ダイエットの和食は米をよく洗うべき?研ぎ汁に移る成分と栄養の境界を読む

ダイエット中の和食で、米をよく洗えば主食の性質まで変わるのか。洗米と調理で移るヒ素やミネラル、炊いたご飯の硬さと粘りを調べた研究から、研ぎ汁の見た目だけでは判断できない理由を読む。米の種類や実験条件による結果の違いを整理し、運動日の食事を用意するときの考え方につなげる。

夕食の米を研いでいると、水が白く濁る。この白さを見ると、「ここに糖質が出ているなら、もっと洗えばダイエット向きになるのでは」と考えたくなる。しかし、米から水に移る成分を調べた研究で扱われているのは、ヒ素やミネラル、でんぷんの性質である。白い水を捨てる操作を、そのまま体重を変える方法として受け取るのは飛躍だ。[1][3][10]

米を洗うことには、精米後に残るぬかやほこりを取り除く目的がある。一方で、水へ移る成分には、取り除きたいものと栄養として残したいものがある。ヒ素を減らす処理を整理したレビューでは、洗米や調理による必須栄養成分の減少も報告されている。洗う量の多さだけで、栄養面のよさを決めることはできない。[1][10]

運動に出かける前の台所で必要なのは、研ぎ汁が透明になるまで自分を追い込むことではない。まず、炊く前に水で洗う操作と、炊飯中の成分の移動を分けて読むことだ。洗米の実験は、ご飯の食感や元素の移り方を測っている。家庭で研ぐ回数を増やす根拠になるかは、その操作と測定結果を対応させて考える。[3][10]

筋トレ美女 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

米を洗うと、何が水へ移るのか

米と水の間で成分が移ることを、ここでは溶出と呼ぶ。洗米や調理を扱う研究では、米に含まれるヒ素とともに、銅、鉄、亜鉛などが水や人工消化液へ移る様子が測定されている。ヒ素のように取り除きたい元素と、栄養として必要な元素を同じ手順で追っている点が、この問いの難しいところである。[1][3]

米のヒ素を減らす収穫後の処理を整理したレビューは、洗う以外にも精米、浸漬、米と水の比率を変えた調理などを扱った。浸漬とは、水につける処理である。それぞれの成分の減り方は、米の品種や、籾付きの米、玄米、精白米といった種類によって異なる。洗米の効果を、米なら何でも同じと考えることはできない。[1]

このレビューで、洗米と調理によるヒ素の除去率は6〜80%という広い範囲にあった。同じ分類の処理による必須栄養成分の減少は8〜81%だった。ただし、この数字は洗米と調理の条件をまとめた範囲である。台所で米を研ぐだけでヒ素が80%減る、あるいは栄養が81%失われる、と読み替えてはいけない。[1]

範囲の端だけを見れば、洗うことを強く勧める話にも、洗わないことを勧める話にもできてしまう。だが、レビューが示しているのは両方の変化が起こり得ることだ。除去したい成分が減る側面と、残したい栄養成分が減る側面を一緒に評価する必要がある。水に移ったものをすべて「余分なもの」と名付けると、この関係が見えなくなる。[1]

夕方の立川駅北口で買い物をして帰り、炊飯器を開ける。その場でできるのは料理の準備であって、元素分析ではない。研ぎ汁が白いか、透明に近いかだけで、特定の元素がどれだけ残ったかを決めるのは無理がある。研究で測っている対象は、白さそのものではなく、元素の量や水へ移る割合だからだ。[2][3][10]

レビューの除去率は処理前後の変化であり、自分の茶碗の状態をそのまま示す数字ではない。米の種類と処理を区別したまま読むことが、数字から生活を考える入口になる。洗米をめぐる判断には、何を減らし、何を残したいのかという問いが先にある。[1]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

栄養を残せる実験と、流出する実験がある

カリフォルニア産の玄米と白米を用いた実験では、人工の唾液、胃液、腸液を使い、ヒ素、銅、鉄、バナジウム、亜鉛の移り方を測った。これは人にご飯を食べてもらって体調を追う試験ではなく、消化の過程を模した液体を用いる分析実験である。18〜39歳の女性にそのまま当てはめられるかは、この食品分析だけでは判断できず、人体での吸収や健康への影響は別に確かめる必要がある。[3]

そこで使われる「消化液へ移り得る割合」は、食べ物の中にある元素のうち、人工消化液に溶け出す側を見た指標だ。食品全体の含有量とも、人体に実際に取り込まれた量とも、同じものとして扱わない。研究はこの割合を追うことで、米の元素が消化に相当する条件でどう振る舞うかを調べている。[2][3]

人工消化液を使う順序にも意味がある。カリフォルニア産の米の実験では、胃液や腸液に比べて、唾液が総溶出量の最も大きな割合を担うことが多かった。胃に相当する段階だけを見れば十分、という設計ではない。どの液体に移ったかを分けて測るからこそ、消化を模した条件の中での違いが見える。この比較も、家庭で米を洗う水の量を決める指標とは分けて受け取る必要がある。[3]

