食欲を抑えるお茶は水の硬さでも変わる?渋みとカテキンの行き先を研究で読む

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

いれた瞬間と、保温して飲む瞬間は同じではない

朝いれたお茶を、仕事の合間に飲む。そこで気になるのは抽出の効率だけではない。茶葉から取り出した成分が、その後どう変わるかも含めて考えたい。抽出と保温を調べた研究では、選んだ緑茶を80℃で1時間保温したとき、水のミネラル化が進むにつれてEGCGの残存率が大きく下がった。[2]

具体的には、蒸留水での38.4%に対して、ミネラル水では1.4%だった。この数字は、その実験での保温後の残存率である。すべての家庭のお茶が同じ割合で変わるという予測にも、茶の健康効果がその割合だけ落ちるという意味にもならない。「抽出したら量が固定される」という考えを修正するための数字として読むのが適切だ。[2]

同じ研究では、レモン果汁で酸性にすると、水の種類によらずEGCGの残存率がおよそ95%に保たれた。また、DPPHという試薬を使うラジカル消去活性の測定でも、活性が大部分保たれた。ここでいう活性は試験系の中の反応であり、飲んだ人の体内で起こる変化や、空腹の弱まりを測った値とは区別する必要がある。[2]

レモンを加える工夫は、研究では成分の安定性に関する手がかりだった。お茶が酸味を帯びれば、飲み物としての選び方も変わる。好きな味を犠牲にしてまで取り入れるかは別の判断である。研究から拾うべきなのは「必ずレモンを入れる」という作法より、水、温度、酸性の条件で、いれた後の成分も動くという見方だ。[2]

抽出の量と保温後の量を分けると、生活の中で尋ねることも具体的になる。茶葉を替える前に、水の種類と保温の仕方を確かめる。飲む直前にいれた日と、長く温めていた日を同じ条件だと思わない。家庭で研究の残存率を再現する必要はないが、「飲んでいる時点」の条件を忘れないためには役立つ。[2]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

渋み、色、表面の膜は成分量の目盛りになるか

湯のみを傾けると、表面の薄い膜が割れることがある。人工水道水を使った研究では、こうした膜は茶のポリフェノールと、水に含まれるさまざまなイオンが結びついてできるものとして調べられた。ポリフェノールはカテキンを含む成分の一群である。研究者は膜の見え方だけでなく、力を加えた際の性質や厚さも測定した。[5]

興味深いのは、見えやすさと強さが同じ順序にならなかった点だ。軟らかい水と中程度の人工水道水では、緑茶の方が紅茶より目立つ層を作ったが、表面の強さは紅茶の方が大きかった。一方、硬い人工水道水では、緑茶の表面の強さが紅茶を上回った。単純に「よく見える膜ほど丈夫」とは言えない結果である。[5]

さらに、硬い人工水道水で作った緑茶の膜はもろく、軟らかい水や中程度の水の場合より、約1桁小さいひずみで割れた。紅茶は、膜の強さが大きく違っても、調べたすべての硬さで厚さが20nmだった。膜の厚さも、力への強さも、湯のみを見た印象だけでは同じものとして扱えない。[5]

これは食卓の観察を否定する話ではない。色、渋み、膜の様子は、飲み物を選ぶときの大切な感覚である。ただ、膜があるからカテキンが多い、濃い色だから食欲に効く、と成分量や体の働きまで読み込むには別の確認が要る。膜の性質を測る研究と、成分を分けて定量する研究は、同じ湯のみを別の角度から見ている。[5][8]

とくに紅茶について調べたい読者は、緑茶の成分の結果をそのまま移さないようにしたい。膜の実験でさえ、水の条件によって緑茶と紅茶の関係は変わった。紅茶の渋みを感じたとき、その感覚を緑茶のEGCG量の研究で説明し切ろうとすると、茶の種類の違いを飛び越えてしまう。[5][8]

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

よくある誤解

「カテキンが多く出れば、食欲も強く抑えられる」という考えには段階の飛躍がある。抽出法を比較した研究では、糖の分解に関わる酵素であるαグルコシダーゼの働きを妨げる活性も調べていた。総カテキン、とくにガレート型の含有量と、その阻害活性には正の相関があった。ただし、評価にはラットの腸の酵素やヒト由来の培養細胞などが使われており、18〜39歳の女性が飲んだときの食欲への効果に、そのまま当てはめることはできない。[7]

酵素の働きと空腹感は、言葉の印象が近くても同じ測定対象ではない。研究で使った「活性が高い」という表現を、日常語の「よく効く」に変えると、その間の条件が抜け落ちる。既存記事「食欲を抑える緑茶は成分で変わる?カテキンとカフェイン、配合試験の違いを読む」と問いを分け、ここでは水によって飲料中の成分が変わるところまでを扱う。[7][8]

「硬い水ならお茶の成分は何でも同じ方向に減る」という理解も正確ではない。カテキンの中でも安定性には違いがあり、カフェインは比較的安定だった。また、茶の農薬移行を調べた別の研究では、61種類の農薬について、抽出時間、温度、水の硬さは移行を左右する有意な要因ではなかった。カテキンの結果を、すべての物質へ広げることはできない。[6][8]

