ホットヨガの水素水は普通の水と違う?水分補給と疲労の試験を分けて読む

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女性の試験でも、回復の実感まで一緒には変わらない

女性競技者を調べた試験もある。ハンドボールとスケルトンの女性エリート競技者22人を対象とした無作為化二重盲検比較試験がある。水素水を生成する錠剤を用いた群と、見た目や感覚が似たプラセボを用いた群を比べ、身体の構成、血液、ストレスと回復、力を出す能力を調べた。18〜39歳の一般女性にそのまま当てはめられるかは、エリート競技者という対象の違いを踏まえて検討する必要がある。[12]

水素水の群には、筋肉量や脂肪量の変化、特に強い運動のあとに測ったトルクの増加などが報告された。トルクは回転方向に力を出す能力を表す。この研究が水素水に関して肯定的な結果を含んでいることは、そのまま受け止めてよい。しかし、ストレスと回復を尋ねる質問票の評価には、有意な影響がなかった。[12]

女性を対象にしている点は読者に近い。それでも、日常的にホットヨガをする女性と、エリート競技者は同じ集団ではない。性別に加えて競技生活と使用方法にも目を向けたい。錠剤で水素水を生成する方法も、ひとくくりの「水素水」という言葉から見落としやすい条件である。対象と使用方法を残したまま判断したい。[12]

非鍛錬者を対象にした試験にも目を向ける。無作為化二重盲検プラセボ対照の研究では、運動習慣による鍛錬をしていない健康な参加者99人が軽い自転車運動を行った。最初は全員が比較用の水を飲み、次の検査で水素水または比較用の水を飲む設計だった。運動後に線で程度を示す方法で評価した疲労は、水素水の群で有意に低下した。18〜39歳の女性のホットヨガ後の疲労に同じ結果が出るかは、軽い自転車運動の結果と分けて考える必要がある。[7]

同じ研究の別の実験では、鍛錬した参加者60人が中程度の自転車運動を行い、最大酸素摂取量ときつさの尺度で評価した持久力、疲労に改善があった。疲労の自覚に肯定的な結果を示す試験も存在するので、「感覚には絶対に作用しない」と断定するのも誤りだ。対象は鍛錬した参加者であり、18〜39歳の一般女性への適用は運動習慣の違いも含めて検討が要る。肯定と否定の札を貼るより、対象と評価方法を合わせて読む方が役立つ。[7]

非鍛錬者の実験では、疲労評価が高い下位集団の方が変化に敏感だったとされる。ただし、それをもとに「普段疲れやすい人ほど買うべきだ」と勧めるのは別の判断だ。研究内で分けた集団の結果と、仕事帰りの自分の疲れの理由はそのまま重ならない。自分の感覚を大事にしながらも、試験の分類を自己診断に使わない距離感が必要になる。[7]

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血液の抗酸化の数字と、動ける力は別の結果だ

水素水を説明するときに登場するのが、酸化ストレスという言葉である。運動研究では、反応性の高い酸素などに関わる変化と、抗酸化の働きの釣り合いを考える文脈で使われる。運動への影響を扱ったレビューは、水素が反応性の高い物質に作用する可能性や、炎症、細胞内のエネルギー産生に関わる仕組みを論じている。[4]

しかし、仕組みの説明が詳しいことと、日常での効果が確定していることは別である。このレビューは、水素水に有益な効果が出なかった研究もあること、運動成績を改善する具体的な分子の仕組みはなお明らかにする必要があることを述べている。作用の筋道は研究の理由になるが、読者の体感を保証する証書にはならない。[4]

その違いが見えるのが、活動的な男性8人を調べた無作為化クロスオーバー試験だ。参加者は3日続けて、ジャンプ、膝を伸ばす最大の力、自転車の短時間全力運動を含む試験を行った。運動の前後に500mLの水素水か比較用の水を飲み、運動成績と血液の指標を比べた。18〜39歳の女性のレッスン後にも同じ変化が生じるかは、男性の連続した強い運動の結果だけでは決められない。[18]

