HIITの後に白血球が増えるのはなぜ?細胞の移動と免疫の働きを分けて読む

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続けた後の変化は、直後の増減と分ける

単回の運動で細胞が動くことと、運動を続けて細胞の働きが変わることは、時間の尺度が異なる。健康で座りがちな男性60人を無作為に振り分けた試験では、HIIT、一定強度の持続運動、運動介入なしを比較した。運動群は1日30分、週5日、6週間のプログラムに取り組んだ。男性の結果を18〜39歳の女性にそのまま当てはめられるかは、女性を対象とした検証も必要だ。[2]

HIITは最大酸素摂取量の80%と40%の強度を3分ごとに切り替え、持続運動は60%の強度を保った。研究が調べたのは、低酸素下で運動した際のリンパ球のミトコンドリア機能である。ミトコンドリアは細胞内のエネルギー産生に関わる部分で、この試験では酸素消費などを通じて働きを評価している。[2]

介入前の低酸素運動では、老化に関連する特徴を持つリンパ球が血中へ動員され、細胞内のエネルギー産生に関わる指標が低下していた。トレーニング後は、HIITと持続運動のどちらでも、低酸素運動後のこうしたリンパ球数が減り、ミトコンドリアの酸素消費などの指標が改善した。[2]

血中の特定の細胞数が減ることと、細胞内の働きが改善することが、同じ研究で並んでいる。数が多いほどよい、というものさしだけでは読み解けない例だ。改善はHIITと持続運動の両方に見られた。細胞の働きのためには常に最も激しい方法を選ぶべきだ、という結論にもならない。[2]

ただし、これは健康な男性が低酸素の負荷を受ける条件での試験だ。一般の室内レッスンを終えた女性の日常へ、そのまま数値を移すことはできない。研究の運動量は、読者が実行すべきノルマでもない。ここで持ち帰りたいのは、継続による適応を調べるときには、直後の細胞数とは違う検査が使われるという見方である。[2]

疾患のある人を対象にした無作為化試験にも、継続後の変化がある。多発性硬化症の入院リハビリテーションでは、HIITと中強度の持続運動を比べ、3週間で好中球・リンパ球比が減ったのはHIITのみだった。この比は白血球の仲間同士の割合から作る炎症関連の指標であり、白血球の総数とは別のものである。入院リハビリテーション中の患者の結果を、健康な18〜39歳の女性にそのまま当てはめることはできない。[9]

研究者は、単回の運動による炎症反応と、それを補う抗炎症の応答が繰り返される可能性を挙げている。ただし、これは機序の仮説である。特定の疾患のリハビリテーションで変化した指標を、健康な人の感染しにくさへ置き換えないことも必要だ。対象と指標をそろえて初めて、似て見える研究を比較できる。[9]

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「働き」を測った試験でも、変わらなかった項目を見る

細胞の働きに近づく研究として、経過観察中の限局性前立腺がんの男性52人を対象にした無作為化試験の二次解析がある。監督下の有酸素HIITを12週間行う群と通常のケア群を比較し、介入前後の空腹時の血液で免疫細胞の構成や、細胞を傷害する働きを測定している。前立腺がんの男性で得られた結果を、18〜39歳の女性にそのまま当てはめることはできない。[5]

HIIT群では、主要なNK細胞集団の割合が比較群より調整後の差で2.0ポイント増え、95%信頼区間は0.3〜3.7だった。また、末梢血単核球という細胞集団による、検査用の標的細胞に対する傷害活性の差は2.9ポイントで、95%信頼区間は0.3〜5.4だった。割合の変化と、機能検査の変化を別々に示した結果である。[5]

ここでいう信頼区間は、推定された差の不確かさを示す幅だ。差の代表値だけを見て「誰でも同じだけ改善する」と考えることはできない。また、傷害活性は血液由来の細胞で行った検査の結果であり、参加者の体内でがんが同じ割合だけ減ったという意味ではない。研究者も腫瘍そのものの測定とは区別している。[5]

変化しなかった項目にも目を向けたい。T細胞やB細胞の集団などには有意な群間差がなく、炎症に関わる物質にも変化したものと変化しなかったものがあった。「免疫が全部上がった」という一行では、この選択性が消えてしまう。[5]

この解析は探索的で、複数の比較を行っているため、研究者は仮説を生む結果として受け止め、より大きな研究での確認が必要としている。無作為化試験でも、解釈には対象と測定の条件が付く。疾患、運動の監督、採血の条件、測定した働きまでが結果と一緒に付いてくる。[5]

直後の再分布を調べた研究と、この継続試験の結果は、互いを打ち消すものではない。前者は運動の周辺で起こる細胞の動き、後者は継続後の特定の血液指標や機能を見ている。違う時刻、違う対象、違う検査の答えを、同じ「免疫力」という箱に入れないことが肝心だ。[3][5]

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よくある誤解

「白血球が増えた分だけ免疫力が上がる」は、測ったものを取り違えている。若い男性の試験で示された50%増は、運動直後の血中の白血球数の変化である。細胞の移動や種類を調べる別の研究と合わせても、それを個人の感染予防効果の割合として扱うことはできない。検査の数字を、そのまま生活の成績表にしないほうがよい。[11][3][4]