農薬の実験では、茶の種類や香料の有無が移行により大きく関わり、物質の性質を使った予測も検討された。この結果は、家で水の硬さを変えることを安全対策にできるという話ではない。測る物質が変われば、重視する条件も変わるという具体例である。カテキンの取り出し方を調べた記事から、お茶全体の安全性を採点しない方がよい。[6]

「実験で多く出た方法が、普段のお茶の正解」という思い込みにも注意したい。抽出法の比較には70%のエタノールを使う条件も含まれていた。そこで抽出量が多くても、家庭の飲み方として勧める手順にはならない。実験は成分の性質を知る道具であり、すべての条件が食卓の選択肢になるわけではない。[7]

今日からできること

  • 水の違いを知りたいときは、同じ茶葉でいれる時間や温度をそろえ、水だけを替えて比べる。硬さを5段階に変えた実験のように、比較する条件を意識する。[8]
  • 熱水か水出しかを選ぶ際には、温度と一緒に時間を見る。室温で24時間と熱水で90秒という結果を、温度だけの優劣として受け取らない。[7]
  • 保温したお茶を評価するなら、いれた直後と区別する。80℃で1時間の実験は、水の種類によってEGCGの残り方が違うことを示している。[2]
  • 表面の膜を見つけたら、成分量を推定するより、水と茶の種類を記録する。紅茶の膜は厚さ20nmでも、強さが同じとは限らなかった。[5]
  • カテキン抽出の80℃・30分という条件を、そのまま飲み方の義務にしない。研究が評価したのは抽出収量であり、普段のお茶は味や生活の都合も含めて選ぶ。[13]

水を替えて飲み比べるなら、「飲みやすい」「酸味が気になる」「色が違う」など、自分が確かめた感覚をその言葉で残せばよい。専門用語へ無理に変換する必要はない。色を観察した記録と、カテキンを定量した数字を分けておけば、研究結果を読んだときにも、自分の湯のみで確かめたこととの境目が保てる。[5][8]

食欲を何とかしたい夜も、お茶の条件を細かく管理すること自体を目標にしない。今回の抽出研究を日常に生かすなら、成分量を増やし続ける競争より、いつもの味が変わった理由を考える手がかりにする方が扱いやすい。水の選び方で変わるのは、まず飲料中の成分である。その先の食欲への期待は、抽出量とは別に評価する必要がある。[2][7][8]

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショアで、日常に続ける場所を選ぶ

飲み物の選び方と同じく、体を動かす予定も日常の中で続けられる形を考えたい。オンザショア立川店は、JR立川駅北口から徒歩1分の溶岩ホットヨガスタジオである。営業時間は全曜日8:00〜23:30、年中無休。通うことを考える際には、まず自分が使える時間と場所を照らし合わせられる。

住所は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガやピラティスもあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。予定に入れる運動を選ぶための場所として、内容を確認してほしい。

お茶の抽出量と体への効果を分けたように、レッスンも内容と参加条件を確かめて選びたい。医師から運動を止められている方は利用できず、妊娠中の方は溶岩ホットヨガの対象外となる。常温のマタニティヨガも用意されている。

体験で確かめられるヨガは60分で、料金は税込1,980円。ヨガマットのレンタルに加え、バスタオル2枚とフェイスタオル1枚が含まれる。

店の案内と料金で条件を確かめ、実際のレッスンを試す場合は体験の予約へ進める。

参考文献

[2] Brewing conditions and post-brewing handling shape the catechin profile and stability of tea infusions — Mika M, Wikiera A., 2026, Food chemistry. DOI: 10.1016/j.foodchem.2026.150884

[5] Tea film formation in artificial tap water — Giacomin CE, Chen RY, Hack E, Fischer P., 2023, Soft matter. DOI: 10.1039/d3sm00169e

[6] Modelling the pesticide transfer during tea and herbal tea infusions by the identification of critical infusion parameters — Szternfeld P, Demoury C, Brian W, Michelet JY, Van Leeuw V, Van Hoeck E, Joly L., 2023, Food chemistry. DOI: 10.1016/j.foodchem.2023.136893

[7] Extraction Efficiency and Alpha-Glucosidase Inhibitory Activities of Green Tea Catechins by Different Infusion Methods — Orita T, Chogahara S, Okuda M, Sakao K, Miyata T, Hou DX., 2023, Foods (Basel, Switzerland). DOI: 10.3390/foods12132611

[8] Effect of Water Hardness on Catechin and Caffeine Content in Green Tea Infusions — Cabrera M, Taher F, Llantada A, Do Q, Sapp T, Sommerhalter M., 2021, Molecules (Basel, Switzerland). DOI: 10.3390/molecules26123485

[13] Optimizing conditions for the extraction of catechins from green tea using hot water — Vuong QV, Vuong QV, Golding JB, Stathopoulos CE, Nguyen MH, Roach PD., 2011, Journal of separation science. DOI: 10.1002/jssc.201000863

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ヨガとからだの小さな疑問のほかの記事

ヨガとからだの小さな疑問の一覧

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

1

2


Warning: Attempt to read property "show_author" on false in /home/c1531448/public_html/ontheshore.jp/wp-content/themes/heal_tcd077/single.php on line 165

関連記事

ご体験予約