呼吸法で体温は本当に上昇する?ツンモの強い息と筋肉が生む熱を研究で読む

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

強い息の数字を、温度の数字に置き換えない

息をする筋肉の働きを考える手掛かりとして、健康な男性8人を対象とした予備的研究がある。18〜39歳の女性でも同じ筋活動の水準になるかは、この男性の研究だけでは判断できない。仰向けで膝を曲げ、強い呼吸を伴う運動を行い、腹壁の筋肉の電気活動と腰の姿勢を調べたものだ。お腹を強く固める方法や、お腹を内側へ引き込む方法とも比較された。[12] これは呼吸中の筋活動を問う実験であり、ツンモの温度測定とは問いが違う。

強い呼吸を伴うその運動では、深部の腹壁筋、とくに内腹斜筋などに高い活動が見られ、活動水準は最大随意収縮に対して平均54%、最大84%と報告された。腰の姿勢を変えずに、筋肉が活動していた。[12] 最大随意収縮とは、自分の意思で最大限に力を出したときの収縮を指す。この割合は、測定された筋活動を読み取るための物差しである。

54%という値を、消費エネルギーが54%増えたと読むことはできない。84%を、体温が大きく上がった証拠にすることもできない。論文で示された数値は筋活動の水準だからだ。[12] 双子の研究の熱産生の割合と見た目が似ていても、分母も測定対象も違う。[2][12] 比較するときは、割合の分母と測定項目までそろえて確かめる。

この違いは、呼吸法の宣伝を読むときにも役に立つ。「腹筋がよく働いた」という結果から「全身が温まる」、さらに「体質が変わる」まで進めるには、それぞれ別の測定と比較が必要だ。ここで確かめられたのは、特定の姿勢と強い呼吸を組み合わせたときに、腹壁の筋肉が活動することだった。[12] 呼吸を全身運動のように感じたとしても、その感覚だけで温度上昇の大きさは決められない。

女性の身体を調べた研究からは、別の角度が見える。健康な未出産女性8人を対象に、リアルタイムの磁気共鳴画像で呼吸と咳の動きを観察した予備的研究では、横隔膜と骨盤底が吸うときに下方へ、吐くときに上方へ動いた。呼吸に合わせて、お腹の横幅も変わっていた。[13] 18〜39歳の女性全体にそのまま当てはめるには、未出産の健康な女性に対象が限られる点を踏まえる必要がある。呼吸の動きは、胸だけで完結していない。

右側の横隔膜の動きの幅は、静かな呼吸で平均15±6mm、強い呼吸で32±15mmだった。左側はそれぞれ9±7mm、28±16mmだった。[13] 強い呼吸では動きが大きかったが、これは移動距離の結果である。動く距離を測った研究を、女性なら呼吸で一定の温度まで温まるという証明に変えることはできない。

この画像研究は、横隔膜と骨盤底、腹壁が呼吸に合わせて連動する様子を示している。[13] それを「骨盤底をずっと締めれば熱が増える」という指示に置き換えるのも別の話だ。観察された動きを理解することと、力みを追加することは同じではない。背中や肋骨に手を当てて動きを捉える練習は隣の記事の問いに譲り、ここでは筋活動や動きの測定が、温度計の代わりにはならない点を押さえたい。

研究の対象を並べると、熟練した瞑想実践者、双子の男性、健康な男性、健康な未出産女性と、それぞれ異なる。[1][2][12][13] それらをつなぐと呼吸に身体的な仕事が伴うことは見えてくるが、全員に同じ熱の変化が生じるとは決まらない。別々の研究で確かめた部分を組み立てるときは、接ぎ目まで結果で埋まっているかを確かめる必要がある。

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

よくある誤解

「ツンモの研究があるなら、ゆっくり深呼吸するだけでも発熱域まで上がる」という理解は正しくない。温度の明確な上昇が見られたのは、熟練者による強い呼吸を伴う型の実践だった。身体的な要素だけを行った場合は、温度上昇が平常域に限られた。[1] 呼吸を丁寧に行うことと、実験で使われた特殊な実践を再現することは、言葉の上で近くても条件が違う。

「寒冷で熱産生が約4割増えたから、体温も約4割上がる」という読み方も誤りである。双子の研究で40.1%と41.9%だったのは、寒冷による熱産生の増加率だ。[2] 熱を作る量と、温度計の値は別の指標である。研究の数字を日常語に直すときに、熱産生を体温と言い換えてしまうと、もとの結果から離れてしまう。

同じ理由で、その割合を毎日の消費カロリーや体重の変化に換算することもできない。この研究の対象と条件は、双子の男性が寒冷下でツンモに似た呼吸をしている場面だった。[2] 座っている時間の呼吸を変えれば、同じ割合の変化が生活全体に続くという話ではない。温まるかどうかを知りたかったはずが、いつの間にか体重の成績表を渡される必要はない。

