
筋活動の増加と、続けた後の筋力は別の結果である
腕の位置を変えたときの筋活動が高いなら、その形ほど長期的に筋力も増えるのだろうか。そう尋ねたくなるが、中心研究の結果から、将来の増加量を計算することはできない。その場の筋活動の比較と、期間を設けて筋力や筋厚を調べる試験は、答える問いが異なる。前者の数字を後者の予報にしないことが、形を選ぶ際の前提になる。[1][12]
後者の例として、産後6〜12か月で腹直筋離開のある女性70人を対象にした無作為化比較試験がある。腹直筋離開は、この試験では左右の腹直筋の間隔によって診断された状態である。運動群には頭を持ち上げる運動、カールアップ、ひねりを加えたカールアップを含む自宅プログラムが処方され、週5日、12週間行った。比較群は介入を受けなかった。18〜39歳の女性でも、産後の時期や腹直筋離開の有無が異なる人への適用には検討が必要だ。[12]
結果として、腹直筋の筋厚は群間の平均差で0.7 mm増加し、95%信頼区間は0.1〜1.3 mmだった。体幹の角度10度で測った筋力は9 Nmの増加で、95%信頼区間は3〜16 Nmだった。Nmは回転させる力の単位である。ここでは、単に「効いた」という感想ではなく、測る対象を定めて変化を評価している。[12]
しかし、同じプログラムで腹直筋間の距離が改善したわけでも、悪化したわけでもなかった。へそから2 cm上の安静時の値を例にすると、群間の平均差は1 mm、95%信頼区間は−1〜4 mmだった。この試験では、筋力・筋厚の増加と筋肉の間隔の変化は別の結果になった。「腹筋に変化があった」という言葉には、何が変わったのかを添える必要がある。[12]
この試験は、健康な女性が胸の前で腕を組む場合と、頭の後ろに手を置く場合の長期比較ではない。したがって、筋厚の増加量を、手の位置を変えた効果として紹介することはできない。週5日という頻度も、参加条件とプログラムに結びついた研究上の設定である。初心者全員の予定表にそのまま書き込む数字ではない。[12]
夜の記録に残すなら、手の位置、まっすぐかひねりか、自分が感じた動かしやすさを記す欄と、後で確認したいことを分けるとよい。これは研究結果を日常に移すための整理案である。今日難しかったという記録を、明日の筋力が増えるという保証に変換しない。測っていない変化まで、日記に先回りして書く必要はない。[1][12]
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
産後や妊娠中は、手の位置だけでは判断しない
産後の腹直筋離開に対する運動を扱った2021年の系統的レビューとメタ分析では、7件の無作為化試験、合計381人が対象になった。腹横筋のトレーニングを最小限の介入と比べた2件を統合すると、腹直筋間距離の平均差は−0.63 cm、95%信頼区間は−1.25〜−0.01 cmだった。ただし、証拠の質は非常に低いと評価された。対象は産後の腹直筋離開がある女性であり、18〜39歳の女性全般にそのまま当てはめることはできない。[18]
同レビューでカールアップを含んだのは2件だった。カールアップが腹直筋離開に対してより有効かという判断も、偏りの危険が高い個別試験に基づく、非常に確かさの低い証拠だった。数字が減ったという部分だけを切り出して、特定の腹筋運動で必ず間隔が縮むと受け取るべきではない。統合した結果にも、確かさの段階がある。[18]
その後の2023年の試験は、筋力と筋厚の増加を示しつつ、腹直筋間距離は改善も悪化もしなかった。先のレビューと並べて読むと、筋力を高めることと、筋肉の間隔を狭めることを、別の目標として考える理由が見えてくる。レビューの確かさと個別試験の結果を照らすには、対象と評価項目をそろえて読む必要がある。[12][18]
妊娠中については、初めて妊娠した妊娠18〜21週の女性63人を対象にした別の無作為化試験がある。一般的な運動を行う群と、それに腹横筋を意識した運動、または腹直筋を対象としたクランチを加える群を比較した。各群は12週間で24回のセッションを行い、腹直筋間距離と骨盤底の症状を評価した。18〜39歳の女性でも、妊娠していない人や妊娠時期の異なる人に同じ結果を当てはめるには対象の違いがある。[3]
この試験では、腹直筋間距離は各群で同様に増え、特定の腹筋を対象にした群と一般運動の群の間に実質的な差はなかった。へその2 cm上の安静時では、一般運動と腹直筋を対象とした運動との群間差は4 mm、95%信頼区間は−5〜12 mmだった。骨盤底の症状でも実質的な群間差は認められなかった。[3]
妊娠中の試験と産後の試験は、参加した時期も条件も違う。健康な女性の腕の位置の実験も、さらに別の対象である。これらをまとめて「どの女性も同じ手の置き場で始めればよい」とは言えない。妊娠中や産後に個別の健康上の不安がある場合は、研究の平均値を自己判断の許可証にせず、医師に相談する対象として扱いたい。[1][3][12]
研究を読む際も、まず対象、運動の内容、測った結果の順に確認したい。腕の位置の実験と産後の運動試験をその順で並べれば、同じクランチという名前だけで結果をつなぐ誤読を防ぐ手がかりになる。[1][12]

よくある誤解
「頭の後ろに手を置かなければ腹筋運動にならない」という思い込みがある。中心研究が示したのは、腕の位置で負荷を増やすと腹筋群の活動が増えるという関係だ。胸の前で組む形を無意味と判定する結果ではない。手の置き場を正誤問題にすると、負荷を調整するという使い道が見えなくなる。[1]
