ホットヨガは一日2回でも同じ負担?二度目に残る体温と水分の変化を読む

ホットヨガを一日2回受けたい日に、間の休憩をどう考えるか。暑い環境で運動を繰り返した試験から、冷却後の体温、飲水と血液の水分、二度目の心拍の変化を読む。走る人や消防士の結果をヨガの安全な間隔に置き換えず、一回だけで終える判断と、回数より先に確かめたい回復の条件を整理する。

汗で湿ったウェアを脱ぎ、乾いた服に着替える。もう一枚のウェアも持ってきたので、次のホットヨガにも出られそうだ。荷物の準備は済んでいる。体の準備も済んだのかは、着替えだけでは分からない。

ホットヨガを一日2回受けても、負担が初回と同じとは考えないほうがよい。暑い環境で運動を繰り返した試験では、間の冷却によって次の運動の体温や心拍が変わっている。二度目を考えるときは、回数だけでなく、どんな状態から再開するかを見る必要がある。ただし、走る人や消防士の結果からホットヨガの安全な間隔を決めることはできない。[5][6]

一回だけで帰る日を、足りなかった日と数える必要もない。この記事が扱うのは同じ日の再開である。翌朝の回復は「ホットヨガの次の日だるいのはなぜ?暑さと運動を分けて考える回復の目安」に譲り、ここではレッスンとレッスンの間に残る熱と水分を見ていく。

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

二度目は、初回と同じところから始まるのか

同じポーズ、同じ室内、同じ先生でも、体の出発点まで同じとは限らない。運動を終えて時計が進んだことと、体温や循環の状態が戻ったことは分けて考えたい。暑熱下の反復運動を扱う試験では、休憩の過ごし方を変えただけで、次の運動中の体温に差が続いた。[5][6] 予約表は時刻で区切られているが、体の回復に終業ベルはない。

体の深い部分の温度を深部体温と呼ぶ。これから扱う冷却の試験では、その指標として直腸温が測られた。[5][6] 日常の「肌が涼しくなった」という感覚と、研究で追う深部体温を同じものとして読まないことが大切だ。額の汗を拭き、乾いた服に替えた場面を思い浮かべると、この区別は分かりやすい。見た目の支度が整ったことを、体内の回復の証明にしない。

消防士の試験では、休憩直後の皮膚温は冷却条件で低かったが、その差は次の運動が進むにつれて小さくなった。一方、深部体温の差は次の運動中も続いた。[6] 同じ「冷えた」という言葉でも、どこを、いつ測るかで結果が違う。入り口で涼しく感じたかだけを手掛かりにすると、研究が追っているものの一部しか見ていないことになる。

もう一つ区別したいのは、次の運動ができたことと、その運動の負担が同じだったことだ。冷却後に走るタイムが速くなった試験は、競技の成績を調べている。[5] 一般のレッスン参加者にとって大事なのは、順位を上げることより、自分の状態に合う予定を選ぶことだろう。競技試験の成功を、そのまま追加予約を勧める理由に変えない。

読者の休日には、運動だけでなく移動や昼食も入る。立川駅北口で買い物をしてから戻るのと、落ち着いて休んでから戻るのを、単に同じ空き時間として扱わない。この生活への読み替えは、研究の処方ではない。試験で休憩中の条件まで揃えて比較したことを、予定の組み方にも持ち込む考え方である。[5][6]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

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冷却の試験は、休憩の中身を変えて比べている

無作為化クロスオーバー試験とは、参加者が複数の条件を順序を無作為に変えて経験し、その違いを比べる方法である。暑い環境で走った成人15人の試験では、女性3人、男性12人が、いずれの条件にも参加した。約27℃の環境で起伏のある道を90分走り、その後の12分を冷水浴、氷水浴、水のない浴槽での休憩に分けている。続いて2マイルの走行成績を測った。男性が多い走行試験であり、18〜39歳の女性のホットヨガに、その成績や冷却条件をそのまま当てはめることはできない。[5]

冷水浴の水温は13.98℃、氷水浴は5.23℃だった。冷水浴後のタイムは725秒で、水のない浴槽で休んだ場合の769秒より有意に速かった。研究は、この成績の改善を6%として報告している。冷水浴と氷水浴では、休憩後と走行後の直腸温が対照条件より低く、走行前半の心拍も低かった。[5]

ここで強い根拠となるのは、同じ人の反復運動でも、間に体を冷やす条件を設けると後の反応が変わったことだ。[5] 反対に、数字だけを取り出して「この水温でこの時間冷やせばヨガを追加できる」と読んではいけない。長時間の走行とヨガでは動作も目的も違う。研究の浴槽を自宅の浴室に移しただけで、同じ実験になるわけでもない。