比較用の水の条件では、全身の抗酸化に関する指標が日を追って低下したのに対し、水素水はその低下を抑えた。一方、3日間を通した運動成績には条件間の有意差がなかった。抗酸化の状態に関する結果は肯定的で、運動成績に関する結果は差なしだった。片方を選んで研究全体を成功か失敗かに振り分けると、情報が減る。[18]

先行する男性サッカー選手10人の予備的な二重盲検クロスオーバー試験も興味深い。自転車運動と繰り返す膝伸ばしを行い、水素水の条件では乳酸の上昇が抑えられ、膝伸ばしの早い段階で力の低下が抑えられた。しかし、酸化に関する血液の指標やクレアチンキナーゼには、運動後の有意な変化がなかった。18〜39歳の女性にそのまま当てはめるには、男性競技者と日常の運動参加者の違いが残る。[20]

クレアチンキナーゼは、このような研究で筋肉への負担を評価する血液の指標として使われている。力や乳酸に変化があっても、調べた血液指標がすべてが同じ方向に動いた結果ではなかった。筋肉痛、力を出す能力、血液、本人の感覚を別々に確かめる理由はここにある。「抗酸化だから回復する」という短い説明では、この違いが落ちてしまう。[5][18][20]

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よくある誤解

「乳酸が低ければ、疲労も全部軽くなった」という理解は広すぎる。男性12人の自転車運動の無作為化二重盲検クロスオーバー試験では、高い強度で乳酸が低く、最も高い負荷ではきつさの評価も水素水で17.8、比較条件で18.5だった。一方、反復短距離走の研究では乳酸ときつさに有意差がなかった。18〜39歳の女性にそのまま当てはめられるかは、男性を対象とした異なる運動の結果だけでは判断できない。乳酸だけであらゆる疲労を代表させないことだ。[6][3]

自転車運動の試験は、体重あたりの負荷を段階的に上げる設計で、最も高い段階の負荷は4W/kgだった。そこで得られたきつさの差を、ホットヨガで同じ程度の楽さが得られる数値として扱うことはできない。乳酸もきつさも、運動の強度と一緒に読む結果である。レッスンの汗の多さを、この負荷の数字の代わりに置くのも適切ではない。[6]

「女性の研究でよかったから、女性にはおすすめできる」という受け止め方にも条件が抜けている。女性エリート競技者の試験には筋力や血液の変化があったが、質問票によるストレスと回復への有意な影響はなかった。女性という共通点は大切でも、競技、運動量、使う方法、測った結果を省いて一般化しない方がよい。[12]

「研究で使った量が、レッスン用の必要量だ」という誤解も避けたい。自転車運動の試験は運動前30分以内に600mLを飲む設定で、筋力運動の試験は1,260mLを使った。連続運動の試験は運動の前後に500mLを用いている。これらは水素水の作用を調べるための試験条件であり、個人に必要な水分量の答えとして並べる数字ではない。[6][5][18]

また、肯定的な研究がいくつかあることを、同じ結論の独立した証拠がそのまま積み上がったと考えるのも早い。水素に関するレビューは、投与量、期間、供給方法の違いを課題として挙げ、適切な人数を含む、より管理された長期の研究による検証を求めている。研究を読むときは件数だけでなく、条件が揃っているかを見る必要がある。[17]

今日からできること

  • レッスン用の水を選ぶ前に、求めることを水分補給、運動中のきつさ、翌日の筋肉痛に分ける。男性12人の筋力運動試験の24時間後の痛みと、男性16人の反復走のきつさは別の評価である。[5][3]
  • 水素水の説明に改善率が出てきたら、対象と測定場面を確かめる。1.9%は男性サッカー選手の最後の30m走のタイムの改善であり、疲労全体の改善率ではない。[3]
  • 飲用量を研究からそのまま借りない。600mLや1,260mLは異なる運動試験の条件なので、日常の水分補給の目安として固定しない。[6][5]
  • 試して感想を残すなら、運動中のきつさと翌日の痛みを別々に書く。24時間後の筋肉痛を調べた試験のように、何をいつ感じたのかを分ける方が比較の目的が明確になる。[5]
  • 調子の変化を水だけで説明しない。3日連続の試験では抗酸化に関する指標と運動成績の結果が分かれた。体感と数字をひとまとめにせず、気になる健康状態は医師に相談する。[18]
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オンザショアで、ボトルより先に通う時間を決める