「深い腹筋が働くなら、それが最適な運動だ」という理解も飛躍になる。腹横筋の活動は負荷とともに増えたが、最高水準は最大収縮の40%であり、研究者は筋力トレーニングとして最適ではない可能性を述べている。参加している筋肉を確認する問いと、特定の筋肉を強くする方法を選ぶ問いは、同じではない。[1]
「腹筋が強くなれば、産後の腹直筋間距離も必ず小さくなる」という思い込みも修正したい。産後女性の比較試験では筋力と筋厚が増えた一方、距離は改善も悪化もしなかった。見た目の期待、筋力の変化、筋肉の間隔をひとまとめにせず、自分が何を確かめたいのかを言葉にすることが出発点となる。[12]
今日からできること
- 腕の位置を比べる日は、まずまっすぐ丸める動き同士で比較する。研究が扱った3種類の腕の位置と左右のひねりを、自分の比較でも別の条件として考える。[1]
- 手の置き場を記録に加える。「腹筋をした」から少し具体的にし、位置を変えた前後の回数を、同じ条件の成績として扱わない。[1]
- 動く速さも比べる条件に含める。女性10人の実験は標準化した速度で行われており、形と速さを同時に変えた結果を手の位置だけの違いと決めない。[1]
- 腹横筋の40%という数字を、運動の得点にしない。最大収縮に対する活動の割合と、続けた後の筋力や筋厚の変化を区別する。[1][12]
- 産後の運動について相談する際は、筋力と腹直筋間距離のどちらが気になるかを伝える。12週間の試験で両者は同じ結果ではなく、個別の健康状態は医師に相談する。[12]

オンザショア立川店を、運動の予定を置く場所に
手の置き場を考える時間も、実際に体を動かす時間も、日常の予定の中に置いていく。オンザショア立川店の営業時間は8:00〜23:30で、年中無休である。所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。JR立川駅北口から徒歩1分の場所にある。生活の中で通う時間を考える際には、営業時間と立地を手がかりにできる。
溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングを扱う。ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIITもあり、続ける運動を考えるための選択肢となる。
妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている場合は利用できない。手の位置を考える前に、参加できる運動の条件を確認したい。店舗の案内と料金で、予定に合う選択肢を確かめられる。
ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。持ち物と時間を具体化したら、体験の予約で日程を選ぶ。
参考文献
[1] Abdominal Muscle Activation During Common Modifications of the Trunk Curl-up Exercise — Crommert ME, Bjerkefors A, Tarassova O, Ekblom MM., 2021, Journal of strength and conditioning research. DOI: 10.1519/jsc.0000000000002439
[3] Transversus abdominis and rectus abdominis activation exercises do not alter inter-recti distance in pregnant women: a randomised trial — Cabral AL, Diniz ALD, Oliveira EH, Caserta AFLV, Rodrigues GF, Tavares LCA, Gonç, 2025, Journal of physiotherapy. DOI: 10.1016/j.jphys.2025.09.013
[12] Curl-up exercises improve abdominal muscle strength without worsening inter-recti distance in women with diastasis recti abdominis postpartum: a randomised controlled trial — Gluppe SB, Ellström Engh M, Bø K., 2023, Journal of physiotherapy. DOI: 10.1016/j.jphys.2023.05.017
[18] What is the evidence for abdominal and pelvic floor muscle training to treat diastasis recti abdominis postpartum? A systematic review with meta-analysis — Gluppe S, Engh ME, Bø K., 2021, Brazilian journal of physical therapy. DOI: 10.1016/j.bjpt.2021.06.006
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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