへの答えである。印象から周径の数値を推定したり、周径だけから全身の変化を判定したりしないほうがよい。[5]

「たんぱく質を追加すれば、ピラティスの変化はもっと大きくなる」という期待にも条件がある。女性19人の試験では、普段の食事から平均で体重1 kg当たり1.3 gのたんぱく質を摂っていた。そこに毎日、体重1 kg当たり0.6 gのホエイたんぱく質を追加しても、測定した適応は上乗せされなかった。[3]

これは、すべての女性に補給が不要だと証明した結果ではない。すでにピラティスを行い、一定の食事を摂っていた女性についての比較だ。運動をしていない日の話は、既存記事「運動なしの女性もプロテインで筋肉を保てる?活動が減った日の合成と分解を読む」に譲り、ここでは運動中の追加補給を分けて考える。[3]

練習の成果を体重の増減と交換する必要もない。補給を比べた女性の試験では、体幹持久力と柔軟性の改善が報告されているが、追加のたんぱく質でさらに大きくはならなかった。追加すればすべての数字が良くなるという一本道ではない。何かを足す前に、自分が確かめたいのは力を保つことか、周径か、体組成かを整理するほうが、研究の結果を使いやすい。[3]

今日からできること

  • 体重の記録には、どんな運動を続けているかも添える。19人の女性の試験は器具を使う10週間の練習であり、運動名だけでは条件が同じとは言えない。[3]
  • 体組成の数値を比べるときは測定法を確認する。DXAとBIAを併用した試験では介入後に方法の違いも認められたため、異なる方法の数字をひと続きの筋肉量として扱わない。[3]
  • 体重とは別に、服の着心地や練習を続けられた感覚を言葉で残す。8週間の比較試験が体組成と腹部・体幹の持久力を別々に調べたように、何の変化を知りたいかを先に決める。[12]
  • 研究の期間を、自分への期限にしない。10週間や16週間の結果は、その対象と条件の観察である。期日までに見た目が変わらないことを理由に、食事を極端に減らす目標には置き換えない。[3][14]
  • 練習を終えたら、行った種目や器具、続けやすかった動作を記録する。次の練習で確かめる項目を決めておく。女性19人の試験でも体組成だけでなく体幹持久力や柔軟性を評価していた。[3]
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オンザショアで、数字を急がず通う予定を組む

体重の期限を決める代わりに、通う時間を予定に入れる。そのための場所として、オンザショア立川店は8:00〜23:30、年中無休で営業している。JR立川駅北口から徒歩1分にあり、所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fである。朝や仕事帰りなど、自分の生活に組み込む時間帯を考えられる。駅からの距離と営業時間を、無理なく通える予定を立てるための情報として使いたい。

ピラティスのほか、常温のヨガ、溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガがある。ヨガだけで25種類以上のレッスンを用意し、パーソナルトレーニング、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIITも行っている。予定を組む際の選択肢は、店のトップと料金から確認できる。

妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。ヨガの体験は税込1,980円。60分のレッスンに、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。体験の予約から申し込める。参加条件と通える時間を合わせて確かめ、続ける予定を具体的にする場所である。

参考文献

[2] Effects of Pilates Programs on Body Composition, Flexibility, Muscular Strength, Balance, Functional Performance and Respiratory Function in Adult Women: A Systematic Review and Meta-Analysis — Bajčetić Č, Rudović V, Novaković M, Vještica M, Atanasov R, Ralić V, Manojlović M, Drid P., 2026, Sports (Basel, Switzerland). DOI: 10.3390/sports14090407

[3] Effects of protein supplementation during pilates training on body composition, core muscle endurance, and joint flexibility in trained women: a randomized controlled trial — Karpouzi C, Kypraiou A, Mougios V, Petridou A., 2025, Journal of the International Society of Sports Nutrition. DOI: 10.1080/15502783.2025.2472891

[5] Pilates for Overweight or Obesity: A Meta-Analysis — Wang Y, Chen Z, Wu Z, Ye X, Xu X., 2021, Frontiers in physiology. DOI: 10.3389/fphys.2021.643455

[12] The effects of Pilates vs. aerobic training on cardiorespiratory fitness, isokinetic muscular strength, body composition, and functional tasks outcomes for individuals who are overweight/obese: a clinical trial — Rayes ABR, de Lira CAB, Viana RB, Benedito-Silva AA, Vancini RL, Mascarin N, Andrade MS., 2019, PeerJ. DOI: 10.7717/peerj.6022

[13] Effects of 8-week Pilates training program on hamstring/quadriceps ratio and trunk strength in adolescent baseball players: a pilot case study — Park JH, Kim HJ, Choi DH, Park S, Hwang YY., 2020, Journal of exercise rehabilitation. DOI: 10.12965/jer.1938732.366

[14] The effects of a reformer Pilates program on body composition and morphological characteristics in active women after a detraining period — Vaquero-Cristóbal R, Alacid F, Esparza-Ros F, López-Plaza D, Muyor JM, López-Miñarro PA., 2016, Women & health. DOI: 10.1080/03630242.2015.1118723

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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