
評価、購入意向、摂取量は別々に測る
食品広告のNutri-Scoreを調べた無作為化実験には、27,085人が参加した。表示のある広告、表示のない広告、広告を見ない条件へ分かれ、異なる栄養の質を持つ食品への印象や感情的な評価、購入と摂取の意向を答えた。総合表示が広告の受け止め方を変えるかを調べた研究である。18〜39歳の女性への当てはめは、広告への回答と日常の食行動の違いを踏まえて考えたい。[17]
表示があると、栄養の質がよいA・Bの食品への評価や意向は好ましい方向へ、質が低いD・Eでは好ましくない方向へ動いた。中間のCでは変化が小さいか、ほとんどなかった。広告に対する評価を栄養の質へ沿わせる結果であり、研究では関連する交互作用の効果量を中程度から大きい範囲としている。[17]
ここでの「食べたい」は、実際に食べたことではない。購入したい気持ちを尋ねること、売り場で商品を購入すること、開封して食べることは、それぞれ異なる行動だ。昼食を食べた試験と広告への回答を並べるときは、その違いを残す。表示研究を間食へ役立てるには、人数の大きさだけでなく、測定した行動の近さを見る必要がある。[3][17]
さらに、総合表示にも期待とのずれが関わる。フランスの消費者を調べた研究では、実験で表示条件を無作為に割り当て、もともとの健康らしさへの期待との関係を検討した。フランスの消費者で得た反応が18〜39歳の女性にも同様に生じるかは、文化や食品への期待の違いを踏まえる必要がある。128人と147人の実験で、予想より評価がよいと罪悪感が弱まり購入意向が増え、予想より悪いと逆方向へ動くという結果が得られた。[14]
意外なのは、栄養の質が低いDでも、予想よりよければ購入意向が高まった点だ。逆にBでも、予想より悪ければ購入意向は下がった。カフェテリアの1,680件の販売を扱った実地研究でも、D表示の商品の販売が増える可能性が示された。実験で期待そのものを無作為に割り当てたわけではなく、期待と表示の組み合わせとして読むべき結果である。[14]
先ほどの大規模な広告実験と矛盾を消してしまう必要はない。平均的には栄養の質に沿って評価が動いても、食品への事前の期待によっては違う方向へ動く。総合表示は参考になるが、その文字を見た自分の「思ったよりよい」という感想まで、食品の特徴と同一視しないほうがよい。[14][17]
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
読み方を学ぶことと、表示を増やすことも違う
日本の大学生69人を無作為に分けた試験では、食事画像に信号式の栄養表示を付けると夕食の選択が変わるかを調べた。基準期間と介入期間にそれぞれ1週間、15枚の食事画像から食べたいものを選んでもらった。表示群では食事選択の得点が健康的な方向へ改善し、栄養成分を意識する人も増えた。大学生の結果を18〜39歳の女性全体へ当てはめるには、学生以外の生活環境との違いも考えたい。[16]
試験中、表示の有無による心理的ストレスの差は認められなかった。ただし、これはその大学生たちの画像選択を調べた期間の結果だ。日本の若い世代で表示が選択を助ける例にはなるが、表示を見ることが誰にとっても負担にならないという保証にはならない。自分の買い物へ取り入れる際にも、すべての数字を監視する習慣へ変える必要はない。[16]
読み方と生活の工夫を一緒に扱った試験もある。米国のラテン系移民の母親と娘299組を対象にしたクラスター無作為化試験では、量、調理、栄養表示の読み取りを集団で学び、家庭でも食品の確認と食事計画づくりを行った。娘は9〜12歳で、18〜39歳の女性全体へそのまま当てはめるには、年齢や家庭・文化的背景の違いを考える必要がある。7か月後、母親では表示を正しく解釈する行動や食習慣に改善が見られた一方、娘では対象とした行動の有意な改善は認められなかった。[20]
母親の表示解釈が改善するオッズ比は4.45で、95%信頼区間は2.64〜7.48だった。これは正答率がその倍率になったという意味でも、表示の説明だけの効果でもない。調理や量の学習、家庭での計画が組み合わさっている。表示を足すだけでなく、日常の食べ方とのつながりを学ぶことに目を向けたい研究である。[20]
売り場で毎回迷うなら、まず普段選ぶ間食の表示を落ち着いて読むところからでよい。数字の単位、対象となる量、宣伝が説明する成分を別々に確かめる。これを「全部理解してからでないと食べてはいけない」という条件にする必要はない。研究を生活へ移すときの目標は、食品の採点競争ではなく、自分が何を根拠に選んだかを言葉にできることだ。[2][20]
家庭で表示を確かめる場面なら、袋の表面で気になった言葉をそのまま問いにすると整理しやすい。「糖について何を伝えているか」「数字はどの量に対するものか」「今取り分けようとしている量と同じか」と読み進める。これは研究で同じ手順の効果が確かめられた方法という意味ではなく、糖の主張によるハロー効果と量の見落としを、暮らしの中で別々に確認するための提案である。[2][6]
間食を食べたあとに、袋の言葉を信じた自分を責めるための知識ではない。母親には変化が見られ、娘には有意な変化が見られなかった試験も示すように、働きかけへの反応には対象による違いがある。表示を読んだかどうかを合否にせず、次に確かめたい点が見つかればよい。選ぶ楽しさを残したまま、印象と情報の結びつきを見直す余地がある。[20]

よくある誤解
「健康によさそうな表示があれば、食べる量も多めでよい」は飛躍である。糖に関する主張を食品全体の評価に広げるハロー効果があり、量の情報が見過ごされる可能性もある。食品の長所を認めることと、量を別に確認することは両立する。間食の袋は栄養の説明をしていても、その日の自分の食べ方まで決めてはいない。[2][6]
「表示は宣伝だから見ないほうがよい」も言いすぎだ。実際の昼食で栄養表示が摂取エネルギーを少なくした試験があり、前面の総合表示が食品の評価や量の選択を助ける研究もある。単一の成分を強調する文言と、食品全体を比較する情報を区別して使うほうが、表示を一括して信じたり捨てたりするより研究に沿っている。[1][3][7]
「よい段階の表示を選べば、もう迷わなくてよい」という考えも、期待の影響を見落としている。総合表示への反応には、もともとの期待が関わる研究がある。予想よりよいと感じたことを、好きなだけ食べてよい理由へ変えない。評価が上がること、買う気になること、取り分ける量が変わることを、同じ結果として扱わないのが要点だ。[7][14][17]
今日からできること
- 間食の候補を手に取ったら、表の言葉がどの成分の説明なのかを確かめる。糖についての説明を、食品全体の評価へ広げない読み方である。[6]
- 袋を開ける前に、栄養の数値が指す量と食べようとする量を見比べる。成分の数字と量の情報を一緒に扱うことが、レビューの指摘に沿う。[2]
- 「よさそうだから増やす」と考えたら、選んだ理由と量の理由を分けて言葉にする。25,772人の実験でも、表示方式により選ぶ量の方向は異なった。[7]
