筋トレ前のストレッチ後は動いて準備する?静かに伸ばすだけとの力の違いを読む

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

どの筋肉を伸ばしたかでも、組み合わせの意味が違う

「静的と動的を組み合わせる」という言葉には、別の違いも隠れている。これから力を出す筋肉を伸ばすのか、その反対の働きをする筋肉を伸ばすのか、という違いだ。膝を伸ばす課題で考えると、膝を伸ばす側が主働筋、その反対に膝を曲げる側が拮抗筋になる。両者を同じ扱いにしない試験がある。[11]

若い男性16人を対象とした無作為順序の比較試験では、トレーニング経験者と未経験者を同数含め、異なる組み合わせの条件を調べた。主働筋と拮抗筋の両方を動的に伸ばす条件では、膝を伸ばす最大のトルクが12.72%増加し、主働筋を動的に、拮抗筋を静的に伸ばす条件では15.61%増加した。トルクは関節を回そうとする力の大きさである。男性で得られた改善率を、18〜39歳の女性へ直接当てはめることはできない。[11]

主働筋と拮抗筋の両方を動的に伸ばす条件では、反動を使う跳躍の高さも12.6%改善した。拮抗筋だけを静的に伸ばす条件でも、跳躍高に11.3%の改善が見られた。したがって、静的という名前だけで、必ず悪い準備に分類することはできない。対象の筋肉と、その後の課題をそろえて読む必要がある。[11]

ただし、この試験は小規模で、若い男性の膝の筋力や跳躍を調べたものだ。膝を伸ばす機器上の検査と、全身を使うスクワットの重量は同じ指標ではない。先ほどの系統的レビューより大きく見える割合があるからといって、こちらの方法のほうが優秀だと比べることもできない。対象、測定、条件が違う数字は、順位表には並べられない。[3][11]

自分で準備を組む場面では、ここから急に複雑な筋肉の組み合わせへ進む必要はない。まず、どこを伸ばしたか、何の動作のためかを言葉にする。「脚を伸ばした」より、「太もも裏を保持してから、しゃがむ準備へ移る」と書くほうが、次に見直す対象が明確になる。これは研究の条件を自分の準備でも区別するための記録の工夫である。[8][11]

膝の課題で得られた結果を肩へ移したり、拮抗筋を伸ばした結果を主働筋の長い保持へ置き換えたりすると、同じ組み合わせにはならない。静的と動的の割合だけ数えるより、使う関節と、その後に行う動作までひとまとまりにするほうが、試験の結果を丁寧に使える。[11]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

今日の準備と、柔軟性を育てる練習は時間軸が違う

直後の力を守りたいという話から、静的ストレッチを生活から外す必要はない。健康な人の継続的なストレッチを扱った77研究のメタ分析では、関節可動域を広げる効果が確認されている。長期に可動域を大きくする目的では、静的ストレッチや、筋収縮と弛緩を組み合わせる方法が、動的な方法などより大きな改善を示した。[16]

つまり、柔軟性を長く育てる場面での選択と、この後すぐ力を出す場面での選択は、同じ答えにならなくてもよい。仕事帰りに筋トレをする日の準備と、柔軟性そのものに時間を使う日の練習を、すべて同じ手順にそろえる必要はない。目的を分ければ、静的をやめるか続けるかの二択から離れられる。[12][16]

筋力については、長期の結果にも幅がある。総説は、継続的なストレッチでは柔軟性が改善し、筋力を損なわず、静的な方法でも長期間の実施で小さな筋力向上が起こりうると整理している。一方、活動的で健康な男性45人の無作為化比較試験では、太もも裏の静的ストレッチを続けた後に、別の結果が出ている。対象が男性であるため、18〜39歳の女性でも同じ低下が起きるかは、この試験からは判断できない。[12][20]