この実験では、炊飯による全体の溶出可能な割合の変化は比較的小さかった。一方、炊く前に二重脱イオン水で洗うと、測定したヒ素や銅、鉄、バナジウム、亜鉛について、消化液へ移り得る部分が大きく取り除かれた。二重脱イオン水は、家庭で蛇口から使う水と同一条件ではない。ここから言えるのは、その米と洗浄条件で複数の元素が動いたということだ。[3]

別の分析実験は、有機白米、有機玄米、バスマティ米を対象にした。バスマティ米は、この実験で調べられた米の種類のひとつである。試料を37°Cに保ち、人工の唾液、胃液、腸液を順に使って、カドミウム、鉛、銅、鉄、亜鉛の溶出を測った。多くの場合、消化液へ移り得る割合は60%を超えた。[2]

こちらの実験では、炊飯前の洗米によって有害元素の濃度が最大50%減り、必須元素は保持されたと報告された。ただし、対象の米のカドミウムと鉛の総濃度は欧州の規制値に近いか、超えていた。著者らは、洗米後も体重20kgの子どもでは半人前未満の摂取で健康リスクが残り得ると述べた。濃度が減った結果と、安全性の評価は一緒に読む必要がある。これは米の分析に基づく子どものリスク評価であり、18〜39歳の女性にそのまま当てはめることはできない。[2] 先の実験の「必要な元素も取り除かれた」という結果とは、栄養の保持について方向が異なる。どちらかを消して単純な結論にするより、対象となった米、測った元素、洗う条件、評価した指標が同じではないことを押さえるほうが正確だ。[2][3]

この違いは、洗米の結果を米の種類や処理条件とセットで読む理由になる。共通する操作名よりも、何を使い、何を測ったかが結果を理解する鍵だ。レビューが示した幅の大きさも、こうした処理や米の違いを意識して読む必要がある。家庭の実践へ移す前に、研究の条件をそろえて考える段階がある。[1][2][3]

また、「最大50%」は、どの米でも半分になるという意味ではない。最大値は実験の中で得られた大きな変化を表す。鉄や亜鉛が保持されたという結果も、その実験の範囲に置く必要がある。台所の短い手順へ置き換えるときほど、対象と測定方法を省略しないほうがよい。[2]

白い研ぎ汁と、ご飯の粘りは同じ話ではない

白い水を捨てるほど、炊いた米がさらさらに近づく。そんなイメージは持ちやすい。しかし、洗米操作と炊いた米の食感を調べた実験では、洗う手順は硬さにも粘りにも統計的な有意な影響を与えなかった。「表面を洗えば、ご飯全体の粘りが大きく変わる」という説明は、この実験では支持されなかった。[10]

ただし、米の品種と洗う回数の組み合わせは、粘りに対して有意な関係を示した。これは「どんな米でも何回洗っても同じ」という結論とも違う。洗米そのものをまとめた効果と、品種によって洗米の影響が変わる関係は、分けて読まなければならない。全体としての効果と、特定の組み合わせでの違いは両立する。[10]

研究者は、炊飯時に溶け出すでんぷんと、生米の表面に付いている成分も比較した。でんぷんの鎖の長さの分布や分子の大きさは、両者で有意に異なった。一方、洗う回数の異なる米どうしでは、それらの性質は大きく変わらなかった。表面から洗い流すものと、炊飯で溶け出して食感に関わるものを、同一視できない結果である。[10]

研究は、生米表面の付着物が炊いた米の食感に寄与しないことを示した。研ぎ汁に出たものがあるからといって、炊飯後の米の性質全体が大きく変わったと判断することはできない。白い水の印象は強いが、炊いた米の硬さと粘りは別に測る必要がある。排水口の白さに、茶碗の中の答えを全部任せることはできない。[10]

ダイエットの和食を考える場合も、食感の変化、元素の流出、体重の変化をひと続きにしてはいけない。ここまでの研究が直接比較しているのは、洗米や調理の後の成分や食感だ。それを読者の減量効果へ置き換えるには、別の問いが必要になる。洗米の実験からは、まず洗米の性質を読むべきである。[1][2][3][10]

数字で読む洗米と溶出

6〜80%:レビューで整理された、洗米と調理によるヒ素の除去率の範囲。家庭の洗米だけの値ではない。[1]

8〜81%:同じレビューにおける、洗米と調理による必須栄養成分の減少範囲。処理条件をまとめた数字だ。[1]

最大50%:有機白米、有機玄米、バスマティ米の分析実験で、洗米により減った有害元素の濃度。[2]

37°C:人工消化液への元素の溶出を調べた実験で、試料を保った温度。米を研ぐ温度の推奨ではない。[2]

60%超:同じ実験で、多くの場合に見られた消化液へ移り得る割合。人体が吸収した割合と混同しない。[2]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

1

2

Warning: Attempt to read property "show_author" on false in /home/c1531448/public_html/ontheshore.jp/wp-content/themes/heal_tcd077/single.php on line 165

関連記事

ご体験予約