- 迷いやすい間食は、落ち着いて表示を読めるときに確認する。母娘299組の試験で使われた、量や表示を学んで生活の計画につなげる考え方を参考にする。[20]
- 表示の研究に出会ったら、実際の摂取量か、選んだ量か、購入意向かを確かめる。成人47人の昼食試験と広告の大規模実験では、調べた結果の種類が違う。[3][17]

オンザショア立川店で、生活に組み込む時間を選ぶ
間食の袋を選ぶときも、運動の場所を選ぶときも、具体的な条件を確かめて予定に組み込みたい。オンザショア立川店は8:00〜23:30、年中無休で営業している。JR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある溶岩ホットヨガスタジオだ。通勤や外出の予定に合わせ、続ける時間を考えるための場所である。
溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温ヨガやピラティス、パーソナルトレーニングもあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。妊娠中の方は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。
ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。内容や費用を確認するときは、料金ページと体験の予約を利用できる。場所と内容はオンザショアのトップページでも確認できる。
参考文献
[1] International evidence for the effectiveness of the front-of-package nutrition label called Nutri-Score. — Andreeva VA, Egnell M, Touvier M, Galan P, Julia C, Hercberg S., 2021, Central European journal of public health. DOI: 10.21101/cejph.a6239
[2] Food and the consumer: could labelling be the answer? — Kerr MA, McCann MT, Livingstone MB., 2015, The Proceedings of the Nutrition Society. DOI: 10.1017/s0029665115001676
[3] Nutrition labels decrease energy intake in adults consuming lunch in the laboratory. — Temple JL, Johnson K, Recupero K, Suders H., 2010, Journal of the American Dietetic Association. DOI: 10.1016/j.jada.2010.04.006
[6] The influence of the Nutri-Score on the perceived healthiness of foods labelled with a nutrition claim of sugar. — Jürkenbeck K, Mehlhose C, Zühlsdorf A., 2022, PloS one. DOI: 10.1371/journal.pone.0272220
[7] Impact of Front-of-Pack Nutrition Labels on Portion Size Selection: An Experimental Study in a French Cohort. — Egnell M, Kesse-Guyot E, Galan P, Touvier M, Rayner M, Jewell J, Breda J, Hercberg S, Julia C., 2018, Nutrients. DOI: 10.3390/nu10091268
[14] Nutri-score label influence on food purchase intention depends on consumers’ expectations of healthiness. — Yamim AP, Werle COC., 2025, Appetite. DOI: 10.1016/j.appet.2025.107870
[16] Investigation of the 1-week effect of traffic light nutrition labeling on diet selection among Japanese university students: a randomized controlled trial. — Wakui N, Matsuoka R, Ichikawa K, Togawa C, Okami A, Kawakubo S, Kagi H, Watanabe M, Tsubota Y, Yamamura M, Machida Y., 2024, BMC public health. DOI: 10.1186/s12889-024-17815-4
[17] A randomized controlled trial to test the effects of displaying the Nutri-Score in food advertising on consumer perceptions and intentions to purchase and consume. — Courbet D, Jacquemier L, Hercberg S, Touvier M, Sarda B, Kesse-Guyot E, Galan P, Buttafoghi N, Julia C., 2024, The international journal of behavioral nutrition and physical activity. DOI: 10.1186/s12966-024-01588-5
[20] A Cluster-Randomized Controlled Trial to Evaluate a Community-Based Healthy Eating and Nutrition Label Interpretation Intervention Among Latinx Immigrant Mothers and Their Daughters. — Scarinci IC, Hansen B, Kim YI., 2021, Journal of community health. DOI: 10.1007/s10900-020-00885-x
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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