消防士8人を対象にした別の無作為化試験は、さらに厳しい環境だった。平均49.1℃、相対湿度12%の条件で防護服を着て、20分のトレッドミル歩行を繰り返した。間には15分の休憩を置き、冷却ベスト、手と前腕の水への浸漬、その併用、対照条件を比べている。[6] 消防現場への再進入を想定した防護服での歩行であり、スタジオで運動着を着てポーズをとるホットヨガとは、装備も動作も熱負荷の条件も異なる。18〜39歳の女性のホットヨガに、この消防士の結果をそのまま当てはめることはできない。15分は冷却方法を比較するために固定した実験条件で、ホットヨガを再開できる安全な休憩時間を検証した数字ではない。[6]

休憩終了時の深部体温は、手と前腕を冷やす条件で37.96℃、併用で37.97℃、ベストのみで38.21℃、対照で38.29℃だった。手と前腕を冷やした条件の低さは次の歩行中にも続き、心拍もベストのみや対照より低かった。水温約19℃での手と前腕の冷却が、この試験ではベストより有効であり、併用による追加の利益はなかった。[6]

どれも冷却と呼ばれるが、併用は単独の手・前腕冷却を上回らなかった。[6] 高価そうな道具を重ねる話より、何と何を比べたかを見るほうが役に立つ。同時に、この深部体温の値を、ヨガに再入室してよい基準値として使わない。実験中に観測された値と、個人の参加可否を決める値は違う役割を持つ。

建設作業を模した男性12人の比較試験では、37℃、湿度60%の実験室で運動の間に30分休み、冷却ベストを使う場合と使わない場合を比べた。ベストは体温、心拍、主観的な負担や暑さの感覚を下げ、次の作業時間を延ばした。男性の建設作業を模した条件なので、18〜39歳の女性のヨガにも同じ程度の変化が起きるかは、この比較では判断できない。[18] 消防士の試験と、ベストへの結論が同じでないように見える。だが、装備、環境、冷却方法、比較相手が異なる。冷却ベストという名前だけで、あらゆる場面の優劣を決められないのである。[6][18]

水を飲めば、すべて初回の状態に戻るのか

水分を補うことと、熱を逃がすことは、研究でも別の問いとして扱われている。反復運動の飲水試験は体重や血液中の水分を追い、冷却試験は体温や心拍を追う。[5][9] 飲み物を用意したことだけで、休憩の中身を考え終えない。逆に、冷却の成績がよかったことだけで、飲水の条件を省いてよいことにもならない。

54〜70歳の男性13人、女性14人を対象とした試験では、30℃、湿度50%の環境で、15分の自転車運動と15分の休憩を繰り返した。運動は計4回で、休憩中に水または炭水化物・電解質を含む飲料を自由に飲める条件だった。冷たく飲みやすい飲料が十分に用意され、参加者は飲水量を測られていることを知らなかった。対象は中高年の男女であり、18〜39歳の女性にも同じ飲水行動や血液の変化が生じるかは、この試験だけでは判断できない。[9]

平均的には、どちらの飲料でも汗の量に見合う量を飲み、体重を維持した。ただし血漿量、つまり血液の液体成分の量は同じ結果ではなかった。後半の血漿量の変化は、炭水化物・電解質飲料で−1.3±1.1%、水で−4.2±1.1%だった。体重の維持と血漿量の変化は、別々に評価する必要がある。[9]

飲料の種類によって、体重当たりの飲水量にも違いがあった。炭水化物・電解質飲料では18.7±2.2mL/kg、水では15.1±2.1mL/kgだった。[9] これは試験で実際に飲まれた量であり、レッスンの前後に飲むべき量を算出する式ではない。対象は若い女性だけではなく高齢の男女であり、運動の構成も決められている。研究の平均を自分のボトルに移す前に、その条件を読む必要がある。

水の条件では、女性の体重当たりの飲水量が男性より多かった。また女性1人に、血液中のナトリウム濃度が低くなる低ナトリウム血症と症状が生じた。[9] 水が悪いという結論でも、女性が水を控えるべきだという結論でもない。「不足が気になるなら、際限なく足せばよい」という理解に反する観測である。この小さな試験の出来事から発症率を決めたり、個人の適量を判断したりすることも避けたい。

数字で読む反復運動と休憩

15人:暑い環境での走行後に、冷水浴などの条件を比べた成人の人数。女性は3人だった。[5]

725秒と769秒:冷水浴後と対照条件の走行タイム。ヨガの効果の大きさを示す数字ではない。[5]

15分:消防士の試験で運動の間に置いた休憩。一般向けの安全な間隔の指定ではない。[6]

37.96℃と38.29℃:消防士の手・前腕冷却条件と対照条件での休憩終了時の深部体温。[6]

−1.3%と−4.2%:高齢男女の反復運動試験で、飲料条件ごとに測った後半の血漿量の平均変化。[9]

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