HIITは水泳でも同じ強度になる?水中と陸の心拍をそのまま比べない読み方

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水泳の効果と運動後の負担は別々に読む

高強度水泳の試験では、安静時の血中インスリンが17±34%低下し、低強度群と対照群では同様の変化がなかった。インスリンは血糖の調節に関わるホルモンである。また、糖を飲んだあとの反応を調べる経口糖負荷試験では、高強度群で60分時点のインスリンが24±30%、血糖が10±16%低下した。[2]

インスリンへの反応性を表す評価では、高強度群で22±34%の改善が報告され、ほかの群では有意な変化がなかった。これらは、高強度の短い泳ぎを反復する方法に、代謝面の効果がありうることを示している。ただし、全員が同じ割合だけ改善したという意味ではない。平均値の隣のばらつきも大きく、結果は集団の変化として読む必要がある。[2]

これらの変化率に添えられている「±」は、結果のばらつきを読む材料であり、効果の確かさを示す信頼区間と同一視しない。変化率だけを抜き出して「この練習で必ずこれだけ変わる」と告知するのは不適切だ。さらに、血糖の検査値が変化したことと、翌朝の体感が軽くなることは別の結果である。[2]

水泳を選ぶ理由を体重の変化だけに限定する必要もない。この試験が示したのはインスリンや血糖などの変化であり、泳いだ直後に体型を採点する方法ではない。体の形を目標にしない人も、研究で何を測ったかを知れば、自分が重視したい目的と区別できる。検査で評価する指標を、鏡の見た目に翻訳しないことも研究の読み方である。[2]

運動後の血液の変化も、強度別に調べられている。Kargotichらは国内上位水準の競泳選手8人に、最大運動強度の70%と95%という異なる条件で、100mを15本泳ぐ反復運動を行わせた。この競泳選手の結果を18〜39歳の女性の一般的な水泳へ直接当てはめるには、競技水準の違いが大きい。回復は各2分であった。高い強度の条件でのみ、直後の血漿量が7.3±1.1%、血液量が4.0±0.6%減少した。[1]

血漿は血液の液体成分である。この研究では、白血球やその一部であるリンパ球の数も調べた。高い強度では運動直後に多くの細胞群が増えた。150分後には白血球と好中球がそれぞれ30%、114%高い状態にあり、リンパ球は36%減少した。低い強度では、60分後と120分後にリンパ球数が30%減少した。細胞の種類と採血時刻によって、変化の方向も異なっていた。血液量の変化を補正しても細胞数の結果に大きな違いはなく、著者らは、単に血液が濃くなったためではなく細胞の移動を反映すると考察した。[1]

ここから「強い水泳で免疫が上がる」とも「必ず免疫が落ちる」とも決められない。細胞数の一時的な変動と、実際に病気にかかるかどうかは同じ結果ではないからだ。水泳で観察された生理反応として紹介するのが適切であり、日常の体調管理の成績表へ直接置き換えない。[1]

別の対照付き試験では、よく鍛えた男性競泳選手8人が100mを15本泳ぐ条件を調べ、高強度の条件で運動後の血中グルタミンが低下した。グルタミンはアミノ酸の一種である。男性の競泳選手を対象にしたため、18〜39歳の女性に同じ反応が生じるかは別に確かめる必要がある。低い強度の条件や運動をしない対照条件では、同様の低下は認められなかった。さらに高強度条件を繰り返す検討でも、回復中の低下が確認された。[9]

この研究は、採血する時刻をそろえて結果を評価する必要性にも触れている。最初の検討では直後、30分、60分、120分、150分後を調べ、次の検討では2時間、4時間、6時間、8時間後を調べた。運動しない対照群も置き、時間の経過による変化と運動後の変化を区別している。運動直後の値と、回復が進んだあとの値を、条件を無視して並べると意味が変わるためだ。ただし、血中グルタミンの低下だけから自分の疲労を診断したり、特定の栄養補助食品が必要と決めたりする根拠にはならない。[9]

代謝指標の改善を調べる中年女性の試験と、運動後の血液の変化を調べる競泳選手の試験は、異なる時間軸を扱っている。続けた結果と、その日の運動に対する反応を見ている。高強度泳に意味があることと、高強度泳に負担があることは両立する。どちらか片方だけで水泳を評価しない視点が必要だ。[1][2][9]

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よくある誤解

「水泳の心拍が陸より低く見えるなら、もっと強く泳ぐべきだ」という考えは、これらの研究からは導けない。水泳試験の平均心拍は、その試験で行った全力区間と回復を伴う方法の観察値である。水中自転車研究で群間の最大心拍数に違いがあっても、参加者の出発点も違う。陸の数値へそろえることを優先する理由にはならない。[2][3]