その試験では、静的な方法は30秒を3セット、動的な方法は30回を3セットとし、週3回、合計10回実施した。静的ストレッチの群では、筋肉が伸ばされながら力を出す膝曲げの最大トルクが、群内で15.4%低下した。連続して跳ぶ検査の距離も3.7%低下した。[20]

総説の全体的な整理と、この個別試験の結果は、どちらかを消して整えるものではない。継続するストレッチでも、筋群、量、調べた力の種類、組み合わせる運動が違えば、判断は変わりうる。直後の変化を長期の結論にしたり、長期の柔軟性向上を次の筋トレの出力向上にしたりせず、何を伸ばしたいのかへ立ち戻る必要がある。[12][16][20]

可動域だけでも、測り方をそろえる意味がある。若い男性14人の無作為化クロスオーバー試験では、一定の関節トルクで股関節を曲げる範囲を調べ、静的な方法で3.8度、動的な方法で3.7度の改善が見られた。動的な方法も動く範囲を広げうる、という具体例である。18〜39歳の女性に同じ角度の改善を見込めるかは、この男性の試験からは決められない。測定したのは股関節の可動域であり、膝の筋力とは分けて読む。[17]

筋トレ美女 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

よくある誤解

「静的ストレッチをした時点で、その日の筋トレは台無しになる」。これは言い過ぎだ。大学テニス選手の試験では、その後の競技動作により、初めに見られた運動能力の低下が和らいだ。静的ストレッチを実施したという事実だけで、準備の最終的な結果は決まらない。どのくらい伸ばし、その後に何を行い、いつ測ったかをセットで見たい。[8]

「動的ストレッチを足せば、けがも防げる」。これも、力の検査で良い結果が出たことからは導けない。競技選手の動的ストレッチと傷害の発生を扱った総説では、動的ストレッチだけの群と、静的も組み合わせた群を比べた研究で、傷害の発生に有意差がなかったと整理している。動的な活動を含むウォームアップ全体の結果と、動的ストレッチ単独の効果を混ぜないことが必要である。18〜39歳の女性の日常的な運動における傷害予防も、この競技者中心の知見だけでは確定できない。[14]

「よく伸びた実感があれば、重りを持つ準備も整った」。柔軟性と出力を同じ成績表にする考えだが、静的ストレッチで柔軟性が改善しても、直後の敏捷性や瞬発的な能力は低下する場合がある。前屈が気持ちよく決まったことは、それ自体の感覚として受け取りたい。バーベルは前屈の通知表を見て軽くなってくれるわけではない。[8]

逆に、研究で運動能力が少し低下したからといって、それが永続的な筋力低下を示すわけでもない。ここで中心に見ているのは運動直前の変化だ。今日の準備を評価するなら、その後の課題に移った時点までを確認する。継続的な柔軟性の練習の評価なら、続けた期間と測定対象を別に考える。異なる時間軸の結果を混ぜないことが、過度に怖がらず、過度に期待しないための手掛かりになる。[8][12][16]

今日からできること

  • 準備のメモを「保持して伸ばす部分」と「動いて備える部分」に分ける。大学テニス選手31人の試験を参考に、ストレッチ後の動作まで確認する視点を持つ。競技動作を筋トレへ応用する考え方であり、重量を増やす保証ではない。[8]
  • 長く伸ばすことを準備の完成条件にしない。レビューでは60秒を超える条件で、柔軟性の改善と直後の運動能力の低下が併存した。長さを足す前に、その日の主な目的が柔軟性か、力の発揮かを決める。[3]
  • 競技動作の6分を、そのまま休息の6分に置き換えない。参考にするのは時間だけでなく内容である。筋トレへ移す場合は、これから行う動作を軽い負担で確かめる案として取り入れ、試験と同じ効果が出る手順とは区別する。[8]
  • 数字を見るときは測定項目も残す。男性16人の試験の膝のトルク向上を、自分のスクワットの重量増加に換算しない。準備を比べるなら、同じ動作をどのように行えたかを記録の中心にする。[11]
  • 続ける柔軟性の練習は、直前の準備と別に考える。77研究のメタ分析が示したのは継続による可動域の変化である。長く柔らかさを育てる目標と、その日の力を出す目標を、予定の中でも分けておく。[16]
立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショアで、準備を考える時間ごと予定に入れる