水の種類を考える時間と、運動を続ける時間は別に持ってよい。オンザショア立川店は、JR立川駅北口から徒歩1分、営業時間は8:00〜23:30で、全曜日同じ時間帯、年中無休である。朝に通うか、仕事のあとに通うか。生活の中に参加する時間を置く場所として考えられる。

所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fである。溶岩プレートを敷いたスタジオのホットヨガに加え、常温のヨガやピラティスもあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。続ける仕組みを考えるときには、種目と時間を自分の生活に合わせて選ぶ視点を持ちたい。

妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。店の案内と料金で、参加できる種目と通い方を確認できる。

ボトルと一緒に持っていく荷物も考えるなら、ヨガの体験は60分で、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれ、税込1,980円である。体験の予約で予定に合う時間を選び、水選びとは別に、運動に通う段取りを整えたい。

参考文献

  1. Effects of Hydrogen-Rich Water Supplementation on Exercise Performance, Autonomic Nervous System Recovery, and Blood Lactate Concentration During Repeated Sprint Exercise in Male University Athletes — Chen Z, Chi M, Liu R, Ma L, Shen Y., 2026, Journal of sports science & medicine. DOI: 10.52082/jssm.2026.744
  2. Molecular Hydrogen Mitigates Performance Decrement during Repeated Sprints in Professional Soccer Players — Botek M, Khanna D, Krejčí J, Valenta M, McKune A, Sládečková B, Klimešová I., 2022, Nutrients. DOI: 10.3390/nu14030508
  3. Hydrogen-Rich Water to Enhance Exercise Performance: A Review of Effects and Mechanisms — Zhou Q, Li H, Zhang Y, Zhao Y, Wang C, Liu C., 2024, Metabolites. DOI: 10.3390/metabo14100537
  4. Hydrogen Rich Water Consumption Positively Affects Muscle Performance, Lactate Response, and Alleviates Delayed Onset of Muscle Soreness After Resistance Training — Botek M, Krejčí J, McKune A, Valenta M, Sládečková B., 2022, Journal of strength and conditioning research. DOI: 10.1519/jsc.0000000000003979
  5. Hydrogen Rich Water Improved Ventilatory, Perceptual and Lactate Responses to Exercise — Botek M, Krejčí J, McKune AJ, Sládečková B, Naumovski N., 2019, International journal of sports medicine. DOI: 10.1055/a-0991-0268
  6. Drinking hydrogen water enhances endurance and relieves psychometric fatigue: a randomized, double-blind, placebo-controlled study 1 — Mikami T, Tano K, Lee H, Lee H, Park J, Ohta F, LeBaron TW, Ohta S., 2019, Canadian journal of physiology and pharmacology. DOI: 10.1139/cjpp-2019-0059
  7. Hydrogen-Rich Water Decreases Muscle Damage and Improves Power Endurance in Elite Athletes: A Randomized, Double-Blinded, Placebo-Controlled Trial — Ogannisyan M, Slivin A, LeBaron TW, Tarnava A, Karmazin V, Bazanovich S, Dolgach, 2025, Journal of lifestyle medicine. DOI: 10.15280/jlm.2025.15.1.8
  8. Hydrogen Gas as an Exotic Performance-Enhancing Agent: Challenges and Opportunities — Ostojic SM., 2021, Current pharmaceutical design. DOI: 10.2174/1381612826666200922155242
  9. Hydrogen-rich water suppresses the reduction in blood total antioxidant capacity induced by 3 consecutive days of severe exercise in physically active males — Dobashi S, Takeuchi K, Koyama K., 2020, Medical gas research. DOI: 10.4103/2045-9912.279979
  10. Pilot study: Effects of drinking hydrogen-rich water on muscle fatigue caused by acute exercise in elite athletes — Aoki K, Nakao A, Adachi T, Matsui Y, Miyakawa S., 2012, Medical gas research. DOI: 10.1186/2045-9912-2-12

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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