「回復中に血中のリンパ球が減ったら、防御する細胞が失われた」も早計だ。健康な人のHIIT研究では、直後の動員と、その後の血中からの退出が観察されている。移動に関わる受容体の特徴も変わっており、数だけで細胞の消滅や機能低下を決められない。[3][4]

激しい運動全般と感染の関係は、既存記事「激しい運動は免疫を下げるのか|オープン・ウィンドウ仮説の現在」に譲る。この記事の問いは、HIIT前後の採血で動いた細胞をどう読むかである。血中の減少だけから、感染しやすくなる時間帯が個人に確定した、と読むことは避けたい。[3][4]

「高強度であるほど、細胞の働きにも必ず有利」という期待にも区切りが要る。低酸素負荷に対するリンパ球のミトコンドリア機能を調べた継続試験では、HIITと中強度の持続運動の両方で改善した。ある測定の直後の反応が大きいことは、運動法全体の優劣を決める十分な理由ではない。[2][11]

今日からできること

  • 「運動で免疫力が上がる」という情報を読んだら、まず総数、細胞の種類、働きのどれを測ったかを確認する。12人の比較試験の50%増は、白血球の総数についての数字である。[11]
  • 運動前、直後、1時間後を別の条件として読む。16人の研究で見られたように、同じ細胞でも時刻によって血中の数の向きが変わるためだ。[3]
  • 血液検査の結果を相談するときには、直前に行った運動の内容と時刻も医師に伝える。短い高強度運動と持続運動のどちらでも、直後の白血球数は変化していた。[11]
  • 運動の選択を、直後の増加率だけで決めない。6週間の試験では、HIITと一定強度の持続運動の両方が、低酸素負荷後の細胞機能の指標を改善している。[2]
  • 継続試験を読むときは、変わった項目に加えて変わらなかった項目も探す。12週間の臨床試験でも、T細胞やB細胞の集団には有意な群間差がなかった。[5]

採血を受けるために、自分で運動の有無を操作して望む値を作ろうとする必要はない。検査の目的や個別の健康状態の判断は医師に委ね、その前後に何をしたかを共有する。研究が示す運動直後の変化は、検査結果を単独で断定する代わりに、背景を確かめる理由になる。[11]

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

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続ける運動を考えるときは、強度の名前と同じくらい、通う時刻や選べる種目にも目を向けたい。オンザショア立川店は8:00〜23:30、年中無休で営業している。JR立川駅北口から徒歩1分の場所にあり、所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fである。

当店にはHIIT、パーソナルトレーニングのほか、常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズがある。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガも行い、ヨガだけで25種類以上のレッスンを用意している。運動の選択肢と営業時間を、生活の中に続ける場所を考える材料にしてほしい。

妊娠中は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。選べる内容は店のトップで確認できる。

ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンに、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。料金と体験の予約を、通う時間を考える際に確認してほしい。

参考文献

[2] Exercise Training Alleviates Hypoxia-induced Mitochondrial Dysfunction in the Lymphocytes of Sedentary Males — Tsai HH, Chang SC, Chou CH, Weng TP, Hsu CC, Wang JS., 2016, Scientific reports. DOI: 10.1038/srep35170

[3] Chemokine Receptor Profile of Circulating Leukocyte Subsets in Response to Acute High-Intensity Interval Training — Leuchte K, Fresnillo Saló S, Rahbech A, Byrdal M, Vinther A, Holmen Olofsson G., 2026, Biomolecules. DOI: 10.3390/biom16020263

[4] Moving for optimal immunity: the effect of acute high-intensity interval training on phenotype, virus specificity and chemokine receptor expression in human CD8+ T cells — Leuchte K, Luu TV, Fresnillo Saló S, Madsen K, Heide-Ottosen L, Skadborg SK, Kem, 2025, Frontiers in immunology. DOI: 10.3389/fimmu.2025.1739657

[5] Changes in circulating immune cells and cytokines after high-intensity aerobic exercise in patients with prostate cancer undergoing active surveillance from the ERASE randomized controlled trial — Kang DW, Patel D, Field CJ, Boulé NG, Fairey AS, Schadler KL, Courneya KS., 2026, Frontiers in immunology. DOI: 10.3389/fimmu.2026.1923463

[9] High-intensity interval training reduces neutrophil-to-lymphocyte ratio in persons with multiple sclerosis during inpatient rehabilitation — Joisten N, Proschinger S, Rademacher A, Schenk A, Bloch W, Warnke C, Gonzenbach , 2021, Multiple sclerosis (Houndmills, Basingstoke, England). DOI: 10.1177/1352458520951382

[11] The Effects of Acute Low-Volume HIIT and Aerobic Exercise on Leukocyte Count and Redox Status — Jamurtas AZ, Fatouros IG, Deli CK, Georgakouli K, Poulios A, Draganidis D, Papan, 2018, Journal of sports science & medicine. DOI: なし

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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