伸ばした後に何をするかまで決めておく。そのためには、準備と実際の運動をひと続きの予定として考えたい。オンザショア立川店には、常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングのほか、溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガがある。女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIITもあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンを用意している。

妊娠中は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。まず利用できる種目を確認し、生活に入れる運動を考える際には店の案内も確認したい。

営業時間は8:00〜23:30で年中無休。JR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある。ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。料金を確認し、体験の予約で予定に合う日程を選べる。

参考文献

[3] How long should athletes with high range of motion demands stretch? Acute stretching durations for flexibility and performance: a systematic review — Belli I, Alghosi M, Kalayeh MB, Abdollahzadeh E, Heidari F, Azar RA, Alimoradi M / 年: 2026 / 誌名: Frontiers in physiology / 被引用: 0. DOI: 10.3389/fphys.2026.1881773

[8] Acute effects of prolonged durations of static stretching on athletic performance and flexibility — Ji S, Lu H, Sun Z, Chen T, Li Z. / 年: 2026 / 誌名: Research in sports medicine (Print) / 被引用: 0. DOI: 10.1080/15438627.2025.2547203

[11] Effects of Different Stretching Modalities on the Antagonist and Agonist Muscles on Isokinetic Strength and Vertical Jump Performance in Young Men — Montalvo S, Gonzalez MP, Dietze-Hermosa MS, Martinez A, Rodriguez S, Gomez M, Cu / 年: 2025 / 誌名: Journal of strength and conditioning research / 被引用: 7. DOI: 10.1519/jsc.0000000000004937

[12] Muscle Stretching: Exploring the Impact of Different Modalities on Maximal Range of Motion and Strength with Practical Recommendations — Longo S, Cè E, Toninelli N, Esposito F, Coratella G. / 年: 2025 / 誌名: Sports medicine – open / 被引用: 4. DOI: 10.1186/s40798-025-00925-7

[14] Potential Effects of Dynamic Stretching on Injury Incidence of Athletes: A Narrative Review of Risk Factors — Behm DG, Alizadeh S, Daneshjoo A, Konrad A. / 年: 2023 / 誌名: Sports medicine (Auckland, N.Z.) / 被引用: 28. DOI: 10.1007/s40279-023-01847-8

[16] Chronic effects of stretching on range of motion with consideration of potential moderating variables: A systematic review with meta-analysis — Konrad A, Alizadeh S, Daneshjoo A, Anvar SH, Graham A, Zahiri A, Goudini R, Edwa / 年: 2024 / 誌名: Journal of sport and health science / 被引用: 66. DOI: 10.1016/j.jshs.2023.06.002

[17] Effect of Static Stretching, Dynamic Stretching, and Myofascial Foam Rolling on Range of Motion During Hip Flexion: A Randomized Crossover Trial — Siebert T, Donath L, Borsdorf M, Stutzig N. / 年: 2022 / 誌名: Journal of strength and conditioning research / 被引用: 9. DOI: 10.1519/jsc.0000000000003517

[20] Chronic Effects of Static and Dynamic Stretching on Hamstrings Eccentric Strength and Functional Performance: A Randomized Controlled Trial — Barbosa GM, Trajano GS, Dantas GAF, Silva BR, Vieira WHB. / 年: 2020 / 誌名: Journal of strength and conditioning research / 被引用: 21. DOI: 10.1519/jsc.0000000000003080

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ヨガとからだの小さな疑問のほかの記事

ヨガとからだの小さな疑問の一覧

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

1

2


Warning: Attempt to read property "show_author" on false in /home/c1531448/public_html/ontheshore.jp/wp-content/themes/heal_tcd077/single.php on line 165

関連記事

ご体験予約