「水中でも陸でも改善したのだから、どの水中運動でも同じ」という理解も広すぎる。比較されたのは食事指導を伴う水中自転車と陸上自転車であり、水泳そのものの比較ではない。自転車でみられた改善と、女性の全力泳でみられた改善は、別の対象と方法による結果として読む。運動の組み方は、それぞれの研究条件に沿って理解する。[2][3]

「短時間型が優れていたなら、長くゆっくり泳ぐ意味はない」という受け止め方にも注意したい。高強度群の優位性が示されたのは、この女性集団における糖代謝の指標などについてである。泳ぐ目的には練習の好みもある。ある検査値の比較を、生活の中で行う運動すべての優劣に広げないことが大切だ。[2]

初心者が競泳選手の反復をコピーするのも別の話である。選手の採血試験は、水泳でも強度によって回復中の反応が異なることを示すが、初心者向けの開始強度を決める試験ではない。研究に登場する本数を、そのまま自分の宿題にしない。プールの壁は採点係ではない。[1][9]

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

今日からできること

  • 記録には心拍だけでなく、泳いだ区間と休んだ区間を分けて残す。女性の試験の「30秒の泳ぎと2分の回復」は研究条件の読み方の例であり、最初の練習としてそのまま採用しない。[2]
  • 平均心拍86±3%という値を、自分の各反復で達成するノルマにしない。研究で観察された集団の平均と、自分の運動条件を分けて読む。[2]
  • 水中運動の紹介を読むときは、水泳か水中自転車かを確認する。95人を調べた研究では食事指導も併用しており、運動だけの効果と決めつけない。[3]
  • 効果を考える際は、15週間後の代謝指標と、その日の回復中の反応を別に扱う。長期の効果が期待できることを、当日の負担を無視する理由にしない。[1][2][9]
  • 自分の体調や疾患に適した運動条件は医師に確認する。競泳選手8人の試験条件を、自分にも適した強度の証明として使わない。[1][9]

記録を見返すときは、最初に問いを置くと整理しやすい。「泳ぎを続ける方法を選びたい」のか、「運動後の負担を振り返りたい」のかで、必要な情報が変わる。前者なら参加できる運動の内容と継続の予定、後者ならその日の反復と回復の組み方が手がかりになる。研究も、長期プログラムと単回の運動反応を分けている。[2][3][9]

もし記録に心拍だけが残っていたなら、次から運動の内容を言葉で添えればよい。数字を増やすことより、比較できる条件を残すことを優先したい。水中と陸を無理に同じ点数へ直すより、「どの種目を、どんな区切りで行ったか」が分かる記録の方が、これらの研究の違いを自分の予定へ落とし込みやすい。[2][3]

オンザショアで、通う時間と運動の種類を選ぶ

泳ぐ日と陸で動く日を予定に置くなら、それぞれの運動内容と通える時間を先に決めたい。陸での運動を続ける場の選択肢に、オンザショア立川店がある。営業時間は8:00〜23:30、年中無休で全曜日同じである。朝の時間か仕事のあとの時間か、まず通える枠から予定を考えられる。

店舗はJR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10エトロワビル3Fにある。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温ヨガ、ピラティス、HIIT、パーソナルトレーニングなどを扱い、ヨガだけでも25種類以上のレッスンがある。

参加条件の確認も予定づくりの一部だ。医師から運動を止められている方は利用できない。妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。

ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。種類は店舗サイト、費用は料金案内、体験の申し込みは予約ページで確認できる。通う時間と参加する内容を具体化するための窓口である。

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参考文献

[1] The influence of blood volume changes on leucocyte and lymphocyte subpopulations in elite swimmers following interval training of varying intensities — Kargotich S, Keast D, Goodman C, Crawford GP, Morton AR., 1997, International journal of sports medicine. DOI: 10.1055/s-2007-972649

[2] Low-volume high-intensity swim training is superior to high-volume low-intensity training in relation to insulin sensitivity and glucose control in inactive middle-aged women — Connolly LJ, Nordsborg NB, Nyberg M, Weihe P, Krustrup P, Mohr M., 2016, European journal of applied physiology. DOI: 10.1007/s00421-016-3441-8

[3] Effect of aquatic interval training with Mediterranean diet counseling in obese patients: results of a preliminary study — Boidin M, Lapierre G, Paquette Tanir L, Nigam A, Juneau M, Guilbeault V, Latour , 2015, Annals of physical and rehabilitation medicine. DOI: 10.1016/j.rehab.2015.07.002

[9] Plasma glutamine changes after high-intensity exercise in elite male swimmers — Kargotich S, Rowbottom DG, Keast D, Goodman C, Dawson B, Morton AR., 2005, Research in sports medicine (Print). DOI: 10.1080/15438620590922040

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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