「イメージが関係するなら、筋肉の力は関係ない」という理解も、研究の組み立てと合わない。ツンモの試験は身体的な熱産生と認知的な維持の役割を分け、双子の試験は呼吸筋の活動を熱源の候補に挙げている。[1][2] さらに、強い呼吸を伴う運動では腹壁筋の高い活動が測られている。[12] 意識と筋肉のどちらかを勝者に決めるより、違う働きを測った結果として読むほうが筋が通る。

冷たい手が少し楽になった、落ち着いて座れた、腋の温度が上がった。こうした言葉は、自分の記録でも分けて残せる。研究の数値と比べるなら、その研究が測った項目に戻る。[1][2] 体感を大切にすることと、体感に体温計と同じ役を求めることは別である。感じたことを否定せず、測っていない変化まで付け足さない姿勢が、呼吸法の話を読みやすくする。

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

今日からできること

  • 読んだ記事の温度がどこで測られたかを確かめる。ツンモ研究の最高38.3℃は腋の温度であり、自分の手先の感覚との単純な比較は避ける。[1]
  • 呼吸法の説明に、強い呼吸、身体の力み、瞑想のイメージのどれが含まれるかを分けてメモする。身体的な要素だけの実践と、熟練者の実践では温度上昇の範囲が異なった。[1]
  • 数字の後ろに項目名を書く。40.1%は熱産生、平均54%は最大随意収縮に対する筋活動であり、同じ種類の効果量として比べない。[2][12]
  • 身体の動きを観察するときは、動いたから温度が上がったと結び付けない。女性8人の画像研究で確かめられたのは、横隔膜と骨盤底の連動などの動きである。[13]
  • 自宅で体温の最高値を競う課題にしない。熟練者の実践中に得られた38.3℃を、普段の呼吸練習の目標へ移し替えない。[1]

検索したその日に必要なのは、特殊な呼吸法の手順を増やすことより、期待する変化を言葉にすることかもしれない。「温かく感じたい」のか、「温度を変えたい」のか、「息を整えて過ごしたい」のか。期待が違えば、研究で注目すべき結果も違う。ツンモの試験で測られた腋の温度と、筋活動や身体の動きを測った研究を、同じ効能の証拠として束ねないことが大切だ。[1][12][13]

温度が上がらないときに、さらに強い息や長い力みを足せばよいとは決められない。身体的な要素だけでは温度上昇の範囲と継続時間が限られたという結果は、強さだけを追う考え方を支えない。[1] 体調について判断が必要な場合は医師に相談する。冷えた朝を過ごす工夫と、熟練者の実践を実験として調べることを、急いで一つの課題にしなくてよい。

オンザショアで、呼吸に触れる時間を予定にする

呼吸の練習を生活に置くなら、体温の記録を競うより、通う時間と場所を決めるところから考えたい。オンザショア立川店はJR立川駅北口から徒歩1分、営業時間は8:00〜23:30で、年中無休である。出勤前か帰宅途中か、自分の予定に照らして選べる営業時間だ。

所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングなどがあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。温かい環境で行うか、常温で行うかも、通う場を考える際の選択肢になる。

参加条件も、温かさへの期待と分けて確かめたい。妊娠中は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。店のトップで通う場を確認し、料金も予定と照らし合わせられる。

ヨガの体験レッスンは税込1,980円。60分のレッスンに、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。体験の予約は、所在地と時間、参加条件を確かめてから予定表に置きたい。

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

参考文献

[1] Neurocognitive and somatic components of temperature increases during g-tummo meditation: legend and reality — Kozhevnikov M, Elliott J, Shephard J, Gramann K., 2013, PloS one. DOI: 10.1371/journal.pone.0058244

[2] Frequent extreme cold exposure and brown fat and cold-induced thermogenesis: a study in a monozygotic twin — Vosselman MJ, Vijgen GH, Kingma BR, Brans B, van Marken Lichtenbelt WD., 2014, PloS one. DOI: 10.1371/journal.pone.0101653

[12] Exercises to activate the deeper abdominal wall muscles: the Lewit: a preliminary study — Badiuk BW, Andersen JT, McGill SM., 2014, Journal of strength and conditioning research. DOI: 10.1519/jsc.0b013e3182aac3f3

[13] Phase-locked parallel movement of diaphragm and pelvic floor during breathing and coughing-a dynamic MRI investigation in healthy females — Talasz H, Kremser C, Kofler M, Kalchschmid E, Lechleitner M, Rudisch A., 2011, International urogynecology journal. DOI: 10.1007/s00192-010-1240-z

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ヨガとからだの小さな疑問のほかの記事

ヨガとからだの小さな疑問の一覧

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

1

2


Warning: Attempt to read property "show_author" on false in /home/c1531448/public_html/ontheshore.jp/wp-content/themes/heal_tcd077/single.php on line 165

関連記事

ご体験予約